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November 30, 2007

野菜・果物の抗酸化物質時ともに増加

先日、検索をしていたら次の記事を見つけました。Fruit, veg antioxidant profile increases with time、果物、野菜の抗酸化物質は時間とともに増加。

The antioxidant capacity of fresh fruit and vegetables does not decrease during storage, and the polyphenol content even increases, suggests new research.

新鮮な果物および野菜の抗酸化力は保存中に減少しなくて、ポリフェノール内容量はより増加すると新研究は示唆している。

この記事を読んだときにバナナのことを思い出しました。以前、TVの番組でバナナが熟してきて皮に黒い点ができているバナナを食べると健康に良いと言っていました。

なぜ果物および野菜は抗酸力が増えるのでしょうか。抗酸化力を強めることによってはすぐに腐らないようにしているのか知れません。

時間とともに失われるビタミンやミネラルがあるかもしれませんが逆に抗酸化力が増えるなら古くなって野菜・果物を食べることはそれなりに健康に良いことがわかりました。

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November 29, 2007

フランキンセンスCO2(二酸化炭素抽出)5ml・精油発売

フランキンセンスCO2(二酸化炭素抽出)5ml・精油

学名:Boswellia carteri

科名:カンラン科

原産地:ソマリア

抽出部位:樹脂

抽出方法:二酸化炭素抽出(CO2)

主要成分(アロマトピア84より)

α-ピネン(37.0%)、Incensole acetate(11.4%),リモネン(5.6%), β-ミルセン(4.6%)、サビネン(4.3%),β-カリオフィレン(1.4%) パラサイメン(1.3%), α-ツエン(0.56%)

作用
抗菌、収斂、駆風、消化、利尿、鎮静、強壮、去痰

相性の良い精油
カモミール、クラリーセージ、シダーウッド、ジンジャー、ゼラニウム、バジル、ベルガモット、シダーウッド、

尚、アロマトピア80によるとIncensoleの抗癌化合物としての可能性についていくつかのリサーチが行われていますと掲載されていました。


二酸化炭素抽出CO2関連ブログ

ローズマリー成分カルノシン酸アルツハイマー予防効果

フランキンセンスCO2(二酸化炭素抽出)5ml・精油のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ


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November 28, 2007

山椒(サンショウ)5ml精油発売

学名:Zanthoxylum piperitum

科名:ミカン科 サンショウ属

原産地:タイ

抽出部位:実 

抽出方法:水蒸気蒸留

主要成分

リモネン 、サビネン、テルピネン4-ol、トランスβ-オシメン

作用
リラックス、抗ストレス、頭脳明晰、神経痛、リュウマチ、痛風、頭痛、疲労回復、安眠に効果あると言われている。

山椒精油とラベンダー精油をお風呂に垂らすと疲れた筋肉をほぐすと言われています。

尚、山椒の仲間のフユサンショウ精油があります。

フユサンショウ エセンシャルオイル・精油

アーユールヴェーダ精油フユサンショウ

山椒5ml精油のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ

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November 27, 2007

ネパール産の蜜蝋

ネパール産の蜜蝋

以前、ネパールから蜜蝋、蜂蜜、ハーブティーを購入してブログに写真を掲載しました。

蜂蜜は食べてしまい、ハーブティーも飲んでしまいました。蜂蜜もハーブティーも販売するには諸般の手続き等が必要なので止めました。蜜蝋に関ししては知り合いのありマセラピストさんに差し上げたりしました。

先日、アロマセラピストさんから連絡があり以前のネパール産の蜜蝋がないかとの連絡を受けました。クリームの仕上がりが滑らかでとてもよかったとの話でした。丸いかたまりを砕いて秤で計量して販売しました。ネパールからだと航空運賃が高いため販売価格が普通の蜜蝋より高くなってしまいます。

ネパール生産の蜜蝋、シャクナゲ精油、クスノキの精油を使用したリップクリームが販売しているのを知りました。とても好評のようです。このネパール産のクスノキの精油に興味を持っていました。

最近になってこのクスノキの精油がスガンダ コキラであることを知りました。以前、海外からサンプルで取り寄せた精油でした。とてもエネルギーある精油でした。

まだ、蜜蝋が沢山あるので砕いて秤にかけて販売してみようかと思いました。

少量づつ購入した精油や植物油があるので売り切りごめんで販売していこうかと考えています。決断がおそいかも知れません。先に購入してあとから説明を考えようとしているのでいけないのかも知れません。まずは、マーケットリサーチが先ですが。

ネパールから届いた蜂蜜、蜜蝋、ハーブティー


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November 26, 2007

喘息対策(食事・アロマセラピー・代替療法)

喘息対策(食事・アロマセラピー・代替療法)

お客様から喘息に良いあり精油はないかとの質問があり手持ちの本で調べたことをお知らせしました。その時にお伝えしたことを掲載します。


*食生活の改善

酸とアルカリのバランスを考えてアルカリ形成食品(野菜、果物、微量元素:カルシウム、マグネシウム・亜鉛)

*粘液形成食品

乳製品、肉類、卵、砂糖、漂白した小麦などの粘液形成食品を避ける

*ビタミンCの多い食品を摂取

アロマセラピーでの改善方法

精油の吸入、胸および背中のマッサージ、オイルバーナーで精油を焚く

抗菌作用のある精油(呼吸器の気道の炎症を抑える)
ラベンダー、レモン、ローズマリー、ティートリー:特に、風邪、のどの渇き、扁桃炎

抗けいれん作用(肺の細気管支を緩めて、喘息、空咳、百日関)
バジル、月桂樹、イースタンレッドシダー、カユプテ、サイプレス、ユーカリ

鎮咳作用(呼吸器系の鎮痛を抑える)
ユーカリ、ペパーミント

Demulcent(粘滑薬):粘膜の痛みの鎮痛剤

サンダルウッドは鎮痛および炎症を起こした粘膜の緩和のための効果的な鎮痛精油です。

去痰

1.刺激して暖め去痰する:ヘリクリサム、フェンネル、ジンジャー

2.メントール、カンファー、ユーカリ精油および1.8シネオールは肺の水分と空気との間の緊張を緩めるようである。 そのことは、肺自身の界面活性剤の作用を増強する特性です。

3.去痰作用のある精油
アトラスシダーウッド、カユプテ、フランキンセンス、スパイクラベンダー、マートル、パイン、サンダルウッド、タイム

喘息と心の関係(Heal Your Bodyから)

窒息するような愛、自分自身のために呼吸ができない。窒息するようか感じ。叫ぶことの抑制

子供:生活への恐れ、ここにいたくない。

別の記事

喘息的な感情生活は、また、調整が必要です。肺は、明白に感情、例えば笑となどと関係しています。喘息の人が感情の表現に問題があるならば、その理由を調べる価値があります。

東洋医学では肺は秋に配置されています。感情は悲しみで病には気管支炎、喘息、風邪などが関係しています。今年は夏が暑っかたので秋に肺を痛めることがおおいです。これは火克金になるからです。夏は火で秋は金でので火は金を溶かします。その結果肺を病むことになります。

エドガーガーケーシーの喘息への考え方

1.背骨または頚椎の部位のゆがみにより神経系を圧迫して気管支、気道および腺に影響

2.甘いものを避けて、野菜、果物、シーフード

3.カルシウム(乳製品によらないカルシウム)およびヨード((海草)

4.便秘の症状があったら改善する。

5.喘息緩和のためにユーカリの芳香浴

6.食事に1日1回生野菜を入れること。根菜を2で葉物1の組み合わせが良い。

喘息とアロマセラピー(精油選択)


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November 25, 2007

月桃精油平滑筋活動電位低下作用

Effects of essential oil of Alpinia zerumbet on the compound action potential of the rat sciatic nerve.

ラット坐骨神経複合活動電位への月桃精油作用

sciatic nerve 坐骨神経
Compound Action Potential(CAP):複合活動電位

1: Phytomedicine. 2004 Sep;11(6):549-53. Links

Leal-Cardoso JH, Moreira MR, da Cruz GM, de Morais SM, Lahlou MS, Coelho-de-Souza AN.
Centro de Ciências da Saúde, Universidade Estadual do Ceará, Av. Paranjana 1700 Campus Itaperi 60.740-000, CEP, Fortaleza, CE, Brazil. lealcard@roadnet.com.br

Alpinia zerumbet, known popularly as "colônia" in Northeastern Brazil, is a medicinal plant that has been used widely in folk medicine as teas and infusions for the treatment of intestinal and cardiovascular diseases, including arterial hypertension.

