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March 20, 2018

マグネシウムおよび2型糖尿病

最近、糖尿病のことを調べています。そこで下記の文献を紹介します。Facebookで糖尿病のことが出ていたので、情報として、下記に事を書きました。

糖分や肉類を控えて野菜、ナッツ、海藻類を食べると良いみたいです。

過剰に糖分を摂取すると、ビタミンD、カルシウム、マグネシウム、クロム、ビタミンC失われます。糖尿病の方は細胞内マグネシウム(Mg)不足の方が多いそうです。また、肉摂取は体内の炎症を起こしやすく、これがインスリ抵抗性と関係しています。

糖尿病に良い食品(Food Your Miracle Medicine)より

タマネギ、ニンニク、シナモン、高繊維食、豆、レンズ豆、魚、大麦、

高クロム食品(ブロッコリー),尚新鮮な果物は糖尿病予防になるそうです。

Magnesium and type 2 diabetes

マグネシウムおよび2型糖尿病

PUBMEDより

Mario Barbagallo and Ligia J Dominguez

World J Diabetes. 2015 Aug 25; 6(10): 1152–1157.
Published online 2015 Aug 25. doi:  10.4239/wjd.v6.i10.1152
PMCID: PMC4549665

Abstract

要旨

Type 2 diabetes is frequently associated with both extracellular and intracellular magnesium (Mg) deficits. A chronic latent Mg deficit or an overt clinical hypomagnesemia is common in patients with type 2 diabetes, especially in those with poorly controlled glycemic profiles.

2型糖尿病は細胞外および細胞内マグネシウム(Mg)不足の両方に関連することが多いです。慢性の潜在的マグネシウム(Mg)不足または明らかな臨床 低マグネシウム血症は2型糖尿病患者、特に、血糖プロファイルの制御がうまくいかない患者において一般的です。

hypomagnesemia 低マグネシウム血症

Insulin and glucose are important regulators of Mg metabolism. Intracellular Mg plays a key role in regulating insulin action, insulin-mediated-glucose-uptake and vascular tone. Reduced intracellular Mg concentrations result in a defective tyrosine-kinase activity, postreceptorial impairment in insulin action and worsening of insulin resistance in diabetic patients.
A low Mg intake and an increased Mg urinary loss appear the most important mechanisms that may favor Mg depletion in patients with type 2 diabetes.

インスリンおよびグルコースは、Mg代謝において重要な調節因子である。細胞内Mgは、インスリン作用、インスリン媒介グルコース取り込みおよび血管緊張の調節において重要な役割を果たす。細胞内Mg濃度低下は、結果的に、チロシンキナーゼ活性欠陥、インスリン作用の受容体後部障害を生じ、およびインスリン抵抗性の悪化をもたらします。低Mg摂取および尿中マグネシウム排泄増加は2型糖尿病患者のMg枯渇を促進するかもしれない最も重要なメカニズムのようです。

insulin-mediated-glucose-uptake インスリン媒介グルコース取り込み
vascular tone 血液緊張
tyrosine kinase activity チロシンキナーゼ活性
postreceptorial impairment 受容体後部
Mg urinary loss 尿中マグネシウム排泄

Low dietary Mg intake has been related to the development of type 2 diabetes and metabolic syndrome. Benefits of Mg supplementation on metabolic profiles in diabetic patients have been found in most, but not all clinical studies and larger prospective studies are needed to support the potential role of dietary Mg supplementation as a possible public health strategy in diabetes risk.

低マグネシウム食餌摂取は、2型糖尿病およびメタボリックシンドロームの発症に関連しています。糖尿病患者の代謝プロファイルに対するMg補給の利点は最も多くみられているが、糖尿病リスクの可能性ある公衆衛生戦略として、食事性Mg補給の潜在的役割を支持するために、全ての臨床研究ではなく、大規模な前向き研究が必要である。

metabolic profiles 代謝プロフィル

The aim of this review is to revise current evidence on the mechanisms of Mg deficiency in diabetes and on the possible role of Mg supplementation in the prevention and management of the disease.

このレビューの目的は、糖尿病におけるMg欠乏のメカニズム、病気の予防および管理におけるMg補給の可能性ある役割に関する現在の証拠を改定することである。

Keywords: Magnesium, Type 2 diabetes, Metabolic syndrome, Inflammation, Aging, Hypertension, Insulin resistance, Endothelium

キーワード:2型糖尿病、メタボリックシンドローム、炎症、老化、高血圧、インスリン抵抗性、内皮細胞


用語
マグネシウムの働きと1日の摂取量
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-mg.html

マグネシウムとは

マグネシウムは生体内で約50~60%がリン酸塩や炭酸塩として骨に沈着しています。残りの約40%は筋肉や脳、神経に存在します。カリウムに次いで細胞内液に多くしますが、細胞外液には1%未満しか存在しません。生体内では、多くの酵素を活性化して生命維持に必要なさまざまな代謝に関与しています。

マグネシウム含有の多い食品です。

大豆製品、魚介類、海藻、ナッツ類です。
海草(あおさ、あおのり、わかめ、てんぐさ、昆布、ひじき)、
香辛料(バジル(粉)、タイム(粉)ショウガ(粉)、セージ(粉)、
ナッツ類(アーモンド、ブラジルナッツ、落花生)
大豆製品(きなこ、豆腐、納豆)
米、えび、かに、かぼちゃ、ココア、コーヒー、すいか、ごま、抹茶、煎茶

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