ラベンダー・ストエカス精油
ラベンダー・ストエカス精油
学名:Lavandula stoechas
別名:French lavender oil(フレンチラベンダー・オイル)
Spanish lavender oil(スパニシュラベンダー・オイル)
科名:シソ科
抽出部位:花穂、
抽出方法:水蒸気蒸留
禁忌:乳幼児、妊産婦、授乳中の女性、てんかん患者不可
主要成分(取引先の成分分析表より)
ケトン:フェンコン(27.16%)、カンファー(17.99%)
酸化物:1,8シネオール(14.53%)
モノテルペンアルコール:リナロール(13.64%)、テルピネン4-ol(0.75%)、フェンコール(0.61%)、ボルネオール(0.56%)
モノテルペン炭化水素:α-ピネン(4.11%)、リモネン(2.53%)、カンフェン(1.25%)、β-ピンネン(0.94%)、β-カリオフィレン(0.51%)
セスキテルペン炭化水素:cis-トランス-ファルネセン(1.78%)
エステル:酢酸ボルニル(0.46%)、酢酸ラバンジュリル(0.22%)
作用:粘膜溶解、抗カタル、皮膚はんこん、抗菌、抗真菌、強壮
皮膚:湿疹
呼吸器系:気管支炎、鼻炎、咳、風邪
筋肉・骨格系:リウマチ、筋肉痛
免疫系:バクテリア性耳炎
神経系:神経強壮
相性の良い精油
キャロット、コリアンダー、シナモン、セロリ、フェンネル、ペッパー
資料
エッセンシャルオイル総覧2007
The Aromatherapy Practitioner Reference Manuasl
関連ブログ記事より
植物の水蒸気エキスで皮膚中のβーエンドルフィンの量増加により皮膚機能改善
皮膚科学分野においてβーエンドルフィンが皮膚中に存在することが1999年に明らかにされた。それから、エンドルフィンのことが研究されて、次のようなことが分かった。
1.ケラチノサイトの増殖促進
2.繊維芽細胞の増殖を促進
3.上記の結果より損傷治癒効果
4.皮膚中のエンドルフィンの増加により唾液中のストレスホルモン(コルチゾル減少)
5.炎症緩和、脂肪細胞分化を抑制
皮膚中のβーエンドルフィン量の増加によって、皮膚本来が備えている機能が内面から高められます。βーエンドルフィン量の増加に作用する物質として、ヘリクリサムイタリクム、(Helichrysum italicum)クリマウマリチム(Crithmum maritimum)、フランスラベンダー(Lavandula stoechas)、シツモンスペリエンシス(Cistus momspeliensis)の水蒸気蒸留エキスであると雑誌に掲載されていた。
フレグランスジャーナル 6月号 2005 特集:香粧品の新原料・新技術 βーエンドルフィンの皮膚における新しい役割の記事より
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