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June 02, 2012

疼痛緩和の脊髄刺激療法

Spinal cord stimulation.

脊髄刺激療法

Spinal cord stimulation (SCS) 脊髄刺激療法

PUBMEDより

Pain Physician. 2002 Apr;5(2):156-66.

Stojanovic MP, Abdi S.

Source

ソース

Interventional Pain Program, MGH Pain Center, Department of Anesthesia and Critical Care, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School, Cambridge, MA 02135, USA.

インターベンショナル疼痛プログラム、MGHペインセンター、麻酔・集中治療部、マサチューセッツ総合病院(MGH)、ハーバード・メディカル・スクール

Interventional Pain:インターベンショナル疼痛

Abstract

要旨

Spinal cord stimulation is the most common mode of neuromodulation used in managing chronic low back pain. It is minimally invasive and reversible as opposed to nerve ablation. The basic scientific background of the initial spinal cord stimulation trials was based on the gate control theory of Melzack and Wall.

脊髄刺激療法は慢性腰痛制御に使用されるニューロモデュレーション(神経修飾)の最も一般的なモードである。それは神経切除に対照的に最少的に侵襲的およびで可逆的です。最初の脊髄刺激実験の基礎的科学的背景は、メルザックとウォールのゲート・コントロール理論に基づいている。

Neuromodulation:ニューロモデュレーション(神経修飾)
nerve ablation.神経切除
reversible:可逆(性)
gate control theory:ゲート・コントロール理論

It has been demonstrated in multiple studies that dorsal horn neuronal activity caused by peripheral noxious stimuli could be inhibited by concomitant stimulation of the dorsal columns. Various other mechanisms, which may play a significant role in the mechanism of action of spinal cord stimulation, include the suppressive effect of spinal cord stimulation on tactile allodynia, increased dorsal horn inhibitory action of gamma-aminobutyric acid (GABA), prevention or abolition of peripheral ischemia, and effects on human brain activity.

末梢侵害刺激によって引き起こされた脊髄後角ニューロン活性は脊柱の随伴刺激によって抑制できるかもしれないことを証明した。脊髄刺激の作用機序に重要な役割を果たすかも知れない様々な他のメカニズムは、接触性アロディニア,にたいする脊髄刺激の抑制作用、γ-アミノ酪酸(ギャバ)の後角抑制作用の増加、末梢性虚血 の予防または消滅、ヒト脳の活動への効果を含む。

dorsal horn neuronal activity 脊髄後角ニューロン活性
concomitant stimulation 随伴刺激
peripheral noxious stimuli 末梢侵害刺激
concomitant:随伴性の, 同時の, 併用の, 付随物
tactile allodynia:接触性アロディニア,
allodynia:アロディニ:通常では痛みを引き起こさない刺激によって生じる痛み
dorsal column:脊柱
gamma-aminobutyric acid (GABA) γ-アミノ酪酸(ギャバ)
dorsal horn 後角
peripheral ischemia:抹消性虚血

Spinal cord stimulation is indicated in low back pain with radiculopathy, failed back surgery syndrome, complex regional pain syndrome, peripheral vascular disease, and ischemic heart disease. There is substantial scientific evidence on the efficacy of spinal cord stimulation for treatment of low back and lower extremity pain of neuropathic nature.

脊髄激療法は、神経根神経病、腰椎術後疼痛症候群、複合性局所疼痛症群、抹消血管疾患、および虚血性心疾患を伴う腰痛で示されます。神経障害本質の腰痛および下肢痛治療に対しての脊髄刺激療法の効果についての科学的根拠があります。

Radiculopathy:神経根障害
failed back surgery syndrome:腰椎術後疼痛症候群
Complex regional pain syndrome:複合性局所疼痛症候群
peripheral vascular disease:抹消血管疾患
ischemic heart disease:虚血性心疾患
lower extremity pain 下肢痛

Clinical studies revealed a success rate of from 50% to 70% with spinal cord stimulation, with decreased pain intensity scores, functional improvement and decreased medication usage. This review discusses multiple aspects of spinal cord stimulation, including pathophysiology and mechanism of action, rationale, indications, technique, clinical effectiveness, and controversial aspects.

