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September 05, 2018

疼痛関連BPSDs(認知症に伴う行動・心理症状)の臨床管理に対するベルガモット精油の神経薬理学的特性

Neuropharmacological Properties of the Essential Oil of Bergamot for the Clinical Management of Pain-Related BPSDs.

疼痛関連BPSDs(認知症に伴う行動・心理症状)の臨床管理に対するベルガモット精油の神経薬理学的特性

Neuropharmacological Properties 神経薬理学的特性

BPSDs・Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia:認知症に伴う行動・心理症状

PUBMEDより

Curr Med Chem. 2018 Mar 6. doi: 10.2174/0929867325666180307115546.

Current Medicinal Chemistry 現在の医薬品化学

Scuteri D1, Rombola L1, Tridico L1, Mizoguchi H2, Watanabe C2, Sakurada T2, Sakurada S3, Corasaniti MT4, Bagetta G1, Morrone LA1.

Author information

1Department of Pharmacy, Health Science and Nutrition, Section of Translational Pharmacology, University of Calabria, 87036 Rende (CS). Italy.

カラブリア大学、トランスレーショナル薬学部、薬学・健康科学・栄養学科,

2Tohoku Pharmaceutical University - Department of Physiology and Anatomy Sendai. Japan.

東北薬科大学、仙台

3Daiichi College of Pharmaceutical Sciences - First Department of Pharmacology Fukuoka. Japan.

第一薬科大学、福岡

4University Magna Graecia - Department of Health Science Catanzaro. Italy.

マグナ グラエキア大学、イタリア

Abstract

要旨

BACKGROUND:

背景

Alzheimer's Disease (AD) accounts for approximately 50% of all cases of dementia and, in spite of the great effort for the development of disease-modifying drugs, a definitive treatment of cognitive impairment is not available yet.

アルツハイマー病はほぼ認知症の全ての症例の50%を占め、疾患修飾薬の開発のために多大な労力をかけているのにかかわらず、認知機能障害の決定的治療はまだ利用できていないです。

disease-modifying drugs疾患修飾薬
cognitive impairment 認知機能障害
definitive treatment 決定的治療

A perfect adherence to the current therapy of cognitive decline is needed for a better control of the disease and this is proven to reduce, though not completely abolish, the associated Behavioural and Psychological Symptoms of Dementia (BPSDs) from occurring.

疾患のより良好な管理のためには認知機能低下の現在の治療法に対する完全な遵守が必要であり、このことは、完全に解消はしないが、発症からのBPSDs(認知症に伴う行動・心理症状)を減少させることは証明されています、

This cluster of symptoms, remarkably affecting patients' health-related quality of life (HRQL), is tightly associated to pain states. Antipsychotics are the only treatment for BPSDs. However, these drugs are more effective and safer in the short-term (6-12 weeks), they are able to manage aggression but not agitation and they cannot control pain.

患者の健康関連の生活の質(HRQL)に顕著に影響を与えるこの周辺症状は疼痛状態に密接に関連しています。抗精神病薬はBPSDs(認知症に伴う行動・心理症状)の唯一の治療薬です。しかし、これらの薬剤は短期間(6-12週)でより効果的であって安全です。それらは攻撃的行動を管理することはできますが焦燥性興奮を管理することは出来なくて、それらは疼痛を管理することは出来ないです。

Antipsychotics 抗精神病薬
aggression 攻撃的行動
agitation  焦燥性興奮

Aromatherapy with Melissa officinalis and Lavandula officinalis has been employed to handle BPSDs, but it has not provided strong evidence to offer relief from pain. 1.2.

メリッサおよびラベンダーのアロマセラピーはBPSDs(認知症に伴う行動・心理症状)を扱うために採用されていますが、疼痛を軽減する強力な証拠を提供していないです。1.2。

OBJECTIVE:

目的

Bergamot Essential Oil (BEO) exerts antinociceptive activity through several pharmacological mechanisms: in particular, it is able to enhance autophagy, a process undergoing derangement in chronic pain. Thus, the sound pharmacological basis for clinical translation of aromatherapy with BEO in the treatment of BPSDs has been pointed out. 1.3.

