シアーバター
シアーバター
学名:Butyrosoermum parkii
英名:Shea Butter Tree シアーバターノキ
科名:アカテツ科
熱帯アフリカに分布する常緑高木で、乳液を有する。花は葉腋に単生し、径1cmくらい、果実は卵円形で長さ3cmくらい。アフリカ中・西部の乾燥地帯に分布する。種子は約50%の脂肪(シアーバター)を含んでいる。これをとるには種子を粉砕して煮沸し、水面に浮いた脂肪を集める。 世界有用植物事典より
一般的な抽出方法:溶剤抽出法
ヘキサンなどの溶剤でシアーバターの木の仁(カーネル)から抽出。溶剤を除去、精製、漂白、脱臭して白いシアーバターになります。
成分
オレイン酸とステアリン酸(85%-90%),リノール酸、ステアリン酸、パルミチン酸、アラキドン酸、ケイヒ酸(紫外線吸収)、抗酸化物質(フェノール化合物)、ビタミンE
尚、産地によりオレイン酸(不飽和脂肪酸)とステアリン酸(飽和脂肪酸)の割合の違いオレイン酸の割合が高いと滑らかな感じが強くなります。
Oleic acid:can improve the penetration abilities of preparation’s components.
オレイン酸:化粧品成分の浸透力を改善することができる。
Oleic acidはSkin Care & Cosmetic Ingredients Dictionaryより
オレイン酸の多いオイルは順番に、ツバキ(85),オリーブ(82.5)、アボカド(64-90)アプリコットカーネル(60-79),マカデミアン(57)
伝統的使用
料理に使用、風邪およびインフルエンザのため内服、新生児のかゆみ止めに使用、高齢者は関節の痛みおよび
皮膚の柔軟、踵のひび割れ
適用
保湿、皮膚柔軟、かゆみ肌、乾燥肌、ひび割れた肌、湿疹、吹き出物、日焼け予防、床ずれ
化粧品原料として
低粘土で皮膚への浸透性にすぐれているから、各種クリーム、乳液類の油性基材に適している。またシア脂は結晶の多形現象が少ないので、温度変化に安定。 化粧品用油脂の科学より
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