英国でのアロマセラピーとは
英国でのアロマセラピーとは
手元にある、Encyclopedia of Natural Healing の本には体と心のヒーリングのための90以上の代替療法が紹介されてます。著者は、Dr.Dvid Peters & Anne Woodham各療法に点数をつけていて、セラピストが提供できることが書かれています。
アロマセラピーの項目に書かれているアロマセラピーの紹介です。
Many cultures,from Far Eastern to Ancient Egyptian, have established a form of aromatherapy over centuries, combining the medicinal properties known to exist in plants with the tradition of healing massage with oil.
極東から古代エジプトまでの多くの文化が何世紀にわたってアロマセラピー形を確立して、植物に存在する薬理作用と伝統的なオイルを使用するヒーリングマッサージと結合させた。
Modern aromaherapy practices is largely based on research by doctors in France, where essential oil sometimes prescribed as alternatives to conventional medicine. Outside Frace, aromatherapy initially became popular as beauty treatment, and its medicinal and therapeutic potentional has only recently been recognized.
現代に行われているアロマセラピーはフランスの医師による研究に基づいていて、フランスでは西洋医学の代替として時々精油が処方されます。フランス以外では、アロマセラピーは最初に美容トリートメントとして流行して、その薬理および治療の可能性は最近になって認められた。
ここで注目することは精油の薬理作用とヒーリングマッサージです。フランスのアロマセラピーではマッサージのことはほとんど聞きません。
この事典の中でアロマセラピーの主な使用に下記の事柄が掲載されています。
1.不眠および頭痛などのストレス関連症状
2.アトピー性皮膚炎、ニキビ
3.消化不良
4.喘息
5.風邪
6.膀胱炎
7.妊娠および出産
8.生理不順
上記内容が書いてあることにはアロマセラピーによって解消できることを意味していると思います。ここにはリラクゼーションとしては書かれていないです。アロマセラピストは上記の病気にことやこれらの症状を改善するための精油の薬理的なことを知る必要があると思います。
また、下記のことが書かれています。
精油は薬理作用があると思われているアルコール、ケトンおよびフェノールに分解することができます。これらの薬理作用を理解することはアロマセラピストの教育に最も重要なことです。
なぜならば不適切に精油を使用すると毒になるからです。
精油の化学の大切さを強調しているように思えました。
タカさんのコメント英国のアロマセラピーのことが書いてありましたので書いてみました。
Comments
こんにちはタカです。
フランスとイギリスの違いについて、その要因となることのひとつに、マッサージの法制化があると思います。
フランスでは、理学療法士資格でマッサージをすることができ、もともとマッサージ資格から理学療法士の資格が生まれています。
たぶん、フランスで日本のようなアロマサロンを見かけることはないと思います。また近いものとしてはエステサロンになると思いますが、この医療での理学療法士と美容でのエステ資格が厳密に区別されているため、フランスでは、特にアロマセラピストという形では見かけないのだと思います。医療としてのアロマには、医療資格が必要ということが、フランスでのアロマセラピーです。
フランスはメディカルアロマといわれますが、その裏には、医療資格での厳密な区分がされているというベースがあることに由来すると思います。
濃度の高い、精油の薬理効果に拘ったということが、日本では言われますが、そこには、医療資格というベースがあって、さらに、処方において、そのレシピだけじゃなく、使用法や使用頻度まで細かく指導されるという、精油を薬として扱う姿勢がメディカルアロマの本来の姿かなと思います。
日本は、ただ、メディカルアロマといいながら、レシピは見かけるけど、その使用法や使用頻度までの治療プログラムまで指導されないままなので、それでメディカルアロマと言ってもいいのかどうか、疑問を持つところです。
ちなみに、英国や、アロママッサージがおこなわれている国々では、マッサージ資格がないことが多いですね。あっても、ずいぶんとゆるやかだったりします。
同じ理学療法士でも、英国は看護師資格がベースですし、日本では、マッサージし資格とは区別されていたりと、それぞれの国の資格の背景も違うようです。
日本にはマッサージし資格あるんだけど、アロマトリートメントはマッサージじゃないといっているので、また、それらの国々とは違った環境になると思います。
やっぱり、そういった国々の背景も、アロマセラピーの活用に大きくかかわっていると思うので、海外での施行例も、そのまま日本に持ち込んでいいのかどうかは難しいですね。
Posted by: タカ | April 04, 2008 03:11 PM