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March 21, 2018

グリホサート、現代病への道II:セリアック病およびグルテン不耐性

グルテンに興味をもったことについて

2009年9月のアウエイク・ネーチャー主催のエックハルト・トール"A New Earth"勉強会のお茶会で食べ物が原因で病気を生みだしていると聞きました。

その中で、うつ病とグルテンは関係があると知り興味を持ちました。そのとき、パソコンで検索してみたらGluten and Depression(グルテンおよびうつ病)の記事を見つけました。また、DEPRESSION: IS YEAST A MISSING LINK?(うつ病:イースト菌との関連を見逃してはいませんか?)もありました。

全ての人でないですが人によって身体に合わない食物があるようです。

Wheat allergy or wheat intolerance? 小麦アレルギーまたは小麦過敏症の記事を見つけました。人によっては小麦を食べることによって頭痛、腹部膨張感、下痢、疲れ、皮膚疾患を上記記事によると起こすそうである。

食べ物を除去することによって病気がよくなることもあるみたいです。

これらの記事を翻訳しているうちにリーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)やセリアック病について知りました。それ以来、グルテンのことには興味を持っていています。グルテンのことが出ていたので紹介します。


Glyphosate, pathways to modern diseases II: Celiac sprue and gluten intolerance

グリホサート、現代病への道II:セリアック病およびグルテン不耐性


gluten intolerance グルテン不耐性

Anthony Samsel1 and Stephanie Seneff 2

PUBMEDより

Interdiscip Toxicol. 2013 Dec; 6(4): 159–184.
Published online 2013 Dec. doi:  10.2478/intox-2013-0026

Anthony Samsel1 and Stephanie Seneff 2

Abstract

要旨

Celiac disease, and, more generally, gluten intolerance, is a growing problem worldwide, but especially in North America and Europe, where an estimated 5% of the population now suffers from it. Symptoms include nausea, diarrhea, skin rashes, macrocytic anemia and depression. It is a multifactorial disease associated with numerous nutritional deficiencies as well as reproductive issues and increased risk to thyroid disease, kidney failure and cancer.

セリアック病、そしてより一般的には、グルテン不耐性は、世界的に増大している問題であるが、特に北米およびヨーロッパおいて、現在、推定で人口の5%が苦しんでいます。症状としては、吐き気、下痢、皮膚発疹、大球性貧血およびうつ病が含まれる。それは、数多くの栄養素不足ならびに生殖問題および甲状腺疾患、腎不全およびがんのリスク増加に関連する多因子性疾患である。

macrocytic anemia 大球性貧血
multifactorial disease 多因子性疾患

Here, we propose that glyphosate, the active ingredient in the herbicide, Roundup®, is the most important causal factor in this epidemic. Fish exposed to glyphosate develop digestive problems that are reminiscent of celiac disease. Celiac disease is associated with imbalances in gut bacteria that can be fully explained by the known effects of glyphosate on gut bacteria.

ここで、ラウンドアップ除草剤の有効成分グリホサートはこのエペデミックの最も重要な原因因子です。グリホサートに暴露された魚はセリアック病を連想させる消化器系問題を発症させます。セリアック病は、腸内細菌への既知のグリホサートの影響によって十分説明できる腸内細菌の不均衡に関連しています。

active ingredient 有効成分

Characteristics of celiac disease point to impairment in many cytochrome P450 enzymes, which are involved with detoxifying environmental toxins, activating vitamin D3, catabolizing vitamin A, and maintaining bile acid production and sulfate supplies to the gut. Glyphosate is known to inhibit cytochrome P450 enzymes. Deficiencies in iron, cobalt, molybdenum, copper and other rare metals associated with celiac disease can be attributed to glyphosate's strong ability to chelate these elements.

セリアック病の特質は多くのシトクロム450酵素の損傷を提示し、そのことは、環境毒素の解毒、ビタミンD3の活性化、ビタミンAの異化、胆汁酸産生の維持および腸に硫酸塩の供給に関与します。グリホサートはシトクロム450酵素を阻害することは知られています。
セリアック病に関連する鉄、コバルト、モリブデン、銅および他の希少金属不足はこれらの成分をキレート化するグリホサートの強力な能力に起因する可能性があります。

bile acid  胆汁酸
sulfate 硫酸塩
molybdenum モリブデン

Deficiencies in tryptophan, tyrosine, methionine and selenomethionine associated with celiac disease match glyphosate's known depletion of these amino acids. Celiac disease patients have an increased risk to non-Hodgkin's lymphoma, which has also been implicated in glyphosate exposure. Reproductive issues associated with celiac disease, such as infertility, miscarriages, and birth defects, can also be explained by glyphosate.

