リモネン、ピネンこのネン何やネン 精油の化学
リモネン、ピネンこのネン何やネン 精油の化学
リオモネン、ピネンはエセンシャルオイルの化学成分の名称でモノテルペン炭化水素に属しています。一般的に酸化しやすくて揮発性が高い成分です。この成分の多い精油はトップノートに属します。
リモネン・ピネンの成分名を英語で言うと、limonene,Pineneで語尾がeneで終わっています。Eneは不飽和炭化水素を示す連結形です。
たとえば、柑橘系の成分リモネン(limonene)はレモンから由来しています。レモンのラテン名はCitrus limonで属名のlimon+eneになります。
スコッチパイン、ラテン名、Pinus sylvestrisになります。松の英名pineラテン名Pinusから由来しています。成分ピネンpineneはpine+eneになります
精油の成分名、植物のラテン名、英名等をカタカナで覚えますが原本の英語を調べると意味がよく分かることがあります。
植物の成分名はどのようにして命名されたのでしょうか。多分、推測ですがレモンの中に含まれている一番多い成分をレモンの関連した名前の成分名にしたのだと思います。
また、植物の中にはいろいろな化学成分を含有しています。その植物の特有な成分はその植物の名称がついていることがあります。化学成分を分類するために英文名称の語尾変化により、-ene:モノテルペン炭化水素、-ol:アルコール、-al:アルデヒド、-one:ケトン,-yl,-ate:エステル、-ol:エーテルなどです。
例えば
モノテルペン炭化水素 Terpin-ene テルピネン
モノテルペンアルコール Terpine-ol テルピネオール
モノテルペンアルコール Citronell-ol シトロネロール
アルデヒド Citronell-al シトロネラール
モノテルペンアルコール Menth-ol メントール
ケトン Menth-one メントン
語尾の変化によって成分名は変わってきますが元の名称は同じです。英語を少し理解すると成分内容が予測できます。
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