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March 31, 2009

最近の検索ワード・アンブレットシードオイル

今日は投稿する話題がなくてブログ訪問者の検索ワードについて書きます。アロマ関連のブログですが調べてみるとベストテンのなかに”しこいわし”が入ってます。以前にしこいわしの料理のことを書いたものです。最近はしこいわしの料理はあまりしていないでもっぱらでパックで販売されているさしみを購入して食べてます。

精油名の検索で多いのは、スパイクナード、ナルドの香油が多いです。スパイクナード精油はフィトアロマ研究所の創業のころからあっかっている精油です。ネパールにはなぜかひかれてヒマラヤ産の精油を販売してます。

最近の検索ワードで多いのはアンブレットシードオイルです。この精油は2008年の4月から発売してますがそのころはアンブレットシードオイルの検索はほとんどなかったです。

最新号のアロマトピア93・特集ホルモン様精油の働きを考えるの記事で女性ホルモンの分泌に影響を及ぼすアンブレット・シードオイルの研究と開発について、日本メナード化粧品株式会社 加藤雅光氏に聞く、が出ていました。

これらのことでアンブレットシードオイルの存在が知れてきたのかもしれません。

アンブレットシードAbs1ml・精油 のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ

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March 30, 2009

アルテミシニンはヒト乳がん細胞でエストロゲン誘発増殖を切断

Artemisinin selectively decreases functional levels of estrogen receptor-alpha and ablates estrogen-induced proliferation in human breast cancer cells アルテミシニンは、選択的にエストロゲン受容体α機能レベルを低下させて、ヒト乳がん細胞でエストロゲンによる誘発の増殖を切断する。 Shyam N. Sundar, Crystal N. Marconett, Victor B. Doan, Jamin A. Willoughby, Sr and Gary L. Firestone* Department of Molecular and Cell Biology and the Cancer Research Laboratory, University of California at Berkeley, Berkeley, CA 94720, USA カリフォルニア大学バークレー校、ガン研究所、分子細胞生物学教室 MCF7 cells are an estrogen-responsive human breast cancer cell line that expresses both estrogen receptor (ER) and ERβ. Treatment of MCF7 cells with artemisinin, an antimalarial phytochemical from the sweet wormwood plant, effectively blocked estrogen-stimulated cell cycle progression induced by either 17β-estradiol (E2), an agonist for both ERs, or by propyl pyrazole triol (PPT), a selective ER agonist. MCF7細胞(乳腺がん細胞株)はエストロゲン受容体αおよびβを発現するヒトエストロゲン応答性乳がん細胞株である。スイートワームウッド植物からの抗マラリア植物化学物質、アルテミシニンでMCF7細胞の治療は、効果的に、いずれの両方のエストロゲン受容体に対する拮抗薬、17β-エストラジオール(E2)または選択的エストロゲンα拮抗薬、プロピル・ピラゾール・トリオール(PPT)によって誘発されるエストロゲン刺激ホルモン細胞周期進行を遮断した。 MCF-7 (Human breast adenocarcinoma cell line) Human breast adenocarcinoma cell line:乳腺がん細胞株 cell cycle progression:細胞周期進行 estrogen-stimulatedエストロゲン刺激ホルモン細胞周期進行 agonist 拮抗薬 Artemisinin strongly downregulated ER protein and transcripts without altering expression or activity of ERβ. Transfection of MCF7 cells with ER promoter-linked luciferase reporter plasmids revealed that the artemisinin downregulation of ER promoter activity accounted for the loss of ER expression. アルテミシニンは、エストロゲン受容体αタンパク質およびエストロゲン受容体βの発現および活性を変えることなく転写を強く下方制御した。エストロゲン受容体αのプロモーターに関連するルシフェラーゼ・リポーター・プラスミドによるMCF7細胞のトランスフェクション試薬は、エストロゲン受容体αプロモーター活性のアルテミシニン下方制御はエストロゲン受容体α発現欠如の説明をすることで明らかにした。 plasmids:プラスミド Artemisinin treatment ablated the estrogenic induction of endogenous progesterone receptor (PR) transcripts by either E2 or PPT and inhibited the estrogenic stimulation of a luciferase reporter plasmid driven by consensus estrogen response elements (EREs). Chromatin immunoprecipitation assays revealed that artemisinin significantly downregulated the level of endogeneous ER bound to the PR promoter, whereas the level of bound endogeneous ERβ was not altered. アルテミシニン治療はエストラジオールまたはプロピル・ピラゾール・トリオール(PPT)の何れかによって内在性プロゲステロン受容体転写のエストロゲン誘発を切断して、コンセンサスエストロゲン応答要素(EREs).によって進行されたルシフェラーゼ・レポーター・プラスミドのエストロゲン刺激を阻害した。クロマチン免疫沈降アッセイは、アルテミシニンが有意にプロゲステロン受容体のプロモーターに結合する内在性エストロゲンαのレベルを下方制御して、ところが結合する内在性エストロゲンβのレベルは変化しなかった。 Chromatin immunoprecipitation assays クロマチン免疫沈降アッセイ Treatment of MCF7 cells with artemisinin and the pure antiestrogen fulvestrant resulted in a cooperative reduction of ER protein levels and enhanced G1 cell cycle arrest compared with the effects of either compound alone. アルテミシニンおよび純粋抗エストロゲン剤・フルベストラントによるMCF7細胞治療はエストロゲンαタンパク質濃度の協調減少を結果的におこして、単独でいずれの化合物効果と比較してG1細胞周期停止を強化した。 anti-estrogen:抗エストロゲン剤 fulvestrant:フルベストラント.(乳癌治療薬;エストロゲン受容体遮断) Our results show that artemisinin switches proliferative human breast cancer cells from expressing a high ER :ERβ ratio to a condition in which ERβ predominates, which parallels the physiological state linked to antiproliferative events in normal mammary epithelium. 研究結果は、アルテミシニンがエストロゲン受容体α:エストロゲン受容体β発現の高率からの増殖するヒト乳がん細胞をエストロゲン受容体βが優位に占める状態に切り替える。そのことは正常ヒト乳腺上皮において抗増殖結果に関連する生理学状態に一致する。 normal mammary epithelium.正常ヒト乳腺上皮 考えたこと 今回の翻訳は難易度が高かくて苦労しました。意味の通じない日本語になっているかもしれません。今回、翻訳するにあたり調べた単語に訳語と以前同じような内容ヒト乳癌に対するザクロの効果を訳したときに訳語と違っていることに気が付きましたがそのままにしてます。 関連ブログ ヒト乳癌に対するザクロの効果 一部の通常精油成分のエストロゲン様活性の評価

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March 29, 2009

井上重治先生の抗菌アロマセラピー講座終わる

少人数の参加者でしたが抗菌アロマセラピー講座を今日開催できました。講座のなかで秩父で蒸留しているフジバカマ、クロモジの精油と芳香蒸留水の香りや使用感をたしかめることができました。和の香りははでさはないがとても落ち着き感じがしました。取り扱ってみたくなりました。

また、現代医療での抗菌アロマセラピーに関してのお話をしてくれました。実際に臨床例をとったパルマローザ精油により水虫治療の話やニキビに対する精油の効果。二キビに効果がある精油つぉひてツリーバジル精油を紹介していました。先生からもりだくさんのお話を聞くことができました。

講座終了後受講者と先生とのお茶会をして、そこでもお話をしていただき大変勉強になりました。
機会がありましたら井上先生の講座を開くことを考えています。

尚、4月20日、東京渋谷で先生の講演会があります。

井上重治 著「サイエンスの目で見る ハーブウォーターの世界」出版記念講演会

ハーブウォーター(芳香蒸留水)の新たな展開をめざして

関連ブログ

ツリーバジル精油によるニキビ治療臨床検査

ツリーバジルエセンシャルオイル・精油創傷治癒促進


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March 28, 2009

スイートワームウッド化学成分アルテミシニン乳がん予防に役立つかも?

スイートワームウッド化学成分アルテミシニン乳がん予防に役立つかも?