セリアック病に関連するトリプトファン、チロシン、メチオニンおよびセレノメチオニンの不足はこれらのアミノ酸のグリホサート既知の不足とマッチしています。セリアック病患者は非ホジキンリンパ腫のリスク増加を有していて、それもグリホサート暴露に関わっていす。
不妊、流産および先天性欠損症などのセリアック病に関連する生殖問題もグリホサートによって説明ができます。

selenomethionine セレノメチオニン
non-Hodgkin's lymphoma 非ホジキンリンパ腫
miscarriages 流産
birth defects 先天性欠損症

Glyphosate residues in wheat and other crops are likely increasing recently due to the growing practice of crop desiccation just prior to the harvest. We argue that the practice of “ripening” sugar cane with glyphosate may explain the recent surge in kidney failure among agricultural workers in Central America. We conclude with a plea to governments to reconsider policies regarding the safety of glyphosate residues in foods.

小麦および他の作物におけるグリホサート残留物はちょうど収穫前の作物乾燥実施増大のために最近増加しているようです。グリホサートによるサトウキビ“熟成”が中央アメリカにおける農業従事者の間で腎不全の最近の増加を説明することになることを私たちは議論します。私たちは食品中のグリホサート残留物の安全性に関する政策を再検討するよう政府に嘆願をもって終わりにします。

Keywords: celiac disease, gluten, glyphosate, food, cytochrome P450, deficiency

キーワード:セリアック病、グルテン、グリホサート、食べ物、シトクロム45、欠乏

crop desiccation 作物乾燥
kidney failure 腎不全

用語
セリアック病
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%AF%E7%97%85

セリアック病またはシリアック病(coeliac disease または celiac disease)は、小麦・大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質の一種であるグルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患である。欧米での罹患率は1%程度と報告されているが、日本での頻度は不明である[1]。第二次世界大戦中のヨーロッパでグルテン食との関連が指摘され認識が広まった[2]。

解説
小腸内の上皮細胞には絨毛・微絨毛と呼ばれる小突起が存在して栄養の吸収を行なっている。セリアック病の患者がグルテンを含有する食物などを摂取すると、ヒトの消化酵素では分解できないグルテン分子の一部が小腸上皮組織内にペプチド鎖のまま取り込まれ、これに対する免疫反応がきっかけとなって自己の免疫系が小腸の上皮組織を攻撃して炎症を起こすことで絨毛などを損傷し、また上皮細胞そのものの破壊にまで至ってしまう[3]。この結果、小腸から栄養を吸収出来なくなり、食事の量などに関らず栄養失調の状態に陥る。また、セリアック病未治療患者には度々うつ病、パニック障害、自閉症、ADHD、ADD等の行動・精神障害が見られるという報告がある[要出典]が因果関係/発病のメカニズムは解明されていない。


小麦の除草剤残留基準値
https://ameblo.jp/yoritakaokamoto/entry-12293964075.html

「小麦の除草剤残留基準値」

小麦を栽培してきた僕としては大変残念なお話である。

小麦などの穀物は、収穫後に乾燥という作業がある。それをしなければ穀物が黴てしまうからだ。

僕の場合は天日乾燥をする。国内では一般的には乾燥機を利用して温風乾燥させる。それを、収穫直前に除草剤を散布させるという荒技でやってのける国がある。アメリカだ。

除草剤をかければ小麦は枯れるわけだが、枯れるということは乾燥するという事だ。茎や葉や根が枯れたところで種だけ取り出せば、種が乾燥した状態で保存できる。

以前は大豆の落葉に使用されていた。いや、今でも使われている。大豆は葉を落とす事で収穫が可能になる。ラウンドアップという除草剤を販売する日産化学でもそれを推奨している。

日本の農家においては、そうした乱暴な方法を取る人はいないと信じたいが、他国では普通にやられている。だから輸入大豆の除草剤の残留基準値は異様に高く設定されている。これは事実だ。

今回は、収穫前除草剤散布を推奨する米国からの輸入小麦に関して、除草剤の残留が大きくなってきたため、小麦輸入などをつつがなく行うために、残留基準値を上げようとしている。

つまり、小麦も大豆並みに、除草剤の残留基準値を上げるという事だが、その除草剤とは、あのモンサント社が開発したグリホサートである。モンサント社のグリホサート成分の除草剤は日産化学がラウンドアップという商品名で販売している。

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