海草が乳がんリスクを軽減するかもしれない
カルフォルニア大学、バークレー校研究報告、4週間の間、24匹のメスのラットを使い、米国メイン州産粉末コブ(Kelop)をりんごにふりかけ食べさせ、エストロゲンの量の変化を調べた。日本人が一般に消費するコブの量を基準にして、3グループにわけ、1はこぶなし、2は少なめ、3は多めにした。
4週間後、コブ ラットはエストロゲンの量が実験初日より25%-38%減少した。
コブ ラットの月経周期が37%伸びた。高エストロゲンは遺伝子突然変異によって、乳細胞分裂を促進させ、新たなる突然変異の機会を増やす。このことは、乳がんリスクを高めることになります。
一生の間、月経周期の長い女性は月経回数がすくなくなります。そのため、高エストロゲン状態が少なくなります。日本女性は西洋女性より長い月経周期と低エストロゲンです。
研究者は、同様に人の卵巣細胞に関してコブを実験した。コブの摂取量にもよるが、卵巣細胞はエストロゲン産生を18%-35%減らした。コブは同様に卵巣細胞に結合しようとするエストロゲン力をブロックします。
またこれから、日本産のコブ、わかめでも研究する予定。さらなる研究が必要になります。
詳しい英文内容はSeaweed Breast Cancerで検索できます。エストロゲン量よる病気に関してはご自分でお調べください。
コブの消費によりエストロゲン量が減ることがわかりました。しかし、日本女性の乳がん、子宮内膜症の患者は増えており、この問題はよく女性誌に取り上げられます。女性の社会進出、1人暮らしの増加により、手間の掛かる和食をやめ、手軽な外食、コンビ食、ファーストフード等の脂肪が多い食への転換が原因かもしれません。これから海草を積極的に食べましょう。
コボウの姿煮
材料 コボウ、コブ、梅干、酒 材料の量はなべに合わせて決めてます。
洗いコボウを、少し洗い、皮は剥かず、大きめにきる。材料全部をなべにいれ約1時間半か2時間ほど煮る。煮てる時、水がなくなったら注ぎ足す。煮汁がなくなるまで煮て終わりです。本式は30時間煮るそうです。梅味が利いておいしです。時間がかるのが難点ですが保存食になります。
詳しいことは下記の本参照
「血液のチカラ」が病気を治...別冊宝島 (1026)
千坂式食療法のすすめ 宝島社
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