Sweet wormwood (artemisia annua) may help prevent breast cancer, study

スイートワームウッド(くそにんじん)乳がん予防に役立つかも?

Malaria drug may help prevent Breast Cancer , study shows

マラリア薬乳がん予防に役立つかもしれないと研究は示してる

A derivative of the sweet wormwood plant (artemisia annua) used since ancient times to fight malaria and shown to precisely target and kill cancer cells may someday aid in stopping breast cancer before it gets a toehold.

スイートワームウッド植物の誘導体は古代からマラリア退治のために使用されていて、正確にがん細胞を目標として、殺すことが示され、将来、がんが発症する前に乳がん発症を止めることの助けになるかもしれない。

artemisia annua:和名:クソニンジン、英名:スイートワームウッド、キク科 ヨモギ属

In a new study, two UW bioengineers found that the substance, artemisinin, appeared to prevent the onset of breast cancer in rats that had been given a cancer-causing agent. The study appears in the latest issue of the journal Cancer Letters.

新研究で、2人の米国、ワシントン大学、バイオエンジニアは、アルテミシニンの成分が発がん物質を投与したラットで乳がん発症を防ぐように見えることを解明した。この研究は最新号のjournal Cancer Lettersに発表される。

artemisinin:アルテミシニンはセスキテルペン・ラクトンでヨモギ精油成分のひとつです。
cancer-causing agent 発がん物質

"Based on earlier studies, artemisinin is selectively toxic to cancer cells and is effective orally," according to Henry Lai, research professor in the Department of Bioengineering, who conducted the study with fellow UW bioengineer Narendra P. Singh, a research associate professor in the department. "With the results of this study, it's an attractive candidate for cancer prevention."

学部の研究準教授の同僚、ワシントン大学のバイオエンジニアNarendra P. Singh,との研究を行ったバイオエンジニアリング学部、研究教授のHenry Laiによると、初期の研究に基づいて、アルテミシニンは選択的にがん細胞に毒であって経口で効果的である。"この研究結果をもって、アルテミシンはがん予防の魅力的な候補である。

The properties that make artemisinin an effective antimalarial agent also appear responsible for its anti-cancer clout. When artemisinin comes into contact with iron, a chemical reaction ensues that spawns free radicals -- highly reactive chemicals that, when formed inside a cell, attack the cell membrane and other structures, killing the cell.

また、アルテミシンが効果的な抗マラリア薬剤である特性はその抗がん影響の原因であるように思われる。アルテミシニンが鉄分と接触すると、化学反応が起きて、高い反応性化学物質のフリーラジカルが産生して、細胞内に形成されて、細胞膜および他の組織を攻撃し、細胞を殺す。

The malaria parasite can't eliminate iron in the blood cells it eats, and stores it. Artemisinin makes that stored iron toxic to the parasite.

マラリア原虫は血球での食する鉄を除去することができなくて蓄える。アルテミシニンは蓄えた鉄を原虫にとって有毒にする。

The same appears to be true for cancer. Because they multiply so rapidly, most cancer cells have a high rate of iron uptake. Their surfaces have large numbers of receptors, which transport iron into the cells. That appears to allow the artemisinin to selectively target and kill the cancer cells, based on their higher iron content.

同じことはがんに当てはまるようにみえる。急速に増殖するため、多くのがん細胞は高率の鉄の取り込みを有する。がん細胞の表面には多数の受容体を有していて、それが鉄を細胞内に輸送する。アルテミシニンは選択的に目標を設定してその高濃度鉄容量に基づいてがん細胞を殺させるようにみえる。

In the latest study, the researchers administered to rats a single oral dose of 7,12-dimethylbenz[a]anthracene, a substance known to induce multiple breast tumors. Half of the rats then were fed regular food, while the other half were fed food with 0.02 percent artemisinin added. For 40 weeks, researchers monitored each group for the formation of breast tumors.

最新の研究で、研究者は多発性乳腺腫瘍を誘発する物質、7,12-ジメチルベンズアントラセンをラットに単回経口投与した。その時、ラットの半分は通常のエサで飼育して、一方、他の半分は0.02 %のアルテミシニン付加のエサで飼育した。40週間、研究者は乳腺腫瘍形成のためにそれぞれの群を監視した。

7,12-dimethylbenz[a]anthracene 7,12-ジメチルベンズアントラセン
a single oral dose 単回経口
multiple breast tumors 多発性乳腺腫瘍

Among the rats that didn't get artemisinin, 96 percent developed tumors. In comparison, 57 percent of the artemisinin-fed rats developed tumors.

アルテミシニンを投与されなかったラットの間では、96%が腫瘍を発症させた。比較して、アルテミシニン飼育のラットの57%が腫瘍を発症させた。

In addition, the researchers report, tumors that did develop in the artemisinin-fed rats were both "significantly fewer and smaller in size when compared with controls."

さらに、研究者は、アルテミシニンで飼育されたラットで発症した腫瘍は対照群と比べると極めて少数でサイズは小さかったと報告している。

The reason for artemisinin's apparent preventative effect may be twofold, the researchers said. The substance may kill precancerous cells, which also tend to use more iron than ordinary cells, before those cells develop into a tumor. Artemisinin also may impede angiogenesis, or a tumor's ability to grow networks of blood vessels that allow it to enlarge.

アルテミシニンの明らかな予防効果に対する根拠は二倍である可能性があると、研究者が言った。成分は前がん細胞を殺す可能性があって、それは、また、これらの細胞が腫瘍になる前に通常の細胞より鉄分を多く使用する傾向がある。また、アルテミシニンは血管新生を阻害、または腫瘍増殖を許すことになる血管ネットワーク増大を阻害する可能性がある。

precancerous cells 前がん細胞
angiogenesis  血管新生

Because artemisinin is widely used in Asia and Africa as an anti-malarial, it has a track record of being relatively safe and causing no known side effects, Lai said. "The present data indicate that it may be a potent cancer-chemoprevention agent.

アルテミシニンは抗マラリアとしてアジアおよびアフリカで広範囲に使用されているため、比較的安全で副作用を引き起こさないと知られている過去の実績がある。

"The present data indicate that it may be a potent cancer-chemoprevention agent.

「現在のデータは、アルテミシニンが強力な発がん予防薬剤である可能性があることを示す。

"Additional studies are needed to investigate whether the breast cancer prevention property of artemisinin can be generalized to other types of cancer."

「付随研究は、アルテミシニンの乳がん抑制作用が他の種類のがんに普遍化できるかどうかを調査することが必要である。

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March 27, 2009

フランキンセンス(乳香)オイル膀胱がん細胞を殺す(2)

