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October 31, 2007

今日のつぶやき

今日は一連の免疫関係の翻訳を掲載しようとしてましたが時間に間に合わないのでこれを書いてます。タイトルは抗うつ薬と免疫で、抗うつ薬が免疫作用を抑制することの内容です。薬が受容体に作用して免疫機能の低下をもたらすようです。ところが作用のメカニズムがよく理解できていないので翻訳がなかなか進まないです。

最近はこの難しい受容体に関心を持っています。脳のことを理解するにはこの受容体に理解が欠かせないとユミ先生に教えられて、脳・神経科学入門講座上を購入して、少しづつ読んでます。理解できることを望んでいます。

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October 30, 2007

香りは嗅覚系を経て免疫機能回復

Psychoneuroimmunology(Basic Research of Psychosomatic Medicine)

精神神経免疫学(心身医学の基礎研究)

Psychoneuroimmunology 精神神経免疫学

横山 三男 1

Yokoyama Mitchel Mitsuo 1

1久留米大学医学部免疫学講座

1Department of Immunology, Kurume University School of Medicine

キーワード 免疫応答 サイトカイン 神経伝達物質 五感 自律神経系

        immune response cytokine neurotransmitter the five senses autonomic nervous system

抄録

Cytokines released from activated T lymphocytes effect not only immune circuit but also the nervous system. Neurotransmitters or neuropeptides released after nervous stimulation transmit signals to the nerve system as well as to the immune system. Therefore, bidirectional signal interactions are found to be acrossed between the nervous and immune systems  Therefore, bidirectional signal interactions are found to be acrossed between the nervous and immune systems

活性化Tリンパ球から放出されたサイトカインは、免疫学的回路だけでなく神経系にも作用する。神経刺激が神経系と同様に免疫系に信号を送付後に神経伝達物質または神経ペプチドが放出された。従って、双方向的信号相互作用が神経系と免疫系との間で交差したことが解明された。

activated T lymphocytes :活性化リンパ球
immune circuit 免疫学的回路
neuropeptides 神経ペプチド
nervous stimulation 神経刺激

Various reports have been accumulated the facts that different forms of stress influence immune regulation either up or down in immune response. In general, the immune response is known to be decreased after various forms of stress applited to mice, and the altered immune response was returned to the normal level by the exposure to aromatic fragrances in the stressed-mice.

さまざまな報告は異なる形式のストレスが免疫応答における免疫調節の上昇かそれとも下降のどちらかに影響を与える証拠を蓄積した。一般に、免疫応答はマウスに適用した様々な形態のストレス後に低下することは知られていて、ストレスを受けたマウスに芳香を暴露することによって正常レベルに戻った。

immune regulation 免疫調節

Furthermore, the alteration of the immune response was not able to recover by the pretreatment of the stressed mice with procain before the exposure to the fragrance.

さらに、免疫応答の変化は香りへの暴露前にストレスを受けたマウスにプロカインの前処置によって回復することができなかった。

Procain:プロカイン、局所麻酔薬の一つ

The results indicate that the sensory system of the body may regulate immune function, and the effect of the fragrance on the stressed mice with decreased immune response was proved to be recovered via the olfactory system. Further sudies on the effects of the olfactory system by a variety of fragrance which reflect to immune responses together with other sensory systems are expected to be carried out.

この研究結果は身体の感覚系が免疫機能調整している可能性があって、免疫応答低下のストレスを受けたマウスへの芳香作用は嗅覚系を介して回復されることが証明された。他の感覚系と共に免疫応答に反映する様々な芳香によっての嗅覚系の作用に関する更なる研究が実施されることを期待する。

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October 29, 2007

香りによる免疫機能回復メカニズム

Interactions of Sensory/and Immune Systems(Stress and Immunology : Interaction of sensory/and immune systems)

感覚系と免疫系との相互作用(ストレスと免疫:感覚系と免疫系との相互作用)

横山 三男 1

Yokoyama Mitsuo 1

1久留米大学医学部免疫学

1Department of Immunology, Kurume University Shool of Medicine

キーワード 神経系 免疫系 感覚系 情報伝達
        neuronal system immune system sensory system interaction

抄録

The neuronal and immune systems are ontogenically independent organs with an independent function which preserves the homeostasis of the body. The recent evidence provided information that immune system could be activated by non-antigenic stimulus e.g.stress.

神経系および免疫系は個体発生学的に独立器官であって、身体の恒常性(ホメオスタシス)を保持する独立した機能を持っている。最新の証拠は免疫系が非抗原性の任意のストレスによって活性化が出来るだろう情報を提供した。

homeostasis:恒常性(=ホメオスタシス)

The information on bidirectional communication between the neuronal and immune systems has been growing, while increasing evidence suggests that neuromodulators released from the neuronal systems influence the immune cells.

神経系と免疫系との双方向コミュニケーションへの情報は増加していた、一方増大する証拠は神経系から放出される神経修飾物質系が免疫細胞に影響することを示唆している。

bidirectional communication 双方向コミュニケーション
neuromodulators 神経修飾物質系

In addition, the activated immune cells release an array of immunomodulators that influence the physiologinc function of the nervous system. An attempt was made to recover the altered immune function following the exposure to stress by the treatment of the olfactory system with various fragrances.

さらに、活性化した免疫細胞は神経系の生理学的機能に影響する免疫調整物質を放出する。試みは、さまざまな香りで嗅覚系のトリートメントによってストレスへの暴露に続いて変化した免疫機能を回復することであった。

Immunomodulators:免疫調整物質

Through the deta with the experimentally designed models it was also defined that the individual sensitivity to the fragrances was found to be modulated by the genetic background of the individual.

実験的にデザインされたモデルによるデータを通して、また、香りに対する個々の感受性が個人の遺伝的バックグランドによって修飾されると解明されたことが定義された。

考えたこと

e.g.stress.を調べて任意のストレスと翻訳したが厳密にどんなストレスをさしているのかがわかりません。英語で調べたら(e.g. stress, fear, anger, doubt, frustration, impatience etc. )任意のストレス、不安、怒り、疑い、フラストレーション、短気など)を指すみたいです。

また、香によって神経系の問題が良くなると免疫系に良い影響をあたえるようです。精油の選択によってこのメカニズムで免疫系が鍛えられると風邪の予防になるかもしれません。


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October 28, 2007

第64回日本循環器心身医学会に参加して

昨日と今日の2日間にわたって第64回日本循環器心身医学会に参加しました。講演を聞いて思ったことは患者さまに満足をしてもらうためのケアをどのようにしたらよいかを追及されていることでした。そのためにはケアとはどうあるべきなのかをいろんな観点からお話を聞くことができました。

「患者のケアについて」のタイトルで聖路加国際病院理事長・同名誉院長 日野原重明先生のご講演を聞くことができました。お話の中で器に水が沿うようにすることの大切さをお話されました。このことは相手に沿ってケアをすることの大切さと器に合わせることができる力量、技術が要求されます。そのためにはケアする側の術・アートを絶えず磨いていく必要がるのだと思いました。素晴らしいお話を聞きましたがまとめて表現するとなると表現力のなさを感じました。

様々な講演やポースター掲示を見ておもったことは、循環器疾患の患者さまのケアのために代替療法など様々な療法取り入れて病院で治療していることがわかりました。認知行動療法、自律訓練法、和温療法、食事療法、アロマセラピー、音楽療法などでこれらの療法を用いての病気改善の発表がありました。

心臓病の患者さまにはうつ病になることが多いことをしりました。そのための心のケアの大切さも知ることができました。心の病気を持つことは心臓病に悪影響を与えることになるので心のケアが大事になることを知りました。

医師から疾患の診断をされることによって病人になることになります。そうするとそこから疾患以外の問題を抱えることになり、それによって新たな問題を抱えて疾患に影響することになります。

心臓病に関しては心の問題が深く影響するそうです。心の問題、疾患に付随する患者さまの問題を解決していかないと疾患のみを治療だと治癒を促進していかないみたいです。

そこでそれぞれの専門家を集めて患者さま中心の医療を展開するチーム医療を心臓病の治療に取りいれを行っているのが日本循環器心身医学会です。がんの治療には専門家を集めてのチーム医療を行うことを聞いたことがありましたが心臓病でも同じことを実践されているのは初めて知りました。

この新しい考え方の医療を進めていく上で非医療従事者の日本アロマコーディネーター協会、アロマセラピスト、重松 浩子先生の出番があったのです。チーム医療に参加するにはその道の専門家で技術(アート)を提供できる専門家ではなくてはいけません。チーム医療の器に沿える水のようになれるアートが求められます。非医療従事者アロマセラピストの方にも医療の分野でお役に立つ部門があることを知りました。

患者さまのケアにおいて使用できるあらゆる方法を使用して患者さまの回復を願っているお医者さまの心からの願いの表れがチーム医療だと思います。

重松 浩子先生の学会発表内容に関しては次回に書きます。


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October 27, 2007

グレープフルーツジュース成分フロクマリン物質の発がん化阻害

Grapefruit juice gets anti-cancer fillip

グレープフルーツジュースの抗がん刺激

Grapefruit juice and its active components, furocoumarins, may inhibit cytochrome P450 enzymes involved in the activation of compounds into cancer-causing compounds, suggests new research from the US.

グレープフルーツ・ジュースおよびその活性成分、フロクマリンには物質を活性化して発がん物質化に関与するチトクロームP450酵素を阻害する可能性があると、米国からの新調査は示唆している。

Researchers from Texas A&M University report that extracts from grapefruit juice could inhibit the enzymes at concentrations of 25 per cent or lower,

テキサスA&M大学よりの研究はグレープフルーツ・ジュースの抽出物が25%または低濃度で酵素を阻害することができるだろう。

"Grapefruit juice bioactive components may act as potent inhibitors of cytochrome P450 enzymes that are involved in activation procarcinogen to carcinogen," wrote the authors in the Journal of Food Science.

「グレープフルーツ・ジュースの生理活性成分は、癌原物質を癌物資へ活性化することに関与するチトクロームP450酵素の有効な阻害剤として働くかも知れない」と、Food Scienceジャーナルの著者が書いた。

procarcinogen 癌原物質

"This represents a unique mechanism in the anticarcinogenesis strategy, part of which includes reducing the generation of reactive oxygen species."

「このことは抗がん性物質戦略においてユニークな機構で、その一部は活性酸素種の生成を減少さえることを含みます。」

anticarcinogenesis 抗がん性物質

Grapefruit contain flavonoids, which have received much attention because of their ability to scavenge free radicals. Recently, American and Chinese researchers reported that one specific flavonoid, naringenin, has anti-cancer effects beyond that of an antioxidant (Journal of Nutritional Biochemistry, Vol. 17, pp. 89-95).

グレープフルーツはフリーラジカルを消去する能力があるために多くの注目を浴びたフラボノイドを含有しています。最近、米国および中国の研究者は、1つの特異的なフラボノイド(ナリンゲニン)にはその抗酸化を超えた抗がん作用があると報告した。

Another study from Israeli scientists reported that eating a red grapefruit daily could lower blood cholesterol by 15 per cent (Journal of Agricultural and Food Chemistry, doi:10.1021/jf058171g).

イスラエル科学者のもう一つの研究は、毎日赤いグレープフルーツの摂食は15%まで血中コレステロールを低下させるだろうと報告した。

The new study investigated the effects of grapefruit and its active components on the activity of different enzymes in the cytochrome P450 group. These enzymes are involved in the metabolism and detoxification of many environmental carcinogens, fatty acids, fat soluble vitamins, and 60 per cent of currently-marketed drugs, stated the researchers.

