精油成分の皮膚刺激とタイガーバームの反対刺激
最近、AROMADERMATOLOGY(アロマ皮膚科学)の本を購入しました。そこにアロマ皮膚科学と安全性に関して書いてありました。精油はなどの天然物は予期せぬ反応および望ましくない結果を招くことがあると書かれていました。芳香成分には毒になるものも含まれています。ところが容量を守ればそのような結果を招くことを避けられると書いてありました。昔、薬学の父パラケルスは下記のことを書いています。
All substance are poisons. There is none that is not poison. The right dose differentiates a poison from remedy.
全ての物質は毒である。すなわち毒でないものはない。正しい容量は毒を治療と区別する。
薬は毒にもなると言われています。アロマセラピーにおいては毒性、皮膚刺激性をもたらす成分含有精油は禁忌として使用しないようにしています。ところが禁忌成分が調べてみると抗酸化作用があったりします。禁忌はタブーになっていて手をつけないようにしています。
マニュアル・リンパ・ドレナージュ(MLD)のボーダー博士は昔からタブーであったリンパ節をマッサージすることによって患者の症状を改善しました。海外のアロマセラピー関連の本を読んでいると禁忌がかならずしも禁忌になっていないです。それは容量を考えて使用すれば効果があがるとのことです。
こんな記事が本に出ていました。
精油のフィトエストロゲン作用
最近の研究によると、以前はガンの禁忌されていた植物性エストロゲンがガンのリスクを軽減することがあって、それゆえ有益になるだろう。Clinical Aromatherapyより
皮膚刺激作用に関してAROMADERMATOLOGY(アロマ皮膚科学)によるとタイガーバームには皮膚刺激作用成分が60%含有されていて関節炎、筋肉痛の治療に使用されています。これは反対刺激を誘発することによって痛みを押されることになります。
反対刺激:深部組織の炎症症状を軽減する目的で、皮膚を刺激したりして軽度の炎症(発赤、水泡形成、のう胞形成)を起こさせること。 ステッドマン医学大辞典より
正常の痛みのない皮膚に塗布すると刺激になるが炎症、痛みを起こしている部位に塗布すると痛みが軽減されることになる。禁忌である皮膚刺激が使い方によって治療の目的が達成される。
禁忌の精油を使用するにはもっと勉強する必要があるが必ずしも禁忌だから使用しないことではなくて使い方によって生かすことも出来る場合もある。
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