Frankincense Oil Kills Bladder Cancer Cells フランキンセンス(乳香)オイル膀胱がん細胞を殺す Frankincense oil has long been treasured for its soothing aroma. What's more, traditional healers have claimed for centuries that frankincense is a natural medicine that can treat a variety of conditions. Now research just published in the journal BMC Complementary and Alternative Medicine demonstrates that the frankincense herb (technically named Boswellia carteri) could be an effective treatment for cancer of the bladder, the organ that stores urine. フランキンセンス(乳香)オイルはその鎮静アロマために長い間大切にされてきた。さらに、伝統的ヒーラーは フランキンセンスが様々な症状を治療できる自然薬であると何世紀もの間主張した。その時に、BMC補完・代替療法雑誌に掲載された研究はフランキンセンス草本(学名ボスウエリア カルテリ)が尿を貯蔵する膀胱のがんための効果的治療でありえたことを証明する。 A team of scientists from the University of Oklahoma Health Sciences Center and the Oklahoma City VA Medical Center evaluated frankincense oil's impact on both normal human bladder cells and cancerous human bladder cells in culture. The results showed the frankincense oil was harmless to the normal cells -- but the natural extract zeroed in and killed the cancer cells. オクラホマ州立大学、ヘルスサイエンスセンターおよびオクラホマシティVA医療センターの科学者チームは培養でヒト正常膀胱細胞とヒト膀胱がん細胞両方へのフランキンセンス(乳香)オイルの影響を評価した。研究結果はフランキンセンス(乳香)オイルは正常細胞に無害であることを示したが、天然抽出物は狙いをさだめてがん細胞を殺した。 The research team, headed by Dr. HK Lin, used gene expression analyses to specifically determine how frankincense oil destroyed bladder cancer cells. They discovered that the oil suppressed cancer cell growth and then triggered bladder cancer cell death by activating several cell death pathways. Dr. HK Lin指導の研究チームは、如何にしてフランキンセンス(乳香)オイルが膀胱がん細胞を破壊するのかについて明確に決定するために遺伝子発現量解析を用いた。フランキンセンス(乳香)オイルはがん細胞増殖を抑制して、さらに、いくつかの細胞死経路を活性化することによって膀胱がん細胞死を誘発することを発見した。 gene expression analyses 遺伝子発現量解析 cell death pathways:細胞死経路 According to the National Cancer Institute, about 69, 000 Americans were diagnosed with bladder cancer last year and around 14,000 died from the malignancy. Bladder cancer tends to strike men more often than women and, in fact, it's the fourth most common type of cancer in men in the U.S. "Frankincense oil may represent an inexpensive alternative therapy for patients currently suffering from bladder cancer," Dr HK Lin said in a statement to the media. 米国国立がん研究所によると、昨年度、約69, 000の米国人が膀胱がんであると診断されて、およそ14,000人は悪性腫瘍で死亡した。膀胱がんは女性より男性が罹患することが多くて、事実、米国の男性で4番目に一般的ながんである。「フランキンセンス(乳香)オイルは、現在、膀胱がんを患っている患者とって安価な代替療法を表す可能性があると」Dr HK Linがメディアのステートメントで述べた。 the National Cancer Institute 米国国立がん研究所 malignancy :悪性腫瘍 Originating from Africa, India, and the Middle East, frankincense oil has been shown to have a host of medicinal benefits in several studies published over the past several years. In research published in the Journal of Ethnopharmacology, Japanese scientists from the Ichimaru Pharcos company documented how active components of the resin of aromatic frankincense oil have anti-inflammatory properties that could be useful for the treatment of rheumatoid arthritis and other inflammatory diseases. アフリカ、インドおよび中東の原産・フランキンセンス(乳香)オイルは、ここ数年にわたって発行された幾つかの研究で多くの薬理薬効示した。民族薬理学雑誌で発表された研究で、一丸ファルコス株式会社の日本の科学者は、芳香フランキンセンス(乳香)オイル樹脂の活性成分が関節リウマチおよび他の炎症性疾患治療に役立つことができるだろう抗炎症作用を如何に有しているかを実証した。 medicinal benefits :薬理薬効 Ethnopharmacology 民族薬理学 Another Japanese research team from Nihon University in Tokyo found additional remarkable disease-fighting properties in frankincense oil. In a report published in Biological and Pharmaceutical Bulletin, the scientists revealed components of frankincense not only inhibited the Epstein-Barr virus, but also were shown to be effective against three human neuroblastoma cell lines. Neuroblastoma cancers form in nerve tissue and most often affect small children, usually beginning in the adrenal glands, neck, chest or spine. 東京の日本大学の他の日本人研究チームは、フランキンセンス(乳香)オイルに追加の画期的な病気と闘う特性を発見した。生物・薬品雑誌で発表された報告で、科学者は、フランキンセンス成分がエプスタイン・バーウイルスを阻害するだけでなくて、3つのヒト神経芽腫培養細胞株にたいして効果的であることも示したことを明らかにした。神経芽細胞腫がんは神経組織で形成されて、最も多くは小児を冒し、副腎、首、胸部または脊椎に発生する。 Biological and Pharmaceutical Bulletin:生物・薬品雑誌 Epstein-Barr virus エプスタイン・バーウイルス neuroblastoma cell lines:神経芽腫培養細胞株 Neuroblastoma cancers:神経芽腫のがん 帝京大学、医真菌研究センター、井上 重治先生の抗菌アロマセラピー入門講座募集中 抗菌アロマセラピー講座3月29日(日曜日)お知らせ 井上重治先生は、フレグランスジャーナル社よりー〈サイエンスの目で見る〉ハーブウォーターの世界ーを出版されます。

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March 26, 2009

フランキンセンス(乳香)オイル膀胱がん細胞を殺す

Frankincense oil derived from Boswellia carteri induces tumor cell specific cytotoxicity 学名ボスウエリア カルテリ由来のフランキンセンス(乳香)オイルは腫瘍細胞に特異的な細胞毒性を誘発する Background Originating from Africa, India, and the Middle East, frankincense oil has been important both socially and economically as an ingredient in incense and perfumes for thousands of years. Frankincense oil is prepared from aromatic hardened gum resins obtained by tapping Boswellia trees. 背景 アフリカ、インドおよび中東原産のフランキンセンス(乳香)オイルは、数千年の間も香料および香水の原料として、社会的および経済的の両方で重要だった。フランキンセンスオイルはボスウェリア属の樹木に刻み目をつけることによって得られる芳香の固形ガム樹脂から作られる。 One of the main components of frankincense oil is boswellic acid, a component known to have anti-neoplastic properties. The goal of this study was to evaluate frankincense oil for its anti-tumor activity and signaling pathways in bladder cancer cells. フランキンセンスオイル(乳香油)の主要成分のひとつはボスウェリア酸で抗悪性腫瘍特性を有する成分として知られている。本研究の目的は、膀胱がん細胞で抗腫瘍作用およびシグナル伝達経路に対するフランキンセンス(乳香)オイルを評価することであった。 anti-neoplastic properties:抗悪性腫瘍特性 anti-tumor activity:抗腫瘍作用 signaling pathways:シグナル伝達経路 bladder cancer cells:膀胱がん細胞 Method Frankincense oil-induced cell viability was investigated in human bladder cancer J82 cells and immortalized normal bladder urothelial UROtsa cells. Temporal regulation of frankincense oil-activated gene expression in bladder cancer cells was identified by microarray and bioinformatics analysis. 方法 フランキンセンスオイル誘発の生細胞数がヒト膀胱がんJ82細胞で研究されて正常膀胱尿路上皮UROtsa細胞を不滅にした。膀胱がん細胞でフランキンセンスオイル活性による遺伝子発現の時間制御はマイクロアレイおよび生物情報学分析によって確認された。 cell viability 生細胞数 Urothelial Cells:尿路上皮細胞. microarray analysis:マイクロアレイ分析 bioinformatics analysis 生物情報学分析 Results Within a range of concentration, frankincense oil suppressed cell viability in bladder transitional carcinoma J82 cells but not in UROtsa cells. Comprehensive gene expression analysis confirmed that frankincense oil activates genes that are responsible for cell cycle arrest, cell growth suppression, and apoptosis in J82 cells. However, frankincense oil-induced cell death in J82 cells did not result in DNA fragmentation, a hallmark of apoptosis. 結果 濃度の範囲内で、フランキンセンスオイル(乳香油)は膀胱移行上皮がんJ82細胞で生細胞数を抑制したがUROtsa細胞では抑制しなかった。包括的遺伝子発現分析は、フランキンセンスオイルがJ82 細胞で細胞周期停止、細胞増殖抑制、およびアポトーシス を誘導する遺伝子を活性化することを確認した。しかし、フランキンセンスオイル誘発のJ82細胞での細胞死はアポトーシスの特徴であるDNA断片化の結果でなかった。 transitional carcinoma cells 移行上皮がん Comprehensive gene expression 包括的遺伝子発現 cell cycle arrest:細胞周期停止 cell growth suppression:細胞増殖抑制 apoptosis:アポトーシス Conclusion Frankincense oil appears to distinguish cancerous from normal bladder cells and suppress cancer cell viability. Microarray and bioinformatics analysis proposed multiple pathways that can be activated by frankincense oil to induce bladder cancer cell death. Frankincense oil might represent an alternative intravesical agent for bladder cancer treatment. 結論 フランキンセンスオイル(乳香油)は、正常な膀胱細胞とがん細胞を区別してがんの生細胞数を抑制する。マイクロアレイおよび生物情報学分析は膀胱がん細胞死を誘導するフランキンセンスオイルによって活性化できる複数の経路を提案した。乳香油は膀胱がん治療の代替膀胱内注入剤を表現しているかものしれない。 intravesical agent 膀胱内注入剤 上記の記事ではどこで研究されたが書いていないので下記の記事で紹介します。 H.K. Lin and his team at the University of Oklahoma Health Sciences Center and Oklahoma City VA Medical Center evaluated frankincense oil for its anti-tumor activity in bladder cancer cells. 米国オクラハマ州立大学、ライフサイエンスセンターおよびオクラハマシティー・メディカルセンターのH.K. Linおよびそのチームが膀胱がん細胞で抗腫瘍作用対してのフランキンセンス(乳香)オイルを評価した。 フランキンセンス成分ボスウェリア酸皮膚疾患に有効 フランキンセンスCO2精油成分酢酸インセンスオールl、うつ病および不安に効果? フランキンセンス成分酢酸インセンスオール脳を活性http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2008/10/post-4cbd.html 帝京大学、医真菌研究センター、井上 重治先生の抗菌アロマセラピー入門講座募集中 抗菌アロマセラピー講座3月29日(日曜日)お知らせ 井上重治先生は、フレグランスジャーナル社よりー〈サイエンスの目で見る〉ハーブウォーターの世界ーを出版されます。