新研究はチトクロームP450群で異なる酵素の活性へのグレープフルーツおよび活性成分の作用を検査した。これらの酵素は代謝および多くの環境発がん物質、脂肪酸、脂溶性ビタミン、および現在市販の薬剤の60%の解毒に関連しています。と研究者は述べた。

Lead researcher B.S. Patel and co-workers looked at the enzyme inhibiting effects of seven different grapefruit and pummelo juices, in addition to five furocoumarins isolated from grapefruit juice - paradisin A, dihydroxybergamottin, bergamottin, bergaptol, and geranylcoumarin.

主任研究者のB.S. Patelらは、異なる7のグレープフルーツおよびポメロジュース、さらにグレープフルーツ・ジュースより単離したフロクマリン― paradisin A、dihydroxybergamottin、ベルガモチン、bergaptolおYOBI
geranylcoumarin の酵素阻害作用を調べた。

They report that both juices inhibited cytochrome CYP3A4 and CYP2C9 isoenzymes at a concentration of 25 per cent, while inhibition of the CYP2D6 isoenzyme was less at all the concentrations tested.

彼らは、両方のジュースは25%の濃度でチトクロームCYP3A4およびCYP2C9アイソザイムを阻害したと報告している。一方、CYP2D6アイソザイムの阻害は検査された全ての濃度でより少なかった。

それぞれ、これの後にdihydroxybergamottin、bergamottin、bergaptolとgeranylcoumarinが続いた。
「グレープフルーツ・ジュースによるチトクロームP450酵素とそのソラーレンの抑制は十分に吸収されなかった薬の生物学的利用能を改良する際に若干の臨床利点を提供する、そして、服用必要条件を減らしなさい、そして、最後に、コストを下げて、健康を利用することはグレープフルーツ・ジュースを消費することで利益を得る」と、研究者が述べた。

Moreover, paradisin A was reported to be the most active inhibitor amongst the furocoumarins. This was followed by dihydroxybergamottin, bergamottin, bergaptol, and geranylcoumarin, respectively.

さらに、paradisin Aはフロクマリン類のなかで最も活性がある阻害剤であると報告された。それぞれ、これの後にdihydroxybergamottin、ベルガモチン、bergaptolとgeranylcoumarinが続いた。

"Inhibition of cytochrome P450 enzymes by grapefruit juices and its furocoumarins offers some clinical advantages in improving bioavailability of poorly absorbed drugs and reduce the dose requirements and ultimately reducing the cost and harnessing the health benefits of consuming grapefruit juice," stated the researchers.

「グレープフルーツ・ジュースおよびそのクマリンによるチトクロームP450酵素の阻害はある種の臨床利点を提供します。それは、吸収しにくい薬剤の
生物学的利用能の改善および究極のコスト削減とグレープジュース摂取の健康への有益性の利用であります。と研究者は述べた。

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October 26, 2007

調香の考え方と技術について

今日は香りの図書館主催の「香りトワ・エ・モア」セミナー、”調香の考え方と技術について”を聞きにいきました。
事前に申し込んだときにはキャンセル待ちになっていましたので当日のキャンセルが出てないかと朝電話したときにはキャンセルが出ていませんでした。午後になり電話を頂き、キャンセルが出たとのことで行くことにしました。

香水の基本になっているそれぞれの香りを年代別にムエットで嗅がしていただきました。最初にでてきたのはクマリンでした。クマリンをベースにした香水の紹介をしてくれました。なじみの深いバニリンも出てきました。

また、香りの作り方として、森林や果物の香りをヘッドスペースの方法で香りを収集して、香りの化学で成分を分析して、それを合成の香りをブレンドして創香するそうです。合成で組み立てた香には自然の香りが持つゆらぎがないので最後に天然香料を入れて自然に近づけるそうです。

また、香りのブレンドの基本的な考え方を教えていただきました。

夕方に終わり、それからは恵比寿に行き、アロマセラピストなどの癒しのお仕事してるかたのパティーに知れあいのアロマセラピストさんに誘われました。無料体験のセラピーなどがあり、セラピストさんの歌やハワイアンダンスのショウがらいました。

おっさんは香りを持参したので香りに興味ある方に精油を嗅いで頂き、名刺、価格表を渡させていただきました。
どうもありがとうございました。

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October 25, 2007

乳がん発症リスク、アルコール、グレープフルーツ?

朝、ラジオで乳がんに関しての話を聞きました。現在、ピンクリボンキャンペーンの期間で乳がん検診の大切さを先生が話していました。

乳がん発症が増えた原因として食生活の変化に関しても取り上げていましたが断定はしていませんでした。海外の記事を読むと乳がんと食生活のことが良く出ております。

肉食は乳がん発症リスクを増やすそうです。ブログでも乳がんに関しての記事を紹介しています。

今回は全部翻訳していませんが乳がん発症リスクになるもしれない記事をお伝えします。

Study Shows Alcohol Can Increase Risk of Breast Cancer

研究によるとアルコールは乳がん発症リスクを増大させる

Medical researchers have been puzzling for years over the effect alcohol consumption has on health. Many studies have indicated that drinking some alcohol (in particular, red wine) may provide benefits to the heart and circulatory system.

医学研究者は、長い間、アルコール消費が健康に影響を及ぼす効果に関して戸惑っていた。多くの研究は、若干のアルコール(特に、赤ワイン)を飲むことが心臓と循環系に利点を提供する可能性があることを示した。

However, other studies have pointed to alcohol as a factor in the development of some cancers. Breast cancer risk seems to be related to alcohol consumption, but how much and what kind of alcohol affects that risk is still an unknown.

しかし、他の研究では、ある種のがんの発症因子としてアルコールを示していた。乳がん発症リスクはアルコール消費と関連しているようだがどのくらいの量および何のアルコールが乳がん発症リスクに影響を与えるかはまだわかっていないです。

VOAの記事からです。英語の表題をクリックするとVOAにつながり記事の音声を聞くことができます。

Grapefruit may raise breast cancer risk - study

研究によるとグレープフルーツ乳ガン発症リスクを増大させるかも知れない

Women who consume one quarter of grapefruit every day may be at a 30 percent higher risk of breast cancer, suggests an epidemiological study from Hawaii and LA.

毎日グレープフルーツの4分の1を消費する女性は乳がん発症がリスク30%以上高くなるかもしれないと、ハワイとロサンゼルスよりの疫学研究が示唆しています。

The study, published in the British Journal of Cancer, followed over 50,000 postmenopausal women from five racial/ethnic groups and found that regular consumption of the fruit increased the risk of the cancer.

英国のがん雑誌に発表された本研究は、5つの人種の/民族の群からなる50,000人以上の閉経後女性を経過観察して、果物の定期的摂取はがん発症リスクを増大させることを明らかにした。

Every year, over one million women are diagnosed with breast cancer worldwide, with the highest incidences in the US and the Netherlands. China has the lowest incidence and mortality rate of the disease.

毎年、100万人以上の女性が世界で乳がんと診断され、最高の発症率は米国とオランダです。中国は乳がん疾患の発症率および死亡率は最低です。

Both the researchers and independent experts have warned that the results should be treated with caution, with further research needed to further explore the association.

研究者および独立専門家は研究結果が注意して取り扱うべきで、更に関係を研究するために更なる調査が必要であると警告した。

"Grapefruit intake may increase the risk of breast cancer among postmenopausal women," they concluded.

「グレープフルーツ摂取は、閉経後女性で乳がんリスクを増加させる可能性がある」と、彼らが結論した。

Monroe and co-workers suggested that the link might come from an interruption of the action of cytochrome P450 3A4 (CYP3A4), which is involved in the metabolism of estrogens.

モンローらはエストロゲン代謝に関与するチトクロームP450 3A4(CYP3A4)作用の遮断に由来するかもしれないと示唆した。

"There is evidence that grapefruit, an inhibitor of CYP3A4, increases plasma estrogen concentrations," said the researchers. "Since it is well established that estrogen is associated with breast cancer risk, it is plausible that regular intake of grapefruit would increase a woman's risk of breast cancer."

「CYP3A4の抑制剤、グレープフルーツが血漿エストロゲン濃度を増加させるという証拠がある」と、研究者が述べた。「エストロゲンが乳がんリスクと関連していることが十分確立しているので、グレープフルーツの定期的摂取が女性の乳がん発症リスクを増加させることはもっともらしいです。」


また、以前に中国での肉食による乳がんの増大をブログで伝えました。

肉、甘味乳がん発症リスク促進

考えたこと

これらの記事からして、焼肉やスティーキなどの肉料理を食べてお酒を沢山飲むと乳がん発症率を高めるかもしれません。食生活において発症リスクになる食品を減らすことにより発症リスクを減らすことができるかもしれません。

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October 24, 2007

バンウコン桂皮酸エチル(EC)血管弛緩作用

Vasorelaxant effects of ethyl cinnamate isolated from Kaempferia galanga on smooth muscles of the rat aorta.

バンウコンより単離された桂皮酸エチルのラット大動脈への血管弛緩作用

Vasorelaxant:血管弛緩
smooth muscles:平滑筋
aorta :大動脈

1: Planta Med. 2002 Jul;68(7):655-7.

Othman R, Ibrahim H, Mohd MA, Awang K, Gilani AU, Mustafa MR.

From the rhizomes of Kaempferia galanga, ethyl cinnamate (EC) was isolated and its vasorelaxant effect was examined on the rat aorta.

バンウコンの根茎から、桂皮酸エチル(EC)が単離されて、血管弛緩作用がラット大動脈で調べられた。

EC inhibited the tonic contractions induced by high K+ and phenylephrine (PE) in a concentration-dependent manner, with respective IC50 values of 0.30 +/- 0.05 mM and 0.38 +/- 0.04 mM.

桂皮酸エチル(EC)は、0.30 +/- 0.05 mM および0.38 +/- 0.04 mM.のそれぞれの50%抑制濃 度値を持って濃度依存で高濃度 K^+ およびフェニレフリン(PE)よって誘発された平滑筋収縮を阻害した。

tonic contractions :平滑筋収縮
phenylephrine (PE) フェニレフリン
IC50・Inhibition Concentration 50% :50%抑制濃. 度

The relaxant effect against PE-induced contractions was greater in the presence of endothelium. Pre-treatment of the aorta with methylene blue and indomethacin significantly reduced the relaxant effect.

フェニレフリン誘発収縮に対しての弛緩作用は血管内皮細胞の存在でより強くなった。メチレンブルーおよび
インドメタシンの前処置は顕著に血管弛緩作用を減少させた。

in the presence of endothelium 血管内皮細胞の存在で
methylene blue:メチレンブルー
indomethacin:インドメタシン

These results suggest that the inhibitory effects of EC may involve inhibition of Ca2+ influx into vascular cells and release of nitric oxide (NO) and prostacyclin from the endothelial cells.

これらの結果は、桂皮酸エチル(EC)の阻害作用は血管細胞内カルシウム流入の阻害および内皮細胞からの一酸化窒素とプロスタサイクリンの放出に関与しているかも知れない。

vascular cell 血管細胞
endothelial cells 内皮細胞
nitric oxide (NO):一酸化窒素
prostacyclin :プロスタサイクリン

*一酸化窒素とプロスタサイクリンは血管平滑筋を拡張させる生理活性物質

Thus, the vasorelaxant effect of EC mediated through multiple pathways may explain the traditional use of the parent plant in treating hypertension.

