神経細胞に痛み消去のカギがある
Nerve cell memory holds key erasing pain
神経細胞に痛み消去のカギがある。
Researchers have found the key to how memories of pain are stored in the brain, especially in nerve cells (neurons), and how they can be erased to ease pain.
研究者は、痛みの記憶が脳に、特に神経細胞(ニューロン)にどのように貯蔵されるか、また、それらがどのように痛みを消去するかの鍵を見つけました。
The central nervous system is known to “remember” painful experiences, that they leave a memory trace of pain.
中枢神経系は痛みの経験を「覚えている」と知られています、それらは、痛みの記憶痕跡を残します。
And when there is new sensory input, the pain memory trace in the brain magnifies the feeling so that even a gentle touch can be excruciating.
また、新しい感覚入力があると、脳の痛み記憶痕跡が穏やかのタッチでさえ耐え難くなりうるよう感覚に拡大する。
“Perhaps the best example of a pain memory trace is found with phantom limb pain,” suggests McGill University neuroscientist Terence Coderre.
「多分、痛み記憶痕跡の最良の例は幻肢痛にみられます。」とマギル大学マックギル神経科学者Terence Coderreが示唆しています。
phantom limb pain 幻肢痛(げんしつう)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BB%E8%82%A2%E7%97%9B
“Patients may have a limb amputated because of gangrene, the patients continue to feel they are suffering from pain in the absent limb,” he said, according to a McGill statement.
マギル大学のステートメントによると、「患者は壊疽のために切断した手足を有しているかもしれなくて、患者は失った手足の痛みに苦しんでいると引き続き感じていますと」彼は述べた。
Limb 手足
Gangrene 壊疽(えそ),
Recent work has shown that the protein kinase PKMzeta plays a crucial role in building and maintaining memory by strengthening the connections between neurons (nerve cells).
最新の研究は、プロテインキナーゼPKMzetaがニューロン(神経細胞)間の接続を増強することによって記憶の構築および維持に重大な役割を果たすことを示しました。
Protein kinase:プロテインキナーゼ :タンパク質分子にリン酸基を付加する(リン酸化する)酵素である
Now Coderre and his colleagues have discovered that PKMzeta is also the key to understanding how the memory of pain is stored in the neurons. They were able to show that after painful stimulation, the level of PKMzeta increases persistently in the central nervous system (CNS).
今、Coderreと彼の同僚は、また、PKMzetaが痛みの記憶がニューロンにどのように貯蔵されるかを理解することの鍵であることを発見しました。かれらは、痛み刺激後にPKMzeta濃度が中枢神経系(CNS)で持続的に増加を示すことができた。
Even more importantly, the researchers found that by blocking the activity of PKMzeta at the neuronal level reverses the hypersensitivity to pain that neurons develop after irritating the skin by applying capsaicin — the active ingredient in hot peppers.
さらにより重要なことに、研究者はニューロンのレベルでPKMzetaの活性をブロックすることによって、神経はホットペパーの活性成分・カプサイシン塗布によって皮膚刺激後に発症する疼痛過敏を反転させることを発見した。
PKMzetaの記事
Enzyme enhances, erases long-term memories in rats
http://esciencenews.com/articles/2011/03/04/enzyme.enhances.erases.long.term.memories.rats
酵素がラットにおいて長期記憶の増強、消去する。
Even long after it is formed, a memory in rats can be enhanced or erased by increasing or decreasing the activity of a brain enzyme, say researchers supported, in part, by the National Institutes of Health. "Our study is the first to demonstrate that, in the context of a functioning brain in a behaving animal, a single molecule, PKMzeta, is both necessary and sufficient for maintaining long-term memory," explained Todd Sacktor, of the SUNY Downstate Medical Center, New York City, a grantee of the NIH's National Institute of Mental Health.
形成されてから長く経過したラットの記憶は脳酵素活性の増加または減少によって増強または消去できると、アメリカ国立衛生研究所によって部分的に支持された研究者は述べている。行動する動物で脳機能に研究おけるで、単一分子(PKMzeta)が長期記憶を維持するために必要で十分であることを証明した最初の研究であると、アメリカ国立衛生研究所の保証、ニューヨークシティーのSUNY Downstate Medical CenterのTodd Sacktorは説明した。
考えたこと
PKMzetaの酵素の活性および阻害が記憶の増強と衰えに関係していることを知りしました。上記の記事は長期シナプス増強のことを調べていたときに見つけたものです。
酵素は植物や人の体内代謝で必要なものです。酵素はタンパク質できていて熱に弱いです。生卵には酵素があるが、ゆで卵には酵素がなくなります。酵素を体内に取り入れるには生のものが良いです。
調べてみたら
野菜では、大根・キャベツ・にんじん・セロリ・ピーマン・玉ねぎなど。
果物では、パイナップル・バナナ・パパイヤなど
これらのもの酵素を壊さないために生で食べる必要があります。ところが生野菜・果物は身体を冷やすと言われていますので、冷え症の方はこれらを食した後は身体を温める食品を摂取する必要があります。
PKMzeta酵素を増やすためにはどんな食品を食べればよいのかに興味があります。酵素はアミノ酸からできています。
脳と心をあやつる物質・生田哲著によると、血液―脳関門は原則としてタンパク質を通過させないから、脳内では、タンパク質はアミノ酸から合成することになる。脳にとっての必須アミノ酸はトリプトファン、リジン スレオニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニンの8種類である。しかし、脳に関しては、アルギンとチロシンも必須である。アルギンやチロシンを作る酵素は、肝臓だけにあって脳にはないからだ。
PKMzeta酵素の原料になるアミノ酸は上記のどれかに含まれていると思います。
必須アミノ酸は脳の神経伝達物質の原料になります。一例ですが不足するとうつ病や睡眠障害を起こします。うつ病はセルトニンの不足、睡眠障害はメラトニンの不足によるものと言われています。神経伝達物質であるセルトニンやメラニンの原料はアミノ酸のトリプトファンになります。
トリプトファンは、ピーナッツ、バナナ、アーモンオ、牛乳、チーズ、卵黄などに含まれている。
アミノ酸が沢山含まれている食品の摂食は脳の記憶増強、脳の神経伝達物質不足による疾患に役に立つかもしれません。
お知らせ
三上杏平先生・精油化学講座6月13日(水)・・・・エステル類(メチルサリシレート他)、不飽和脂肪酸類として。
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2011/12/6111-86ad.html
尚、7月20日(金)午後に三上先生の香の講座「アロマテラピー用精油の主成分の香気の検証」を行う予定です。詳しい内容は後でお知らせします。
6月下旬(土)または(日)に秩父でサクラの小枝葉の蒸留の会を考えています。
リアノン・ハリス女史来日セミナー:アドバンス臨床アロマセラピー(2012年10月20日(土)〜21日(日)2日間開催
Comments
タンパク質は日々接種が重要ですね。
Posted by: 吉沢アキラ@能力開発 | June 05, 2012 05:23 AM