« May 2018 | Main

June 15, 2018

ホリーバジル、ペパーミント、ユーカリグロブルス精油の蚊忌避作用

Mosquito repellent activity of volatile oils from selected aromatic plants.

選ばれた芳香植物からの揮発性精油の蚊忌避作用

PUBMEDより

Parasitol Res. 2017 Feb;116(2):821-825. doi: 10.1007/s00436-016-5351-4. Epub 2016 Dec 24.

Lalthazuali1, Mathew N2.

Author information

1 Vector Control Research Centre (ICMR), Indira Nagar, Pondicherry, 605006, India.
2 Vector Control Research Centre (ICMR), Indira Nagar, Pondicherry, 605006, India.

Abstract

要旨

Essential oils from fresh leaves of four aromatic plants viz., Ocimum sanctum, Mentha piperita, Eucalyptus globulus and Plectranthus amboinicus were extracted by hydrodistillation.

ホリーバジル、ペパーミント、ユーカリグロブルスおよびアロマティカスの4つの芳香植物の新鮮な葉からの精油は水蒸留法によって抽出された。

Ocimum sanctum :ホーリーバジル シソ科 
Mentha piperita, :ペパーミント シソ科
Eucalyptus globulus:ユーカリグロブルス フトモモ科
Plectranthus amboinicus:アロマティカス シソ科

The test solutions were prepared as 20% essential oil in ethanol and positive control as 20% DEET in ethanol. Essential oil blend was prepared as 5% concentration. Nulliparous, 3-5-day-old female adult Aedes aegypti mosquitoes were used for repellency screening as per ICMR protocol.

試液はエタノール中20%精油として用意し、ポジティブコントロール陽性対照)としてエタノール中20%ディートを用意した。精油ブレンドは5%濃度で用意した。卵を産んでない3〜5日齢のメスの成虫のネッタイシマカがインド医療評議会(ICMR)プロトコルに従って忌避率スクリーニングに使用した

test solution 試液
positive control  ポジティブコントロール
Aedes aegypti mosquitoes ネッタイシマカ
ICMR:Indian Council of Medical Research, ICMR、インド医療評議会

The study showed that the repellency of 20% essential oil of O. sanctum, M. piperita and P. amboinicus were comparable with that of the standard DEET (20%) as no mosquito landing on the test was observed up to 6 h.The E. globulus oil exhibited mosquito repellency only upto 1½ h. Considerable mosquito landing and feeding was displayed in negative control. In the case of the oil blend, no landing of mosquitoes was seen up to 6 h as that of positive control.

この研究では、ホーリーバジル、ペパーミントおよびアロマティカスの20%精油の忌避率は、検査で蚊の着地が6時間まで観察されなかったため、標準ディート(20%)の忌避率と同等であった。ユーカリグロブルス精油は、蚊の忌避作用を1時間半までしか示さなかった。かなりの蚊の着地と摂食がネガティブコントロール(陰性対照)で示された。精油ブレンドの場合で、蚊の着地はポジティブコントロール(陽性対照)では6時間まで見られなかった。

The results showed that the essential oil blend from O. sanctum, M. piperita, E. globulus and P. amboinicus could repel Ae. aegypti mosquitoes or prevent from feeding as in the case of DEET even at a lower concentration of 5%.

研究結果は、ホーリーバジル、ペパーミントおよびアロマティカスからの精油ブレンドは、ネッタイシマカの忌避または5%の低濃度でさえディートの場合のように摂食を防止することができることを示した。

This study demonstrates the potential of essential oils from O. sanctum, M. piperita, E. globulus and P. amboinicus and their blend as mosquito repellents against Ae. aegypti, the vector of dengue, chikungunya and yellow fever.

