エセンシャルオイルの成分分析について
成分量を特定するためにガスクロマトグラフ質量分析計装置にエッセンシャルオイルを入れて分析をします。各成分によりグラフの高さは違ってきます。最初に各成分の高さを特定する必要あります。各成分の試料で高さを特定します。
エッセンシャルオイルを分析してグラフが出来てその面積を計算してパーセンテージを出すと聞いています。
分析すべき成分内容はどこで決めているのでしょうか。ISO(Thenternational Organization for Standard)本部スイス、ジュネーブとAFOR(The Association Francasis de Normalisation)フランスの2つの基準機関がエッセンシャルオイルのスタンダードを決めています。それにはオイルの屈折率、比重、旋光度、各オイルの分析すべき成分名とその基準範囲を示されたモノグラフが日本の規格機関で発売されています。
オイルメーカーはこれらの基準値範囲内のオイルを購入して販売していることになります。ラベンダーの基準値の参考を提示します。
Lavandula angustifolia 範囲数字( )数字は分析結果%
酢酸リナリル 7-56(33.29)
リナロール 6-50(29.55)
カンファー 0-0.8(0.21)
1.8-シネオール 0-5 (0.57)
シス-オシメン 1.3-10.9(6.2)
トランス-オシメン 0.8-5.8 (3.1)
分析にしたときに出てくる成分の順番と保持時間
Result(%) Retention Time(min)
1.α―ピネン 0.24% 3.544
5. シス-オシメン 6.62% 7.319
6.トランス-オシメン 3.16% 7.763
7.カンファー 0.21% 16.912
8.リナロール 29.55% 18.671
9.酢酸リナリル 33.29% 19.022
11.テルピネン4-ol 4.46% 20.659
15.ボルネオール 1.91% 24.123
他の成分がありましたが端折りました。勉強不足のために説明が上手く出来ていないですがこのようなことがあることを知っていただきたいです。
本日の読んでいただきましてありがとうございます。
参考図書
Essential Chemistry for Safe Aromatherapy, Sue Clarke
Comments