香附子(コウブシ)・精油
香附子(コウブシ)・精油
学名:Cyperus rotundus
和名:ハマスゲ
科名:カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
原産地:インド
抽出部位:塊茎
抽出方法:水蒸気蒸留
植物の特徴
多年草。細いが硬い地下茎をのばしてよく繁殖し、その先端と茎の基部に長さ1cm弱で卵形の塊茎がある。
塊茎にはデンプンのほかにセウキテルペン(炭素数15のテルペン)を含む精油があって、塊茎(香附子)は漢方で他の生薬と配合して、肝機能障害、胃痛、腹痛、通経、鎮痛の効がある。インドネシアでではTekiと称し、月経不順、浮腫、尿路結石、爪の化膿に用いる。インドでは古くから(発汗、収斂)として使われた。
禁忌:妊娠中使用不可
主要化学成分
α-cyperone:α-ジペロン, β-selinene:β-セリネン、cyperene:ジペレン, cyperotundone,:シペロツンドン、patchoulenone:パッチュレノン, sugeonol:スゲノール, kobusone:コブソン, isokobusone:イソコブソン
作用
抗炎症、鎮痛、抗菌、神経強壮、収斂、去痰、駆風、消化、利尿、解熱、神経強壮、子宮収縮抑制
適用
気管支肺のうっ滞、関節リウマチ、月経困難症、量の乏しい月経、疥癬、痛風、うつ病
相性の良いオイル
ロックローズ、ベルガモット、サンダルウッド、ベチバー、クラリーセージ、パチョリー
その他
インドでは香附子に毛根の血行を刺激し,毛根近くの脂質分泌を活性化するため、ヘアケアとスキンケアにしようされるハーブとして知られています。
参照文献
The Aromatherpy Practitioner Reference Manual 世界有用植物事典
漢方では
*漢方では香附子は冷えの生薬。
*プロスタグランジン合成酵素系抑制。
*さまざまなうっ滞を除く作用あり、特に悪心、むかつき、げっぷ、胸やけ、
食欲不振などの消化器系症状とも月経痛の改善に紫胡、木香、蒼朮などと配合して用いられる漢方処方薬。
性味:辛・微苦、性は平
帰経:肝・三焦経
参照文献
漢方薬理学
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