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March 31, 2017

ゼラニウムおよびローズオットー精油暴露により閉経周辺期女性の唾液中エストロゲン濃度上昇

Effects of essential oil exposure on salivary estrogen concentration in perimenopausal women.

閉経周辺期女性の唾液中エストロゲン濃度に対する精油暴露の影響。

perimenopausal women 閉経周辺期の女性

PUBMEDより

Neuro Endocrinol Lett. 2017 Jan;37(8):567-572.

Shinohara K1, Doi H1, Kumagai C2, Sawano E1, Tarumi W1.

Author information

1 Department of Neurobiology and Behavior, Graduate School of Biomedical Sciences, Nagasaki University, Japan.

1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科、神経機能学分野

2 Aroma Environment Association of Japan, Japan.

2 日本アロマ環境協会

Abstract

要旨

OBJECTIVES:

目的

The menopausal transition is the time from the onset of menstrual changes until one year after the final menstrual period. During this phase, perimenopausal women experience a variety of health-related symptoms, which seemingly derive from declining level of estrogen secretion.

更年期への移行は、月経の変化開始から最終月経後の1年までの期間です。この期間中、閉経周辺期女性は、一見、エストロゲン分泌低下から由来する様々な健康関連症状を経験する。

It has long been recognized that some essential oils have the efficacy of alleviating menopausal symptoms. On the basis of this, it is possible that these essential oils have the potency to facilitate estrogen secretion in women. The present study investigated this possibility by examining if the olfactory exposure to the essential oil increase salivary estrogen concentration.

幾つかの精油は更年期症状を緩和する効能を有していることは長い間認められています。これに基づいて、これらの精油が女性のエストロゲン分泌を促進する効力を有する可能性があります。本研究は、精油の嗅覚曝露が唾液エストロゲン濃度を上昇するかどうかを調べることによって可能性を検討した。

METHODS:

方法

We tested the effect of ten essential oils; clary sage, frankincense, geranium, lavender, jasmine absolute, neroli, rose otto, ylang ylang, orange and roman chamomile, which are thought to relieve perimenopasal symptoms.

私たちは10種の精油効果を試験した。それらは、閉経周辺期症状を緩和すると考えられるクラリセージ、フランキンセンス、ゼラニウム、ラベンダー、ジャスミンアブソリュート、ネロリ、ローズオットー、イランイラン、オレンジ、ローマンカモミールであった。

RESULTS:

結果

The results have shown increase of salivary estrogen concentration induced by exposure to geranium and rose otto compared to control odor.

結果は、対照の匂いと比較して、ゼラニウムおよびローズオットー精油に暴露することによって誘発された唾液中エストロゲン濃度の上昇を示していた。

CONCLUSION:

結論

Together with the previous studies, the present study may give support to the notion that olfactory exposure to some essential oils can influence salivary concentration of estrogen.


これまでの研究と併せて、本研究は、幾つかの精油の嗅覚暴露が唾液中濃度に影響を与えことが出来るとの概念を支持するかもしれない。


*Author Informationを日本語にするために長崎大学を調べていたらアロマ研究参加者募集を見つけました。
http://www.med.nagasaki-u.ac.jp/physlgy2/join/img/aroma20170210.pdf

アロマの実験に参加してくださる方を募集しています。
香りが女性の若々しさに及ぼす効果を調べる実験です

*ゼラニウムおよびローズオットー精油について

ゼラニウムおよびローズオットー精油の共通成分について調べてみました。
共通している成分はシトロネロールとゲラニオールになります。
明細は下記になります。 フィトアロマ研究所精油資料より

1.ゼラニウム

学名:Pelargoneum Graveolens

Pelargoneum :pelargos(コウノトリ)。果実の形がくちばしに似るため
Graveolens:強臭のある

英名:Rose Geranium  和名:ニオイテンジクアオイ

科名:フウロソウ科 テンジクアオイ属  

原産地:エジプト

抽出部位:葉 抽出方法:水蒸気蒸留

共通成分
シトロネロール32.09%、ゲラニオール12.65%

2.ローズオットー

学名:Rosa damascene
Rosa:バラに対するラテン古名。更にさかのぼればギリシャ語のrhodon(バラ)で、ケルト語のrhodd(赤色)に由来する。
Damascene:小アジア、ダマスカス

和名:ダマスクバラ 英名:Damask Rose

科名:バラ科 バラ属 

原産国:ブルガリア

抽出方法:水蒸気蒸留  

抽出部位:花弁

共通成分
シトロネロール: 32.77、ゲラニオール:10.71

3.ゼラニウムブルボン

学名Pelagonium asperum  和名:ニオイゼラニウム

科名:フウロソウ科 テンジクアオイ属  原産地:マダガスカル

抽出部位:葉 抽出方法:水蒸気蒸留

共通成分
シトロネロール:24.57%、ゲラニオール:12.42%

精油・キャリアオイルのご用命は下記にて
http://phytoaroma.ocnk.net/

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