精油の抗酸化作用(活性酸素吸収能力)
先日の東邦大の植物療法セミナーでリウマチの処方のときに抗炎症、鎮痛作用、解毒作用、抗酸化のある植物の原料で製剤を作っていました。アロマセラピーマッサージオイルのブレンドと違い沢山の植物を使用していました。いろいろな処方で必ず抗酸化のある植物を入れていることでした。抗酸化植物に興味を持ちました。
自分の知っている範囲では精油のブレンドでの抗酸化の精油に関して知識がなかったです。抗酸化の精油成分はフェノール、オイゲノール、チモール、カルバクロールと先生から教えて頂きました。
現在、サトルアロマセラピーの関連記事をブログに掲載するために翻訳しています。そこにRadical Absorbance Capacity(ORAC) 活性酸素吸収能力の言葉が出てきました。これは、食物やサプリメントの抗酸化作用を計測するために活性酸素吸収能力・ORACテストを行い、ORAC数値の高いものが高い抗酸化能力あることの証明になります。
抗酸化力の高いブルーベリーでORAC数値2,400です。しかし、精油になるとラベンダーで3,700、レモンは6,000のORAC数値です。クローブ精油になると、なんと1千万の数値です。いかに、この数値で精油の高い抗酸化力あることが分かります。
クローブ精油の主成分はオイゲノールです。これは、植物療法の講座で学んだ抗酸化成分です。これから販売予定精油・ホーリーバジル(トゥラシー)5mlの主成分はオイゲノールです。
ホーリーバジルには血糖値低減、消化性潰瘍および高血圧、大腸炎と喘息などの他のストレス関連症状の予防など様々な効果を持つハーブです。主成分のオイゲノール効果かもしれません。以前ブログでオイゲノールの抗酸化作用が強く、血管内皮細胞を強化すると出ていました。細胞強化が身体にいい影響を与えているのかも知れません。血管内皮細胞を強化は糖尿病に効果をもたらします。
精油の成分の抗酸化作用を研究するとアロマセラピートリートメントに新たな道が開かれるかも知れません。酸化によって細胞が傷つき炎症を起こします。炎症の症状を抑える精油は必要ですが原因である酸化を抑えることも重用です。
ホーリーバジルは来週には入荷予定になっています。入荷次第販売する予定です。
Comments
失礼します。私は近畿大学の在籍しています。
ORAC法は親水性のものでしか測定できないと聞きましたが、どうすれば新油性の精油で ORAC法ができるのでしょうか。もし、その前処理の方法があれば教えていただけますか。どうかよろしくお願いします。
Posted by: d.y | January 29, 2010 11:26 AM