このように、複数経路を通してメディエターとなる桂皮酸エチル(EC)Eの血管弛緩性作用は高血圧治療おいて親植物(バンウコン)の伝統的使用を説明することになる。

PMID: 12143006 [PubMed - indexed for MEDLINE]

バンウコン精油のブログ

バンウコン(山奈)・精油新発売

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October 23, 2007

ローズマリー成分カルノシン酸アルツハイマー予防効果

今日、アロマセラピストの方と電話でお話したときにローズマリー成分のカルノシン酸にアルツハイマー予防効果があると昨日の朝日新聞の夕刊に掲載されていたと聞きました。早速、パソコンで調べたら下記の記事を見つけました。

ローズマリーにアルツハイマー予防効果 岩手大など発表

記事によるとカルノシン酸に、脳の神経細胞が細胞死するのを防ぐ効果があると出ていました。このカルノシン酸はローズマリー精油の化学成分では聞いたことがありませんでしたのでどのような成分なのか調べてみました。Carnosic acid and carnosol, phenolic diterpene compounds of the labiate herbs rosemary and sage(シソ科のローズマリーおよびセージのフェノール系ジテルペン化合物、カルノシン酸およびカルノソール)であることがわかりました。

精油成分のテルペンと言えば、モノテルペン、セキステルペンはよく知られています。ジテルペン成分に関しては聞いたことがありません。

資源天然化学の本によるとテルぺノイドをイソプレン則に従い下記のように分類しています。

モノテルペン)(C10) 精油 樹脂   セキステルペン(C15 )精油
ジテルペン (C20)   樹脂      セスタテルペン(C25 ) 微生物、昆虫、動植物 
トリテルペン (C30 ) 動・植物    テトラテルペン(カルチノイド;C40) 植物色素
ポリテルペン(>C40) 天然ゴム  

このカルノシン酸はジテルペンの化合物です。水蒸気による蒸留では芳香植物中で最も軽く、揮発性のある芳香化合物を取り出します。その関係で精油には軽い成分からモノテルペン、セキステルペンが抽出されて最後にジテルペンになります。ジテルペンは樹脂の様に重いために精油には少量しか含まれていないそうです。

最新号のアロマトピア84号、特集 植物の香りシリーズ2 ローズウッドの紙面に、RON GUBA先生のQ&A 二酸化炭素抽出(CO2)精油について その1によると、

水蒸気蒸留と違うのは、もし、二酸化炭素抽出を利用して、抽出時間を増やしていくと、20個、25個、30個の炭素原子を持った重い化合物、またそれ以上に、植物油、蝋、植物中に存在する植物ステロールなども含んだ化合物も抽出することができます。

この二酸化炭素抽出のローズマリー精油にはジテルペンのカルノシン酸が含まれていると考えます。同じ精油であっても抽出方法の違いによって化学成分内容が違ってくることがよくわかりました。植物の成分によるいろんな作用に関してはこれらのジテルペン以上の重い成分が多いことがあります。植物の成分名の効果などを新聞などで読むと精油に入っている成分なのかと気になります。

最近ではこの二酸化炭素抽出の精油に興味を持って,フランキンセンスとラベンダーCO2精油サンプルを取り寄せました。植物成分を丸ごと使用できて治療的効果が高いと思われます。アユールヴェーダ、漢方などの植物の治療的効果のある成分は水蒸気蒸留の精油には含まれていないものも多いです。ホリーバジルには抗糖尿病成分が含まれているとありましたので調べてみたらホリーバジル精油の成分にはなかったです。精油に溶けていない他の成分でした。

植物成分全部を摂取するには生で丸ごと食べるのが良いのかも知れません。緑茶を飲んでも水溶性成分は溶けているが脂溶性成分は水にとけないのでお茶の葉にはまだ有効成分が残っているので茶がらを食べると他の成分も摂取できます。

植物に含有されている化学成分の治癒的効果を勉強して理解したいと思ってます。

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October 22, 2007

洋書を読んで病気に対する様々な見方を知る

洋書をアマゾンでよく買います。主に、アロマセラピー、代替療法、自然療法などいろいろです。取り上げている本によって病気にたいする見方、治療方法がちがってきます。

以前、書きましたがエドガーケーシーの病気に関する考え方には、吸収、排泄、食事、脊椎のゆがみ、神経系の不調和、循環器系の不調和、腺の不全、ストレスや過労、感染などをあげてそれぞれの疾患のりーディングが記載されています。

自然療法の本にはハーブ、アロマセラピー、ホメオパシー、ナチュロパシーを用いての病気にたいする処方がかかれています。

Enclopedia of Natural Medicineには病気に対する食事の大切さ栄養素、ビタミン、ミネラルを摂取することによって病気を改善させる。

アロマセラピーの本には各系の特徴や疾患内容に関して記載してあって、アロマセラピーでの治療が文献に基づいて記載されています。

また、you can heal your bodyには病気の原因が考え方に起因していると書かれています。

いろんな本を読んでみると病気に対する対処の方法が沢山あることを知りました。

知り合いからブログが字が沢山で難しいと言われました。病気に対してのとらえ方に関しての記事ならわかりやすいかと思いました。また、まとめることによって自分の勉強にもなると思いました。

疾患を絞って、たとえば喘息に対してのとらえ方をいろんな本から抜粋して書いてみたいとおもったりしました。
アロマセラピーは必ず入れる予定です。

下記のブログは以前書いたものです。

風邪についてエドガーケーシーより

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October 21, 2007

香水およびフィトチンドによるGABAA受容体増強

Potentiation of GABAA receptors expressed in Xenopus oocytes by perfume and phytoncid.

香水およびフィトチンドによってアフリカツメガエルに発現したGABAA受容体増強

Potentiation:増強
phytoncid フィトンチッド

PUBMEDより

1: Biosci Biotechnol Biochem. 1999 Apr;63(4):743-8

Aoshima H, Hamamoto K.

Department of Physics, Biology and Informatics, Faculty of Science, Yamaguchi University, Japan. aoshima@po.cc.yamaguchi-u.ac.jp

To study the effects of perfume and phytoncid on GABAA receptors, ionotropic GABAA receptors were expressed in Xenopus oocytes by injecting mRNAs that had been prepared from rat whole brain.

GABAA受容体への香水とフィトンチッドの作用を研究するたに、イオンチャネル型GABAA受容体はラット全脳から準備された伝令RNAを注射するとによって、アフリカツメガエルの卵母細胞で発現された。

Essential oil, perfume and such phytoncid as leaf alcohol, hinokitiol, pinene, eugenol, citronellol and citronellal potentiated the response in the presence of GABA at low concentrations (10 and 30 microM), possibly because they bound to the potentiation-site in GABAA receptors and increased the affinity of GABA to the receptors.

精油、香水および青葉アルコール、ヒノキチオール、ピネン、オイゲノール、シトロネロールとシトロネラールなどのフィトンチッドは低濃度(10および30microM)でGABAの存在下で応答を増強した。多分、それらがGABAA受容体の増強部位に結合して、受容体に対するGABAの親和性を増強したためである。

Since it is known that the potentiation of GABAA receptors by benzodiazepine, barbiturate, steroids and anesthetics induces the anxiolytic, anticonvulsant and sedative activity or anesthetic effect, these results suggest the possibility that the intake of perfume or phytoncid through the lungs, the skin or the intestines modulates the neural transmission in the brain through ionotropic GABAA receptors and changes the frame of the human mind, as alcohol or tobacco does.

ベンゾジアゼピン系抗不安薬、バルビツレート(鎮痛催眠薬 )、ステロイドおよび麻酔薬によるGABAA受容体増強は、抗不安、抗けいれんおよび鎮静の活性または麻酔作用を誘発するので、これらの結果は、肺、皮膚または小腸通して香水またはフィトンチッドの摂取がイオンチャネル型GABAA受容体を通して脳内の神経性伝達を調節してアルコールまたはタバコのようにヒト心の枠組みを変化させることを示唆している。

Benzodiazepine;ベンゾジアゼピン系抗不安薬
Barbiturate:バルビツレート(鎮痛催眠薬 )
Steroids:ステロイド
anesthetics 麻酔薬
anxiolytic:抗不安
anticonvulsant:抗けいれん

PMID: 10361687 [PubMed - indexed for MEDLINE]

考えたこと

日ごろ香りによってGABAA受容体増強しておけば神経性の疾患にかかりにくいかと思いました。脳に対して良い作用する香りがあれば、よくない香りは逆な作用をするのかと思いました。香りは脳の神経栄養因子になるとことの文献を翻訳してことがあります。宗教儀式には必ず香りが利用されています。儀式に使用される香りは脳が安らいで穏やかな気持ちにさせてくれます。インカの聖なる木、パロサントの香りは邪気を払い、心を穏やかにしてくれる香りです。お客様はパロサント精油を瞑想のときに使用するととても良いと言われました。この香りも脳のGABAA受容体に結合して鎮静効果を発現してるのかもしれません。

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October 20, 2007

精油成分の抗酸化活性

Antioxidant activities and volatile constituents of various essential oils.

様々な精油の抗酸化活性および芳香成分

PUBMEDより

1: J Agric Food Chem. 2007 Mar 7;55(5):1737-42. Epub 2007 Feb 13.

Wei A, Shibamoto T.

Department of Environmental Toxicology, University of California, Davis, California 95616, USA.
Thirteen essential oils were examined for their antioxidant activity using three different assay systems. Jasmine, parsley seed, rose, and ylang-ylang oils inhibited hexanal oxidation by over 95% after 40 days at a level of 500 microg/mL in the aldehyde/carboxylic acid assay.

13の精油は、3つの異なる定量法を使用してその抗酸化活性を調査した。ジャスミン、パセリシード、ローズ、およびイランイランの精油はアルデヒド/カルボン酸アセイで500microg/mL濃度で40日後に95%以上ヘキサナール酸化を阻害した。

carboxylic acid :カルボン酸
assay system :定量法

Scavenging abilities of the oils for the 1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl (DPPH) radical ranged from 39% for angelica seed oil to 90% for jasmine oil at a level of 200 microg/mL.

(DPPH・試薬)ラジカルに対する精油の捕捉能は200 microg/mL.濃度でアンゼリカシード精油の39%からジャスミン精油の90%までの範囲であった。

Scavenging abilities 捕捉能
1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl (DPPH):1,1- ジフェニル -2- ピクリルヒドラジル

The greatest inhibitory activity toward malonaldehyde (MA) formation from squalene upon UV-irradiation was obtained from parsley seed oil (inhibitory effect, 67%), followed by rose oil (46%), and celery seed oil (23%) at the level of 500 microg/mL.

UV-照射のスクアレンからのマロンアルデヒド(MA)形成への最大の阻害活性は500microg/mL濃度でパセリシード精油(阻害作用、67%)、続いて(ローズ精油(46%)、およびセロリシード精油(23%)から得られた。

malonaldehyde (MA) :マロンアルデヒド(MA)
squalene :スクワレン
UV-irradiation :UV-照射

The main compounds of oils showing high antioxidant activity were limonene (composition, 74.6%) in celery seed, benzyl acetate (22.9%) in jasmine, alpha-pinene (33.7%) in juniper berry, myristicin (44%) in parsley seed, patchouli alcohol (28.8%) in patchouli, citronellol (34.2%) in rose, and germacrene (19.1%) in ylang-ylang.

