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February 14, 2010

食用油と化粧油について

植物油は食用を使用してはいけないか?の質問をブログで受けました。そこで、食用油と化粧油の違いについて調べてみました。

食用油は食用植物油脂と言われていて、化粧油は化粧品用油脂と言われています。

食用植物油脂とは

食用植物油脂は、各種植物から採取した油を食用に適するよう精製処理などしたものです。

独立行政法人 農林水産消費安全技術センター


食用植物油脂品質表示基準

食用ぶどう油:ぶどうの種子から採取した油であって、食用に適するように処理したものをいう。

食用オリーブ油:オリーブの果肉から採取した油であって、食用に適するように処理したものをいう。

農林省告示第1222号


食用植物油脂のJAS規格(日本植物油協会)

油脂の精製レベル

【1】精製度合いの軽い「なたね油」
【2】十分精製した「精製なたね油」
【3】低温でも濁らない「なたねサラダ油

油脂の確認

油脂により特定の値を持つ項目・・・
【1】比重【2】屈折率【3】けん化価
【4】よう素価【5】不けん化物
【6】(脂肪酸組成)【7】(融点)

油脂の品質の確認

【1】一般状態(清澄度、風味等)、【2】色
【3】水分夾雑物【4】酸価
【5】(過酸化物価)【6】(不けん化物)


化粧品用油脂

化粧品用油脂は日本化粧用原料基準(現在は廃止)に基づいて作られています。

化粧品は日常不特定多数の人々によって連用されるものであるから、その基剤として用いられる油脂原料としては、次の条件を満足させるものでなければならない。

1)皮膚に対して刺激や毒性を与えることがあってはならない。

2)皮膚の表面における生理作用を妨害したり、変性させてはならない。

3)微生物の繁殖や生長を助長させてならない。

4)充分精製され、色や匂いがほとんどなく、経時的に安定性が高いことが好ましい。

5)精製工程における化学薬品が残存していたり、合成過程における有害な副生物があってはならない。

化粧品の使用目的は、薬事法の第2条第3項に明示してるように『人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪をそこやかにたもつ』にに用いられるものでさる。
(化粧品用油脂の化学・フレグランスジャy-ナル社)

オリブ油:本品は、Olea europaea Linne (Oleaceae)の果実を圧搾して得た脂肪油である。

ブドウ種子油:本品は、ブドウVitis vinifera Linne (Oleaceae)の種子から得た脂肪油である。

(日本化粧品工業会より)

考えたこと

アロマセラピーではキャリアオイルとして植物油を使用します。植物油には使用目的によって食用と化粧用と2種類があります。それぞれのも目的にかんして調べてみました。食用植物油脂は、各種植物から採取した油を食用に適するよう精製処理したものです。化粧品油脂の場合果肉は圧搾してとの方法論が書いてあるが種子の場合は種子から得た脂肪油になっています。それでは、食用油と化粧品用油はどのようにして作られるのかをか調べてみたいと思ってます。


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