コスタス(木香)2ml・精油発売
コスタス(木香)・精油
学名:Sassuriea costus
科名:キク科、トウヒレン属
原産地:インド
抽出部位:根茎
抽出方法:水蒸気蒸留
植物の特徴
高さ1mをこえる大型の多年生草本。カシミール付近の標高2500-3000mのヒマラヤ山地に産し、中国では栽培される。根には精油を含み芳香がある。成分はセスキテルペンでステロイド、トリテルペノイドなどを含有する。漢方では健胃薬や胃腸薬として、嘔吐、下痢、腹痛などに用いられる。カシミール地方から生薬として中国に輸出される。
また、香水原料としても利用され、ヨーロッパでは各種の香水と調合された。芳香に残留性が強く、有用であるという。白髪混じりの頭を洗うのに使うと、頭毛を黒くする効果があると信じられている。
精油化学成分(コスツノリド とデヒドロコスタスラクトンの合計で最高50%)
セスキテルペンラクトン:コスツノリド 、デヒドロコスタスラクトン、コスタスラクトン
セスキテルペン:アプロタキセン、β-エレメン、カリオフィレン、セリネン
セスキテルペン アルコール:コストール、
ケトン:α-イオノン
酸:コスタス酸、オレイン酸
作用
消毒、鎮痙、抗ウイルス、抗がん、抗菌、駆風、消化、去痰、解熱、血圧降下、刺激、健胃、強壮
適用
呼吸器系:喘息、気管支炎、痙攣を伴う咳
消化系:腹部の膨張感、消化不良、痙攣
神経系:衰弱、神経疲労、ストレス症状
相性の良い精油
イランイラン、パチョリ、オポパナックス、オリエンタル系およびフローラル系の精油
資料
世界有用植物事典、The Aromatherapy Practitioner Manual,、The IlLustrated Encyclopedia Essential OIls
その他の記事
Costunolide has wide-ranging biological effects, including anti-inflammatory, anti-viral, anti-fungal, antimycobacterial, pro-differentiation, and hypolipidemic activities. Furthermore, costunolide has a chemopreventive effect on intestinal carcinogenesis. Costunolide could inhibit human telomerase activity (IC50 = 65 μM in MCF-7 breast cancer cells).
コスツノリドには幅広い生物学的作用を有していて、それには抗炎症、抗ウイルス、抗菌、抗結核菌、および脂質低下作用が含まれます。さらに、コスツノリドは大腸がんへの化学療法予防作用を有している。コスツノリドはヒトテロメラーゼ活性(MCF-7乳がん細胞株でIC50 = 65 μM)を阻害することができるだろう。
biological effects :生物学的作用
antimycobacterial:抗結核菌
pro-differentiation:分化促進
hypolipidemic activities:脂質低下
chemopreventive effects 化学療法予防作用
intestinal carcinogenesis大腸がん
telomerase activity テロメラーゼ活性
下記の2つの記事は生薬単より
コスツノリド、デヒドロコスタスラクトン
アルコール吸収抑制作用、塩酸・エタノール誘発胃粘膜障害の抑制作用、マクロファージからの過剰な一酸化窒素産生抑制作用、胃排出抑制作用、ウサギ大動脈の塩化カリウムまたはエピネフリンによる収縮抑制作用および胆汁分泌促進作用
漢方処方(帰脾湯・きひとう、参蘇飲・じんそいん、女神散・にょしんさん)
漢方では、婦人薬、精神神経用薬とみなされる処方などに配合される。芳香性健胃薬として食欲不振、胃腸薬として消化不良に用いる。「神農本草経」の上品に収載。
コスタス(木香)2ml・精油のお求めは アロマショップ フィトアロマ研究所へ
三上杏平先生・精油の化学講座(9回)10月12日(水)より開催
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