高い抗酸化活性を示している精油の主要成分は、セロリシードでリモネン(成分、74.6%)、ジャスミンで酢酸ベンジル(22.9%)、ジュヌパーベリーでα‐ピネン(33.7%)、パセリシードでミリスチン44%)、パチョリでパチョリ・アルコール(28.8%)、ローッズシトロネロール(34.2%)およびイランイランでゲルマクレン(19.1%)であった。

myristicin ミリスチン

PMID: 17295511 [PubMed - indexed for MEDLINE]

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October 19, 2007

柑橘系精油成分モノテルペンモノアミン放出増加

Flavor components of monoterpenes in citrus essential oils enhance the release of monoamines from rat brain slices.

柑橘系精油風味成分のモノテルペンラット脳スライスからモノアミン放出増強

Monoamine:モノアミン(酸化を促進する酵素)

PUBMEDより
1: Nutr Neurosci. 2006 Feb-Apr;9(1-2):73-80.

Fukumoto S, Sawasaki E, Okuyama S, Miyake Y, Yokogoshi H.

Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology of Japan, University of Shizuoka, Suruga-ku, Japan. syuichi_fukumoto@pk.pokka.co.jp

Citrus essential oils have been utilized widely in traditional medicine, and there are various reports of actions such as effects on behavior and effects on pain stimulation response due to exposure.

柑橘系精油は伝統医学で広く利用されていて、暴露の結果として疼痛刺激の反応に対する行動および作用についての効果などの様々な報告がある。

However, there are no reports concerning effects on neurotransmitters after ingestion, and uptake within the brain. We used brain tissue slices to investigate the effect of compounds in lemon essential oil on monoamine release.

しかし、投与後の神経伝達物質に対する作用、および脳内の取り込みへの作用に関する報告がない。脳組織スライスを使用して、モノアミン放出へのレモン精油の化合物を調査した。

We investigated R-limonene, gamma-terpinene and citral, major components of lemon essential oil; S-limonene, an isomer of R-limonene and metabolites of these compounds.

レモン精油の主要成分、R-リモネン、γ-テルピネンおよびシトラール;R-リモネンの異性体、S-リモネンおよびこれら化合物の代謝物を調査した。

Metabolite:代謝物

The effect of each compound on monoamine release from brain tissue slices was found to be dose-dependent. R-Limonene and its S-isomer demonstrated differences with regard to monoamine release from brain tissue. S-Limonene and its metabolites were found to have a stronger effect than the R-isomer. Limonene metabolites taken up in vivo were also found to have a stronger effect on monoamine release than both the R-form and the S-form.

脳組織スライスからのモノアミン放出に関して各々の化合物の作用は容量依存であるとわかった。R-リモネンおよびそのS-異性体は脳組織からのモノアミン放出に関して相違を示した。S-リモネンおよびその代謝物はR-異性体より作用があることがわかった。また、in vivoで取り上げたリモネン代謝物はR-リモネンとS-リモネンの両方よりモノアミン放出に強い作用があることを解明した。

In an investigation of dopamine release using stratum slices, terpinene and pinene demonstrated no clear differences in activity attributable to isomers. However, rho-cymene, a gamma-terpinene metabolite, was found to have a stronger effect than gamma-terpinene. These results suggest that the metabolites of these monoterpene compounds contained in citrus essential oils have a stronger effect on monoamine release from brain tissue than the monoterpene compounds themselves.

組織層スライスを用いてドーパミン放出の調査で、テルピネンおよびピネンは異性体に起因している活性で明確な差を示さなかった。しかし、ロ-シメン(γ-テルピネン代謝物)はγ-テルピネンより強い作用があることがわかった。これらの結果は、柑橘系精油に含有するこれらのモノテルペン化合物の代謝物がモノテルペン化合物単体よりモノアミン放出に強い作用があることを示唆している。

PMID: 16913049 [PubMed - indexed for MEDLINE]

考えたこと

このことは精油成分そのものより体内に入って代謝してあらたな代謝物になった成分が効果あることを示しています。以前、リモネンが抗ガン作用がるのはリモネンの代謝物にあることをブログに書きました。精油が体内に吸収されてどのよう代謝するのかしないのかに関しての資料はあまりないです。精油成分がどのように代謝して薬理効果を上げるのかが知りたいです。精油成分が細胞の受容体と結合して新しい成分を作り、それが作用を及ぼし体に役に立つ物を放出するのかもしれません。これらのメカニズムがわかると薬剤として使用できるのかもしれません。

リモネン体内代謝産物の抗腫瘍作用

乳がん化学予防におけるモノテルペン(リモネン)

ディエトアロマ・オーガニックレモン精油のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ

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October 18, 2007

ブログ書き始めて今日で1,000回目

友人のアロマセラピストさんからブログを書くことを勧められて最初に書いたのが、2005年1月11日の「脳に明かりを燈そう」から今日で投稿回数が1,000回目になりました。

投稿する事柄が見つからないのと文章を書くのが苦手でしたので文章を書く練習になればと思い、英語を読むのが好きでしたので海外の記事を翻訳してみようと思いGoogle NewsのHealth欄やBBCの記事を翻訳し始めました。2004年12月に会社を退社することになり2005年1月からは毎日が日曜日状態になり、時間が沢山あるので翻訳に相当時間をかけました。

翻訳するためにはいるので英和の医学事典や翻訳関係の書籍を買いました。植物のことを知るのに役に立っ世界有用植物事典を探しに神田の本屋街に行き見つけ購入しました。翻訳をしている内に医学関係の翻訳を学ぶ必要を感じて医学翻訳の入門コースを受け、そこで必要な書籍を購入しました。そのお蔭で現在も翻訳するときに役にたっています。

毎日、自宅で過ごしてブログを書いていました。これから何をすれば良いのかと模索をしていました。今までの仕事の経験が役に立つだろう精油、キャリアオイルの輸入販売をすれば良いかと思い、インターネット、その他で日本に入ってきてない精油やキャリアオイルを探していました。しかし、本格的に始めようと踏ん切りがつきませんでした。ハローワークが切れ始めてから本格的に精油の輸入販売を始めました。2006年からはおちゃのこネットを借りてウエッブで精油・キャリオイルの販売をしました。

会社を辞めてからは新しいことを始めるまでに長い時間がかかりました。その間、いろんな方から励ましの言葉を頂大変嬉しかったです。

ブログは今まではダイエット関連を主に翻訳していましたが、精油販売にあたりその裏づけとなる海外のデータを入手してそれを紹介することよってお客様に役に立て貰いたいと思いアロマ関連文献翻訳に力を入れるようにしました。

アロマセラピー関連の資格は何も持っていない人が興味だけで翻訳をしているので読みづらいことが多々あると思います。元々は海外旅行会社にいたものがアロマ関連の仕事に従事することによってアロマセラピーを仕事上で覚えただけです。

所が最初の頃はわからないことが多かったですが長く続けて翻訳していると少しは上達したかも知れないと思っています。今までのところ不思議なことにブログだけは途中でやめないで続いています。

ブログを書いたおかげで記事を読んでいただいた方からのお招きを得て、名古屋にてお話できる機会を得ましたし、東京でも5月にお話させていただきました。12月には大阪に行くことになっています。これもブログを休まず書いたご褒美だと思い感謝しています。

これかもブログは書きていくつもりです。本職は精油・キャリアオイルの販売です。日本であまり知られていない精油・キャリアオイルを販売しています。まだ、消費者の方に使用していただけるための情報提供がまだ不足しているのかも知れません。

販売している精油を試してみたいとの思いがわく情報提供ができるようにしたいと思っています。アロマセラピーが医療の現場に少しづつ入っていけたらいいなーと思っています。そのためにも、まだ、日本の実情には合わないかもしれませんが海外の情報だけでも伝えたいと思っています。

ブログを読んで頂きありがとうございます。読まれていておかしい点に気付かれていると思います。記事に関してのご意見を頂けるとありがたいです。今後ともよろしくお願いいたします。

また、いつもの通り思いつたことを取りとめなく書きました。

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October 17, 2007

リンデンブロッサム精油へのお問い合わせ

今日、フィトアロマ研究所・ホームページの掲示「お客様のご希望により、世界各地からオイルをお取り寄せ致します。少量でもバルクでも受け付けています。何かありましたらご連絡ください。」を読んでお客様からリンデンブロッサム精油(溶剤抽または水蒸気蒸留を希望)が入手できないかとのメールを頂きました。早速調べたら取引先で溶剤抽出を扱っているのでお客様に連絡しました。

以前もパロサントの精油がありませんかと問い合わせを受けて取り寄せが出来て現在では商品として販売することができました。これもお客様のお陰で新商品が発売できたのです。このようにお探しの精油のことでお問い合わせをいただけることに感謝しています。

新しい精油と言えば昨日お客様のところに訪問した時にサンプルで仕入れた精油をお持ちして嗅いでい頂きました。その中に、中国から取り寄せた夜来香、百合、風信子の3つを嗅いでいただきましたが良い香りとの返事を受けました。夜来香と百合は販売する予定です。しかし、アロマセラピーでの使用に関しての資料がないので香りを楽しんでいただくことになります。

タイででポピュラーなハーブ"PLAI(プライ)、ジンジベール・カッスムナール精油(zingiber cassumunar)はお客様からとてもエネルギーのある精油と言われました。タイでは筋肉痛に効果のある生薬として知られているそうです。また、この植物で医療的データを検索してみると沢山の文献が出てくるので役立つ精油ではないかとおもいましたので近いうちに販売する予定です。

ネパール産Sugandha Kokila精油(Cinnamomum glaucescens )も嗅いでいただきました。この精油もカンファーの匂いがしてすっきりします。データは少ないので考慮中です。

現在下記の精油を探しているところです。
Centella asiatica (センテラアジアチカ)・ツボクサ:美肌・美白・シミに効果のハーブ、
Rauwolfia serpentine:抗不整脈薬として使用されたハーブ、
Bacopa Monnieri(バコパモニエリ):アーユーヴェーダ医学で脳の強壮剤として使用されてきた。

各国に昔から医療的に使用されているハーブの精油がないかと探しています。検索を通じて精油の存在を知り、それから販売しているところを探して連絡をとります。ツボクサの精油があることを知ったのはアーユルヴェーダとアロマテラピーの本でした。気にしていると見つかりやすいです。

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October 16, 2007

ラベンダー芳香による自律神経機能および脳活動部位

Autonomic nervous function and localization of cerebral activity during lavender aromatic immersion.

ラベンダー芳香投入中の自律神経機能および脳活動部位

localization of cerebral activity:脳活動部位

PUBMEDより

1: Technol Health Care. 2007;15(2):69-78

Duan X, Tashiro M, Wu D, Yambe T, Wang Q, Sasaki T, Kumagai K, Luo Y, Nitta S, Itoh M.

Division of Nuclear Medicine, Cyclotron and Radioisotope Center, Tohoku University, Sendai, Japan. xddan@mail.tains.tohoku.ac.jp

東北大学サイクロトロンRIセンター核医学研究部

Changes in the autonomic nervous activity can be induced by various sensory and emotional stimuli. The authors examined whether the power spectral analysis of heart rate variability (HRV) could detect changes in autonomic tone following a lavender aroma treatment or not.

