アロマセラピスト重松 浩子先生医学会での講演
先日の第64回日本循環器心身医学会に参加して日本アロマコーディネーター協会、JAA指定校 日本アロマコーディネータースクール講師、重松 浩子先生の講演を聞きました。
日本循環器心身医学会は開かれたチーム医療でそれぞれの専門家のアートを用いて心臓病患者さまのケアにあたっています。本学会は、医師、看護師、心理士、音楽療法士、アロマセラピスト、栄養士、薬剤師、作業療法士、医学情報担当者の方々が集う学会です。とチラシに記載されています。
今回のテーマは「こころのアートーみんなで拓くー」10月28日の市民広場のテーマは、「―みんなで“こころのケア”を考えようー」患者さまとご家族の人々とご一緒に
この会の中ではアロマセラピストはアロマの専門家として心臓病患者さまのケアに関与しています。
重松 浩子先生は、お医者様、大学教授の先生方に初日の体感講座・アロマセラピーで医療現場にアロマセラピーを取り入れてみたい方に実際に香りを嗅いで体感しながら、精油の選び方、使い方にポイントについて話しました。下記の内容は重松先生作成の配布資料より
アロマセラピーとは
どんな精油がるの?・精油の特徴は
どんなことに役立つの:オフィス、マインド、ビュティーケア、ヘルスケア、ハウスホールド
精油の影響は?
1.鼻から(嗅覚から脳へ)
2.呼吸から(肺から循環器を経て全身へ
3.皮膚から(皮膚から浸透して循環器をへて全身へ
精油選択の考え方
1.避ける精油を外す
目的、誰に、誰が、どこで、いつ
2.候補を挙げる
空間の共有者、状況・状態の確認、香りの種類のバラティ、単品使用かブレンドか
3.方法を考える
どこにどのように、何で(キャリア/用いる基材)、期間・頻度、温度、予算、管理
自分が体感してみる
まずは拡散してみる
(医療現場に 今後注目したい国産精油)
今回、東京女子医大でのアロマセラピーに重松 浩子先生が用いた下記の国産精油
ゲットウ
学名: Alpinia zermbet
科名:ショウガ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留
産地:沖縄
特性:抗菌、抗真菌、抗不安、デオドラント、筋弛緩、鎮痙、鎮痛、鎮静、収斂、抗炎症
ユズ
学名:Citrus junosu
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾
産地:高知県
特性:抗ガン、抗菌、抗真菌、抗不安、デオドラント、抗不安、血行促進、うっ滞除去、
健胃、防虫
重松先生は上記内容のレジメの資料とスライドを交えてわかりやすい説明されました。また、今回、重松先生は東京女子医大でアロマセラピーによる下記の臨床実験を行いました。
タイトルは、「アロマセラピーが心臓カテーテル検査を受ける患者の心理・身体面に与える影響について」の実験を医療従事者と一緒に行いました。この体験を踏まえて、非医療従事者のアロマセラピストが医療の中に入っていくことのとまどいなども話されました。
内容に関しては次回に書くつもりです。妙録集のアロマセラピーの欄、重松先生は下記に様に書いています。“ストレスを軽減し、気分に対しては即効性があり、入院生活のQOLを高めることに役立つだけでなく、今後の医療に様々な貢献をする可能性を大いに期待できるでしょう。
今回の講演を聞いていて、非医療従事者のアロマセラピストが医療の中でお役に立つことができることを医療者従事者の方に示されたことは大変重要なことと思いました。
Comments
心臓にラベンダーがいいと聴いたことがあります。
ですから、私は心臓カテーテルの部屋でラベンダーを炊いていましたよ。
冠状動脈にいいとか。
Posted by: takako | November 07, 2007 01:44 PM