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October 20, 2010

治療における二酸化炭素抽出CO2精油

昨日、日本アロマセラピー学会関東地方会主催のピエール・フランコム特別講演を聞きに行きました。タイトルは「アロマセラピー、高度な自然医学治療-フランスにおける医療としてのアロマセラピーの発展経緯と治療例」でした。

講演の中で治療に使用される精油のリストで超臨界流体二酸化炭素CO2精油が多かったことです。同じ精油であっても水蒸気蒸留ではあまり含有されていない成分が多く含まれていました。

例えば、ジンジャー精油には水蒸気蒸留にバニロイド成分が少ないがCO2には沢山含まれている。先日、ローバート・ティスランド氏 ワンデーセミナーで紹介されたフランキンセンス精油成分酢酸インセンソールはCO2精油には沢山含まれていた。

これからはアロマセラピーで使用される精油にCO2精油がもっと使われてくると思いました。

超臨界流体抽出CO2と水蒸気抽出の違いによる精油成分%変化

フランキンセンスCO2精油成分酢酸インセンスオールl、うつ病および不安に効果?

ローズマリー精油CO2の抗炎症および抗腫瘍作用

まだ間に合います三上先生精油の化学・薬理学講座京都2日間10月23日(土)―24日(日)

三上先生精油の化学・薬理学講座京都2日間10月23日(土)―24日(日)

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October 12, 2010

カタフレイ5ml・精油(マダガスカル原産)

学名:Cedrelopsis grevei

科名:プタエロクシラ科

植物の特徴
マダガスカルの西部地域に見られるマダガスカル固有種の低木です。この木の樹皮は伝統的に解熱、強壮剤として使用され、特にリウマチの痛みに効果があります。

原産国:マダガスカル

抽出部位:樹皮

抽出方法:水蒸気蒸留

注意:妊娠中不可、皮膚塗布する場合はキャリアオイルに十分希釈して使用してください。

カタフレイ5ml・精油化学成分(取引先分析表より)

モノテルペン炭化水素
β-ピネン(1.09%)、α-ピネン(0.54%)、δ-3カジネン(0.27%)、リモネン(0.25%)、パラサイメン(0.17%)、

モノテルペンアルコール
ミルテノール(0.21%)

セキステルペン炭化水素
allo-アロマデンドロン+イシュワラン(22.14%)、β-エレメン(9.10%)、δ-カジネン(43.80%),γ-カジネン(3.80%)、
β-セリネン(2.31%),α-セリネン(2.16%), γ-カジネン(1.54%)、β-カリオフィレン(1.07%)、α-コパエン(6.81%)、γ-ムウロレン(1.50%)、α-ムウロレン(1.36%)、shiprennδ-エレメン(1.03%),シペレン(1.32%)、
シクロサチベン(0.85%)、ar-クルクメン(0.70%)、α-カラコレン(0.54)、α-クベベン(0.45%)

セスキテルペンアルコール
レドール(1.49%)、エピクべノール(1.45%)、α-エレモール(0.79%)、α-カジノール(0.39%)

作用

抗炎症、強壮、抗リウマチ、うっ滞除去、鎮痛

適用

頭痛、疲労、リウマチ、関節炎、背痛、皮下炎症

相性の良いオイル

クラリーセージ、ティートリー、マジョラム、ラベンダー、レモン、ローズマリー

精油名称変更

2008年1月からCedrelopsis grevei精油をカトラフェ精油の名称で販売していました。販売名称を付けるときに取引先資料Cedreopsis(Katrafay)をローマ字読みにしてカトラフェにしました。

最近になって化粧品の成分としてこの植物名がカタフレイとして紹介されているのを知りました。海外の検索をしてみたところCedreopsis(Katafray)と出ているのがありました。これをローマ字読みにするとカタフレイになります。

Googleでカトラフェを検索してみると1-2にまで、カタフレイだと1-12までありました。カタフレイが一般的なので精油名称を変更しました。

カタフレイ5ml・精油のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ

三上先生精油の化学・薬理学講座京都2日間10月23日(土)―24日(日)

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