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April 11, 2017

表皮病理はどのようにして精神状態と相互作用するのですか?

How does epidermal pathology interact with mental state?

表皮病理はどのようにして精神状態と相互作用するのですか?

PUBMEDより

Med Hypotheses. 2013 Feb;80(2):194-6. doi: 10.1016/j.mehy.2012.11.027. Epub 2012 Dec 12.

Denda M1, Takei K, Denda S.

Author information
•1Shiseido Research Center, Yokohama, Japan.

資生堂リサーチセンター

Abstract

要旨

The hypothesis is presented that human emotional state is influenced by epidermal pathology via the release from epidermal keratinocytes of a wide variety of chemical mediators (including neurotransmitters) that act on the brain. It has long been recognized that epidermal keratinocytes play a key role in the function of the stratum corneum as an impermeable barrier, and that skin diseases such as atopic dermatitis and psoriasis, which cause itching, sleep disturbance and concern over appearance, are associated with depression and anxiety.

仮説は、ヒトの精神状態が脳に作用する幅広い様々なケミカルメディエーター(神経伝達物質を含む)の表皮ケラチノサイトからの放出を介して表皮病理によって影響をうける。表皮ケラチノサイトは不透過性バリアとして角層の役割において重要な役割を果たし、かゆみ、睡眠障害および容貌に対する懸念を引き起こすアトピー性皮膚炎および乾癬のような皮膚疾患はうつ病や不安に関係していることは長い間認識されている。

impermeable barrier 不透過性バリア

On the other hand, epidermal keratinocytes are known to produce and release multiple cytokines and chemical mediators in response to barrier impairment or insult, such as environmental dryness or UV radiation. Elevation of plasma cytokines is associated with depression in cancer patients. Serum levels of oxytocin and glucocorticoid have been shown to influence mental state, and a recent study showed that glucocorticoid is generated in injured epidermis. Thus, there are multiple plausible pathways through which changes in skin can affect emotional state.

一方、表皮ケラチノサイトは環境の乾燥または紫外線などのバリアの障害または損傷に反応して複数のサイトカインおよびケミカルメディエーターを産生および放出することが知られている。血漿サイトカインの上昇はがん患者のうつ病と関連している。オトキシンおよびグルココルチコイドの血清レベルは感情状態に影響することが示されており、最近の研究では、グルココルチコイドが損傷した表皮において生成されることが示された。したがって、皮膚の変化が感情状態に影響を及ぼすことができる複数のもっともらしい経路が存在する。

用語

ケミカルメディエーター  薬学用語解説より
http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E3%82%B1%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

細胞から細胞への情報伝達に使用される化学物質をいう。抗原抗体反応や炎症反応の際に遊離されるヒスタミンやセロトニン、ペプチド、ロイコトリエン、トロンボキサンなどをさす。さまざまな作用を発揮し、痛みやアレルギーの症状などを起こす。ケミカルメディエーターの合成阻害薬、遊離抑制薬、受容体拮抗薬などが医薬品として用いられている。(2008.5.14 掲載)(2014.7.更新)

グルココルチコイド 薬学用語解説より
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%89

グルココルチコイドとは副腎皮質ホルモンの1つであり、糖質、タンパク質、脂質、電解質などの代謝や免疫反応、ストレス応答の制御に関わるなど生体のホメオスターシス維持に重要な役割を果たす。


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