北西ブラジルで「植民地」として一般に知られている月桃は、腸疾患と動脈性高血圧を含む心臓血管病の治療のためにお茶および浸出として民間療法で広く使用されてきた薬草であります。

cardiovascular diseases 心臓血管病
arterial hypertension 動脈性高血圧
infusions 浸出

Our previous studies have demonstrated that the essential oil of A. zerumbet (OEAZ) is very active on excitable tissues, such as smooth muscle, and in this study we verified its effects on the compound action potential (CAP) of rat sciatic nerve.

我々の以前の研究は、月桃精油が平滑筋などの興奮性組織に極めて活性があることを示して、本研究において、ラット坐骨神経の複合活動電位(CAP)に対する作用を検査した。

EOAZ induced a dose-dependent blockade of the CAP. Control peak-to-peak amplitude and conduction velocity of CAPs were 7.6 +/- 0.43 mV and 80.6 +/- 3.19 m/s, respectively. At 60 microg/ml, EOAZ induced no demonstrable effect.

月桃精油は、用量依存で複合活動電位(CAP)のブロックを誘発した。複合活動電位(CAP)の対照のピークからピークの振幅および伝導速度は、それぞれ7.6 +/- 0.43 mV と80.6 +/- 3.19 m/sであった。60 microg/mlで、月桃精油は明らかな作用を誘発しなっかた。

Conduction velocity was significantly reduced at 180 min of preparation exposure to 100 microg/ml of EOAZ. At 300, 600 and 2000 microg/ml doses of EOAZ, the peak-to-peak amplitudes of CAPs following 180 min exposure of the nerve to the drug were reduced significantly, to 75.3 +/- 7.36%, 50.45 +/- 2.17% and 0% respectively, of control value.

伝導速度は、月桃精油の100 microg/ml への180分の標本暴露で有意に低下した。月桃精油の300, 600 および2000 microg/mlの容量で、神経から薬剤の180分の暴露に続いて複合活動電位(CAP)のピークからピークの振幅はそれぞれに制御知から75.3 +/- 7.36%, 50.45 +/- 2.17% および 0%まで有意に低下した。

conduction velocity 伝導速度

Conduction velocity was reduced significantly by 300, 600 and 2000 microg/ml of EOAZ, at 180 min, to 83.61 +/- 3.28%, 64.06 +/- 8.21% and 22.7 +/- 5.79%, respectively, of control value. All these effects developed slowly and were reversible upon a 180-min wash.

伝導速度は180分で月桃精油の300, 600 および2000 microg/mlによってそれぞれに、制御値から83.61 +/- 3.28%, 64.06 +/- 8.21% および22.7 +/- 5.79%まで有意に低下した。全てのこれらの作用は穏やかに発現して180分暴露に対して可逆性だった。

PMID: 15500268 [PubMed - indexed for MEDLINE]

血管平滑筋と血圧の制御 東邦大学メディアネットセンターより

考えたこと

調べたところによると興奮性の平滑筋が刺激されると収縮を起こして血圧が上昇されると言われています。収縮を起こすことは活動電位が上がっておきるのだと思います。ラットの実験によって容量依存で月桃精油はこの活動電位を低下させて血圧が下がるメカニズムかもしれません。精油でもこの平滑筋を拡張させる作用がある精油成分は血圧を下げることになるのかもしれません。素人が書いているので正しいかどうかわかりませんがこのように思いました。

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November 24, 2007

クランベリーシードオイル発売

クランベリーシードオイル

学名:Vaccinium Macrocarpon

科名:ツツジ科 スノキ属

原産地:米国

抽出部位:種子

抽出方法:冷圧搾

クランベリーシードオイルには皮膚の元になる細胞膜の原料である人間の体では生成できない必須脂肪酸:オメガ3,オメガ6を1:1の割合で含有しています。また、トコフェノール、トコトリエノール(抗酸化作用)、植物ステロール、フォスフォリピッドおよびビタミンAを含有するすぐれもののオイルです。

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November 23, 2007

アロマセラピーなどのガン患者非薬物疼痛管理

When medication is not enough: nonpharmacologic management of pain.

薬物治療が十分でないとき:非薬物疼痛管理

nonpharmacologic 非薬物の

PUBMEDより

1: Clin J Oncol Nurs. 2007 Oct;11(5):699-704.

Clinical journal of oncology nursing:臨床雑誌腫瘍  

Gatlin CG, Schulmeister L.

Baton Rouge General in Louisiana, LA, USA. chris.gatlin@brgeneral.org

Patients with cancer commonly experience pain, which typically is controlled pharmacologically. Despite advances in pain management, pain continues to be undertreated. Nonpharmacologic measures may effectively manage pain but often are overlooked or underused.

ガン患者は一般的に疼痛を経験して、疼痛は概して薬理学的に管理される。疼痛管理の進歩にもかかわらず、疼痛は引き続き完全に治療されていないです。非薬物方法が効果的に疼痛管理するかもしれないが見過ごされかまたは活用されないことが多いです。

Nurses who are familiar with simple, noninvasive, nonpharmacologic measures, such as patient positioning, thermal measures, massage therapy, aromatherapy, and mind-body therapies, can identify and educate patients who may benefit from nonpharmacologic interventions.

患者位置、熱計測、マッサージ治療、アロマセラピー、および心身療法などの単純で非侵襲性な非薬物処置に精通している看護師は、特定することが出来て非薬物介入から利益を得るかも知れない患者を教育することができる。

patient positioning 患者位置
thermal measures:熱計測
mind-body therapies 心身療法

PMID: 17962177 [PubMed - in process]


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November 22, 2007

月桃精油の血管拡張作用

Cardiovascular effects of the essential oil of Alpinia zerumbet leaves and its main constituent, Terpinen-4-ol, in rats: role of the autonomic nervous system.

月桃葉精油およびその主要成分テルピネン-4-olのラットにおける血管拡張作用:自律神経系の役割。

1: Planta Med. 2002 Dec;68(12):1097-102.

Lahlou S, Galindo CA, Leal-Cardoso JH, Fonteles MC, Duarte GP.

Departamento de Fisiologia e Farmacologia, Universidade Federal de Pernambuco, Recife-PE, Brasil. lahlou@npd.ufpe.br

Cardiovascular effects of intravenous ( i. v.) treatment with the essential oil of Alpinia zerumbet (EOAZ) were investigated in rats. Additionally this study examined (I) whether the autonomic nervous system is involved in the mediation of EOAZ-induced changes in mean aortic pressure (MAP) and heart rate (HR), and (II) whether these changes could be, at least in part, attributed to the actions of terpinen-4-ol (Trp-4-ol), the major constituent of EOAZ.

月桃精油の静脈内投与の血管拡張作用はラットで調査された。さらに、この研究では下記のことが調査された。

(I)自律神経系が平均動脈圧(MAP)および心拍数(HR)において月桃精油誘発変化の介在に関与しているかどうか。

(II)これらの変化が少なくとも月桃精油の主要成分、テルピネン4-olの作用によるものかどうか。

Cardiovascular effects:血管拡張作用
intravenous (i.v.) treatment 静脈内投与
mean aortic pressure (MAP) 平均動脈圧
HR heart rate 心拍数

In both pentobarbitone-anaesthetised and conscious rats, i. v. bolus injections of EOAZ (1 to 20 mg/kg) elicited immediate and dose-dependent decreases in MAP. In anaesthetised rats, EOAZ decreased HR only at higher doses (10 and 20 mg/kg), while changes of this parameter were not uniform in conscious rats.

麻酔されたラットおよび意識下ラットにおいて、月桃精油(10と20mg/kg)の静脈ボーラス投与は、平均動脈圧(MAP) の低下を急速および容量依存で引き起こした。麻酔されたラットで、月桃精油は高用量(10と20mg/kg)だけで心拍数を減少させ、一方、このパラメーターの変化は意識下ラットとは一致しなかった。

Pentobarbitone:ペントバルビタール
conscious rats :意識下ラット
bolus injection:ボーラス投与

Hypotensive responses to EOAZ were of the same order of magnitude or duration, irrespective of whether the animal was under general anaesthesia. Pretreatment of anaesthetised rats with bilateral vagotomy did not modify significantly the hypotensive and bradycardic responses to EOAZ.

動物が全身麻酔下にいたかどうかにかかわりなく、月桃精油へ降圧反応は、同じ順序の大きさまたは期間であった。両側迷走神経切離術をもつ麻酔されたラットの前処置は、有意に月桃精油への降圧性で徐脈性の反応を修正しなかった。

bilateral vagotomy 迷走神経切断
bradycardic responses:徐脈反応

In conscious rats, i. v. injections of bolus doses (1 to 10 mg/kg) of Trp-4-ol also elicited immediate and dose-dependent decreases in MAP.