ベルガモット精油(BEO)は、いくつかの薬理学的メカニズムを介して抗侵害知覚作用を発揮します。特に、慢性疼痛における錯乱を経験するプロセスであるオートファジーを強化することができる。従って、BPSDの治療におけるベルガモット精油(BEO)を用いたアロマテラピー臨床応用ための確かな薬理学的基礎が指摘されている。 1.3。

antinociceptive activity 抗侵害知覚作用
derangement 錯乱
Autophagy:オートファジー
clinical translation 臨床応用

CONCLUSION:

結論

The antinociceptive effects elicited by BEO in experimental pain models make of it a possible candidate for the pharmacological management of pain-related BPSDs.

実験的疼痛モデルにおいてベルガモット精油(BEO)によって誘発された抗侵害知覚作用は疼痛関連のBPSDs(認知症に伴う行動・心理症状)の薬理学的管理に対する可能性ある候補です。

KEYWORDS:

キーワード

Alzheimer’s Disease; Aromatherapy; Behavioural and Psychological Symptoms of Dementia (BPSDs); Bergamot Essential Oil; Dementia; Pain.

アルツハイマー病、アロマセラピー、BPSDs(認知症に伴う行動・心理症状)、ベルガモット精油、認知症、疼痛

用語

*中核症状とBPSD(行動・心理症状)はどう違う?
https://www.ninchisho-forum.com/knowledge/kaigo/007.html

認知症の症状には「中核症状」と呼ばれるものと、「BPSD(行動・心理症状)」と呼ばれるものがあります。かつてBPSDは、中核症状に対して「周辺症状」と言われてきましたが、近年は「BPSD(行動・心理症状)」という名称が一般的になりつつあります。
アルツハイマー型認知症(Alzheimer's disease;AD)の病態の本質的な過程に作用して,疾患の進行を抑制 する疾患修飾薬(Disease-modifying drug)が次世代のAD治療薬として注目されている.

*疾患修飾薬のことを調べていたときに見つけた記事
今後の抗認知症薬今後開発が待たれる根本的認知症治療
https://www.igaku.co.jp/pdf/1205_medicinal04.pdf

アルツハイマー型認知症(Alzheimer's disease;AD)の病態の本質的な過程に作用して,疾患の進行を抑制する疾患修飾薬(Disease-modifying drug)が次世代のAD治療薬として注目されている.脳内の病理学的変化が進む過程に直接作用し,神経細胞変性や神経細胞死を遅延させることができれば,結果的に認知症の進行を抑えることが可能となる.さらに,AD の早期診断,早期治療介入が可能となり,臨床症状が顕在化する前に疾患修飾薬が投与できるようになれば,疾病の発症を遅らせることができる.すなわち,AD を根本的に治療できる時代の到来となる.現在非常に多くの疾患修飾薬候補が臨床開発の段階にある.これらの薬剤開発を成功させ,日常臨床の場における早期治療介入を可能とするためには,乗り越えなければならない課題が山積しているものの,この困難に取り組む価値は自明であろう

*慢性疼痛における錯乱を経験するプロセスであるオートファジーを強化の意味を調べようとしたときにベルガモット精油にオートファジー増強の作用があることが下記の文献でわかりましたが、認知症による痛みの原因になる細胞とオートファジーとの関係を調べる必要があると思いました、

Role of D-Limonene in Autophagy Induced by Bergamot Essential Oil in SH-SY5Y Neuroblastoma Cells SH-SY5Y Neuroblastoma Cells

SH-SY5Y神経芽腫細胞におけるベルガモット精油によって誘発されたオートファジーのD-リモネンの役割

Neuroblastoma Cells:神経芽腫細胞

神経芽細胞腫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E8%8A%BD%E7%B4%B0%E8%83%9E%E8%85%AB

神経芽細胞腫(しんけいがさいぼうしゅ、neuroblastoma)は、小児がんの組織型の一種。現在は神経芽腫と呼ばれる。小児がんにおいては白血病についで患者数が多い。神経堤細胞に由来する悪性腫瘍で、主に副腎髄質や交感神経幹から発生する。副腎から発生する腫瘤として発見される。転移先として肝臓、骨、骨髄が多い。

お知らせ

三上杏平先生精油化学講座:製造方法の差で精油成分は異なり、また法的にみて精油はどんな位置づけか?(2018年9月29日・土)のお知らせ
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2018/08/2018929-b30b.html

精油のお求めは下記にて

ベルガモット10ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/11

野生ラベンダー(標高1300m以上)5ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/403

メリッサ(レモンバーム)5ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/407

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