この研究は、デング熱、チクングニア熱、黄熱病の媒介者のネッタイシマカに対しての蚊忌避剤として,ホーリーバジル、ペパーミントおよびアロマティカスからの精油およびそのブレンドの可能性を実証しています。

vector:媒介者
chikungunyaチクングニア熱

KEYWORDS:

キーワード

Aedes aegypti; Essential oil; Mosquito; Repellent; Vector

ネッタイシマカ、精油、蚊、忌避剤、媒介者

用語
ポジティブコントロール
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB

科学実験における対照実験(コントロール)を2つに分けたうちの1つで、効果を検証したい対象と同一の条件で、既に陽性の結果が出ることが分かっている対象に実験操作を行うこと、あるいはその対象を意味する語。陽性対照、ポジコンとも言う。実験においては、検証したい対象とポジティブコントロールにおける結果の相対的な差異から実験結果を考察することができるが、必ずしもポジティブコントロールが設定できない実験もある。また、「うまくいく」ことが前提のポジティブコントロールですら期待通りの結果が表れなかった場合に、実験系に問題があることを検知することができる場合もある。ポジティブコントロールに対して、陰性の対照実験をネガティブコントロールと言う。

ディート
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%88

ディート (DEET) は昆虫などの忌避剤(虫よけ剤)として用いられる化合物である。IUPAC名は N,N-ジエチル-3-メチルベンズアミドだが、N,N-ジエチル-m-トルアミドとも呼ばれる。分子量 191.27。融点 −45 ℃、沸点 285 ℃で、常温では無色液体である。水には溶けにくくアルコールなどの有機溶媒によく溶ける。CAS登録番号 [134-62-3]。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[1]。

媒介者
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AA%92%E4%BB%8B%E8%80%85

媒介者(ばいかいしゃ)とは、それ自身は病原体でないが、病原体をある宿主から他の宿主へ運ぶことで感染症を媒介する生物のことである。ベクター(英語Vector)ともいう。

精油のお求めは下記にて

ホーリーバジル(トゥラシー)5ml精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/99

ペパーミント10ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/10

ユーカリグロブルス10ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/472

ユーカリネパール5ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/213

|

June 13, 2018

動物モデルにおける抗不安様作用精油:ラベンダー、ネロリ、スイートオレンジ、ベルガモット

A Systematic Review of the Anxiolytic-Like Effects of Essential Oils in Animal Models.

動物モデルにおける精油の抗不安様作用に関してのシステマティック・レビュー

Systematic Reviewシステマティック・レビュー
Anxiolytic-Like Effects 抗不安様作用

PUBMEDより

de Sousa DP1, de Almeida Soares Hocayen P2, Andrade LN3, Andreatini R4.

Author information
1
Departamento de Ciências Farmacêuticas, Universidade Federal da Paraíba, CP 5009, João Pessoa-PB, CEP 58051-970, Brazil.
2
Departamento de Farmacologia, Universidade Federal do Paraná, CP 19031, Curitiba-PR, CEP 81540-970, Brazil.
3
Departamento de Fisiologia, Universidade Federal de Sergipe, CEP 49100-000, São Cristóvão-SE, Brazil.
4
Departamento de Farmacologia, Universidade Federal do Paraná, CP 19031, Curitiba-PR, CEP 81540-970, Brazil.

Abstract

要旨

The clinical efficacy of standardized essential oils (such as Lavender officinalis), in treating anxiety disorders strongly suggests that these natural products are an important candidate source for new anxiolytic drugs. A systematic review of essential oils, their bioactive constituents, and anxiolytic-like activity is conducted.

不安障害の治療における標準化された精油(ラベンダーなど)の臨床効果は、これらの天然物が新たな抗不安薬の重要な原料候補であることを強く示唆している。精油、それらの生物活性成分および抗不安様作用のシステマティック・レビューが行われる。

anxiety disorders 不安障害
clinical efficacy 臨床的効果

The essential oil with the best profile is Lavendula angustifolia, which has already been tested in controlled clinical trials with positive results. Citrus aurantium using different routes of administration also showed significant effects in several animal models, and was corroborated by different research groups.

最高のプロファイルを有している精油はラベンダー(Lavendula angustifolia)で、すでに比較臨床試験が行われていて、前向きな結果が出ています。 様々な投与経路を用いるネロリ(Citrus aurantium)も、いくつかの動物モデルで有意な効果を示し、異なる研究グループによって裏付けられました。

controlled clinical trials 比較臨床試験

Other promising essential oils are Citrus sinensis and bergamot oil, which showed certain clinical anxiolytic actions; along with Achillea wilhemsii, Alpinia zerumbet, Citrus aurantium, and Spiranthera odoratissima, which, like Lavendula angustifolia, appear to exert anxiolytic-like effects without GABA/benzodiazepine activity, thus differing in their mechanisms of action from the benzodiazepines. The anxiolytic activity of 25 compounds commonly found in essential oils is also discussed.