意識下ラットにおいて、また、テルピネン4-olの静脈ボーラス投与(1 to 10 mg/kg)は、平均動脈圧(MAP) の低下を急速および容量依存で引き起こした。

However, these hypotensive effects were significantly greater than those evoked by the same doses of EOAZ (1 to 10 mg/kg). Intravenous pretreatment of conscious rats with either methylatropine (1 mg/kg) or hexamethonium (30 mg/kg) had no significant effects on the EOAZ-induced hypotension.

しかし、これらの降圧作用は、月桃精油(1~10mg/kg)の同容量によって引き起こされた降圧作用よりかなり大きかった。メチルアトロピン(1mg/kg)またはヘキサメトニウム(30mg/kg)どちらかによる意識下ラットの静脈内投与は月桃精油によって誘発された降圧作用に顕著な影響を及ぼさなかった。

These data show that i. v. treatment with the EOAZ in either anaesthetised or conscious rats induced an immediate and significant hypotension, an effect that could be partially attributed to the actions of Trp-4-ol. The hypotension appears independent of the presence of an operational sympathetic nervous system, suggesting that the EOAZ may be a direct vasorelaxant agent.

これらのデータは、麻酔をかけられたラットまたは意識下ラットのどちらにおいての月桃精油の静脈投与は急速で顕著な降圧作用を誘発して、この作用は一部テルピネン4-ol作用に帰することになるだろうことを示している。この降圧作用は機能中の交換神経系から独立しているように思われて、月桃精油には直接的血管弛緩作用がある可能性を示唆する。

PMID: 12494337 [PubMed - indexed for MEDLINE]


月桃精油の抗高血圧作用

ツリーバジル精油降圧作用メカニズム

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November 21, 2007

翻訳に関して

ガランガル精油のことを調べていたら、今世紀最大の魔術師と言われているアレイスター・クロウリーのアブラメリンオイル(Abramelin Oil)処方にガランガル精油が使用されているのを知りました。このブレンドオイルに関する資料が見つかり翻訳しようとしていますがなかなか進みません。

途中までの翻訳しているのがあるが最後まで完成していないです。途中まで行くと調べている内に別なことに興味が行き、そちらを翻訳してしまいますが、また、途中で終わってしまいます。

何故なら新しいことがらなので理解するためには調べることが多いです。その点、パソコンではすぐに検索ができるのでありがたいです。

まだ、月桃精油の文献の翻訳は終了していないです。短い文章なのですがとても難しいですが、近いうちに翻訳を終了させたいです。

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November 20, 2007

クランベリーシードオイルとローズマリーCO2

クランベリーシードオイルが届いたが留守にしていたので明日、受け取ることになりました。コメントに書いていただきましたがクランベリーを内服して尿路感染症を治療することを教えていただきました。成分的にはオメガ6とオメガ3の脂肪酸が一対一の割合で含有していて、また、トコフェノールやビタミンAも含有してます。抗酸化作用があり他のキャリアオイルの酸化も抑制すると書かれていました。

今日、ローズマリーCO2の精油入荷の連絡が入りました。ローズマリーCO2もキャリアオイルにブレンドすると酸化が抑えられると言われていましので化粧品づくりなどにも使用されていると聞いております。この精油には、先日ブログで取り上げた”ローズマリー成分カルノシン酸アルツハイマー予防効果”のカルノシン酸が含まれています。アアロマトピアの二酸化炭素抽出の記事によると、ジテルペン成分は抽出できると掲載されていました。カルノシン酸はジテルペンでので含まれています。この精油はいろんなことで使用できるかと思います。

以前にも書きましたが二酸化炭素抽出の精油に興味を持っているので、購入しなければわからないので、今回
ローズマリーと一緒に、フランキンセンスとジンジャーを注文しました。

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November 19, 2007

クレメンタイン5ml・精油

クレメンタイン5ml・精油

学名:Citrus clementina

科名:ミカンカ科

抽出方法:冷圧搾

抽出部位:果皮

原産国:イタリア

クレメンタインはオレンジと蜜柑の交配種です。

活性化作用のある精油で、また、不眠症に良いと言われています。

クレメンタインは香水の香料に使用されているようです。

現在、この精油に関しては調査中です。香りが良いので購入してショップ フィトアロマ研究所で発売中です。

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November 18, 2007

ガランガル・精油

ガランガル・精油

学名:Alpinia galanga
 
英名:Greater galangal

中名:大高良姜

アユルヴェーダー名:KULINJAN・クリンジャン

科名:ショウガ科 ハナミョウガ科

産地:インド 

抽出部位:根茎 

抽出方法:水蒸気蒸留

植物の特徴

インド東部の原産と推定されるが、現在ではインドからマレーシア熱帯地域に広く栽培・帰化分布している。根茎は香辛料として食物の調理に多く用いられ、また、健胃、鎮痛などの薬用にされる。インドネシアでは根茎をLengkwasと称し、鼻風、咳止め、皮膚病(外用)、疥癬、コレラ、胃炎などに用いる。 世界有用植物事典より

根茎はトムヤムクンなどのタイ料理に使用され、タイ語名はカーです。

主要成分(参考)

1,8シネオール(57%)
酢酸ゲラニル(10.2%),
酢酸 シトロネリル(3.4%)
リナロール(3.1%).
β-カリオフィレン (5.4%),
n-トリデカン(1.5%),
エイコサノール(3.5%)
n-ドコサネ(4.3%)
n-docosan-8-ol (4.9%)
n-tricosanol (5.2%)

作用

芳香, 強壮, 催淫, 抗真菌、肝臓予防

適用

リウマチ, 熱、関節炎、消化不良、糖尿病、気管支カタル

相性の良いオイル

イライラン、クローブ、コリアンダー、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、シナモン、ゼラニウム、パチョリ、パルマローザ、ブラックペパー、フランキンセンス、ローズ


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November 17, 2007

海外からの輸入精油・クレメンタイン・コニャック・ライム

海外から精油が届き注文を頂いていたライム精油と他の精油を発送しました。今回、ライムと一緒に柑橘系精油クレメンタインを購入しました。この精油は香水の原料として使用されると紹介されていて、また、不眠症にも良い香りのようです。現在、精油のことを調べているところで近いうちに発売いたします。

また、ブドウの実を蒸留したコニャックの精油を入手しました。ツンとして香りの精油で人を酔わすような香りです。コニャックのような人を酔わせる香りには発売中のダヴァナ精油があります。リキュール酒のような香りです。また、コニャック香りを香水にしたらどんなのができるのでしょうか。

また、山椒精油・Zanthoxylum pipertumの取引先より、今日、連絡があり購入することができることになり再来週ぐらいには発売できる予定です。脳に刺激的な精油になるかも知れません。

また、ブログに書いた発売予定の精油をネットショップに掲載することをしなければなりません。購入しようと連絡を取っているがうまくいかない精油もあります。時間がたつとよそで買えることもあります。香りの良い精油を探すつもりです。


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November 16, 2007

低温蒸留には減圧が伴う

低温蒸留と低温圧搾は精油とキャリアオイルの宣伝文句に良く使用されてます。この低温とは何度であるかは記載されていません。調べてもなかなか分からないです。精油・キャリアオイルの製造過程に関して詳しく書いてある本が見つかりません。

普通ですと100度で水は沸騰しますので水蒸気蒸留は100度以上になると思っていました。ところが空気の薄い
高い山に行くと気圧の関係で100度以下で沸騰します。

この原理を応用したのが低温蒸留であると、三上先生の精油の化学の講座で今日学びました。蒸留する釜の圧力を下げて低温で蒸留することが可能になり植物の原料を傷めずに蒸留ができるそうです。

低温とは100°以下で蒸留することを言うのでしょうか。まだ、低温の定義は何度なのかはわからないです。低温には三上先生曰く減圧がともないことを忘れてはいけないです。

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November 15, 2007

独り言

今日は月桃精油の血管拡張作用の文献を翻訳して掲載しようとしたがなかなか進まず時間になってしまうので独り言を書きます。月桃精油の文献はブラジルに多くてよく研究されているみたいです。

インドから輸入した精油でガランガル・精油があります。これを調べていたら月桃精油と同じハナミョウガ属でガランガルは根茎を蒸留、月桃は葉を蒸留してます。

ガランガル・精油
学名:Alpinia galangal
科名:ショウガ科 ハナミョウガ属
原産地:インド
抽出部位:根茎
抽出方法:水蒸気蒸留


学名:Alpinia uraiennsis
和名:タイリンゲットウ(大輪月桃)
沖縄名:サンニン
科名:ショウガ科 ハナミョウガ属
原産地:沖縄
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留

