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March 29, 2006

フィトアロマテラピー・エセンシャルオイル処方集

先日、この本を購入しました。フランスでエセンシャルオイルがどのように使用されているのかを知りたかったです。この本の著者フランシス・アジミナグロウ と翻訳者前田 久仁子は日本に来日して講演会を行いました。

フランシス・アジミナグロウは薬剤師で南仏のグラースで薬局を経営し、薬用植物と精油を使用して、長年疾患を治療してきました。アフリカで生まれ、森の中で20年過ごし、植物と癒しを肌で感じたと言っていました。治療のために植物を選択するときには直感を用いていますと言っていました。

過去、2度の講演会を聞く機会がありました。昨年の講演会では本に書いてあるガレノス製剤についてお話してくれました。

ガレノス製剤
天然由来であるか否かを問わず、薬効を持つ物質を変容させて、生物が採取しやすくし、診断に沿う病気の治療と予防のために最適な剤形に調剤する技術とその手法のことを、ガレノス製剤と呼びます。
フィトアロマテラピー・エッセンシャル処方集より

植物の有効成分の抽出方法、その利用の仕方等でした。例えば、ローズマリーを水蒸気蒸留すると親水性の成分はエセンシャルオイルに入っていますが、親油性成分は含まれていません。そのため、水蒸気蒸留して残ったローズマリーを用いて溶剤等で親油成分を取り出すと聞きました。

化粧品等で植物の天然成分含有と記載されていますがどのようにして抽出されたか記載されていません。ある植物には沢山の化学成分が含まれていますが抽出方法によっては成分内容が違ってきます。植物の有効成分の抽出方法、抽出された有効成分を使いどのような薬剤を作るかを知りましたが本を読むことで講演のことよく理解できました。

本の内容はガレノス製剤についての詳しい説明がされています。処方集には疾患別にブレンドのレシピーと作り方が掲載されています。処方集で使用されている材料には、精油、植物油、浸出油、チンキ剤、芳香蒸留水、植物の粉末などがあります。

処方集の中の精油をチェックしてみたところスパイクナードがいろんな疾患に使用されているのを発見し勉強になりました。また、ウインターグリーンもよく使用されていました。ウインターグリーンはネパールから来週に届くことになっているので使用方法の参考になりました。浸出油ではカレンデュラが多く使用されていた。

モノグラフ:私の精油のスタンダードの章で使用されている精油の一覧表が掲載されています。処方調剤の効果を高めるために著者は、精油の化学成分とその基準値を設定していてそれが掲載されてます。精油を購入するときに、内容成分の割合を確認するのに役立ちます。

何かの疾患にはどのような精油が使用されているかを調べるのに役にたちます。実際に患者さんに使用され効果があった処方集です。

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