他の有望な精油は、スイートオレンジ(Citrus sinensis)およびベルガモット精油で、ある種の臨床抗不安作用を示した。ラベンダー(Lavendula angustifolia)と同様に、ヤローの仲間(Achillea wilhemsii)、ゲットウ(Alpinia zerumbet)、ネロ(Citrus aurantium)、およびマナカ(Spiranthera odoratissima,)は、GABA /ベンゾジアゼピン活性を有さない抗不安様作用を発揮すると考えられ、それゆえ、ベンゾジアゼピンによる作用機序と異なっている。精油によくみられる25種の化合物の抗不安作用も議論されている。

Spiranthera odoratissima A. St.-Hil., ‘manacá’, is a medicinal species used in Brazil
Spiranthera odoratissima A. St.-Hil、マナカはブラジルで使用されている薬用種である。

KEYWORDS:

キーワード

anxiety; anxiolytic; elevated plus maze; essential oil; lavender; natural products; relaxant; sedative; terpene; tranquillizer

不安、抗不安、高架十字迷路、精油、ラベンダー、天然物、リラックス、鎮静剤、テルペン; トランキライザー

用語

システマティック・レビュー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%9E%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC

システマティック・レビュー(systematic review)とは、文献をくまなく調査し、ランダム化比較試験(RCT)のような質の高い研究のデータを、出版バイアスのようなデータの偏りを限りなく除き、分析を行うことである[1]。根拠に基づく医療(EBM)で用いるための情報の収集と吟味の部分を担う調査である[2]。コクラン共同計画におけるシステマティック・レビューは、主題ごとに定期的に手入れされ、情報にアクセスできることも意図されている[2]。

不安障害
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%AE%89%E9%9A%9C%E5%AE%B3

不安障害(ふあんしょうがい、英:Anxiety disorder)とは、過剰な反すう(英語版)や心配、恐怖の特徴を有するいくつかの異なる種類の一般的な精神障害を含んだ総称である。不安は、身体と精神の健康に影響を及ぼす可能性がある不確かで現実に基づかないか、あるいは想像上の将来についてである。

γ-アミノ酪酸、略称 GABA(ギャバ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%93-%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%8E%E9%85%AA%E9%85%B8

γ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノらくさん, gamma-Aminobutyric acid )または4-アミノ酪酸(IUPAC名 4-aminobutanoic acid)は、アミノ酸のひとつで、主に抑制性の神経伝達物質として機能している物質である。

アミノ酪酸にはアミノ基のつく位置によりα-、β-、γ-の3種類の構造異性体が存在するが、γ-アミノ酪酸は、そのうちのひとつである。英語名の γ(gamma)-aminobutyric acid の頭文字をとった略称 GABA(ギャバ)が一般的に広く用いられている。

薬理学

GABA受容体のアゴニストないし、GABAの量を増加させる薬は、主として鎮静、抗痙攣、抗不安作用を有している。この種の薬はしばしば健忘を引き起こす。

ベンゾジアゼピン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%BE%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%BC%E3%83%94%E3%83%B3

ベンゾジアゼピン(benzodiazepine、時に口語的にベンゾ)は、縮合したベンゼン環とジアゼピン環が中心となる化学構造をもつ、向精神薬である。よくBZDと略記される。 この系統の初めての薬であるクロルジアゼポキシドは、1955年にレオ・スターンバックにより偶然発見され、1960年にホフマン・ラ・ロシュにより作り変えられたジアゼパムもまた1963年以来販売されている。

ベンゾジアゼピンは、GABAA受容体における神経伝達物質のγ-アミノ酪酸(GABA)の作用を強め、鎮静、催眠 (睡眠導入(英語版))、抗不安、陶酔、抗けいれん、筋弛緩の特性がある。 また、多くの短時間型ベンゾジアゼピンの高用量における応用薬理として、健忘-解離作用がある[2]。これらの特性は、不安、不眠症、激越(英語版)、発作、けいれん、アルコール離脱症候群の治療や、医療的あるいは歯科的処置の前投薬(英語版)に役立っている[3]。 ベンゾジアゼピンは、短時間型、中間型、長時間型の作用に分類される。短時間と中間型作用のベンゾジアゼピンは不眠症の治療に、長時間型のベンゾジアゼピンは不安の治療のために推奨されている。[4]