まだ、両方の精油の成分に関しては調べていませんが比較してみたら面白いかと思いました。伝統的にどのように使用されていたのかにも興味がらいます。

精油も科名とかで分類して精油の作用の特徴を調べてみると面白いかも知れません。

書くことがなくて思いついたことを拾い集めました。


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November 14, 2007

クランベリシードオイルの輸入

ラズベリーシドオイルやクランベリシードオイルの取扱いはありますか?とショップにメールを頂きました。ありがたいことです。お客様が何を求めているのかがわかります。こちらとしては探すものがわかります。

いつもお客さまがあまり関心のない、知らない精油を探してきては販売してます。最近、思うのはお客さまが名前を知っていて、精油、キャリアオイルとして、まだ、日本で発売していないようなもの探さなければいけないと思うようになりました。

このラズベリーやクランベリーはよく知られている名称で効能も良く知られています。クラベリーはサプリメントとしても売られていました。

早速、海外と連絡を取ってみたらクランベリーシードオイルは手に入ることがわかりましたので注文をすることにしました。また、オイルの内容を調べてみるととても効果があるようでので期待ができるかと思ってます。


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November 12, 2007

香りの行商自由が丘

今日は自由が丘でお客様と会い、レストランのテラスで香りを嗅いで頂きました。先日、パーティでお会いし、名刺と価格表をお渡ししたアロマセラピストさんから連絡を受けてお会いすることになりました。メールで嗅いでみたい精油名を教えて頂き持参しました。3人のアロマセラピストさん会いました。

まず最初に、フローラルウォーターの香りを確かめてもらいました。ネロリ、ブルガリアダマスクローズ、ローズケントフォリア、メリッサです。ネロリフローラルウォーターはとても気に入っていただきました。

次に持参した精油を順番に出して香りを確かめてもらいました。最近発売したリンデンブロッサムは好評でした。
精油に関しての情報を付け加えながら説明させていただきました。

また、ザクローシードオイルを持参したので感触を確かめてもらいました。

明日、横浜でお客様とお会いして香りを確かめていただくことになっています。

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November 11, 2007

輸入精油いろいろ

先日、お客様からのお問合わせでリンデンブロッサム精油を輸入して販売してます。アロマセラピストの方に試していただいたら良い香とのことでした。販売しているリンデンの学名はTilla cordataになります。

お客様がサンダルウッドの香りの良いのを探しているとのことでムエットサンプルを送付しましたのは、発売中のオーストラリア産 Santalum spicatum, インド産Santalum ablum, インドから取り寄せたサンプル、インドネシア産Santalum ablum、フランスディエトアロマ社の精油でした。

いろんな精油を取り寄せていてお客様の感想を聞いて仕入れています。インドからのサンダルウッドの香りの感想がいまいちなので輸入をためらっています。

今度、ジャムローザ精油、Cymbopogon khasansを販売することを検討してます。昨日、お客様のところに持参したらとても香りが良いと言われました。この精油は香水作りに使用されると書いてあったのでサンプルを取り寄せました。

昨日には海外からサンプルとして山椒の精油が送られてきました。ジャムローザ精油を嗅いで頂いたお客さまから頭がすっきりする香りと言われました。お客様に嗅いで頂き乾燥を聞きたいと思ってます。成分分析表も送付されているので販売しやすいかと思ってます。

また、現在、取引先よりシヌス モーレ精油、学名Schinus molleの資料と成分分析表が来ていて検討しているところです。

欠品中であったライム5ml精油を、また、販売致します。お客様から以前購入してよかったので購入したいとのメールを頂販売することにしました。同時に柑橘系精油のクレメンタイン輸入することにしましたので販売いたします。

いろんな精油を見つけると購入したくなってしまいます。手元にある精油を徐々に販売していくつもりです。ほとんどは少量づつ購入しているのでお客様のこのような精油があることを知ってもらいたいです

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November 10, 2007

ラヴァンジン(グロッソ)精油の抗血小板作用および抗血栓作用

Novel antiplatelet and antithrombotic activities of essential oil from Lavandula hybrida Reverchon "grosso".

ラヴァンジン(グロッソ)精油の抗血小板作用および抗血栓作用

antiplatelet :抗血小板
antithrombotic:抗血栓

PUBMEDより

1: Phytomedicine. 2004 Nov;11(7-8):596-601. Links

Ballabeni V, Tognolini M, Chiavarini M, Impicciatore M, Bruni R, Bianchi A, Barocelli E.
Dipartimento di Scienze Farmacologiche, Biologiche e Chimiche Applicate, Università di Parma, Parco Area delle Scienze 271A, 43100 Parma, Italy.

Lavender extracts are known to produce several mild effects at central and peripheral level. However, no studies are so far available about the potential effects of lavender essential oil on the hemostatic system.

ラベンダー抽出物が中枢および末梢レベルでいくつかの穏やかな作用を産生することは知られている。しかし、血液凝固系へのラベンダー精油作用の可能性についての研究はこれまで入手できていないです。

hemostatic system 血液凝固系

In this work, we demonstrated antiplatelet properties of lavender oil towards platelet aggregation induced by arachidonic acid, U46619, collagen and ADP (IC50 = 51, 84, 191 and 640 microg/ml, respectively) on guinea-pig platelet rich plasma (PRP) and its ability to destabilize clot retraction (IC50 = 149 microg/ml) induced by thrombin on rat PRP.

本研究においてモルモット多血小板血漿上にアラキドン酸、U46619、コラーゲンおよびアデノシン二リン酸.・ADP(それぞれ(IC50 = 51, 84, 191 と 640 microg/ml,)によって誘発された血小板凝集およびラット多血小板血漿上にトロンビンによって誘発された血餅収縮(IC50 = 149 microg/ml)を不安定化する力へのへのラベンダー精油の抗血栓作用を示した。

platelet aggregation 血小板凝集
platelet rich plasma (PRP) :多血小板血漿
ADP:adenosine diphosphate, アデノシン二リン酸.
Thrombin:トロンビンは、血液の凝固に関わる酵素(セリンプロテアーゼ)の一種。
clot retraction 血餅収縮
antiplatelet properties 抗血栓作用

Furthermore, antithrombotic properties were studied in an in vivo model of pulmonary thromboembolism induced by intravenous injection of a collagen-epinephrine mixture in mice subacutely treated with lavender oil.

さらに、抗血栓作用は、亜急性にラベンダー精油で治療されたマウスでコラーゲン・エピネフリン混合物の静脈注射によって誘発される肺血栓塞栓症モデルでin vivo生体内で研究された。

pulmonary thromboembolism 肺血栓塞栓症

In this model, lavender oil (100 mg/kg/day os for 5 days) significantly reduced thrombotic events without inducing prohemorrhagic complications at variance with acetylsalicylic acid used as reference drug. Finally, main components of the oil were studied in vitro in order to assess their antiplatelet effects, but none of them possessed an activity comparable to the oil itself.

このモデルにおいて、ラベンダー精油(5日間100 mg/kg/day )は参照薬剤として使用されるアセチルサリチル酸との相違でプロ出血性合併症を誘発することなく有意に血栓症を減らした。最後に、精油の主成分はそれらの抗血小板作用を評価するためにin vitro生体外で研究したが精油成分のいずれも精油自身と同等の作用は有してなかった。

hemorrhagic :出血性の

These results provide the first experimental evidence of lavender oil's antiplatelet/antithrombotic properties which could be due to a synergistic effect of its components.
これらの研究結果は精油成分の相乗効果のためであるラベンダー精油の抗血小板作用と抗血栓作用の第1の実験的証拠を提供する。


PMID: 15636172 [PubMed - indexed for MEDLINE]

考えたこと
この実験で薬理的作用を発生させたのは主要成分でなくて精油それ自身に効果があったと結論しています。先日、講演会でオーストリア産ホワイトサイプレス精油が脂質代謝を改善する話があった時にもサイプレス主要成分では脂質代謝の改善がみられなかったと話してくれました。精油全体でものごとを考えることも重要だと思いました。

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November 09, 2007

月桃精油の抗高血圧作用

Antihypertensive effects of the essential oil of Alpinia zerumbet and its main constituent, terpinen-4-ol, in DOCA-salt hypertensive conscious rats

DOCA-食塩高血圧ラットにおける月桃精油およびその主要成分、テルピネン-4-olの抗高血圧作用

Antihypertensive:抗高血圧作用

DOCA-Antihypertensive effects of the essential oil of Alpinia zerumbet and its main constituent, terpinen-4-ol, in DOCA-salt hypertensive conscious rats

DOCA-食塩高血圧ラットにおける月桃精油およびその主要成分、テルピネン-4-olの抗高血圧作用

Antihypertensive:抗高血圧作用
DOCA-salt hypertensive conscious rats:DOCA-食塩高血圧ラット

Departamento de Fisiologia e Farmacologia, Universidade Federal de Pernambuco, Recife-PE, Brasil bDepartamento de Ciências Fisiológicas, Universidade Estadual do Ceará, Fortaleza-CE, Brasil

ブラジル

Abstract

妙録

The present study investigated the hypotensive responses to intravenous (i.v.) treatment with the essential oil of Alpinia zerumbet (EOAZ) and its main constituent, terpinen-4-ol (Trp-4-ol), in the experimental model of deoxycorticosterone-acetate (DOCA)-salt hypertensive rat.

