辛夷(シンイ)Magnoliae Flosについて
今日図書館に行き和漢薬物学の本を借りてきました。モクレン科のタムシバMagnolia salicifolia、コブシMagnolia kobus、ハクモクレンMagnolia denudate、Magnolia biondiiまたはその他近縁植物のつぼみを辛夷(シンイ)Magnoliae Flosと呼ぶそうです。
このために辛夷(シンイ)と言っても原植物、産地によって精油成分が異なると出ていました。このことで辛夷(シンイ)調べていても精油成分名がことなることを理解できました。
学名によって精油成分が違っていても本には適用として、鎮静、鎮痛薬として頭痛、頭重感、特に鼻炎蓄膿症などに用いると書いています。
漢方ではアロマセラピーでの精油起源植物に対する考え方とは違うのかと思いました。アロマではケモタイプでは成分が違うので適用する範囲が違ってきますが辛夷(シンイ)では元になる植物の学名が違っても同じ用に使用するのでしょうかと思いました。
Magnolia biondiiの和名を調べていますがまだ分かっていないです。
尚、図書館に行く前に漢方薬局で生薬の辛夷(シンイ)と川芎(せんきゅう)の香りを嗅がしていただきました。ありがとうございます。
Comments