ネパール原産ウインターグリーン・精油
ネパール原産ウインターグリーン・精油
学名:Gaultheria fraganfissima
学名の意味
Gaultheria:人名、カナダ、ケベックの自然科学者であり裁判医であったJean FrancoisGaulthierに因んだ名
Fraganfissima:非常に芳しい香いのする
英名:Fragrant Wintergreen
科名:ツツジ科
原産国:ネパール(野生)
抽出法:水蒸気蒸留法
抽出部位:草木
植物の特徴
常緑の大低木または亜高木。インド,スリランカ、西マレイシアに分布。果実は食用になる。マレイシアでは葉を薬用茶にする。
オイルの色:淡い黄色でピンク色かかった色
香り:濃密で甘いウッディー調の香りでフルーティな感じ
禁忌:毒性・刺激性・感作があり使用量(濃度)に関して注意必要
アスピリンアレルギーの人には不可
成分:サリチル酸メチル(95%以上)
作用:鎮痛、抗炎症、駆風、利尿、月経促進、刺激、抗リュウマチ
適用:筋肉痛、腰痛、関節炎、リュウマチ、坐骨神経痛、痛風、にきび、いぼ
相性の良いオイル
真正ラベンダー、ローズマリー、サイプレス、バーチ、ペパーミント、ジュニパー、ユーカリ、イランイラン、レモングラス
ウインターグリーン使用のリニメント フィトアロマセラピー・エセンシャル処方集より
リニメント:精油を1種類、あるいは多種類の植物油に溶解させて、皮膚に適用します。
運動後の筋肉のリラックス.........44ページ
筋肉酷使したあとのこむら返り..65ページ
神経痛..........................................80ぺーじ
セリュライト...................................85ページ
寝違え(首の筋肉の痙攣)........95ページ
捻挫(炎症と痛み軽減).............96ページ
上記の詳しいレシピーは本を参照してお使いください。これはウインターグリーン使用例の紹介です。
フィトアロマセラピー・エセンシャル処方集 フランシス・アジミナグロ著 前田 久仁子訳
フレグランスジャーナル社より
ウインターグリーンオイルにはGaultheria procumbens(Creeping Wintergreen)よりのオイルもあります。矮小の小低木で高さは20cmほど。北米東部に分布。
その他の使用
米国では、歯磨き、チュウインガム、ルートビア、コカコーラ、そのほかのソフトドリンクのフレーバーとして使用。
サリチル酸
サリチル酸 (salicylic acid)はセイヨウシロヤナギ(white willow) の学名Salix albaにちなんで命名されました。Salixはラテン語でヤナギを意味します。
古代ギリシャの医聖・ヒポクラテスはヤナギの樹皮を用いて発熱、痛みを治療した。1819年にヤナギの樹皮から抽出したエキスの効能を化学的に実証したのはイギリスの神父エドワード・ストーンであった。そのエキスをサリシン(salicin)と命名した。サリシンには発熱・悪寒・腫れを抑制する効果があった。
頭痛薬のアスピリンはドイツバイエル社です。サルチル酸は服用すると胃を痛める副作用がありました。それを解消するためにサリチル酸の化学構造を変えてアセチルサリチル酸を化学的に合成しアスピリンと命名した。
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