オリーブ油の美容・健康効果
植物油
植物油はグリセリンと脂肪酸から構成されてます。脂肪酸は常温で固体の飽和脂肪酸と常温で液体の不飽和脂肪酸(単価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸)があります。植物油の脂肪酸の組成により、油の性状が違ってきす。それによって、乾性油、、半乾性油、不乾性油に分けられます。オリーブ油は不乾性油属します。不乾性油(アボカド、山茶花、つばき、ヒマシ、マカデミアンなど)は化粧品の原料によく使用されます。
オリーブ油の主要成分はオレイン酸の単価不飽和脂肪酸です。オレイン酸は皮膚に最も吸収されやすく(皮脂に近い成分)、エモリエント効果(肌を柔軟にする)。酸化に強く、揮発しにくい脂肪酸は皮膚の保護に適してる。皮脂の主成分はオレイン酸トリグリセライドです。
保湿剤として、手作り化粧品に使用されてるグリセリンは植物油を分解し、グリセリンと脂肪酸に分けたものです。脂肪酸はよく石鹸の原料に使用されます。どの植物油にもグリセリンは入ってますので保湿効果は期待できます。
化粧品原料の植物油は脱ガム、脱酸、脱色、脱臭などの工程を経て、精製油になってます。
オリーブ油、化粧品原料として
薬用
軟膏、硬膏、リニメント剤など外用製剤用基材として使用
化粧品
化粧石鹸、サンオイル、ベビーオイル、頭髪油、マッサージなどの化粧油、各種クリームのエモリエント剤、界面活性剤の原料
アロマセラピーのキャリアオイルとして使用(主に化粧品原料の精製油使用)
皮膚を柔軟にするエモリエント効果、打撲、捻挫、やけど、皮膚のかゆみ止め、弱い殺菌作用、抗炎症作用、日焼け止め、すべてのタイプの肌に適用
Olive Oil - Kitchen Cupboard Beauty Tips
美容効果(家庭用調理油、エキストラバージンオイル使用)
*ネールのケアーに使用
小さなカップにオリーブ油を入れ、ネールを約30分漬けておく。
*手の手入れ
寝る前にオリーブ油を手に塗布し、手袋をして寝る。翌朝、手がすべすべして、柔軟になる。
*唇
唇の乾燥、ひび割れ等に少量塗布
*髪の手入れ
毛先の割れの修復、フケの解消し、輝く、シルキーな髪に。テーブルスプーン2~3杯分を頭皮に塗布し、マッサージ
をする。頭にキャップ被り、30分そのままにしておく。そして、いつものようにシャンプーをする。
*肌の手入れ
皮膚の保湿、柔軟が必要な場合に少量のオイルでマッサージ
*お風呂
好きなエッセンシャルオイルと一緒に、テーブルスプーン2~ 3杯分のオリーブ油をお風呂にいれる。肌の鎮静と栄養補給
尚、詳しい内容は英文にて確認してさい。英名クリックすると原文に行きます。
下記の内容は昔からヨーロッパ使用された方法です。
伝統的民間使用法(マッサージ用)
妊娠線
身体が腫れてくると時々妊娠線が現れる。アロエ・ベラの汁またはオリーブ油を皮膚に擦り込むと皮膚の伸縮性が維持されて、最小限に押さえることが出来る。
幼児及び子供の脂漏湿疹
患部にオリーブ油を塗布することにより軽減される。
リュウマチ
リューマチの痛み軽減に昔から皮膚に擦り込み使用された。
腰痛予防
オリーブオイルマッサージを行うことで筋肉の緊張が取れ痛みの軽減に作用します。尚、エドガーケーシ療法ではマッサージオイルとしてオリーブ油が筋肉活動を高める作用があるとして利用されてます。)
伝統的民間使用法(食用)
昔から、オリーブ油は便秘の緩下薬として内服されています。また、胃の分泌の流出を押さえるので消化器官の潰瘍の治療に用いられてきた。また、胆石治療にティースプーン数杯の量をレモン汁と共に服用する。
本の紹介
オリーヴの本―地中海からの...
考えたこと
オリーブ油で健康が維持され、心臓予防になり、肌まで美しくなる。それも、高いお薬、高い化粧品でなくて出来て
しまう。何でも高価なものが良いとされている。身の回りにあり、単純なもには、効果があっても人はなかなか信じてもらえない。以前、TVでローズヒップ油の番組でオイルを使用したら、肌がとても若返ったとして、品切れ状態になった。そのときから、植物油を塗布すると、化粧品と同じような、値段に比べてそれ以上の効果があることを認めてくるようになった。これからも、単純なものが、美容・健康に役に立つのかも知れません。それは多分近所にあるのかもしれません。早く、気がつきたいものです。
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