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July 05, 2014

江戸時代の女性は蘭引(蒸留器)で手作りばら化粧水

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長野市松代の皆神山に行ったときに象山記念館にて撮影

江戸時代の女性は蘭引(蒸留器)用いて野茨(のいばら)花のフローラルウォーターを手作りして、それに丁子、片脳、白檀の蒸留水で香りづけして化粧水を手作りしていた。

下記は江戸時代の美容書『都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)』の第七の身嗜之部(みだしなみぶ)243-245ページより

花の露の伝
この香薬水(においくすりみず)は、化粧してのち、はけにて少しばかり面(かお)へぬれば、光沢(つや)をだし、香(にお)いをよくし、きめを細かにし、顔の腫物(できもの)をいやす。

花の露とりよう
いばらのはな(茨の花)
このはなをつみとり、らん引にかくる。かくのごとき器也。中に湯を入れてわかし、その上へかの花をいれ、その湯気、上の器(うつわ)にたまり、くちより露出ずるを茶碗にうけて取る也。

さて、丁子、片脳、白檀をらん引にかけ、この香具の香いをとり、いばら花露に少し入れて持ちゆる也。

茨の花
野茨(のいばら)の花、
学名:Rosa multiflora、バラ科、
和名:無波良(むはら)、別名:薔薇(しょうび)
主成分
花精油シトロネロール、ゲラニオールを主とし、水蒸気蒸留によるローズ水にはフェニチルアルコールが多量に含まれる。

丁子
学名:Syzygium aromaticum
別名:クローブ
科名:蒲桃(ふともも)科。

片脳
脳油から樟脳をとった残りを精製した油。強い香りをもった白色揮発性の液体で,防虫剤・防臭剤・塗料の溶剤などに用いる。

片脳を調べてみると片脳油が出てきて下記になります。
片脳油
樟脳油から樟脳から樟脳をとった残りを精製した油。強い香りをもった白色揮発性の液体で,防虫剤・防臭剤・塗料の溶剤などに用いる。

樟脳
学名:Cinnamomu camphora
別名:クスノキ、クス
科名:クスノキ科/クスノキ属

クスノキの材を刻んで乾留したものが、一般に知られる樟脳(しょうのう)です。

白檀
学名:Santalum album
科名:ビャクダン科

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日本香料工業会より
http://www.jffma-jp.org/learning/base/index.html

第十六改正日本薬局方 生薬等 チョウジ油
http://jpdb.nihs.go.jp/jp/DetailList_ja.aspx?submit=%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E6%A4%9C%E7%B4%A2(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%90%8D)&keyword=%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%B8%E6%B2%B9

ハスの花・葉の水蒸気蒸留 IN 秩父荒川花ハス園・7月13日(日)のお知らせ
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2014/07/in713-79de.html

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