本研究は、ドーカ(DOCA)-塩高血圧性のラットの実験モデルで月桃精油およびその主成分・テルピネン-4-olの静脈内投与に対する降圧反応を調査した。

intravenous (i.v.) treatment 静脈内投与
hypotensive 降圧反応

In both DOCA-salt hypertensive and uninephrectomized, normotensive rats, i.v. bolus injections of EOAZ (1–20 mg/kg) or Trp-4-ol (1–10 mg/kg) decreased mean aortic pressure (MAP) in a dose-related manner. However, hypotensive responses to Trp-4-ol were significantly greater than those evoked by the same doses of EOAZ (1–10 mg/kg).

DOCA-塩高血圧ラットと片側腎臓摘出されて正常血圧ラットの両方で、月桃精油((1–20 mg/kg) またはテルピネン-4-o (1–10 mg/kg)のボーラス投与は容量依存で平均動脈圧を下げた。

uninephrectomized 片側腎臓摘出
normotensive 正常血圧
bolus injections ボーラス投与
bolus:ボーラス(検査または治療のために比較的多量の物質または薬剤を一度に投与する。
mean aortic pressure (MAP) 平均動脈圧

Treatment with DOCA-salt significantly enhanced the maximal percentage decreases in MAP evoked by EOAZ or Trp-4-ol. Likewise, both maximal percentage and absolute decreases in MAP elicited by i.v. injection of the ganglion blocker, hexamethonium (30 mg/kg), were significantly greater in DOCA-salt hypertensive than in control rats. In DOCA-salt hypertensive rats, neither hexamethonium (30 mg/kg, i.v.) nor methylatropine (1 mg/kg, i.v.) pretreatment affected the enhancement of EOAZ-induced hypotension.

DOCA-塩で処置されたラットは、有意に、月桃精油またはテルピネン-4-olよって引き起こされた平均動脈圧(MAP)おいて最大のパーセンテージの低下を高めた。同様に、自律神経節遮断薬のヘキサメトニウム(30mg/kg)の静脈内投与よって引き出された平均動脈圧(MAP)での最大パーセンテージおよび絶対の低下は、対照ラットよりDOCA-塩高血圧ラットで有意に大きかった。DOCA-塩高血圧ラットで、ヘキサメトニウム(30mg/kg(静脈投与)。)もメチルアトロピン(1mg/kg((静脈投与)の前処置も、月桃精油によって誘発された低血圧増強に影響を及ぼさなかった。

ganglion blocker:自律神経節遮断薬
hexamethonium ヘキサメトニウム

These results show that i.v. treatment with either EOAZ or Trp-4-ol dose-dependently decreases blood pressure in conscious DOCA-salt hypertensive rats, and this action is enhanced when compared with uninephrectomized controls. This enhancement could be related mainly to an increase in EOAZ-induced vascular smooth muscle relaxation rather than to enhanced sympathetic nervous system activity in this hypertensive model. The data further support our previous hypothesis that hypotensive effects of EOAZ are partially attributed to the actions of Trp-4-ol.

これらの研究結果は、月桃精油またはテルピネン-4-ol EOAZによる静脈内投与の処置が容量依存で
意識的てきDOCA-塩高血圧性のラットで血圧を低下させることを示して、この作用は片側腎臓摘出
された対照ラットに比べたときにこの作用は増強された。この増強は、この高血圧モデルで交感神経活動
の増加よりむしろ月桃精油誘発の血管平滑筋弛緩増強に主に関連することになるだろう。このデータはさらに、月桃精油の降圧作用は一部テルピネン-4-olの作用によるものであるとの前回の仮説を支持することになる。

sympathetic nervous system activity:交感神経活動
vascular smooth muscle relaxation 血管平滑筋弛緩

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考えたこと
前から月桃精油に関する文献がないかと調べたらこれを見つけました。ブラジルでも月桃があることを知りました。昔から医療に使用されていたみたいです。今度調べてみたいと思ってます。


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November 08, 2007

心臓にラベンダー精油が良い

いつもコメントを下さるTakakoさんから下記のコメントを頂きました。

心臓にラベンダーがいいと聴いたことがあります。

ですから、私は心臓カテーテルの部屋でラベンダーを炊いていましたよ

冠状動脈にいいとか。

これを読んで先日、第64回日本循環器心身医学会のポスター研究発表のことを紹介します。

タイトル:ラベンダーアロマセラピーは冠血流予備能を改善する

千葉大学医学部循環内科

目的:メンタルストレスは虚血性心疾患の発症や心臓突然死に関係しているが、そのメカニズムは未だに解明されていない。ラベンダーアロマセラピーが冠循環・血管内皮機能に与える影響について、経胸壁ドプラ心エコー図法を用いて検討した。

結果:ラベンダーアロマセラピーは血中コルチゾールを減少し、冠血流予備能(CFVR)を有意に改善した。ラベンダーアロマセラピーによるリラクゼーション効果は冠循環に好影響をもたらす。

第64回日本循環器心身医学会の妙録集より

尚、Sep 27. 2007にブログで同じ内容の文献を掲載しています。ご覧ください.。

ラベンダー精油吸入冠血流予備能改善

ラベンダ-に関する文献ブログを紹介します。

ラベンダー精油主成分・酢酸リナリル血管平滑筋弛緩

ラベンダー・エセンシャルオイルの主要成分である酢酸リナリルはミオシン軽鎖脱リン酸化を通してウサギの血管平滑筋を弛緩する。


本態性高血圧患者ラベンダー、イランイラン、ベルガモット・精油ので看護

考えたこと

心臓に関係する過去のブログを集めてみました。妙録集に掲載されていましたが。精神的ストレスが心臓に悪影響を与えるそうです。精神的な改善にアロマセラピーの活躍の場があるかもしれません。日ごろ香りに親しみリラックスすることが心臓にやさしいのかもしれません。

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November 07, 2007

沖縄ゆめじん月桃(ゲットウ)精油5ml発売

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「ゆめじん」の月桃畑で撮影タイリンゲットウ(大輪月桃)の花 

今回,縁ありて、沖縄の有限会社ゆめじん製造の月桃精油を販売することになりました。

月桃精油5mlの発売のために有限会社ゆめじんにお願いして月桃の写真を送っていただきました。この月桃の花の写真を見て心が洗われて気分になりました。

花がとても穏やかに感じました。大地の養分を吸い上げて、沖縄の太陽のエネルギーを受けて綺麗な花を咲かせたのだと思います。

人も養分が悪く、エネルギーが不足すると人の花・顔の表情が悪くなります。人の花が咲かせません。

沖縄ゆめじん月桃精油で貴女の花を咲かそう、大輪の花を。

月桃(ゲットウ)精油5ml (沖縄ゆめじん有限会社製造)

学名:Alpinia uraiennsis

和名:タイリンゲットウ(大輪月桃)

沖縄名:サンニン

科名:ショウガ科 ハナミョウガ属

原産地:沖縄県 今帰仁村

抽出部位:葉

抽出方法:水蒸気蒸留

現在、月桃(ゲットウ)精油の資料を作成しています。ゆめじん有限会社から成分分析表を頂いております。また、調べていたらブラジルにも月桃(ゲットウ)精油があり、PUBMEDによると精油の文献もありますので紹介したいと思っています。精油のそれぞれの成分に関しての資料がないと調べています。

和の精油は日本人に合っているかと思います。身体と土はひとつであるとの東洋の考え「身土不二」があります。自分の地域の食べ物を食べることが身体に良いとの考えです。アロマセラピーも当てはまるかもしれません。