精油のお求めは下記にて

野生ラベンダー(標高1300m以上)5ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/403

ネロリCO2(セレクト)1ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/475

スイートオレンジ10ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/434

ベルガモット10ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/11

|

June 05, 2018

クスリウコンCO2精油主要成分キサントリーゾールの抗がん、抗菌、抗炎症、抗酸化、血糖降下、抗高血圧、抗血小板、腎保護、肝臓保護、エストロゲンおよび抗エストロゲン作用

Xanthorrhizol: a review of its pharmacological activities and anticancer properties

キサントリーゾール:その薬理作用および抗がん作用のレビュー

Xanthorrhizol:キサントリーゾール

PUBMEDより

Cancer Cell Int. 2015; 15: 100.

Published online 2015 Oct 21. doi:  10.1186/s12935-015-0255-4

Seok Fang Oon,  Meenakshii Nallappan, Thiam Tsui Tee, Shamarina Shohaimi, Nur Kartinee Kassim, Mohd Shazrul Fazry Sa’ariwijaya, and Yew Hoong Cheah

Author information ► Article notes ►

Abstract

要旨

Xanthorrhizol (XNT) is a bisabolane-type sesquiterpenoid compound extracted from Curcuma xanthorrhiza Roxb. It has been well established to possess a variety of biological activities such as anticancer, antimicrobial, anti-inflammatory, antioxidant, antihyperglycemic, antihypertensive, antiplatelet, nephroprotective, hepatoprotective, estrogenic and anti-estrogenic effects.

キサントリーゾール(XNT)は、クスリウコンから抽出されたビザボレン型セスキテルペノイド化合物である。抗がん、抗菌、抗炎症、抗酸化、血糖降下、抗高血圧、抗血小板、腎保護、肝臓保護、エストロゲンおよび抗エストロゲン作用などの様々な生物活性を有することが十分に確立されている。

antihyperglycemic 血糖降下、
antihypertensive 抗高血圧
antiplatelet 抗血小板
nephroprotective 腎保護
hepatoprotective 肝臓保護

Since many synthetic drugs possess toxic side effects and are unable to support the increasing prevalence of disease, there is significant interest in developing natural product as new therapeutics. XNT is a very potent natural bioactive compound that could fulfil the current need for new drug discovery.

多くの合成医薬品は毒性の副作用を有し、疾病の罹患増大をサポートすることができないために、あらたな治療薬として天然物を開発することに大きな関心が寄せられている。キサントリーゾール(XNT)は、新薬発見の現在の必要性を満たすことができる極めて強力な天然生物活性化合物である

synthetic drugs 合成医薬品
prevalence of disease 疾病の罹患増大

Despite its importance, a comprehensive review of XNT’s pharmacological activities has not been published in the scientific literature to date. Here, the present review aims to summarize the available information in this area, focus on its anticancer properties and indicate the current status of the research. This helps to facilitate the understanding of XNT’s pharmacological role in drug discovery, thus suggesting areas where further research is required.

その重要性にもかかわらず、キサントリーゾール(XNT)の薬理作用包括的レビューはこれまでの科学文献には掲載されていない。本ビューは、この分野の入手可能な情報を要約し、その抗癌特性に焦点を当て、研究の現状を示すことを目的としている。これは、これは、創薬におけるキサントリーゾール(XNT)の役割の理解を促進することに役立ち、さらなる研究が必要とされる分野であることを示唆している。

drug discovery 創薬

Keywords: Xanthorrhizol, Curcuma xanthorrhiza Roxb., Pharmacological, Anticancer

キーワード:キサントリーゾール、クスリウコン、薬理、抗がん

精油のお求めは下記にて

クスリウコンCO25ml・精油(バイオレットボトル充填)
http://phytoaroma.ocnk.net/product/491

|

« May 2018 | Main