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March 25, 2009

スパニッシュセージ精油新発売

スパニッシュセージ

学名:Salvia lavandulifolia

科名:シソ科

原産地:スペイン

抽出部位:葉

抽出方法:水蒸気蒸留

安全性:妊娠中使用不可

精油の化学成分(取引先の分析表より)

酸化物:1.8シネオール(29.7%)

ケトン:カンファー(26.7%)

モノテルペン炭化水素:カンフェン(8.7%)、α-ピネン(6.6%)、β-ピネン(5.0%)、リモネン(4.8%)、ミルセン(2.8%)、
サビネン(1.6%)、パラシメン(0.6%)、γ-テルピネン(0.4%)、テルピノレン(0.3%)

モノテルペンアルコール:ボルネオール(2.4%)、リナロール(1.6%)、テルピネン4-ol(0.5%),、
α-テルピネオール(0.5%)

セスキテルペン炭化水素:α-フムレン(1.5%)、β-カリオフィレン(0.6%)

エステル:酢酸テルピニル(1.0%)、酢酸リナリル(0.7%)、酢酸ボルニル(0.7%)、

作用:抗うつ、抗炎症、抗菌、消毒、鎮痙、収斂、駆風、消臭、月経促進去痰、解熱、血圧降下、神経鎮静、
神経強壮、

皮膚:ニキビ、切り傷、ふけ、皮膚炎、湿疹、多汗、頭髪の減退、歯肉炎、擦り傷

循環器系、筋肉、関節:関節炎、衰弱、むくみ、筋肉痛、循環不全、リウマチ

呼吸器系:喘息、咳、喉頭炎

消化器系:黄疸、肝臓の鬱血

泌尿器系:無月経、月経困難症、不妊症

免疫系:風邪、熱、インフルエンザ

神経系:頭痛、神経疲労、ストレス症状

相性のよい精油:クラリーセージ、シーダーウッド、シトルネラ、ジュニパー、パイン、ユーカリ、ラベンダー、
ローズマリー、

その他の資料
エレメント:空気、星座:土星、陰陽:陽、ノート:トップ

参照資料
The Illustrated Encylopedia Of Essential Oils
The Aromatherapy Practioner Reference Manual

スパニッシュセージ5ml・精油のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ

関連ブログ

スパニッシュセージ精油および成分テルペンのコリンエステラーゼ阻害作用

認知症に認知増強特性のスパニッシュセージ、セージ、メリッサ、ローズマリー

帝京大学、医真菌研究センター、井上 重治先生の抗菌アロマセラピー入門講座募集中
抗菌アロマセラピー講座3月29日(日曜日)お知らせ

井上重治先生は、フレグランスジャーナル社よりー〈サイエンスの目で見る〉ハーブウォーターの世界ーを出版されます。

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March 24, 2009

抗菌アロマセラピー講座・セラピスト誌のオフィシャルサイト~セラピーライフで紹介

来る3月29日に行われる抗菌アロマセラピー講座が、セラピーのある生活~セラピスト誌のオフィシャルサイト~セラピーライフに紹介されました。

東京・青山で抗菌アロマテラピー講座を開催!

帝京大学、医真菌研究センター、井上 重治先生の抗菌アロマセラピー入門講座募集中
抗菌アロマセラピー講座3月29日(日曜日)お知らせ

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March 23, 2009

タイム・ローズマリー・ラベンダー・シダーウッドの精油ブレンド円形脱毛症効果

Randomized trial of aromatherapy. Successful treatment for alopecia areata.

アロマセラピーの無作為化試験:円形脱毛症の成功治療

alopecia areata 円形脱毛症

PUBMEDより

1: Arch Dermatol. 1998 Nov;134(11):1349-52.

Hay IC, Jamieson M, Ormerod AD.

Department of Dermatology, Aberdeen Royal Infirmary, Foresterhill, Scotland. ad.ormerod@abdn.ac.uk
皮膚科

OBJECTIVE: To investigate the efficacy of aromatherapy in the treatment of patients with alopecia areata.

目的:円形脱毛症患者治療でアロマセラピーの有効性を調査すること。

DESIGN: A randomized, double-blind, controlled trial of 7 months' duration, with follow-up at 3 and 7 months.
デザイン:期間7ヵ月、追跡調査3および7ヵ月の無作為、二重盲検、比較試験
SETTING: Dermatology outpatient department.
設定:皮膚科外来

PARTICIPANTS: Eighty-six patients diagnosed as having alopecia areata.

参加者:円形脱毛症と診断された86人の患者

INTERVENTION: Eighty-six patients were randomized into 2 groups. The active group massaged essential oils (thyme, rosemary, lavender, and cedarwood) in a mixture of carrier oils (jojoba and grapeseed) into their scalp daily. The control group used only carrier oils for their massage, also daily.

介入:86人の患者は、2つの群に無作為に振り分けた。実対照群は毎日キャリアオイル(ホホバおよびグレープシード)に希釈した精油(タイム、ローズマリー、ラベンダー、およびシダーウッド)で頭皮をマッサージした。また、毎日、対照群はマッサージのためにキャリアオイルのみ用いた。

MAIN OUTCOME MEASURES: Treatment success was evaluated on sequential photographs by 2 dermatologists (I.C.H. and A.D.O.) independently. Similarly, the degree of improvement was measured by 2 methods: a 6-point scale and computerized analysis of traced areas of alopecia.

主要結果測定:成功治療は、それぞれに2人の皮膚科医(I.C.H.とA.D.O。)によって経時的写真で評価された。
同様に、改善度合は6ポイント評価尺度および脱毛症の痕跡領域のコンピューター分析の2つの
方法によって測定された。

RESULTS: Nineteen (44%) of 43 patients in the active group showed improvement compared with 6 (15%) of 41 patients in the control group (P = .008). An alopecia scale was applied by blinded observers on sequential photographs and was shown to be reproducible with good interobserver agreement (kappa = 0.84). The degree of improvement on photographic assessment was significant (P = .05). Demographic analysis showed that the 2 groups were well matched for prognostic factors.

結果:実対照群の43人の患者のうちの19人(44%)は、対照群(P = .008)において41人の患者のうちの6人(15%)と比較して改善を示した。脱毛症スケールは経時的写真への盲検した観察者によって適用されて観察者間一致率(kappa = 0.84)で再現性であることが示された。写真評価ついての改善度は意義深いものであった。
人口統計学的分析法は、2群が予後因子に対する適合度が高いことを示した。

interobserver agreement:観察者間一致率

CONCLUSIONS: The results show aromatherapy to be a safe and effective treatment for alopecia areata. Treatment with these essential oils was significantly more effective than treatment with the carrier oil alone (P = .008 for the primary outcome measure). We also successfully applied an evidence-based method to an alternative therapy.