自律神経活動の変化は様々な感覚刺激および情動刺激によって誘発することができる。著者は、心拍変動(HRV)の配置分散分析がラベンダ^―芳香治療後に自律神経緊張度の変化を見つけることができるか否かを調べた。

autonomic nervous activity 自律神経活動
sensory stimuli. 感覚刺激
emotional stimuli 情動刺激
power spectral analysis 配置分散分析
heart rate variability (HRV) 心拍変動
autonomic tone 自律神経緊張度

Healthy young women (n=10, 23+/-3 years old) underwent continuous electrocardiographic (ECG) monitoring before and after (10, 20, 30 minutes) the lavender fragrance stimuli. HRV was expressed by three indices: low (0.04-0.15 Hz) and high (0.15-0.40 Hz) frequency components (nLF and nHF, respectively) as well as LF/HF ratio.

健常な若い女性10名(平均年齢23±3歳) はラベンダー芳香刺激(10、20、30分)の前後に、連続心電図の(ECG)モニタリングを受けた。心拍変動(HRV)は、3つの指標によって表された:低(0.04-0.15Hz)および高(0.15-0.40Hz)周波数(それぞれnLF・低周波とnHF高周波)同様に低周波/高周波の比率。

Increases in the parasympathetic tone were observed after the lavender fragrance stimulus as seen as increases in the HF component and decreases in the LF/HF.

副交感神経性緊張の増加は高周波部分での増加および低周波/高周波の減少として見られて、ラベンダー芳香刺激後に観察された。

Additional measurement with positron emission tomography (PET) demonstrated the regional metabolic activation in the orbitofrontal, posterior cingulate gyrus, brainstem, thalamus and cerebellum, as well as the reductions in the pre/post-central gyrus and frontal eye field.

ポジトロン断層装置(PET)を用いての追加的測定は、眼窩前頭野、後側の帯状回、脳幹、視床と小脳での局所代謝活性と同様に中心前回/中心後回.および前頭眼野での減少を示した。

positron emission tomography (PET) ポジトロン断層法
orbitofrontal :眼窩前頭野
Cingulate gyrus:帯状回(不安感情を司る)帯状回)
brainstem 脳幹
Thalamus:視床
cerebellum 小脳
Precentral gyrus.:中心前回).
Post central gyrus.:中心後回.
frontal eye field:前頭眼野

These results suggested that lavender aromatic treatment induced not only relaxation but also increased arousal level in these subjects.
これらの結果は、ラベンダー芳香治療がこれらの対象者でリラックスを誘発したばかりでなく覚醒レベルを上昇させたことを示唆した。

arousal level 覚醒レベル

PMID: 17361051 [PubMed - indexed for MEDLINE]

electrocardiographic (ECG) 心電図

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October 15, 2007

ティートリー精油吸入による抗炎症作用に関するメカニズム

Mechanisms involved in the anti-inflammatory action of inhaled tea tree oil in mice.

マウスにおけるティートリー精油吸入による抗炎症作用に関するメカニズム

PUBMEDより

1: Exp Biol Med (Maywood). 2007 Mar;232(3):420-6

Golab M, Skwarlo-Sonta K.

Department of Animal Physiology, Faculty of Biology, Warsaw University, Miecznikowa 1, 02-096 Warsaw, Poland. golmat@biol.uw.edu.pl

Tea tree oil (TTO) is well known as an antimicrobial and immunomodulatory agent. In the present study we confirmed the anti-inflammatory properties of TTO and investigated the involvement of the hypothalamic-pituitary-adrenal (HPA) axis in the immunomodulatory action of TTO administered by inhalation.

ティートリー精油(TTO)は、抗菌および免疫調節性の薬剤として有名である。本研究において、ティートリー精油の抗炎症性作用を確認して、吸入によって投与されたティートリー精油の免疫調整活性における視床下部ー下垂体ー副腎(HPA)系の関与を調査した。

hypothalamic-pituitary-adrenal (HPA) axis :視床下部ー下垂体ー副腎(HPA)系
immunomodulatory action 免疫調整活性

Sexually mature, 6-8-week-old, C(57)BI(10) x CBA/H (F(1)) male mice were used. One group of animals was injected intra-peritoneally (ip) with Zymosan to elicit peritoneal inflammation and was then submitted to four sessions of TTO inhalation (15 mins each). Some of the mice were simultaneously injected ip with Antalarmin, a CRH-1 receptor antagonist, to block HPA axis functions.

性的に成熟した6-8週間目のC(57)BI(10) x CBA/H(F(1))雄マウスが使用された。一つの動物グループは腹膜の炎症を誘発するためチモサン(試薬)を腹腔内に注入されて、ティートリー精油(TTO)の吸入(それぞれ15分)の4つのセッションを受けさせられた。同時に一部のマウスには視床下部ー下垂体ー副腎(HPA)系機能をブロックするためAntalarmin(CRH-1受容体拮抗剤)を腹腔内に注入された。

intra-peritoneally (ip) 腹腔内
peritoneal :腹膜の
Zymosan :チモサン(試薬:炎症、免疫研究に使用)
peritoneal inflammation 腹膜の炎症

CRH-1 receptor antagonist:CRH-1受容体拮抗剤
corticotropin releasing hormone (CRH):副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)。
ストレスによって視床下部室傍核から分泌される。CRHの著しい減少はアルツハイマー病に関連していると言われている。

Twenty-four hours after the injections the mice were killed by CO(2) asphyxia, and peritoneal leukocytes (PTLs) were isolated and counted. Levels of reactive oxygen species (ROS) and cyclooxygenase (COX) activity in PTLs were assessed by fluorimetric and colorimetric assays, respectively.

注入して24時間で後に、マウスが二酸化炭素の窒息によって死んで、腹膜白血球(PTLs)は、単離されて、数えられた。腹膜白血球(PTLs)内の活性酸素種(ROS)濃度およびシクロオキシゲナーゼ(COX)活性は、それぞれに、蛍光法および比色法のアッセイキットによって評価された。

(CO2) asphyxia 二酸化炭素の窒息
cyclooxygenase (COX) activity :シクロオキシゲナーゼ(COX)活性
シクロオキシゲナーゼ(COX)活性は炎症を引き起こすのでアスピリンなどの非ステロイド炎症剤は(COX)活性を阻害する。

The results obtained show that sessions of TTO inhalation exert a strong anti-inflammatory influence on the immune system stimulated by Zymosan injection, while having no influence on PTL number, ROS level, and COX activity in mice without inflammation.

得られた研究結果はティートリー精油吸入セッションはチモサン(試薬)注入によって刺激された免疫系に強い抗炎症性作用を示し、その一方で、炎症を発現していないマウスの腹膜白血球(PTL)数、活性酸素種(ROS)濃度およびシクロオキシゲナーゼ(COX)活性に影響を及ぼさなことを示している。

The HPA axis was shown to mediate the anti-inflammatory effect of TTO; Antalarmin abolished the influence of inhaled TTO on PTL number and their ROS production in mice with experimental peritonitis, but it had no effect on these parameters in mice without inflammation.

視床下部ー下垂体ー副腎(HPA)系は、ティートリー精油の抗炎症作用を仲介することが示された;:Antalarminは、実験的腹膜炎のマウスで腹膜白血球(PTL)数およびその活性酸素種(ROS)産生へのティートリー精油吸入の作用を無くしたが炎症を発現してないマウスでこれらのパラメターに影響を及ぼさなかた。

PMID: 17327476 [PubMed - indexed for MEDLINE]

考えたこと

翻訳をしていてまだ十分理解していないのに訳しているので意味がつかみにくいかもしれません。ティートリー精油がどこの受容体と結合して坑炎症作用を発現するのかがいまいち理解できていないです。視床下部ー下垂体ー副腎(HPA)系のメカニズムに関してよく理解する必要があります。そのためには脳の仕組みに関しての勉強が必要となります。翻訳していて脳の仕組みに関しての理解には、先日、久しぶりにお会いした由実先生お勧めの
脳・神経科学入門講座◆上巻  はじめて学ぶ,脳・神経の基本構造を今日、アマゾンに申し込みました。他の嗅覚に関するお勧めは購入してましたがこの本を読めばもっと理解が進むのではないかと思いました。文献を読んでいると精油の成分がどこかの受容体に結合して効果が発現することを知りました。


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October 14, 2007

フィトアロマ研究所語り部の会「10月30日(火)」お知らせ

フィトアロマ研究所語り部の会「10月30日(火)」お知らせ

みんなで集まって語り交流を深めよう

秋もだんだんと深まってきて暮れるのが早くなり夜長の過ごし方が大切になってきます。
先日、以前、恵比寿の備屋珈琲店で勉強会を行いアロマセラピストの方に来ていただいたことをアロマセラピストの方と話しました。そのことを話していて、いろんなかたに来て頂き気楽に話をして情報交換をしたら良いかと思いつきました。

前と同じく恵比寿の備屋珈琲店で行うことに思いつき、今日電話したら上記の日で予約がとれたので急だけど案内を出します。来れる人がいたら来て頂きたいです。

皆様とお会いできることを楽しみにしてます。

日時: 2007年10月30日(火) 19:00~21:00

場所:備屋珈琲店 2階 貴賓室・The Room West

電話:03-5488-1651 JR恵比寿駅東口より徒歩3分

会費:2,000円(コーヒー付き)

お問合せ及び申し込み先

フィトアロマ研究所

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October 13, 2007

アロマセラピーマッサージ救急病棟看護師ストレス減少

Aromatherapy Massages With Music Dramatically Reduced Stress Levels In Nurses

ミュジック付きのアロマセラピー マッサージ看護師のストレスレベル急激に減少

Science Daily — Nurses working in an accident and emergency department reported that their anxiety levels fell dramatically when they were given aromatherapy massages while listening to music, according to recent research in the Journal of Clinical Nursing.

救急病棟に勤務している看護師は、英国の臨床看護雑誌での最新研究によると、音楽を聞ながらアロマセラピー・マッサージを受けると、看護師の不安レベルが急激に減少したと報告した。


Two 12-week alternative therapy sessions were provided over the course of a year. 86 nurses participated in the study, with 39 taking part in both the summer and winter sessions. Researchers found that 60 per cent of the staff - 54 per cent in summer and 65 per cent in winter - suffered from moderate to extreme anxiety.

2つの12週代替療法セッションは1年コースで行われた。本研究に参加した86人の看護士で、夏および冬のセッション両方に参加したのは39人であった。研究者は、スタッフの69% ― 夏で54%および冬の65%が中程度から強度な不安に悩んでいた。

But this fell to just eight per cent, regardless of the season, once staff had received 15-minute aromatherapy massages while listening to relaxing new-age music.

しかし、季節にかかわらず、看護師がリラックス用のニューミュージックを聞きながら15分のアロマセラピー マッサージを受けるならばこの数字が丁度8%に落ちた。

The study also sought to examine whether there were any seasonal differences in stress levels.
"There's always been a perception that staff feel more stressed in the winter months -- when they deal with more serious respiratory and cardiac cases -- and the stress levels we recorded would seem to support this" says Marie Cooke, Deputy Head of the School of Nursing and Midwifery at Griffith University, Queensland, Australia.

また、本研究は、ストレス レベルにおいてどんな季節的相違があるかどうかについて調査しようとした。「看護師は、冬の月によりストレスを受ける感じがあるとの認識を常に持っていた。その時は、重篤な呼吸器および心臓の症例を処置して、記録したストレスレベルはこのことをサポートするようであると、オーストラリア、クイーンズランド、グリフィス大学、看護師と助産師科、教頭、Marie Cookeは述べてます。

"But when we analysed the workload figures and case distribution we found little difference between winter and summer patient levels during the study periods. Staff dealt with just over 10,700 patients each season and the number of deaths and the percentage of patients in each triage category (which determines how quickly people need to be seen) was fairly consistent between the seasons.

