英国アーユルヴェーダ治療家よりシャクナゲオイルの返事
ヒマラヤの精油の使い方、成分等を調べておりましたが文献は少なくて苦労しておりました。以前から知り合いのプロバンス在住、英国アロマセラピストの先生に相談しましたら、アーユルヴェーダ治療家Susan HAGAN女史を紹介していただきました。
彼女は1968年大学卒業後直ぐに海外ボランティアの先生としてネパールに行きました。ネパール人ための英語教育を開発および運営していた。
ネパール在住期間に医学へ興味を持ち、1970年~1974年の4年間でカトマンズ在住アーユルヴェーダ医師から教育を受けてアーユルヴェーダ治療家の資格を得ました。
現在英国で、クリニカルアロマセラピスト、アロマセラピーチューター、アーユルヴェーダの治療およびBowen Technique(ボーエンテクニック)の教育をされています。また、ネパールへのアーユルヴェーダ実践スタディツアー、ブルガリアのバラツアーを運営しています。
1999年から英国アロマセラピスト団体IFAの福会長を務め、IFPAの設立に貢献し、現在は理事に就任しています。
昨年、グラースで 開催された第7回国際植物芳香療法シンポジウムで「ヒマラヤの精油」のタイトルで講演されました。
今回、シャクナゲオイルに関して相談しましたら下記のメモを頂きました。先生の了解をいただきましたので発表します。まだ、内容で確認の取れてないところは確認次第追加いたします。
ANTHOPOGON (RHODODENDRON) (Rhododendron anthopogon)
シャクナゲ
The plant is an evergreen shrub, bearing yellow or white or pink flower. It is available from temperate to alpine belts of this Himalayan country up to 4,800 m in altitude.
この植物は常緑の低木で、黄色、白色またはピンクの花を咲かせます。温帯地域からこのヒマラヤ地域の高山地帯の最大で高度4,800 mまで生育しています。
Part of plant: Aerial parts
抽出部位: 気中部分
Example of Country of origin: W. Nepal, Alpine belt of Himalayas up to 4800 m in altitude
原産国の例:西ネパール、高度4,800 mまでの高山地帯
Appearance: Fluid liquid
性状:流動性液体
Colour: Pale yellow
色:淡黄色
Aroma: Sweet, herbal, balsamic
香り:甘く、ハーバル調、
Method of distillation: Steam distillation of aerial parts
抽出方法:気中部分の水蒸気蒸留
Main Chemical Elements: Geraniol, Geranyl-Acetate
主要化学成分:ゲラニオール、酢酸ゲラニル
Properties: Stimulant. Affects fibrous tissue, bones and nervous system. Strengthens connective tissue, supports Kapha. Nervine. Stimulates Vata. It works on people who are sensitive to windy and stormy wet weather when usually any disorder they suffer from will display aggravated symptoms.
特性:強壮。繊維組織、骨格系および神経系に作用。結合組織を強化、カファを支援。神経鎮静。ヴァータを刺激。風の強い嵐のような湿気のある気候に敏感で、そのような時に通常症状を悪化させる患者に効きます。
fibrous tissue :線維組織
connective tissue 結合組織
Energetics: V+P-K-
エネルギー:V+P-K-
Caution: 注意
Conditions:症状 Recipes:レシピー
Gout:通風 シャクナゲ、キャロットシード、Lem
Rheumatismリューマチ シャクナゲ、バーチ、ジンジャヤー
syphilis :梅毒
sciatica :坐骨神経痛
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