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October 26, 2006

抗炎症薬について考える

昨日のブログで炎症を起こす仕組みを考えてみました。痛み、発熱などの炎症を抑えるために非ステロイド抗炎症剤のアスピリンを服用します。この抗炎症薬について知りたくなりブログに書いてみることにしました。以前からこのことについてまとめてみたいと思っていました。抗炎症薬の仕組みを知り、炎症を抑えるために植物療法(植物、精油、植物油)ですこしでも代替できないかと思いました。先日の植物療法の講座はとてもこのことを考えるのに役にたちました。植物の中には抗炎症作用のある化学成分を含有しているみたいです。

痛みや発熱などの炎症を抑制するのを抗炎症薬と言います。この薬剤には、コレステロール由来のステロイド抗炎症薬と非ステロイド抗炎症薬に分けられます。

ステロイド抗炎症薬

ステロイド抗炎症薬は、副腎皮質ホルモンの合成物質から作られます。薬は、血液中から細胞膜を通過して細胞質に移行する。細胞質で特定のタンパク質と結合し、細胞核内に移動し、DNAの特定の配列を持った部位と結合する。サイトカインやプロスタグランジンなどの炎症反応に関わる生理活性物質の産生を遺伝子発現レベルで調節し、その効果を発揮する。

副腎皮質ホルモンは、副腎で合成され、血液中に分泌される。ステロイド抗炎症薬の多量に長期間使用すると副腎の萎縮や機能低下を招き、全身的な副作用を示すことがある。


非ステロイド抗炎症薬

非ステロイド抗炎症薬は、炎症反応を仲介する物質の一つであるプロスタグランジンの生成を阻害する。プロスタグランジンは、細胞膜のリン脂質から遊離されたアラキドン酸にシンクロオキシナーゼという酵素が働いてつくられる。非ステロイド抗炎症薬は、いずれもこの酵素を阻害する。

炎症を刺激するプロスタグランジンⅡ

ステロイド抗炎症薬はシンクロオキシナーゼⅡの発現を遺伝子レベルで抑制
副作用として、長期使用により副腎が萎縮して身体の機能に影響

非ステロイド抗炎症薬は、炎症発現シンクロオキシナーゼⅡ酵素を阻害
副作用として胃腸の障害を起こすのはシンクロオキシナーゼが胃腸の働きに必要であるから。副作用さけるために塗り薬が開発された。

炎症薬のことを勉強してわかったことは、字のごとくただ炎症を抑えることになります。大事なことは炎症を発現させない生活を心がけることです。食事に関して言えば昨日の炎症に関する油の体内代謝のブログで、肉、タマゴ、乳製品の摂取が炎症の原因と考えられています。炎症疾患で悩んでいる方はこれらの食品を減らして緑野菜、魚の節食を増やすと良いです。

薬剤以外で炎症の抑制を期待できる精油
ターメリック(Curcuma domestica)
ジンジャー(Zingiber officinalis)
ジャーマンカモミール(Matericaria recutica)
ウインターグリーン(Gautheria procumbens)
ミルラ(Commiphorra myrrha)
スパイクナード(Nardostachys jatamansi)
コリアンダー(Coriandrum sativum)
ペパーミント(Mentha piperita)

抗炎症活性のあると言われる植物油
ボリジ油(Borago officinalis)
月見草油(Oenothera sp.)
ブラックカラント油(Ribes nigrum)
ヘンプ油(Cannabis Sativa)
カロフィラム油・タマヌ油(Calophyllum inophyllum)

参考にした本
化学物質の小事典 岩波ジュニアー新書 項目抗炎症薬より

精油・植物油のお求めは、アロマショップ フィトアロマ研究所へ


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