結論:研究結果はアロマセラピーが円形脱毛症対して安全で効果的治療であることを示している。これらの精油での治療がキャリアオイル単独治療(主要評価尺度のためのP = .008)よりかなり効果的であった。また、代替療法に対して証拠に基づく方法を適用した。

帝京大学、医真菌研究センター、井上 重治先生の抗菌アロマセラピー入門講座募集中
抗菌アロマセラピー講座3月29日(日曜日)お知らせ


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March 22, 2009

精油による腫瘍壊死因子α誘発の末梢血好中球粘着反応抑制

Suppression of tumor necrosis factor-alpha-induced neutrophil adherence responses by essential oils. 精油による腫瘍壊死因子α誘発の末梢血好中球粘着反応抑制 PUBMEDより Mediators Inflamm. 2003 Dec;12(6):323-8 Abe S, Maruyama N, Hayama K, Ishibashi H, Inoue S, Oshima H, Yamaguchi H. Teikyo University Institute of Medical Mycology, 350 Otsuka, Hachioji, Tokyo 192-0395, Japan. 帝京大学、医真菌研究センター BACKGROUND: In aromatherapy, essential oils are used as anti-inflammatory remedies, but experimental studies on their action mechanisms are very limited. 背景 アロマセラピーで、精油は抗炎症治療として使用されるがそれらの作用メカニズムに関しての実験研究は極めて限られている。 AIMS: To assess their anti-inflammatory activities, effects of essential oils on neutrophil activation were examined in vitro. 目的 精油の抗炎症作用を評価するために、好中球活性化への精油作用が生体外で調べられた。 METHODS: Neutrophil activation was measured by tumor necrosis factor-alpha (TNF-alpha)-induced adherence reaction of human peripheral neutrophils. 方法 好中球活性化は腫瘍壊死因子α(TNF-alpha)誘発の末梢血好中球粘着反応によって測定された。 Neutrophil Activation:好中球活性化 peripheral neutrophils:末梢血好中球 RESULTS: All essential oils tested at 0.1% concentration suppressed TNF-alpha-induced neutrophil adherence,and, in particular, lemongrass, geranium and spearmint oils clearly lowered the reaction even at 0.0125%. Similar inhibitory activities for the neutrophil adherence were obtained by their major constituent terpenoids: citral, geraniol, citronellol and carvone. In contrast, very popular essential oils, tea tree oil and lavender oil, did not display the inhibitory activity at the concentration. 結果: 濃度0.1%で試験した全ての精油は腫瘍壊死因子α誘発の好中球の粘着能を抑制して、特に、レモングラス精油、ゼラニウム精油およびスペアミント精油は明らかに0.0125%濃度でさえ反応を低下させた。好中球の粘着能対する同様な阻害作用は、それらの精油主要成分のテルペン類:シトラール、ゲラニオール、シトロネロールおよびカルボンによって得られた。対照的に、最も知られている精油のティートリーおよびラベンダーは濃度で阻害作用を示さなかった。 tumor necrosis factor-alpha (TNF-alpha):腫瘍壊死因子α(TNF-alpha) neutrophil adherence:好中球の粘着能 CONCLUSION: Thus, some essential oils used as antiinflammatory remedies suppress neutrophil activation by TNF-alpha at a low concentration (0.0125-0.025 %) in vitro. 結論: このように、抗炎症性治療として使用される一部の精油は、生体外で低濃度(0.0125-0.025%)で腫瘍壊死因子αによる好中球活性化を抑制する。 帝京大学、医真菌研究センター、井上 重治先生の抗菌アロマセラピー入門講座募集中 抗菌アロマセラピー講座3月29日(日曜日)お知らせ

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March 21, 2009

ゼラニウム精油の抗中球動員抑制

Suppression of neutrophil recruitment in mice by geranium essential oil.

ゼラニウム精油によるマウスで好中球動員の抑制

neutrophil recruitment:好中球動員

Shigeru Abe, Naho Maruyama, Kazumi Hayama, Shigeharu Inouye, Haruyuki Oshima, and Hideyo Yamaguchi
Teikyo University Institute of Medical Mycology, Hachioji, Tokyo, Japan.

帝京大学、医真菌研究センター

BACKGROUND: In aromatherapy, essential oils are used as anti-inflammatory remedies, but experimental studies on their action mechanisms are very limited.

背景
アロマセラピーで、精油は抗炎症治療として使用されるがそれらの作用メカニズムに関しての実験研究は極めて限られている。

AIMS OF THE STUDY: To assess their anti-inflammatory activities, the effects of essential oils on neutrophil recruitment in mice were examined in vivo.

本研究の目的
精油の抗炎症作用を評価すること。マウスで好中球動員に関する精油作用がin vivoで調べられた。

METHOD: The effect of essential oils on leukocyte and neutrophil recruitment induced 6 h after intraperitoneal injection of casein in mice was examined.

方法
マウスでカゼインの腹腔内投与6時間後に誘発された白血球および好中球動員への精油作用が調べられた。

leukocyte:白血球
intraperitoneal injection:腹腔内投与
casein カゼイン

RESULTS: Leukocyte recruitment into the peritoneal cavity in mice was suppressed by intraperitoneal injections of geranium, lemongrass and spearmint oils at the dose of 5 microl/mouse, but was not by tea tree oil. This recruitment was inhibited dose-dependently by geranium oil. The suppression of leukocyte recruitment resulted from inhibition of neutrophil accumulation.

結果
マウスで腹腔内への白血球動員はマウス5マイクロの容量でゼラニウム、レモングラスおよびペパーミント精油の腹腔内投与によって抑制されたがティートリー精油では抑制されなかった。この動員はゼラニウム精油の容量依存で阻害された。白血球動員の抑制は好中球集積の阻害の結果であった。

CONCLUSION: Some essential oils used as anti-inflammatory remedies suppress neutrophil recruitment into the peritoneal cavity in mice.

結論

抗炎症治療として使用される一部の精油はマウスで腹腔内への好中球動員を抑制する。

関連ブログ

ゼラニウムオイル・精油皮膚塗布でマウスおいて好中球集積および浮腫炎症抑制

ゼラニウム・精油抗炎症作用、関節炎・炎症浮腫に効果

お知らせ

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March 20, 2009

真正ラべンダー精油を用いるアユルヴェーダ頭部滴油療法(シローダーラー)の薬理学的・理学的・心理的効果

Pharmaco-physio-psychologic effect of Ayurvedic oil-dripping treatment using an essential oil from Lavendula angustifolia

真正ラべンダー精油を用いるアユルヴェーダ頭部滴油療法(シローダーラー)の薬理学的・理学的・心理的効果

PUBMEDより

1: J Altern Complement Med. 2008 Oct;

Xu F, Uebaba K, Ogawa H, Tatsuse T, Wang BH, Hisajima T, Venkatraman S.

University of Toyama, Presymptomatic Health Promotion, Institute of Natural Medicine, University of Toyama, Toyama City, Japan. xufh@inm.u-toyama.ac.j.p

富山大学、和漢医薬学総合研究所、未病解析応用研究

Presymptomatic. Health Promotion:未病解析応用研究
Institute of Natural Medicine,:和漢医薬学総合研究所

Ayurvedic oil-dripping treatment, Shirodhara, involves the use of medicated herbal sesame oils. In our previous reports, we found that Shirodhara with plain sesame oil induced anxiolysis and an altered state of consciousness (ASC) in healthy subjects. We studied the pharmaco-physio-psychologic effect of Shirodhara with medicated sesame oil including an essential oil from Lavendula angustifolia (lavender) in the present study.