「しかし、作業負荷の数値およびと症例分布を分析したとき、研究期間の間冬と夏との患者ストレス レベルにほとんど相違を見出せなかった。看護師はそれぞれの季節にちょうど10,700人以上の患者を看護して、それぞれのトリアージ・カテゴリー(いかに早く患者を診なければいけなかを決定)死亡数および患者のパーセンテージは季節間でかなり一貫していた。

Triage:トリアージ(患者の治療優先順位を決めるための医学的ふるい分け)

"However the fact remains that providing alternative therapy was more effective during the winter months. During both study periods the number of staff feeling stressed fell to eight per cent, but there was a greater reduction in winter, when the number fell from 65 per cent, than in the summer, when the pre-massage score was 54 per cent.

「しかし、代替療法を提供するのは冬の月の間により効果的だったという事実はあります。研究期間の間にストレスを感じている看護師の数は8%に減少したが冬に大きな減少があって、夏より数字は65%から減少して、マッサージ前の数値は54%であった。

As well as measuring staff's anxiety levels before and after aromatherapy massages, 68 responded to a detailed occupational stress survey -- 33 who had taken part in the summer sessions and 35 from the winter sessions.

アロマセラピー・マッサージの前後に看護師の不安レベルを測定すると同様に、68人がに詳細な職業ストレス調査に答えた ― 夏のセッションに33人参加および冬の35人参加。

The survey - which included measuring occupational stress factors such as pressure of responsibility, quality concerns, role conflict, job satisfaction and self esteem - was carried out before and after each 12-week period.

責任へのプレシャー、質の問題、役割葛藤、職務満足度および自尊感情などの職業ストレス要因の測定を含んだ調査は各12週期間の前後に行われた。

quality concerns 質の問題
role conflict 役割葛藤
job satisfaction 職務満足度
self esteem 自尊感情

It revealed that occupational stress levels were consistent between the summer and winter trials.
Staff who took part in the study had an average age of 38 and had spent just over seven years working in the emergency department. 80 per cent were female and 60 per cent worked full time. Comparisons with national statistics showed that the sample had more male and full-time staff than national averages.

職業性ストレス・レベルが夏と冬の臨床試験との間で整合していることを明らかにした。本研究に参加した看護師の平均年齢は38歳であって、救急病棟にちょうど7年以上勤務していた。80%は女性で、60%はフルタイム勤務であった。全国統計との比較は全国平均よりサンプルが男性およぶフルタイム勤務の看護師が多かったことをしめした。

occupational stress:職業性ストレス

Massages were provided by a qualified therapist who sprayed aromatherapy mist above the heads of participants and then massaged their shoulders, mid back, neck, scalp ,forehead and temples, while they listened to relaxing music on headphones.

マッサージは認定アロマセラピストによって行われて、参加者の頭上にアロマセラピーミストをスプレイされて、ヘッドホンでリラックス ミュジックを聞きながら、看護師の肩、背中の中央、首、頭皮、額およびこめかみをマッサージをした。

Participants, who were seated in a quiet room, were able to choose the essential oil used, from rose, lavender, lime or ocean breeze -- a combination of lavender, ylang ylang, bergamot and patchouli.

静かな部屋に座った参加者は、ローズ、ラベンダー、ライムまたは海のブリーズ(ラベンダー、イランイラン、ベルガモットおよびパチョリのブレンド)から使用する精油を選択することができた。

Sixteen massages were carried out over a two-day work period each week, with the names of all staff working those days put into an envelope and selected at random.

16のマッサージは、毎週、2日の就業期間にわたって行われて、これらの日に働く全ての看護師の名前が封筒に入れられて無作為に選ばれた。

"There is scope for a lot more research into this area," concludes Dr Cooke.

「この分野への多くの研究の余地がある」と、Dr Cooke.は結論しています。

"We would be interested to see if different types of alternative therapy produced different results and whether factors such as age, gender and health status had any effect on the outcome.

「異なる種類の代替療法が異なる結果をもたらしたかどうか、および年齢、性と健康状態などの要因が結果にどのような影響を及ぼしたかを調べることに興味を持っている。

"But what is clear from this study is that providing aromatherapy massage had an immediate and dramatic effect on staff who traditionally suffer high anxiety levels because of the nature of their work.

「しかし、本研究により明らかなことは、アロマセラピー・マッサージを提供することが看護師仕事の性格上のために伝統的に高い不安レベルに苦しむスタッフに即効的で劇的な効果を及ぼしたことであります。

"Introducing stress reduction strategies in the workplace could be a valuable tool for employers who are keen to tackle anxiety levels in high pressure roles and increase job satisfaction."


「職場でのストレス対策導入は重圧がかかる役割で不安レベルに取り組む職員に対する有益な道具になることが出来て職務満足を増加させることができるだろう。」

stress reduction strategie:ストレス対策

考えたこと

看護を受ける方にたいしてのアロマセラピー マッサージのことはよく掲載されてます。看護をする職業の看護師さんもストレスを受ける仕事です。病院として看護師さんのストレス減少対策は看護師さん不足のおり大変重要だと思います。この記事でアロマセラピーマッサージが看護師さんのストレス減少に役に立つこ実証してます。まず、病院の看護師さん確保のためにアロマセラピーを受けてもらい、看護師さんの受けた体験を看護に生かせないかを研究して、アロマセラピーが医療現場に入れればいいなーと思いました。

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October 12, 2007

桂花(金木犀)の香り摂食促進物質「オレキシン」抑制

桂花(金木犀)の香りでダイエットできるかも?

庭の金木犀の花も満開になって良い匂いを発しています。新聞などでは金木犀に関しての記事が掲載されています。

フィトアロマ研究所では以前金木犀の名前で精油を発売していましたが香りが日本の金木犀の香りと若干違っていますので混乱をさけるために中国名の桂花で販売しています。

季節がら検索ワードで金木犀が多いです。話題の桂花のダイエット効果の記事を見つけました。ブログの書き始めの頃はダイエットの記事を良く紹介していました。

先日、第8回アロマ・サイエンス・フォーラム2007の講演に行ったときに会場でAROMA RESEARCH 30号を購入しました。そのなかの記事で、「桂花の香りに期待されるダイエット効果」がありました。

雑誌によると桂花(Osmanthus fragrans),中国のキンモクセイで香り成分は日本のものと本質的に同じであるがよりフローラルで柔らかい香りを有する。本文ではキンモクセイと称するとでていました。

香りによる減量関係の説明が出ていました。

交感神経が活性化するとエネルギー消費に向かうことから、交感神経刺激作用のあるカプサシシンやカプサイシンエイトなども摂取も提案されていると出ていました。先日、このカプサイシンのオイルを購入しましたがまだ使用してもらっていないです。

香りで交感神経を活性化するのにグレープフルーツがあります。下記はそのブログです。

グレープフルーツオイル・精油の香りによる体重減

今回の桂花の香りは食欲を抑制してくれる香りです。香りの作用する対象は交換神経でなくて、脳の視床下部摂食中枢の細胞が産生する摂食促進物質であるオレキシンを抑制することです。香りで食欲が抑制されることは素晴らしいことです。

秋は食欲増進の季節で美味しいものが沢山あり食い気がはやる季節です。何かの歯止めがないと最終的に肥満になってしまいます。下記のブログの記事で肥満と不眠はとても関連しています。それは、肥満の元である食欲と睡眠の両方を制御する脳内伝達物質はオレキシン(別名ヒポクレチン)であるからです。

桂花の香りでオレキシンが抑制されるならば上記のメカニズムを考えると不眠にも良いかも知れません。

脳細胞(オレキシン)興奮性による肥満と不眠症

脳、身体に対する脂肪の影響

オレキシンの暴走によって食欲増進すると脂肪が増大します。この脂肪が食欲抑制やエネルギー代謝増大ホルモンレプチンを阻害して肥満に結びつきます。そのメカニズムは下記になります。

*平常脂肪―脂肪細胞へ―脂肪細胞に脂肪が増大―脂肪細胞レプチン分泌―レプチンー視床下部―エネルギー代謝増大および食欲抑制指令―減量

*過剰脂肪―レプチン過剰分泌―レプチン抵抗性―レプチン視床下部に届かずーエネルギー代謝増大および食欲抑制は機能せずー肥満

睡眠不足と肥満の関係

睡眠時間が少ないとグレリン(Ghrelin):空腹ホルモンが増え、レプチン(Leptin)満腹ホルモンが減る。

上記のメカニズムを読んでみると肥満と睡眠が関係しており、また、脂肪と肥満も関係しています。脂肪の供給減は食べ物です。食欲はなかなか止められません。また、何かが起こるとやけ食いになってしまうことがあります。
今回の記事で桂花(金木犀)の香りで食欲が抑制できればこんなに良いことはないです。

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October 11, 2007

ジャスミン サンバック・精油発売中

ジャスミン サンバック・精油

学名:Jasminum sambac

Jasminum:アラビア語の植物名ysmynのラテン語化

Sambac:アラビア名

和名:マツリカ(茉莉花)

英名:Arabian Jasmine

植物
アラビアからインドにかけての地域原産の常緑小木。木は高さ3mほどで、ややつる性をおびて半登拳性。花は枝の先にまばらにむらがり、直径1.8~2.5cmの高杯状っ白色で、佳香がある。

香料植物として古くから有名で、午後から夕方にかけて、ふくらんだ蕾を、花弁に傷つけないように萼ごと摘み取り、薄く広げて乾燥する。乾燥した花を中国や台湾でウーロン茶の添香に用い、また、花からジャスミン油が採取される。 世界有用植物事典より

科名:モクセイ科 ソケイ属  

抽出部位:花 

抽出方法:溶剤抽出 

産地:インド

ジャスミン サンバックの主要化学成分(文献より)

ベンジルアルコール、リナロール、cis-3-ヘキセニル ベンゾエート、インドール、(E)-ファルネセン、アンスラニル酸メチル

微量成分
オイゲノール、 ジャスモン、 インドール

作用:鎮痛、鎮静、抗うつ、抗炎症、消毒、催乳、催淫、子宮機能強壮

相性の良いオイル
ローズ、サンダルウッド、ローズウッド、オレンジ、ネロリ、ベルガモット、ゼラニウム、フランキンセンス

尚、作用、相性のよいオイルはジャスミンの資料からです。

ブログ資料

ジャスミンオイル・精油いろいろ3種

ジャスミン サンバック1ml精油のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ

お客様からジャスミンサンバックの注文を頂いたがお渡しする資料を作成していなかったので作ろうとしたが資料の少なさに驚いた。ジャスミンに関する資料はあるがサンバックになるとほとんどなかった。調べて寄せ集めたもので書きました。これからも調べていきたいと思ってます。


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October 10, 2007

バンウコン・精油

バンウコン・精油

学名:Kaempferia galangal
 
英名:(Esast –Indian)Galangale

アユルヴェーダー名:カチュールスガンディ

和名:バンウコン 

科名:ショウガ科

植物の特徴
多年草。黄色の根茎には芳香があり、香辛料として利用される。インド原産とされているが、東南アジア地域に広く栽培され、また観賞用として温室に栽植されることもある。インドネシアでは根茎をKencurと称し、強壮、鎮咳、食欲増進などに用いる。 世界有用植物事典より

産地:インド 

抽出部位:根茎 

抽出方法:水蒸気蒸留

主要成分(文献より)

エチル-p-メトキシケイ皮酸・ethyl-p-methoxycinnamate (31.77%)

ケイ皮酸メチル・methyl cinnamate (23.23%)

カルボン・carvone (11.13%)

ユーカリプトロール・eucalyptol(9.59%)

ペンタデカン・pentadecane (6.41%)

ボルネオール・borneol(2.87%)

カンフェン・camphene (2.47%)

ベンゼン・benzene (1.33%)

α-ピネン・α-pinene (1.28%)

作用および適用

抗菌、催淫、強壮、

This ethyl-p-methoxycinnamate component has been reported to show many biological activities, such as anticancer and anti-monoamine oxidase activities .

