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April 08, 2017

表皮ケラチノサイトが皮膚への外圧の変化を検知するのであるならば、タッチやマッサージの圧も検知するかもしれない。

Distinct intracellular calcium responses of individual cultured human keratinocytes to air pressure changes.

気圧変化に対する個々の培養ヒトケラチノサイトの明確な細胞内カルシウム応答

PUBMEDより

Skin Res Technol. 2013 Aug;19(3):346-51. doi: 10.1111/srt.12045. Epub 2013 Apr 17.

Ikeyama K1, Nakatani M, Kumamoto J, Denda M.

Author information

1Shiseido Research Center, Yokohama, Japan.

資生堂リーサーチセンター

Abstract

要旨

BACKGROUND:

背景
We previously showed that application of hydraulic pressure to cultured human keratinocytes induced elevation of intracellular calcium concentration ([Ca(2+) ]i ), but the absolute value of the pressure could not be determined.

以前に、私たちは、培養ヒトケラチノサイトに水圧を当てることが細胞内カルシウム濃度([Ca(2+) ]i )の上昇を誘発したが、圧の絶対値は決定できなかった。

hydraulic pressure 水圧

PURPOSE:



To evaluate the effect of the absolute value of pressure on keratinocytes and other skin cells.

ケライノサイトおよび皮膚細胞への圧の絶対値の作用を評価すること

METHODS:

方法

In the present work, we examined the effect of changes in absolute pressure level by observing the [Ca(2+) ]i responses of cultured human keratinocytes and other cells cultured at the bottom of a hermetically sealed plastic flask as the air pressure in the flask was increased gradually, held stable, and then decreased abruptly, using the Ca(2+) -indicator fura-2.

カルシウムイオンCa(2+)指示薬を用いて、フラスコ内の気圧は、徐々に上昇させ、安定性を保持し、次に急激に減少させて、密閉されたプラスチックフラスコの底に培養したヒトケラチノサイトおよび培養された他の細胞のカルシウムイオン[Ca(2 +)] i応答を観察することによって、絶対圧レベルの変化の影響を調べた。

indicator:指示薬

RESULTS:

結果

We found that the [Ca(2+) ]i of differentiated keratinocytes was changed significantly in each phase, whereas undifferentiated keratinocytes and other cells derived from skin or dorsal root ganglion showed no response. Removal of calcium from the medium blocked the increase in [Ca(2+) ]i in differentiated keratinocytes. The [Ca(2+) ]i responses of individual differentiated keratinocytes in the increasing, stable and decreasing phases of pressure change varied from cell to cell. The threshold of air-pressure increase from the original level for inducing [Ca(2+) ]i response was 5 - 20 hPa.

私たちは、分化したケラチノサイトのカルシウムイオン[Ca(2+) ]iは各期のおいて有意に変化したが、未分化のケラチノサイトおよび皮膚または後根神経節由来の他の細胞は応答を示さなかったことを解明した。培地からのカルシウムの除去は、分化したケラチノサイトにおけるカルシウムイオン[Ca(2 +)] iの上昇を遮断した。圧変化の上昇、安定および減少期における個々の分化したケラチノサイトのカルシウムイオン[Ca(2+) ]i応答は細胞ごとに変化した。[Ca(2 +)] i応答を誘発するために、元のレベルからの気圧上昇の閾値は5〜20ヘクトパスカル(hPa)であった。

dorsal root ganglion後根神経節
hpa ヘクトパスカル

CONCLUSION:

結論

These results suggest that epidermal keratinocytes might contain a sensory system that detects changes of external pressure on the skin.

これらの結果は、表皮ケラチノサイトが皮膚の外圧の変化を検知する感覚系を含むかもしれないことを示唆している。

KEYWORDS:

キーワード

epidermis; intracellular calcium; skin; tactile sensation

表皮、細胞内カルシウム、皮膚、触覚


用語
Ca(2+)のことを調べていた時に見つけた。

カルシウムドメイン - 脳科学辞典
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3

カルシウムイオン(Ca2+)がチャネルを通過して生じる細胞内の遊離カルシウム濃度上昇の空間的分布領域。カルシウムドメインは細胞外からのカルシウム流入、または小胞体からのカルシウム流出によって形成される。


関与するチャンネル

細胞外カルシウムの細胞内流入を媒介するチャネル:電位依存性カルシウムチャネル、カルシウム透過型チャネル(NMDA型グルタミン酸受容体チャネル、機械力受容チャネル、TRPチャネル、環状ヌクレオチド依存性チャネル、store-operated CRACチャネルなど)

はじめての細胞内Ca2 +測定のプロトコル
http://www.dojindo.co.jp/technical/beginner/calcium1.pdf


後根神経節 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E6%A0%B9%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%AF%80

後根神経節(こうこんしんけいせつ、英語: dorsal root ganglion)とは、脊髄後根(背根)にある神経節であり、末梢からの感覚情報の中継点として機能する神経細胞の集団である。背根神経節ともいう。後根のみに神経節が存在することから、根の名を付さずに脊髄神経節とも呼ばれる。

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