炎症に関する油の体内代謝
植物油と肉、タマゴ、乳製品の取りすぎは炎症を引き起こす原因
食品からの脂質は体内に入り脂肪代謝がおこなわれます。炎症とは細胞膜が酸化して痛みを発現します。細胞膜の炎症が生理痛、頭痛、関節炎などの原因になります。
細胞膜はリン脂質(脂肪酸2分子、リン酸1分子、グリセリン1分子)で出来ていて、リン脂質の原料はn-6=リノール酸とn-3=αリノレン酸は体内で合成されない必須脂肪酸で不飽和脂肪酸になります。一般的に不飽和脂肪酸は酸化されやすいです。細胞膜の原料は食品から補う必要があります。
ところが食べる食品の内容が違ってくると細胞膜の材料の質が変化してきます。セメントと同じで砂利、水、セメントの割合を間違えるとコンクリートが脆くなります。脆くなった細胞膜は酸化されやすく炎症を起こします。
それと同じことを現代の食生活は行っています。植物油のn-6=リノール酸とアラキドン酸の肉、タマゴ、乳製品の取りすぎは炎症を引き起こすもとになります。
脂肪酸の体内代謝
不飽和脂肪酸と体内での代謝経路
オメガ-6のオイル
リノール酸(紅花油、ごま油、大豆油、ぶどう種油)→γ-リノレン酸(月見草油、ヘンプ油)、(アトピー性皮膚炎の方はこの代謝が上手くいかないのでγ-リノレン酸を摂取すると良いと言われている)→ジモガンマ・リノレン酸
A.ジモガンマ・リノレン酸→プロスタグランジンⅠ
B.ジモガンマ・リノレン酸→アラキドン酸(肉、タマゴ、乳製品)→プロスタグランジンⅡ
オメガ-3オイル
α-リノレン酸(亜麻仁油、紫蘇油、緑野菜、海草、豆類)→オクタデカ・テトラエン酸(黒すぐり、魚)→エイコサテロラエン酸(魚)→プロスタグランジンⅢ
プロスタグランジンに関して
プロスタグランジンは体内の調整物質です。オメガ-3とオメガ-6を原料として作りだされる調節物質のプロスタグランジンとロイコトリエンの作用は陣痛から血液の粘度、炎症まで多義に渡っている。皮膚炎から関節炎、喘息、腸炎、乾癬、動脈にいたる炎症の病気にプロスタグランジンは関連しています。
プロスタグランジンⅠ:調節を行う
プロスタグランジンⅡ:アラキドン酸(肉、タマゴ、乳製品)由来で炎症を激化させる。
プロスタグランジンⅢ:EPA(魚)由来で炎症を鎮める
脂肪酸の体内代謝参考本は下記になります。
脂肪代謝のことを書いてある本として 奇跡の食品 ジーン・カーパー 丸元淑生・訳 角川春樹事務所の中に 子どものハイパーアクティブからあなたの心臓まで青魚と亜麻仁油(オメガ3脂肪酸)に説明されています。
これでどの油を摂取するかによって身体の健康に関連してきます。また、アロマセラピーマッサージを行う上でキャリアオイルの脂肪酸の特性を知ることによってより良いトリートメントが出来ます。フィトアロマ研究所で発売中のヘンプオイルには炎症によいと言われているγ-リノレン酸が含有しています。
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