このエチル-p-メトキシケイ皮酸成分には、抗ガン作用および抗モノアミン酸化酵素活性などの多くの生物学的活性を示したと報告されている。

モノアミン酸化酵素の活性はセロトニン、ドーパミンといった脳の神経伝達物質の減少をもたらす。これらの物質の減少がうつ病の原因の一つともと言われています。

The essential oil of K. galanga could to be used for treatment of some microbial infections, which also agrees with the traditional use of this plant intreatment of those fungal- and bacterial-derived skin diseases

バンウコン精油は一部の細菌感染症の治療のために使用することができるだろう。また、このことはこれらの細菌および真菌による皮膚疾患治療においてこの植物の伝統的使用に合致する。

Galangal oil is useful in respiratory troubles, especially those of children

バンウコン精油は特に子供の呼吸器疾患に有効である

相性の良い精油

イランイラン、カルダモン、クローブ、コロアンダー、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、シナモン、ゼラニウム、パルマローザ、パチョリ、ブラックペパー、フランキンセンス、ベチバー、ローズ


考えたこと
以前にも書いたことがありますが検索をしたり、取引先の精油のカタログをみたりすると買いたくなってしまう精油があって販売していない精油がまだあります。おもにアロマセラピーでの資料が少ない精油が多いです。精油買い依存症があるのかもしれません。何しろ買わないとどんな精油かわからないです。買ってみてから調べてみることが多いです。紫ウコン、ウコンの精油を販売してますがある時バンウコンがあることを知り購入してみました。
調べてみると香水にも使用されていて、また、治療的効果も高い精油だとわかりました。PUBMEDで調べてみたい精油になりました。ショウガの匂いのさわやかにしたような感じがします。

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October 09, 2007

ローレル(月桂樹)5ml精油発売中

ローレル(月桂樹)精油

学名:Laurus nobilis

Laurus :ケルト語のlaur(緑)から出たラテン語。月桂樹が常緑であるため。
Nobilis:貴品のある

和名:月桂樹  英名:Bay Laurel

科名:クスノキ科  ゲッケイジュ属

抽出方法:水蒸気蒸留   抽出部位:葉  原産国:ボスニア

ノート:トップ

主要精油成分(エッセンシャル総覧2007より)

1,8シネオール(56%)、酢酸テルピネル(9.3%)、サビネン(7%)、α-ピネン(4.5%)、テルピネン-4-ol、α-テルピネオール、リナロール、β-カリオフィレン

作用:抗菌、鎮痙、抗真菌、筋肉弛緩・抗炎症、去痰、粘膜溶解、自律神経調整、感情に対しての麻酔および加温

適用

神経系

うつ病、不安、恐れ、

皮膚

潰瘍、ニキビ、腫れもの、育毛、ふけ

呼吸器系

気管支炎、

筋肉

関節炎、リウマチ

消化器系

消化不良、鼓脹、食欲不振、

生殖、必尿系

過小月経

免疫系

風邪、インフルエンザ、

相性の良いオイル 

イランイラン、オレンジ、シダーウッド、ジンジャー、ジュニパー、タイム、マジョウラム、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズマリー

スピリチュアル アロマセラピー

エネルギー不足および自信喪失の人に特に有効です。自尊心の欠如および自己の能力と知性への疑念がある人には適しています。

ローレル精油は、作品制作に対して直感およびインスピレーションに頼るサイキ傾向のある人々、作家、詩人、画家、音楽家および創造的な芸術家に特に適しています。自信、
洞察力および勇気を増進させます。

参考文献
エッセンシャル総覧2007
The Complete Guide to Aromatherapy,
The Aromatherapy Practitioner Reference Manual

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October 08, 2007

ツリーバジル精油降圧作用メカニズム

Pharmacological evidence of calcium-channel blockade by essential oil of Ocimum gratissimum and its main constituent, eugenol, in isolated aortic rings from DOCA-salt hypertensive rats.

DOCA-食塩高血圧ラットから分離した血管 リング標本で、ツリーバジル精油およびその主成分、オイゲノールよってカルシウムチャネル遮断の薬理学的証拠

calcium-channel blockade:カルシウムチャネル遮断
DOCA-salt hypertensive rats :DOCA-食塩高血圧ラット
aortic rings 血管 リング標本

PUBMEDより

1: Fundam Clin Pharmacol. 2007 Oct;21(5):497-506

Interaminense LF, Jucá DM, Magalhães PJ, Leal-Cardoso JH, Duarte GP, Lahlou S.

Department of Physiology and Pharmacology, Federal University of Pernambuco, Recife-PE, Brazil.

Intravenous (i.v.) treatment of conscious DOCA-salt hypertensive rats with the essential oil of Ocimum gratissimum L. (Labiatae) (EOOG) induced a hypotensive effect that seems related to an active vascular relaxation rather than withdrawal of sympathetic tone. To corroborate this hypothesis, the present study examined the vascular effects of EOOG and its main constituent, eugenol (EUG) and the putative mechanisms underlying these effects.

ツリーバジル・シソ科の精油を用いて意識下DOCA-塩高血圧ラットの静脈内(静注)治療は、交感神経緊張遮断よりむしろ活動的な血管の弛緩に関係するような降圧作用を誘発した。この仮説を裏付けるために、本研究は、ツリーバジル精油の血管作用および精油主成分オイゲノール(EUG)とこれらの作用の基本的な推定上のメカニズムを調査した。

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October 07, 2007

ナードアロマテラピーセミナー参加

今日、2007年 東京 ナード・アロマセラピーセミナーに参加しました。知り合いのアロマセラピストさんからお誘いをうけました。初日の講演内容を見ましたら、バジルの分類とケモタイプ、病院でのアロマセラピー、炎症と植物精油、世界のドキュメント 世界の薬草最前線でした。初日の講演内容に興味を持ち参加しました。

バジルに関してはフィトアロマ研究所では、ディエトアロマ・オーガニックのトロピカル
バジル、インド産のバジル、ホーリーバジル、ツリーバジル、レモンバジルの精油を販売していますので, バジルに関して新しいことの情報が得られるかと思いました。植物の分類の方法やケモタイプの定義などを話していただきました。また、それぞれのバジル精油の成分を表にして示してくくれました。如何に成分内容が違うかがわかりました。また、バジルの茎での葉の位置によって精油含有量が違うことがわかりました。先端の部分ほど精油含有量が多かったです。

以前、ウインターグリーンに関して勉強したときに炎症作用に関して勉強しました。炎症には、サイトカイン、プロスタノイド、活性酸素および一酸化窒素(NO)などのメディエターが関与していることを知りました。精油がどの炎症メディエターに作用するのかに
興味を持っていました。

今日の講演 帝京大学教授 薬学博士 安部 茂先生 炎症と植物油の話を聞くことによって炎症反応の仕組み植物精油がどの炎症反応に作用するのかを詳しく説明していただき理解することができました。また、先生は、精油の炎症抑制作用を好中球機能のゼラニウム油による抑制で説明してくださいました。

この話を聞きながら以前PUBMEDでこの文献を翻訳したことを思い出しました。実験にしようされたマウス、炎症を起こさせた薬剤などでよく分からず訳していました。今日の話を聞いて意味が分かるようになりました。下記のは以前のブログです。

ゼラニウムオイル・精油皮膚塗布でマウスおいて好中球集積および浮腫炎症抑制

ゼラニウム・精油抗炎症作用、関節炎・炎症浮腫に効果

この講演を聞いてこれから精油の抗炎症作用を調べるのにあたり参考になります。

世界の薬草最前線の話でコルシカのヘリクリサムに関しての蒸留やヘリクリサム自生のビデオを見れてとても参考になりました。

会場では昔お世話になったお客様のアロマセラピストさんと偶然にも同席することが出来うれしかったです。また、昔お世話になって別の講演会で偶然にもお会いした由実先生にお会いしました。先日、脳に関しての勉強には受容体の勉強が大切と教えていただき最近では受容体に興味を持つようになりました。

講演会に参加することで新たな情報を得ることによりまた前進することができます。また、人との出会いにより刺激を受けます。講演会参加をずっと前から勧めてくれたアロマセラピストさんに感謝いたします。ありがとうございました。

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October 06, 2007

ローズマリー精油アクネ菌に対する抗菌活性

Investigation of Antibacterial Activity of Rosemary Essential Oil against Propionibacterium acnes with Atomic Force Microscopy.

原子間力顕微鏡によるアクネ菌に対するローズマリー精油の抗菌活性調査

Propionibacterium acnes :アクネ菌
atomic force microscopy (AFM) : 原子間力顕微鏡

PUBMEDより

1: Planta Med. 2007 Sep 24; [Epub ahead of print]

Fu Y, Zu Y, Chen L, Efferth T, Liang H, Liu Z, Liu W.

Key Laboratory of Forest Plant Ecology, Ministry of Education, Northeast Forestry University, Harbin 150040, P. R. China.

In the present study, the antibacterial activity of rosemary ( ROSMARINUS OFFICINALIS L. Labiatae) essential oil against PROPIONIBACTERIUM ACNES ( P. ACNES) was observed with atomic force microscopy (AFM). The MIC (minimal inhibitory concentration) value of rosemary essential oil against P.ACNES was 0.56 mg/mL. Significant changes in morphology and size of P. ACNES were observed by atomic force microscopy (AFM) in response to essential oil treatment.

本研究において、アクネ菌(P. ACNES)に対するローズマリー(ROSMARINUS OFFICINALIS L. シソ科)精油の抗菌活性が原子間力顕微鏡(AFM)で観察された。アクネ菌に対するローズマリー精油のMIC(最小発育阻止濃度)値は、0.56mg/mLであった。アクネ菌の形態およびサイズの顕著な変化は、精油トリートメントを受けて原子間力顕微鏡(AFM)によって観察された。

minimal inhibitory concentration 最小発育阻止濃度
Labiatae:シソ科

The essential oil first attached to the surface of P. ACNES at low concentration, the width and height of the bacterial body became larger, whereas the length did not change considerably.

精油は低濃度で最初にアクネ菌の表面に塗布して、菌体の幅と高さはより大きくなったのに長さはかなり変化しなかった,

With increasing concentration of the essential oil, the bacterial bodies were severely damaged. The length, width and height were all reduced, when the concentration was increased up to 64 x MIC, the length, width and height were reduced by 42.56 %, 92.00 % and 41.58 %, respectively.

精油の濃度を高めることに伴って菌体は極めて傷害を受けた。長さ、幅および高さは全て減少した。精油濃度が64 x MIC(最小発育阻止濃度)まで高められると、長さ、幅およびそれぞれに42.56%、92.00%と41.58%まで減少した。

bacterial body 菌体

Furthermore, treated bacteria lost their native shape, the cell wall desquamated, and the cytoplasm leaked out of the bacterial body, finally leading to bacterial death.