臨床研究は、痛みの強度指数低下、機能改善および薬剤使用量減少を伴って
脊髄刺激療法で50%から70%までの成功率を明らかにしました。この調査は病態生理学および作用機序、理論的根拠、適応症、技術、臨床効果および論争的見解を含む脊髄刺激療法を多面的に議論している。

pain intensity scores 痛みの強度指数
indication:適応症

考えたこと

オピオイドは痛みの記憶痕跡消去のブログを書いているときに脊椎と痛みについて調べていたらspinal cord stimulation(脊髄刺激療法)があることを知りました。それで、この療法についてPUBMEDに文献がないかを調べていたときに見つけたのが上記の翻訳です。

上記翻訳のInterventional Painについて調べていたら痛みの治療法としてInterventional Pain Managementインターベンショナル疼痛管理があり、それには、神経ブロック療法、脊髄刺激療法などがあることを知りました。また、痛みの緩和するために、さまざまな治療法があることを理解する必要があるとでていました。それは痛みには身体面、社会生活面、精神心理面が関係しているので薬以外の療法が考えられるのかと思いました。

spinal cord stimulation(脊髄刺激療法)とは、痛みは、末梢から脊髄を通って脳に伝わってはじめて「痛い」ということを認識します。痛みのある部分を支配する神経に繋がる脊髄に微弱な電気を流すと、痛みの信号が伝わりにくくなると言われています。と書いてありました。

この微弱な電気の流れ先は脊髄後角でここに痛みの刺激が脳にながれるか、それとも痛みを抑える刺激が流れるかによって違ってくるようです。ここに痛みのゲートがあるようです。

この脊髄に微弱な電気を流すことによって痛みが軽減するのなら、この微弱な電気以外の刺激はどうなるのかと考えました。

脊髄を刺激するのなら、マッサージ、アロマセラピーマッサージ、ストーンセラピーも考えられるのかと思いました。これらからもなんらかの微弱な電気が流れるので癒されるのかとおもいました。

微弱な電気には波長をもっていると思います。どのような周波数のエネルギーなのか知りたくなりました。この周波数に合った物質、刺激療法を用いれば痛みの軽減をはかれるのかもしれない。

精油には周波数を有していると精油の周波数(1)のブログで紹介しました。この周波数の刺激が脊髄刺激療法として使用できないのかと考えました。

脊髄には7つのチャクラが存在しています。脊髄刺激療法なチャクラに対して何らかの影響を与えていると思います。痛みは脊椎(チャクラ)通り脳に伝えられます。それぞれのチャクラが活性化されれば痛み軽減になるかもしれない思い、下記の本を取り出して読んでみました。

下記の文章は、バイブレーショナル・メディシン、いのちを癒す「エネルギー医学」の全体像 461~462ページ リチャード・ガーバー著より

多次元的ネットワークの存在によって、多様な波動特性を持つエネルギーがからだに流入し、細胞レベルと臓器レベルの活動に影響を与えている。流入した微細エネルギーは最初の中継点においてレベルダウンをして細胞基質へと統合されていくが、その中継点としての独自の機能をはたすのが、「チャクラは、特定の周波数特性を持つ波動エネルギーだけを処理する。チャクラはまた、エーテルレベル、アストラルレベル、さらに高次の波動エネルギーの情報を変換し、内分泌系を介して生物学的変化として発現させる。

内分泌系は、細胞の遺伝子発現から中枢神経の活動にいたるまで、広範な生理学的変化を調節している主要なコントロールシステムである。とすれば、チャクラは、内分泌(ホルモン)系の機能を介して脳にはたらきかけることによって、われわれの気分や行動にも影響をあたえうることになる。精神神経免疫学の最近の研究によって、脳・内分泌系・免疫系のあいだにこれまでの理解をこえる深い相互関係が存在することがわかってきた。


髄刺激療法の理論になっているゲート・コントロール理論に興味をもっています。ゲート・コントロール理論の中でNon-painful stimullation(痛みない刺激)が痛み緩和に関与していると書いてありました。痛みない刺激のひとつが脊髄刺激療法であるようです。他にこの痛みのない刺激はなんであるのか興味があります。

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