これを機会に日本の精油についても学んでみたいと思っています。

尚、ゆめじん有限会社ではハイビスカスを使った自然派のスキンケア&ヘアケア製品販売してます。

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November 06, 2007

アロマセラピスト重松 浩子先生医学会での講演

先日の第64回日本循環器心身医学会に参加して日本アロマコーディネーター協会、JAA指定校 日本アロマコーディネータースクール講師、重松 浩子先生の講演を聞きました。

日本循環器心身医学会は開かれたチーム医療でそれぞれの専門家のアートを用いて心臓病患者さまのケアにあたっています。本学会は、医師、看護師、心理士、音楽療法士、アロマセラピスト、栄養士、薬剤師、作業療法士、医学情報担当者の方々が集う学会です。とチラシに記載されています。

今回のテーマは「こころのアートーみんなで拓くー」10月28日の市民広場のテーマは、「―みんなで“こころのケア”を考えようー」患者さまとご家族の人々とご一緒に

この会の中ではアロマセラピストはアロマの専門家として心臓病患者さまのケアに関与しています。

重松 浩子先生は、お医者様、大学教授の先生方に初日の体感講座・アロマセラピーで医療現場にアロマセラピーを取り入れてみたい方に実際に香りを嗅いで体感しながら、精油の選び方、使い方にポイントについて話しました。下記の内容は重松先生作成の配布資料より

アロマセラピーとは

どんな精油がるの?・精油の特徴は
どんなことに役立つの:オフィス、マインド、ビュティーケア、ヘルスケア、ハウスホールド

精油の影響は?
1.鼻から(嗅覚から脳へ)
2.呼吸から(肺から循環器を経て全身へ
3.皮膚から(皮膚から浸透して循環器をへて全身へ

精油選択の考え方
1.避ける精油を外す
目的、誰に、誰が、どこで、いつ

2.候補を挙げる
空間の共有者、状況・状態の確認、香りの種類のバラティ、単品使用かブレンドか

3.方法を考える
どこにどのように、何で(キャリア/用いる基材)、期間・頻度、温度、予算、管理

自分が体感してみる

まずは拡散してみる

(医療現場に 今後注目したい国産精油)

今回、東京女子医大でのアロマセラピーに重松 浩子先生が用いた下記の国産精油

ゲットウ 
学名: Alpinia zermbet
科名:ショウガ科
抽出部位:葉 
抽出方法:水蒸気蒸留
産地:沖縄
特性:抗菌、抗真菌、抗不安、デオドラント、筋弛緩、鎮痙、鎮痛、鎮静、収斂、抗炎症


ユズ
学名:Citrus junosu
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾
産地:高知県
特性:抗ガン、抗菌、抗真菌、抗不安、デオドラント、抗不安、血行促進、うっ滞除去、
健胃、防虫

重松先生は上記内容のレジメの資料とスライドを交えてわかりやすい説明されました。また、今回、重松先生は東京女子医大でアロマセラピーによる下記の臨床実験を行いました。

タイトルは、「アロマセラピーが心臓カテーテル検査を受ける患者の心理・身体面に与える影響について」の実験を医療従事者と一緒に行いました。この体験を踏まえて、非医療従事者のアロマセラピストが医療の中に入っていくことのとまどいなども話されました。

内容に関しては次回に書くつもりです。妙録集のアロマセラピーの欄、重松先生は下記に様に書いています。“ストレスを軽減し、気分に対しては即効性があり、入院生活のQOLを高めることに役立つだけでなく、今後の医療に様々な貢献をする可能性を大いに期待できるでしょう。

今回の講演を聞いていて、非医療従事者のアロマセラピストが医療の中でお役に立つことができることを医療者従事者の方に示されたことは大変重要なことと思いました。

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November 05, 2007

脳神経系の細胞膜受容体応答とストレス応答

Cellular and Molecular Pharmacological Studies on Membrane Recptor-Signaling and Stress-Responses in the Brain

脳神経系の細胞膜受容体応答とストレス応答に関する細胞分子薬理学的研究 

野村 靖幸1)

1)北海道大学大学院薬学研究科

Studies on the cellular and molecular mechanism of neurotransmitter receptor-signaling and of neuronal and glial cell responses to stresses seem to be important to elucidate the action mechanism of centrally-acting drugs and to develop novel therapeutics against several diseases in the brain.

ストレスに対する神経伝達物質受容体応答および神経細胞とグリア細胞応答についての細胞および分子機構の研究は、中枢神経作用薬の作用機序を解明して、いくつかの脳疾患に対して新しい治療学を展開するために重要なようである。

centrally-acting drugs:中枢神経作用薬

The present review shows our findings with regard to the membrane receptor-signaling mechanism including serotonin, noradrenaline, glutamate receptors, ion channels, G-proteins, protein kinases and drug actions in Xenopus oocytes injected with rat brain mRNA, NG108-15 cells and brain membranes.

ラット脳伝令RNA、NG108-15細胞および脳膜を注射されたアフリカツメガエル卵母細胞で、セロトニン、ノルアドレナリン、グルタミン酸受容体、イオンチャネル、Gタンパク質、プロテインキナーゼおよび薬剤作用を含む膜受容体応答機構に関して、現在のレビューで我々の知見を示している。

Regarding the results of studies on the inter- and intra-cellular mechanism of neurons and glial cells against cerebral ischemia/hypoxia, we review the involvement of a transcription factor NF-κB in LPS-elicited inducible NO synthase(iNOS) expression in rat astroglial cells.

脳虚血/脳低酸素症に対する神経細胞およびグリア細胞の細胞間機構と細胞内機構への研究結果に関して、ラットアストログリア細胞でリポ 多糖引き起こした誘導型NO産生酵素発現において転写因子NF-κBの関与を解説する。

inter-cellular mechanism 細胞間機構
intra-cellular mechanism :細胞内機構
cerebral ischemia 脳虚血
cerebral hypoxia:脳低酸素症
astroglial cells:アストログリア細胞
nducible NO synthase(iNOS):誘導型NO産生酵素
LPS. リポ 多 糖
transcription factor NF-κB 転写因子NF-κB

Then we describe possible involvement of : 1)ADP-ribosylation/nitrosylation of glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase(GAPDH) and 2)decrease in mitochondrial membrane potential, release of caspase-3 from mitochondria and degradation of the inhibitor of caspase-activated DNase by activated caspase in NO-induced neuronal apoptosis.We observed that hypoxia results in expression of a molecular chaperon such as protein disulfide isomerase(PDI) and HSP70 in astroglial cells.

1)グリセルアルデヒド3-リン酸脱水素酵素 (GAPDH)のADP リボシル化/ニトロソ化2)ミトコンドリア膜の電位の低下、ミトコンドリアからのカスパーゼ-3放出およびNO誘導性神経細胞死における活性化カスパーゼによってカスパーゼ活性化因子阻害剤の顆粒化関与の可能性を詳細する。低酸素症はアストログリア細胞におけるタンパク質のジスルフィド結合(PDI)およびHSP70遺伝子などの分子シャペロン発現に帰着することを観察した。

ADP-ribosylation/nitrosylation :ADP リボシル化/ニトロソ化
GLYCERALDEHYDE 3-PHOSPHATE DEHYDROGENASE (GAPDH) :グリセルアルデヒド3-リン酸脱水素酵素
mitochondrial membrane potential ミトコンドリア膜の電位
NO-induced neuronal apoptosis. NO誘導性神経細胞死
caspase-activated DNase カスパーゼ活性化因子
protein disulfide isomerase(PDI) :タンパク質のジスルフィド結合(PDI)
HSP70:遺伝子の型
molecular chaperon :分子シャペロン

DNA損傷→ミトコンドリア変化→カスパーゼ活性化→セラミド形成→アポトーシス

Our recent findings indicate that overexpression of PDI in the rat hippocampus(in vivo) and in neuroblastoma SK-N-MC cells(in vitro) significantly suppress the hypoxia-induced neuronal death. From physiological/pathophysiological and pharmacological aspects, we review the importance of studies on the cellular and molecular mechanism of membrane receptor-signaling and of stress-responses in the brain to identify functional roles of neuro-glial- as well as neuro-neuronal interaction in the brain.