アユルヴェーダ頭部滴油療法(シローダーラー)は薬用ハーブゴマ油使用を伴います。前回の報告で、純粋ゴマ油のシローダーラーは健常な被験者で抗不安および変性意識状態(ASC)を誘発したことを解明した。本研究でラベンダー精油を含有する薬用ゴマ油でシローダーラーの薬理学的・理学的・心理的効果を研究した。

anxiolytic :抗不安
healthy subjects 健常な被験者
altered state of consciousness 変性意識状態(ASC)

Sixteen (16) healthy females (38 +/- 8 years old) were assigned at random to three treatments applied by a robotic oil-dripping system: plain sesame oil (plain Shirodhara), medicated sesame oil with a 0.3 volume % of lavender essential oil (lavender Shirodhara), or the control supine position.

16人の健常な女性(38歳+/-8歳)は自動頭部滴油システムによって塗布した3つのトリートメントに無作為に割り当てた。その3つは、純粋ゴマ油(純粋シローダーラー)、真正ラベンダー精油0.3%希釈薬用ゴマ油(ラベンダーシローダーラー)、または対照者
うつぶせであった。

supine position.:うつぶせ

Psychophysiologic parameters including the heart rate, skin temperature of the dorsum of hands and feet, as well as anxiety and ASC were monitored, and the rates of change of these items were calculated to assess the psychophysiologic changes brought about by Shirodhara.
心拍数、手足の甲の皮膚温、同様に抗不安および変性意識状態(ASC)を含む心理生理学的パラメーターはモニターされて、これらの項目の変化率はシローダーラーによって生じた心理生理学的変化を評価するために計算された。
Lavender Shirodhara showed potent anxiolytic and ASC-inducing or promoting effects, and induced the largest increase in foot skin temperature. The correlation between anxiolysis and ASC, as well as the correlation between these psychologic effects and the elevated foot skin temperature were larger in the lavender Shirodhara than in the other two conditions.

ラベンダーシローダーラーは抗不安の可能性および変性意識状態(ASC)の誘発または促進作用を示して、足皮膚温の最大上昇を誘発した。抗不安と変性意識状態(ASC)との相互関係、同様に心理学的効果と足皮膚温上昇との相互関係は他の2つの条件よりラベンダーシローダーラーでより大きかった。

It was speculated that the psycho-physiologic effects of lavender Shirodhara would be brought about by three mechanisms: (1) the well-known relaxing action of essential oils from L. angustifolia mediated by olfactory nerves, (2) the pharmacologic action of substances absorbed through the skin or mucosa in the sesame oil or lavender essential oil, and (3) the physiologic effect of sesame oil dripped on the forehead induced by the somato-autonomic reflex through thermosensors or pressure sensors in the skin or hair follicles via the trigeminal cranial nerve.

ラベンダーシローダーラーの心理・生理作用は3つのメカニズムによって生じたものであろうと推測されました。(1)嗅覚神経によって伝達されるラベンダー精油のよく知られているリラックス作用 (2) ゴマ油またはラベンダー精油で皮膚および粘膜を通して吸収される構成要素の薬理学的作用(3)三叉神経を介して皮膚あるいは毛包で温度センサーまたは圧力センサー通して体性自律神経反射によって誘発した額へのゴマ油頭部滴油の心理作用。

olfactory nerves:嗅覚神経
thermosensors 温度センサー
somato-autonomic reflex  体性自律神経反射

The complicated pharmaco-physio-psychologic action of Ayurvedic oil treatment may provide a useful model for future pharmaco-physio-psychotherapy.

アーユルヴェーダ・オイルトリートメントの複合的薬理・理学・心理作用は将来の薬理・理学・心理療法に対して有効有用なモデルを提供することになる。

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March 19, 2009

リナロール吸入マウスで鎮静作用誘発

Inhaled linalool-induced sedation in mice

リナロール吸入マウスで鎮静作用誘発

PUBMEDより

1: Phytomedicine. 2008 Sep 26.

Linck VD, da Silva AL, Figueiró M, Luis Piato A, Paula Herrmann A, Dupont Birck F, Bastos Caramão E, Sávio Nunes D, Moreno PR, Elisabetsky E.

Laboratório de Etnofarmacologia, Brazil; PPG Ciências Biológicas-Bioquímica, Brazil.

Linalool is a monoterpene often found as a major component of essential oils obtained from aromatic plant species, many of which are used in traditional medical systems as hypno-sedatives. Psychopharmacological evaluations of linalool (i.p. and i.c.v.) revealed marked sedative and anticonvulsant central effects in various mouse models.

リナロールは芳香植物種から得られる精油の主要成分として多くみられるモノテルペン炭化水素である。それらの多くは伝統的医療システムで催眠・鎮静剤として使用されている。リナロールの精神薬理学的評価(腹腔内および内大脳静脈)が様々なマウスモデルで顕著な鎮静および抗けいれんの中心的作用を明らかにした。

Psychopharmacological evaluations:精神薬理学的評価
i.p.:Intraperitoneal:腹腔内の
i.c.v.:Internal Cerebral Vein:内大脳静脈

Considering this profile and alleged effects of inhaled lavender essential oil, the purpose of this study was to examine the sedative effects of inhaled linalool in mice. Mice were placed in an inhalation chamber during 60min, in an atmosphere saturated with 1% or 3% linalool.

このプロフィールおよび吸入したラべンダー精油の推定作用を考えると、本研究の目的はマウスで吸入されたリナロールの鎮静作用を調査することであった。マウスは、1%あるいは3%のリナロールで充満した環境に60分の間吸入室に置かれた。

Immediately after inhalation, animals were evaluated regarding locomotion, barbiturate-induced sleeping time, body temperature and motor coordination (rota-rod test). The 1% and 3% linalool increased (p<0.01) pentobarbital sleeping time and reduced (p<0.01) body temperature.

吸入後直ちに動物が、行動、バビツール酸塩誘発睡眠時間、体温および運動協調性(ロータロッド試験)に関して評価された。1% および3%のリナロールは(p<0.01)ペントバルビタールの睡眠時間を増加させて(p<0.01)体温を下げた。
motor coordination 運動協調性
rota-rod test:ロータロッド試験
pentobarbital (ペントバルビタール): 睡眠薬、鎮静薬

The 3% linalool decreased (p<0.01) locomotion. Motor coordination was not affected. Hence, linalool inhaled for 1h seems to induce sedation without significant impairment in motor abilities, a side effect shared by most psycholeptic drugs

3%のリナロールは(p<0.01)行動を減少させた。運動協調性は影響を受けなった。それゆえ、1時間のリナロール吸入は運動能力を顕著に阻害することなしで鎮静作用を誘発するように思われます、副作用は多くの精神安定剤に共有されている。

psycholeptic drugs 精神安定剤

関連ブログ

リナロールの鎮静作用

ラベンダー精油主要成分L-リナロールの鎮静作用

ジャスミンティー匂い成分L-リナロールの鎮静作用

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March 12, 2009

チェストツリーベリー精油更年期障害に効果の記事

以前のブログでチェストツリーベリー精油のことを書いた時にこの精油が更年期障害に効果があるという実験報告があるので調べてみたいと書きました。

米国のPacific Institute of Aromatherapy発行の雑誌に掲載されていることを知り,その雑誌を購入してみました。目録を見ていて興味を持ったので他のと2冊購入しました。雑誌が届いたので紹介いたします。

1.Essential Oils and Cancer Editor Kurt Schnaubelt
Proceeding of 4th scientific wholistic
aromatherapy conference
San Francisco,
November 10,11,12,2000

上記目録の記事に更年期障害のことが掲載されていました。

The Vitex Anthology: Explorations in Menopausal Balance
チェストツリー選集:更年期ホルモンバランスの研究

Vitex angus castus: The Scientific and Practical Development of a New Essential Oil.
チェストツリー:新エッセンシャルオイルの科学的および実用的発展

その他にも興味ある記事が沢山掲載されてます。

2. Scienc and Emotion
Proceeding of the 3rd aromatherapy Conference
on therapeutic uses of essential oils
October 30,31 and November 1, 1998
San Francisco