さらに、処置された菌は本来の形状を失い、細胞壁は剥離して、細胞質は菌体から漏れ、最終的に細菌亡に至った。

cytoplasm :細胞質

With the increasing time at MIC, the bacteria length was reduced at 8 h, the width and height gradually became smaller, the shape of the cell became distorted, and finally led to cell wall damage and bacterial death at 8 h.

MIC(最小発育阻止濃度)で時間の増加に伴って、菌の長さは8時間で減少し、幅および高さは徐々に小さくなり、細胞の形状は変形して、最後に細胞壁障害をもたらして、8時間で細胞死に至った。

In conclusion, the AFM investigation of morphology and size of P. ACNES treated with rosemary essential oil represents a powerful technique, which can generally be applied to reveal the biological changing mechanisms of bacteria induced by antibacterial agents at the nanometer level.

結論として、ローズマリー精油で処置されたアクネ菌の形態およびサイズについての原子間力顕微鏡調査は強力な技術を象徴し、そのことは、通常、ナノメーター レベルで抗菌剤によって誘発された生物学的変化のメカニズムを明らかにすることに適用することができる。

PMID: 17893831 [PubMed - as supplied by publisher]

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October 05, 2007

非医療従事者アロマセラピスト医学会に登場

第64回日本循環器心身医学会で日本アロマコーディネーター協会 講師重松 浩子さんが体感講座でアロマセラピーに関してお話します。

第64回日本循環器心身医学会 

2007/10/27(土)-28(日) 日本教育会館

こころのアートーみんなで拓くー

10/28
13:30-

市民広場

ーみんなで”こころのケア”を考えようー

患者さまとご家族の人々とご一緒に

詳しい内容はホームページをご覧ください。


非医療従事者のアロマセラピスト、重松 浩子さんが医学会で、こころのケアでのアロマセラピーのことに関して話をすることは医療においてアロマセラピーの役割があるとのことです。重松先生は努めて医療関係者にアロマセラピーの素晴らしさを知っていただくために全国各地でセミナーや講演をしています。アロマセラピーを日常生活に取り入れて快適な生活ができるように手助けをしたいと言っていました。

医療従事者の方に非医療従事者のアロマセラピストがアロマセラピーを理解していただくためには大変な努力があったと思います。医療にはエビデンスが求められます。それらのことをクリアーするために重松先生は常に勉強をされてそのエビデンスを求めて医療従事者に理解していただけるよう努力しているのがよくわかります。

これからは医療においてケア(看護)は重要な位置を占めることになると思います。ケアの中でどのようにアロマセラピーが生かされるのかを知ることができるかと思います。

ぜひ、ホームページをご覧になって体感講座に参加してみてください。新たなケアを知ることができるかもしれません。


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October 04, 2007

ブログアロマ作法にプロフェショナルアロマセラピストコラム登場

ブログの左側のBlog Peopleの欄に表示しているアロマ作法を紹介いたします。このたび、お客様でもあるアロマセラピー教育研究所 主宰 プロフェショナルアロマセラピスト、渡辺郁子先生が「アロマとアロマセラピーについて」、毎週金曜更新、全7回のコラム形式でお届けしています!


渡辺先生はスポーツアロマセラピーを実践されているかたでもあります。アメリカンフットボールやバスケットボールの選手のトレナーとして長年アロマセラピーを活用してきました。

ここでは癒しのアロマセラピーばかりでなくて、ケガの痛みの緩和や回復を手助けするアロマセラピーが求められます。柔軟な発想でアロマセラピーをも取り入れることで選手としての早い復帰を手助けすることが出来ると感じてきたと言っています。

スポーツ選手に対応するには通常のアロマセラピーの勉強だけでは不十分です。そのためには体の骨格や筋肉に関しての再勉強は欠かせません。昔、英国のDorking(ドーキング)アロマセラピー学校を訪問したときにスポーツセラピーの先生とお話しました。スポーツセラピーでは骨格・筋肉に関する勉強がとても大切であると言われたことを覚えています。

痛みの感じる部位と痛みの原因になっている部位は違います。渡辺先生曰く、どうしても痛む部位に関心が行き原因になっている部位に関心がいかないことが多く見られます。また、筋肉が凝っているところを無理やりにほぐすと痛みを伴いますが、穏やかにほぐすことが大切でアロマセラピー トリートメントは本当に適していると言っています。

アロマセラピーのトリートメントを通して筋肉の歪みをニュートラルの状態に戻すための後押しています。アロマセラピー本来のリラックス効果と体本来の状態に近づけることの両方が体験できます。

いろんな症状を持ち治療に通われているかたも、自然治癒力を高めるためにトリートメントを受けに来られています。

また、渡辺先生はフィトアロマ研究所の新しい精油を良く試していただいております。精油を持って行き、説明するとクライエントさんをイメージしてこの精油はあの方に使っていただくのだと良く言われます。それがいつもぴたりと当たるそうです。

これも10年近くアロマセラピー トリートメントを行い、5000回近い施術の中から生まれたものではないかと思います。クライエントさんの状態を手を通して感じとっているためかと思います。

これらの経験を後輩の方に伝えるべくアロマセラピー教育研究所では精油の有効成分を上手に利用して骨格と筋肉、そして人に添うトリートメント重視の教育をしております。研究生の方は主に既にアロマセラピーの資格を保持している方たちです。

アロマセラピー トリートメント情報は少ないので、渡辺先生のコラムを読むことによって新たなアロマセラピー トリートメントを発見できるかも知れません。

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October 03, 2007

痛みに関して

Antinociceptive Properties of 1,8-Cineole and beta-Pinene, from the Essential Oil of Eucalyptus camaldulensis Leaves, in Rodents.

齧歯動物でリバーレッドガム ユーカリの葉精油由来の1,8シネオールおよびβ-ピネンの抗侵害(鎮痛)作用

PUBMEDよりの文献で上記の内容の翻訳をしてブログに掲載しようとしましたが時間がなくなり今日中にしあがらないので題名だけにしました。この翻訳をすることで痛みと鎮痛のことを学びました。そのなかで痛みの受容器のことを知りました。この前に脳の抑制受容体のGABAに関してしりました。

痛みの受容器は、Nocicepter・侵害受容器(苦痛や外傷などの刺激を、受容および伝達する末梢神経器官あるいは構造  ステッドマン医学大辞典より

この翻訳をとおして精油成分の1,8シネオールおよびβ-ピネンが抗侵害(鎮痛)作用があることを知りました。kの作用のメカニズムを勉強して全文を翻訳するつもりです。

体にはいろんな受容体、受容器がありそれを阻害または抑制する作用がある精油成分が見つかれば薬に代わって使用できるのではないかと思いました。


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October 02, 2007

薬剤耐性感染症で使用されるローズマリー精油の可能性

Potential of rosemary oil to be used in drug-resistant infections.

薬剤耐性感染症で使用されるローズマリー精油の可能性

drug-resistant infections:薬剤耐性感染症

PUBMEDより

1: Altern Ther Health Med. 2007 Sep-Oct;13(5):54-9.

Luqman S, Dwivedi GR, Darokar MP, Kalra A, Khanuja SP.

Genetic Resources and Biotechnology Division, Central Institute of Medicinal and Aromatic Plants (Council of Scientific and Industrial Research), Lucknow, India.

インド

OBJECTIVE: To evaluate the antimicrobial activity potential of the essential oil of rosemary specifically for its efficacy against the drug-resistant mutants of Mycobacterium smegmatis, Escherichia coli, and Candida albicans.

目的:

恥垢菌、大腸菌とカンジダアルビカンスの薬物耐性変異体に対するローズマリー精油の抗菌作用の可能性を評価すること。

drug-resistant mutants:薬物耐性変異体
Mycobacterium smegmatis:恥垢菌
Escherichia coli:大腸菌
Candida albicans:カンジダ・アルビカンス

METHOD: Antibacterial, antifungal, and drug resistance-modifying activity was evaluated both qualitatively and quantitatively following disc diffusion and broth dilution assay procedures.

方法

抗菌作用、抗真菌作用および薬物耐性の修正作用がディスク拡散法および微量液体希釈定量法の後に質的と量的の両方で評価された。

broth dilution assay procedures:微量液体希釈定量法

RESULTS: The rosemary essential oil was found to be more active against the gram-positive pathogenic bacteria except E. faecalis and drug-resistant mutants of E. coli, compared to gram-negative bacteria. Similarly, it was found to be more active toward nonfilamentous, filamentous, dermatophytic pathogenic fungi and drug-resistant mutants of Candida albicans.

結果

ローズマリー精油は、グラム陰性菌と比較して、大腸菌および大便レンサ球菌を除いてグラム陽性常在菌により活性があることが解明された。対して同様に、非糸状菌、糸状菌、皮膚糸状菌の病原真菌およびカンジダ・アルビカンスの薬物耐性変異体に対してより活性があることが分かった。

gram-positive pathogenic bacteria:グラム陽性常在菌
E.faecalis:大便レンサ球菌
Nonfilamentous:非糸状
dermatophytic 皮膚糸状菌
pathogenic fungi 病原真菌

CONCLUSION: Our findings suggest that characterization and isolation of the active compound(s) from the rosemary oil may be useful in counteracting gram-positive bacterial, fungal, and drug-resistant infections.

結論

我々の研究結果では、ローズマリー精油由来の活性化合物分析および単離がグラム陽性菌、真菌および薬剤耐性感染症の拮抗で役に立つ可能性があることを示唆している。

active compounds 活性化合物

PMID: 17900043 [PubMed - in process]

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October 01, 2007

語り部おっさん名古屋でお話をする

本日、名古屋に行ってアロマ教室の講師をさせていただきました。ブログに「脳についていろいろ」の表題があります。脳に関してブログの記事関連で話をしてくださいと言われました。改めて脳の機能、脳は主に何でできているか。脳内伝達物質、精油は脳関門を通っていろんな作用を起こすなどいろんなことを交えて話させていただきました。

名古屋から帰る時に先日のセミナーで会った昔馴染みアロマセラピー講師先生のアドバイスを思い出しました。アロマセラピー講師先生のブログがあるので読んでくださいと言われました。現在はお休み中になっていましたが会えてよかったことなどのコメントを書かせていただきました。

コメントの返事として最近ブログで脳関連の精油のことを書いていましたので、脳神経関連の勉強の仕方と参考書のアドバイスを頂きました。。

先生は脳神経のクラスではGABAのことから教えているそうです。私もブログでGABA関連のことを翻訳していますがまだ充分理解していないことがあります。アドバイスとして物質よりレセプター機能から勉強すると脳関連のことがわかりやすくなると言われました。また、細胞内の情報伝達メカニズムが免疫系と関連しているそうです。

今日脳関連の話をさせていただき十分な話が出来ていあたのかと自問自答をしてみました。改めてアドバイスを頂いたことを勉強しようと思いました。参考書は買い求めてあるので読んでみようと思いました。人様に話をするのには更に勉強が必要かと思いました。

徒然草の中に石清水八幡宮を参拝した法師が途中の宮が本殿だと思いそこで帰ってきてしまいました。それで先達が必要だと書いてありました。アドバイスは先達となります。

次回脳関連の話をする機会がありましたらアドバイスのことを学びもっと充実した話ができるようになりたいです。

セミナーで話を聞いていただいた方に感謝いたします。また、このセミナーを企画して呼んでいただいたアロマセラピスト先生の方に感謝申し上げます。


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