ラベンダーオイル・精油の蒸留と香り
ラベンダー油の香りに関して考えてみました。ディエットアロマ社のラベンダー油は購入するたびごとにロット番号が変わり、香りの柔らかさは変わりがないが、香りは少し違っています。また、ラベンダーの香りが嫌いと言われた方がディエットアロマ社のラベンダー油を嗅いでいただくと好感を持っていただけます。
何故、甘くて柔らかい感じの香りのオイルなのか聞いてみましたら、産地、収穫時期、蒸留方法をディエットアロマ社はチェックしているいと言っていました。同じフランスのラベンダーでも蒸留技術によって植物本来の良さを抽出できるのかも知れません。そこには熟練した職人芸があるのかもしれません。
ワインと同じようにいろんなメーカー、産地のラベンダー油を嗅ぐことによって好きなのを見つけられるかもしれません。先日、サンプルで取ったラベンダー・カシーミール、インド産のオイルは果物のような香りがします。ラベンダーのようには思いませんでした。
ディエットアロマ社の精油を輸入していて同じオイルでも香りがバッチ毎に微妙に違いことを実感しています。それは、成分分析表に現れています。ラベンダーの場合特にリナロールと酢酸リナリルの%がバッチ毎に違います。
ラベンダー油の蒸留に関して下記のような文献を見つけました。
低温で蒸留するには時間がかかります。また、蒸留する場所の高度によって気圧がかわるので温度の沸点が違ってきます。フランスではラベンダーを蒸留するための移動蒸留器具があるそうです。ラベンダーの畑に行きその場で蒸留するそうです。
ラベンダーの場合において、蒸留の最初の25分で収油の75%が取れます。しかし、天然のクマリンを蒸留するのにさらに50分から80分かかります。時間をかけて蒸留しても
香りには変化はないです。しかし、薬理的作用になると違ってきます。その結果、通常市販されているラベンダーオイルは最初の30分で蒸留されたものです。
コマーシャルグレイドのラベンダー油として、ラベンダー40/48があります。40/48はリナロールと酢酸リナリルの含有%です。
The Complete Guide to Aromatherapyより
ディエットアロマ、オーガニックエセンシャルオイルのご用命はアロマショップ・フィトアロ研究所
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