上記2誌はメディカルアロマセラピーの報告書です。

時間をかけて読んでみたいと思っています。本が届くと読んでみたいと思うのですが時間がたつと興味が変わりまた新しい本を購入してしまいます。しかし、本が手元にあるとあることがらを探したい時に役にたちます。

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March 11, 2009

ブログ投稿回数1,500回になる

今日でブログ投稿回数が1,500回になったことを報告いたします。

今日は三上先生の精油の化学6回目の日で東京の早稲田で講義をして頂きました。帰りの電車から外を見ると満月の光がこうこうと輝いていました。電車の中で月光浴を楽しんでました。

帰宅してから1,500回目なので何かを書こうとしたが書く内容が浮かんできません。

報告だけで明日からまた書いていこうと思ってます。

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March 10, 2009

リナロエベリー精油

リナロエ ベリー精油

学名:Bursera delepechiana

科名:カンラン科

原産地:インド

抽出部位:果実

抽出方法:水蒸気蒸留

植物の特徴
小低木。果実や材は精油性の強い芳香があり、Mexican Linaloe Woodの基源植物とされる。この材から採取される精油は香水やセッケンなどの香り付けに用いられる。(世界有用植物事典より)

主要成分(取引先の成分表より)

モノテルペンアルコール
リナロール:44.25%、ゲラニオール:1.92%、α-テルピネオール:0.70%

エステル
酢酸リナリル:37.43%、酢酸ゲラニル:1.63%、酢酸テルピニル:0.75%、酢酸ネリル:0.35%

セスキテルペン炭化水素
β-カリオフィレン:6.68%、α-フムレン:0.74%

ケトン
メチル-ヘプタノン:1.07%

酸化物
リナロールtransオキサイド:0.57%、リナロールcisオキサイド:0.52%

作用
抗感染、抗うつ、抗炎症、抗けいれん、鎮静、神経強壮、免疫サポート

適用
皮膚:ニキビ、切り傷、皮膚炎

神経系:神経性緊張、ストレス症状

相性の良い精油
シナモンフラグランス、ティートリー

リナロエベリー5ml精油のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ

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March 09, 2009

おっさんのオリーブオイル

おかず作りに欠かせないのはオリーブオイルです。我が家の健康オイルです。簡単にできる料理は炒めものです。

今日の夕食のおかずはナス・シイタケをオリーブオイルで炒めて生姜醤油で食べました。また、よく炒めるのはあり合わせの野菜と冷凍のエビをオリーブオイルで炒めます。

無水フライパンにトマトを切って平たく並べて、その上にほうれん草、カキ、ニンニク、時にはタラなどを加えて、オリーブオイルを入れて温めて出来上がり。食べのこしたのは新たに野菜などを加えてスパゲッティにします。

以前は、オリーブオイルを使用して、しこいわし、ニンニク、タカの爪を入れてマリネを作りました。

タコを多く購入したときには、タマネギを細長く切って、タコも小さく切って、オリーブオイルを混ぜて食べます。

卵焼きもオリーブオイルを使用します。ニラはよく買いますのでニラたまを良く作ります。

おっさんにとってオリーブオイルは料理に欠かせないものです。なるたけエキストラバージンオイルを買うことにしてます。

関連ブログ

オリーブ油の美容・健康効果

オリーブ油の健康効果

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March 08, 2009

ジョセフ・キャンベル“神話の力”DVD購入

最近、神話学者・ジョセフキャンベルの神話の力DVDを購入しました。昔のことですがNHKで神話の力の番組をみて知りました。ビデオに撮ってみてましたが人に貸して返却してもらうのを忘れてしまいそのままになっていました。

時々、神話の力のことが思い出してAMAZONで調べるとビデオが販売されていましたがシリーズ全部でたしか1万円以上していましたので買いそびれていました。所が最近急に神話の力のことを思い出して検索してみたら2,717円でDVDが買えることをしり早速購入しました。

時間があるときに見ています。キリストや釈迦の英雄の旅立ち物語、ネティヴアメリカンの伝承物語、神道の考え方がスターウォーズに生かされていることを知りました。バリダンスでのトランス状態、死と再生の話、女神・バージン・大地の母などの女性に関しての話、仮面についての話など神話の力が現代に生きていることを知りました。

改めてみて上記のことがらを勉強したいと思っています。これらの事は癒しの考え方に結びついているかもしれないと思っています。NHKの時は音声多重の日本語で聞けましたが今回は英語版ですのでヒアリングの勉強になるつもりで見ていま。

Joseph Campbell: Power of Myth [DVD] [Import] (1988)

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早池峰大償(おおつぐない)神楽

早池峰大償(おおつぐない)神楽

今日は午前中はお客さまに送る精油を梱包しました。それを横浜駅前の郵便局に持ち込み発送しました。

その後、地球と人とみんなで楽しく遊ぼう・たあばんみ主催のECOイベント たあばんみ Vol.3に参加するため澁谷に向かいました。このイベントでお客様のアロマセラピストさんがフィトアロマ研究所の精油を使用した簡単!ハンドクリームのつくりかた講座を行うと聞いていました。

たあばんみでは、ECOの第一歩として、ペットボトルのキャップを集めて、リサイクル業書に買い取ってもらいその収益を寄付しています。ペットボトルキャップを持参すると個数によって入場量が割引になっていました。

途中でイベント会場をあとにして三宅坂の国立劇場 小劇場に行きました。舞い、踊る獅子たちー東北・関東編―、大償神楽・山伏神楽に親しむ・を見ました。

先日、新聞で神楽の公演があることを知り行くことにしました。昔、この神楽の公演を同じ小劇場で見たことがあり神楽の音楽にとても興味を持ちました。太鼓、鉦、笛、語りのコンビネーションがなんとも言えないです。単調ですが心に響きます。

今日の演目、式舞・鳥舞、式舞・山神、狂言・土ふまずの太法印、番楽舞・鞍馬、神舞・天照五穀、獅子舞・権現舞でした。

神楽の舞は大胆で優雅な舞で美しいです。舞の解説を読んでみると神話のことが書いてありました。昔は生活のなかに神楽を通して神話、すなわち神が生きていました。神楽を舞うことによって神様がその土地に来て頂けるようにお願いしました。

日本の神様は儀式をしてお呼びしないと来てくれないのです。昔、民俗学に興味を持って読んだ本にこのことを「まれびと」と書いてありました。

神楽の最後は権現舞で終わることになっているそうです。獅子の歯を打ち鳴らす音は太鼓・鉦の音にマッチしています。この舞は悪いものを祓ってくれるようです。

今日は楽しい時間を過ごすことができました。

下記で大償神楽が見れます。

岩手県 早池峰大償神楽YOUTUBE

3月7日(土)に書いて投稿するのを忘れてお風呂に入ってしまって翌日になってしいました。

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March 06, 2009

お客様からの質問で調べる

以前、お客様からの質問でパロサントの精油を探してくださいとの依頼があり探して精油を販売することができました。

また、喘息にかんする精油の質問を頂いたので以前、お客様からの質問で答えた下記のブログを紹介しました。

喘息対策(食事・アロマセラピー・代替療法)

先日は学名Satureja khuzestanicaの精油があるか教えてくださいとの依頼がありました。イラン原産の植物で精油は存在していて文献によると2型糖尿病および高脂肪血症に効果があるとの英文文献を見つけました。また、雄ラットでの不妊症改善がみられたと出ていました。ぜひとも、購入したい精油になりました。気にしているとみつけることができます。

下記のブログはエドガーケーシーの本でEdgar Cayce, Encyclopedia Of Healingの風邪の項目を訳したものです。読んで頂きたいと思い掲載します。

風邪についてエドガーケーシーより

お客様からの質問はこちらにとって勉強になります。調べることが可能なものは調べてお知らせできるように努めています。

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March 05, 2009

表にしてみると何かが見えるかも!