我々の最近の知見はラット海馬(生体内での)および神経芽細胞腫SK-NMC細胞(生体外)でタンパク質のジスルフィド結合(PDI)の過剰発現は低酸素血症により誘発される神経細胞死を有意に抑制することを示している。
生理学的/病態生理学的および薬理学的側面から、脳における神経とグリアの相互作用と同様に神経と神経系の相互作用の機能的役割を特定するために、脳で膜受容体応答およびストレス反応

embrane receptor-signaling 細胞膜受容体応答
neuroblastoma 神経芽腫
hypoxia-induced 低酸素血症により誘発される
neuronal death 神経細胞死

Key words neurotransmitter; membrane receptor-signaling; apotosis; brain ischemia;

Neuron-glia; drug action

キーワード:神経伝達物質、細胞膜受容体応答、アポトーシス、脳虚血、グリア細胞、薬物作用

考えたこと

脳内の受容体に関して興味を持っていて調べたいたらこの文献に出会いました。薬が効くメカニズム、薬理に関心があります。講演会で精油成分が脳内のGABAA受容体に結合して鎮静効果を発現することを勉強しました。病気の発生するメカニズムと薬が効果を表すメカニズムがわかると精油の選択ができる部分があるかも知れません。症状の緩和に適するものと、原因に効果がある精油があります。

特に心の原因で病気になるものには精油は適しているかも知れません。症状の元になる心の病に対しては精油の効果があるのかと思います。病は気からと言われていますのでこの気に効果ある精油を見つけると良いかと思います。

相変わらず自分も良く分かっていない文献を訳しています。しかし、翻訳するといろんなことを調べることになりとても勉強になります。

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November 04, 2007

各国によるジャスミンサンバック名称の違い

先日、お客様から注文したジャスミン3mlは「インドジャスミン(MOGRA)」ですよね?とのメールを頂きました。

下記の返事をメールしました。

販売中のオイルの学名はJasminum officicinaleの水蒸気蒸留で原産地は北西ヒマラヤになります。インドではCHAMELIと呼ばれています。ご指摘の「インドジャスミン(MOGRA)」かどうかはわからないです。

ところが、今日、発売予定のHydicum spicatum の精油に関して調べていたらインドジャスミン(MOGRA)はJasminum sambac (Mogra)であることがわかりました。

ジャスミンサンバックの名称

Common names include Arabian Jasmine, Mogra (Hindi), Kampupot, Melati (Malay and Indonesian Language), Sampaguita (Tagalog), and Mallipu (Tamil).

一般名には、アラビアジャスミン、Mogra ・モグラ(ヒンディー語)、Kampupot(マレー語)、Melati・メラティ(インドネシア語)、Sampaguita・サンパギータ(タガロ語)、およびMallipu(タミール語)が含まれます。。

日本ではマツリカ(茉莉花)と呼んでいます。

このように国よって名称が違うのは下記の理由からです。

Jasminum sambac (syn. Nyctanthes sambac) is a species of jasmine native to southern Asia, in India, Philippines, Myanmar and Sri Lanka.

ジャスミンサンバック(異名Nyctanthes sambac)は、インド、フィリピン、ミンヤンマーおよびスリランカの南アジア固有のジャスミン種である。

旅行先で購入された精油などは現地名で覚えているのでお客さまによってはその国の名称で覚えていて、学名は覚えていないのが普通です。こちらは主に学名を中心にして精油名を判断しているので各国による一般名だとわからない場合があります。


特にインドの精油にはアーユールヴェーダー名がありますので一般名とインドの名称を一致させるよう調べています。お客様にお渡している資料には努めて現地名を掲載するようにしています。

現在、フィトアロマ研究所では全部インド産ですが、ジャスミン3ml(水蒸気蒸留)、ジャスミンAbs1ml(最近発売)、ジャスミンサンバック1mlを販売しています。

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November 03, 2007

フィトアロマ研究所3年目感謝セール

フィトアロマ研究所は今月で早3年目を迎えることができました。感謝の意味を込めてアロマショップ フィトアロマ研究所で3年目感謝セールを行っています。

縁あって、フランスディエットアロマ社オーガニック精油を販売することができることになったので、2005年11月から本格的に販売開始をしました。

最初に知り合いのアロマセラピストさんに精油を持って行き、香等を確かめて頂きました。そしたら嬉しいことにとてもいい精油だと言っていただき購入していただけることになりました。この言葉によって勇気づけられました。何しろ知られていない精油を販売するのだから、いくら自分が気に入っても使用していただけるお客様にご支持がいただけなければどうしようもないですから。

ブランドを気にせずに精油の良さで購入していただいたアロマセラピストさんの方々にはとても感謝しています。現在も購入していただいております。この精油を購入していただいたことが光明になり、現在があります。ありがとうございました。また、新しい精油を仕入れるとアロマセラピストさんが試してくれて様々なことを教えてくました。

今日まではやみくもにいろんな精油を世界各地から仕入れていました。これからは購入していただけるマニアックな精油を仕入れたいと思っています。それには、お客様がどんな精油を求めているのかを知る必要があります。また、お客様から精油探しの依頼をしてもらえるフィトアロマ研究所になりたいと思っています。

これからは、ディエットアロマ社の精油、フィトアロマ精油、キャリアオイルを中心に販売していきます。精油に関してはできる限り成分分析表のある精油を探したいと思っています。また、香が良いがデータの少ない精油もありますが香りで購入していただけたらと思い、販売していきます。

これから販売する予定の精油に関して述べてみたいです。知り合いのアロマセラピストさんからのお勧めもあり和の精油を販売する予定です。販売の第一弾として沖縄の月桃精油を販売いたします。ブラジルにも月桃精油があり、PUBMEDで調べてみると治療的効果の文献が出ていますので紹介したいと思ってます。

また、現在治療的効果の高いCO2抽出の精油の販売の準備をしています。候補の精油としては、ローズマリー、ジンジャー、フランキンセンスなどです。

ブログに関しては精油が医療現場で使用されているような文献を探して紹介をしたいと思っています。読者のかたからどんな文献が必要なのか教えていただければ調べてみたいと思っています。

これからもフィトアロマ研究所の精油・キャリアオイルをよろしくお願い申し上げます。

ブログでフィトアロマ研究所紹介

フィトアロマ研究所発売オイルのお知らせ

名も知らぬブランドオイルなれど、遠きフランス、米国より日本に来たる。


フィトアロマ研究所3年目感謝セール

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November 02, 2007

1,8シネオールおよびβ-ピネンの抗侵害(鎮痛)作用

Antinociceptive Properties of 1,8-Cineole and beta-Pinene, from the Essential Oil of Eucalyptus camaldulensis Leaves, in Rodents.

齧歯動物でリバーレッドガム ユーカリの葉精油由来の1,8シネオールおよびβ-ピネンの抗侵害(鎮痛)作用

Antinociceptive Properties:抗侵害(鎮痛)作用
Eucalyptus camaldulensis リバーレッドガム ユーカリ

PUBMEDより

1: Planta Med. 2007 Sep 24;

Liapi C, Anifantis G, Chinou I, Kourounakis AP, Theodosopoulos S, Galanopoulou P.

Department of Experimental Pharmacology, Medical School, University of Athens, Athens, Greece.

1,8-Cineole (cineole) and beta-pinene, two monoterpenes isolated from the essential oil obtained from EUCALYPTUS CAMALDULENSIS Dehn leaves were tested for antinociceptive properties. Tail-flick and hot-plate methods, reflecting the spinal and supraspinal levels, respectively, were used in mice and/or rats using morphine and naloxone for comparison.

リバーレッドガム ユーカリの葉から得られた精油より単離された2つのモノテルペン、1,8シネオール(シネオール)およびβ-ピネンの抗侵害(鎮痛)作用が検査された。脊椎レベルおよび上脊髄レベルを反映するテイルフリックおよびホットプレートの方法が比較のために、それぞれにモルヒネとナロキソンを用いてマウスおよび/またはラットで使用された。

spinal levels 脊椎レベル
supraspinal levels:上脊髄レベル
naloxone ナロキソン

Cineole exhibited an antinociceptive activity comparable to that of morphine, in both algesic stimuli. A significant synergism between cineole and morphine reversed the antinociceptive effect of morphine in a degree equivalent to naloxone, probably acting as a partial agonist through the mu opioid receptors.

両方の痛覚刺激でシネオールはモルヒネのそれと同等の抗侵害(鎮痛)作用を示した。シネオールとモルヒネとの間の顕著な相乗作用はナロキソンにほぼ等しいモルヒネの抗侵害(鎮痛)作用を逆転させて、μオピオイド受容体を通して部分アゴニストとして作用しただろう。

algesic stimuli  痛覚刺激
synergism:相乗作用
partial agonist:部分アゴニスト

From structure-activity relationships of the pairs morphine + cineole and naloxone + beta-pinene, it was shown that similarities exist in the stereochemistry and in the respective atomic charges of these molecules. Further studies are in progress in order to elucidate the mechanism of action of the two terpenoids.