現在、フィトアロマ研究所ではディエットアロマ社の精油お買い上げのお客さまには主要成分一覧表をお渡しています。仕入れ毎に精油の分析表が送られてきますが前回知れた違うロット番号精油が送られてくることが多いです。新しい精油の分析表をチェックして一覧表を訂正します。一覧表には、精油名、学名、科名、原産地、抽出部位、主要化学成分名と%を記載しています。時々、精油の原産地が変わっていることがあります。

上からシソ科、ミカン科など科名ごとに精油を分けています。これにより科名による化学成分の特徴がつかめます。ミカン科の精油の化学成分で最初にくるのはリモネンですが次に表示されている化学成分名は違ってきます。これらの表のじっくり眺めてみると特徴がつかめるのではないかと思っています。表にまとめてみるとなにかが見えてくるかもしれません。

精油の他にキャリアオイル成分一覧表も作成しています。これによりキャリアオイルの脂肪酸特性は良くわかります。

また、以前作成したチャクラ、色、内分泌腺、身体の部位、人格、経穴、音階、惑星の表を新たに英文のアユルヴェーダー アロマセラピーの本からの資料を付け加えて作成しようとしています。表にすることによっていろんなことが考えられるのではないかと思っています。

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March 04, 2009

ラベンダー・ストエカス精油

ラベンダー・ストエカス精油

学名:Lavandula stoechas

別名:French lavender oil(フレンチラベンダー・オイル)
Spanish lavender oil(スパニシュラベンダー・オイル)

科名:シソ科

抽出部位:花穂、

抽出方法:水蒸気蒸留

禁忌:乳幼児、妊産婦、授乳中の女性、てんかん患者不可

主要成分(取引先の成分分析表より)

ケトン:フェンコン(27.16%)、カンファー(17.99%)

酸化物:1,8シネオール(14.53%)

モノテルペンアルコール:リナロール(13.64%)、テルピネン4-ol(0.75%)、フェンコール(0.61%)、ボルネオール(0.56%)

モノテルペン炭化水素:α-ピネン(4.11%)、リモネン(2.53%)、カンフェン(1.25%)、β-ピンネン(0.94%)、β-カリオフィレン(0.51%)

セスキテルペン炭化水素:cis-トランス-ファルネセン(1.78%)

エステル:酢酸ボルニル(0.46%)、酢酸ラバンジュリル(0.22%)

作用:粘膜溶解、抗カタル、皮膚はんこん、抗菌、抗真菌、強壮

皮膚:湿疹

呼吸器系:気管支炎、鼻炎、咳、風邪

筋肉・骨格系:リウマチ、筋肉痛

免疫系:バクテリア性耳炎

神経系:神経強壮

相性の良い精油

キャロット、コリアンダー、シナモン、セロリ、フェンネル、ペッパー

資料
エッセンシャルオイル総覧2007
The Aromatherapy Practitioner Reference Manuasl

関連ブログ記事より

植物の水蒸気エキスで皮膚中のβーエンドルフィンの量増加により皮膚機能改善

皮膚科学分野においてβーエンドルフィンが皮膚中に存在することが1999年に明らかにされた。それから、エンドルフィンのことが研究されて、次のようなことが分かった。

1.ケラチノサイトの増殖促進
2.繊維芽細胞の増殖を促進
3.上記の結果より損傷治癒効果
4.皮膚中のエンドルフィンの増加により唾液中のストレスホルモン(コルチゾル減少)
5.炎症緩和、脂肪細胞分化を抑制

皮膚中のβーエンドルフィン量の増加によって、皮膚本来が備えている機能が内面から高められます。βーエンドルフィン量の増加に作用する物質として、ヘリクリサムイタリクム、(Helichrysum italicum)クリマウマリチム(Crithmum maritimum)、フランスラベンダー(Lavandula stoechas)、シツモンスペリエンシス(Cistus momspeliensis)の水蒸気蒸留エキスであると雑誌に掲載されていた。

フレグランスジャーナル 6月号 2005 特集:香粧品の新原料・新技術 βーエンドルフィンの皮膚における新しい役割の記事より

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March 03, 2009

三上先生の精油成分分析表の読み方講座終わる

今日は雪が降ると言われていて、雪が降るあなたは来ないで受講者のキャンセルが出るのではないかと思っていましたが来てくれました。最初は申込者が少なく心配したが開催日が近づいたころに増えて来て安心しました。
自分で少なくても必ず開催すると決めたことが良かったのだと思ってます。

勉強会で香りの基本を勉強することがにせものをつかまないことになる。最初にラバンジンを真正ラベンダーと思ってしまったら本物を嗅いでも真正ラベンダーとは思わなくなってしまいます。

香りを嗅ぐときには必ずムエットに精油をつけて嗅ぐ必要があると教えてくれました。最初に真正ラベンダーOGのムエットを全員に配布して基本の香りを確認してもらいました。そのあと、原液のカンアファー、ボルネオール、フェンコンを嗅いでその成分の入っているラベンダーの何種類かを嗅ぎました。そのつど、真正ラベンダー香りと比べてもらいました。

香りの見分け方を勉強するとアロマセラピートリートメントに役に立つと思います。

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March 02, 2009

スピリチュアル心理学講座の案内

ブログで紹介した”ホピの予言 聖なる水のキーパーからのメッセージ・ワークショップ”は講師の都合により開催がキャンセルになりました。その代りに、アウェイク・ネイチャーを主宰しているハートランド・ジェームズのスピリチュアル心理学講座を行うことになっています。

その内容の一部を紹介いたします。日程、申込等はアウェイク・ネイチャーのブログをご覧ください。

スピリチュアル心理学講座:シリーズ1

どのように私たちの誤った認識(エゴ)が、自分たちを苦しめているのか
 ***「ホピの予言」そして今、世界で何が起こっているのか***

私たちが普段、何気なく言っていることや、していることは、
すべて、私たちの内にあるものの反映として、表現されています。

それは、思考から発されます。

思考とは、
子どもの頃の言葉を覚えるずっと以前から身につけた
「これが私である」という信念を基盤として
成り立っているものなのです。

私たちの人生の中で、これがはっきりと意識されないうちは、
この誤った認識によって、私たちは人生に問題をつくり出します。

ネイティブアメリカンのホピ族に授けられた
「ホピの予言」にまつわる出来事も取り上げて、
どのようにエゴが私たちの生活に作用しているのか、
見ていきます。ご一緒に探求の旅に出てみませんか?

<講師>  ハートランド・ジェームズ
 ソマティック心理学カウンセリング教育者、エサレンマッサージ、
 チベット仏教を修め、ネイティブアメリカンのシャーマニズムを学ぶ。
 エサレン、ロサンゼルスにて、25年のセラピー歴を持つ。
 2007年9月より神奈川県逗子市在住。

<通訳>  菅野 禮子(かんの れいこ)
 エックハルト・トールの第一作目「パワー・オブ・ナウ」を、
 徳間書店より完訳版として出版予定。鍼灸マッサージ師。介護福祉士。

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March 01, 2009

エックハルト・トール"A New Earth" 読書会&勉強会横浜

今日はアウェイク・ネイチャー主催エックハルト・トール"A New Earth" 読書会&勉強会横浜に参加しました。毎月2回開催されますが2月22日はリンパの講演会で参加できませんでした。

今日はエゴについて勉強しました。エゴ的思考は、完全に、過去によって条件反射するよう、習慣づけられています。育った環境、親の教育などによって内容も変わっています。エゴは時間的に過去であって分離を意味しています。

エゴを通して自己認識をしているそうです。私の物、私の思考、私の感情、これらを通して自己認識をしているので、これらに問題が生じると自分を失ったことになります。

これらの物は環境、条件、相手によって変わってきます。これらが自分のものであることによって自己認識をしているので、例えば、大切にしていた指輪無くなったときなど、自分が失われたように叫ぶことがあります。単に物がなくなったとは思わないのでそこに問題が生じます。指輪がなくなったことでその人の価値が半減したことはないのですがそこには気がつかないのです。

勉強をしながら自分達が過去、エゴによって現在を生きているような気がしました。過去体験によって現在、今の価値を判断しているように思いました。今を生きていないようです。過去の体験に照らしあわせて今を生きているよな気がしました。


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