ペアーのモルヒネ+シネオールおよびナロキソン+β-ピネンの構造活性相関から、類似点が立体化学およびこれらの分子それぞれの原子電荷で存在することを示された。更なる研究は、2つのテルペノイドの作用機序を解明するために進行中である。

Structure-Activity Relationship:構造活性相関
stereochemistry :立体化学
atomic charges 原子電荷

PMID: 17893834 [PubMed - as supplied by publisher]

鎮痛薬はオピオイド(麻薬)性鎮痛薬(中枢神経系のオピオイド受容体に作用)と非オピオイド(非麻薬)性鎮痛薬(末梢作用による作用)に二分される。また前者は効力の強さから弱オピオイドと強オピオイドに分けられる。他方、作用機序の点からは、アゴニスト(モルヒネ様作用のみの薬)、部分的アゴニスト(オピオイド受容体に結合しモルヒネ様作用を現すが、その作用がモルヒネよりも弱く限定されているもの)、アゴニスト/アンタゴニスト(モルヒネ様の作用とこれに拮抗する作用の、両方を有するもの)に分けられる

(鎮痛薬におけるペンタゾシンの位置づけ)より

考えたこと

精油成分の作用に関して具体的に調べた研究です。これに関しても受容体の話が出てきました。ここで精油成分、1,8シネオール(シネオール)およびβ-ピネンの鎮痛作用のメカニズムに関して書いている文献ですがまだ、受容体との関連でどのような作用になるのかまだよく理解できていないです。鎮痛作用のメカニズムはオピオイド(麻薬)と非オピオイド(非麻薬)の理解が必要なことがわかりました。

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November 01, 2007

抗うつ薬免疫機能低下を引き起こす

Antidepressants and Immunity(Stress and Immunology : Interactions of sensory/and immune systems)

抗うつ薬と免疫(ストレスと免疫:感覚系と免疫系の相互作用)

小森 照久 1 野村 純一 2 藤原 良一 3 横山 三男 4

Komori Teruhisa 1 Nomura Junichi 2 Fujiwara Ryoichi 3 Yokoyama Mithel M. 4

1三重大学医学部精神神経科 2久留米大学医学部免疫学

1Deparment of Psychiatry, Mie University School of Medicine 2Department of Immunology, Kurume University School of Medicine

Keyword 抗うつ薬 うつ病 免疫応答 ベータアドレナリン受容体 精神神経免疫学

        antidepressants depression immune response beta-adrenergic receptor psychoneuroimmunology

Abstract

Depression is a biological entity consisting of psychiatric and somatic symptoms. Such symptoms are based on homeostatic dysregulation.

うつ病は精神医学的および身体的症状からなる生物学的存在である。そのような症状は恒常性の異常調節に基づいている。

Recently, imuune function in depression has been noted with the advance of psychoneuroimmunology. Several reports indicated depression to be accompanied by reduced immune function including reduced natural killer cell activity and lymphocyte proliferation to mitogens.

近年では、うつ病の免疫機能は精神神経免疫学の進歩で注目された。いくつかの報告は、NK細胞活性低下およびマイトジェンへのリンンパ球増殖などの免疫機能低下を伴うことになるうつ病を示唆した。

lymphocyte proliferation リンパ球増殖
mitogen :マイトジェン

On the other hand, antidepressants have been shown to suppress immune function. More attention to immunomodulation is thus needed in therapy for depression with antidepressants. Immunosuppressinve effects of antidepressants were evaluated only in vivo.

一方では、抗うつ薬は免疫機能を抑制することが示された。従って、抗うつ薬を用いてうつ病の治療において免疫調節への多くの注目が必要である。抗うつ薬の免疫抑制作用は、in vivo・体内だけで評価された。

Such a direct action may represent nonspedific toxic effets because of non-physiological high concentration used in the experiments. Indirect effects of antidepressants on immunity through neuroendocrine modulation should be assesed in the future to study immunomodulation by antidepressants treatment.

そのような直接作用は、実験で使用される非生理的な高濃度のため特異的な毒性作用を表すことがある。内分泌調節を通して免疫への抗うつ薬の間接作用は将来抗うつ薬によって免疫調節を研究するため評価されるべきである。

We confirmed our previous finding indicating olfactory bulbectomy to suppress plaque forming cell (PFC) preduction to sheep red blood cells.

以前の研究は嗅覚摘出がヒツジ赤血球にプラーク形成細胞の産生を抑制すること示したことを確認した。

olfactory bulbectomy 嗅球摘出
plaque forming cell (PFC) preduction:プラーク形成細胞の産生

In our recent study, immunomodulatory effects of imipramine (IMP) were evaluated by IMP administration at 5mg/kg/day for 3 or 10 days in sham-operated or olfactory bulbectomized mice.

最近の研究で、イミプラミン(環系抗うつ剤)の免疫調節作用が卵巣摘出または嗅球摘出ラットで、3または10日間、5mg/kg/dayでイミプラミン(環系抗うつ剤)投与によって評価された

imipramine (IMP) :イミプラミン三環系抗うつ剤
sham-operated 卵巣摘出  

Five mg/kg/day is the physiological dose. IMP administration for 3 days caused significant suppression of PFC production in sham-operated mice and to olfactory bulbectomized mice failed to have any effect.

1日量5 mg/kgは生理的用量である。3日間のIMP投与は卵巣摘出マウスでプラーク形成細胞の産生の顕著な抑制を引き起こして、嗅球摘出に対してはどんな作用も引き起こさなかった。

By IMP administration for 10 days, PFC production was significantly inhibited in sham-operated mice, while restored in olfactory bulbectomized mice.

10日間のIMP投与によって、プラーク形成細胞の産生は卵巣摘出マウスで顕著に抑制されて、一方、嗅球摘出マウスで回復した。

Present results indicate antidepressants to exert divergent effects on immune function, depending possibly on neural functioning. Antidepressants possess modulating properties for various neurotransmission mechanisms in the brain such as beta-adrenrgic receptor downregulation.

現在の研究結果は、多分神経機能によって抗うつ剤が免疫機能へ異なる作用を及ぼすことを示している。抗うつ薬はβーアドレナリン受容体受容体の発現の低下などの様々な脳の神経伝達機構に対して調節作用を保持している。

beta-adrenrgic receptor downregulation. :βーアドレナリン受容体受容体の発現の低下

In contrast to the possibility of increased function in central beta-receptors, the function of lymphocyte beta-receptor has been shown to possibly decrease in depression and upregulate by the repeated administration of antidepressants.

中枢性β受容体で機能増加の可能性と対照的に、リンパ球のβ受容体の機能は、多分うつ病で低下して、抗うつ薬の反復投与によって上方制御することが示された。

central beta-receptors:中枢性β受容体
lymphocyte beta-receptor:リンパ球のβ受容体

These differences between central and lymphyocyte beta-receptor function may be significanlt. The peripheral noradrenergic function may be under tonic inhibitory influence of the central noradrenergic system, and thus dysregulated central noradrenergic activity may induce sympathetic hyperactivity associated with immunosuppressive effects in depression. The restoration of immune function in depression by antidepressants may be related to peripheral beta-action adjustment.

中枢性β受容体機能と:リンパ球のβ受容体機能とのこれらの相違は重要である可能性がある。末梢ノルアドレナリン作動性機能が中枢ノルアドレナリン 神経系の強壮的抑制影響下にあって、このように不調節な中枢ノルアドレナリン作動性活性はうつ病で免疫抑制作用に関連する交感神経活性亢進を誘発する可能性がある。抗うつ薬による免疫機能低下の回復は末梢β作用調整に関連する可能性がある。

sympathetic hyperactivity 交感神経活性亢進

考えたこと

いろんな化学成分が受容体に結合して生体反応を引き起こす。精油の化学成分も同じ体内に入り受容体と結合していろんな作用を引き起こすのだと思います。免疫機能の低下をもたらす抗うつ薬に代わって初期の段階の症状は精油の香りで症状が軽減できたら良いのではないかと思いました。まだ、香でうつ病を治療する考えはまだないですから。香り成分は脳の関門を通り抜けてGABA受容体に結合して鎮静効果をもたらすと文献が出ていました。いろんな精油でうつ病に良い精油を見つけてくれると良いですね。精油はまだ医療的には科学的証拠が少ないのでまだ確かめようとするひとは 少ないです。受容体結合などの薬理効果に興味を持ってきているので文献があれば紹介したいと思っています。思いついたことを書きました。

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