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November 04, 2018

三上杏平先生精油化学講座:アロマテラピーのための精油の化学入門で精油にも関係する薬物動態学

三上杏平先生精油化学講座:アロマテラピーのための精油の化学入門で精油の薬物動態学  (pharmacokinetics)のお話がありました。精油が体内に吸収されて、どのように代謝されて、機能性を発揮するのかを理解することは大切であること述べていいました。このことを理解することは精油の安全性と関係してきます。

肝臓にある薬物代謝や解毒,ホルモンの生合成などに関連した代謝酵素シトクロムP450(cytochrome p450 : CYP)を精油の成分によっては阻害することがあります。

ヒトのチトクロームP450還元酵素へのジャーマンカモミール精油の阻害作用およびその主要化学成分

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2014/08/p450-0382.html

また ハーブ薬物治療:鎮痛剤との有害な相互作用の可能

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2014/08/post-2d68.html

植物の成分が体内に吸収されて、一部の成分が身体に弊害を及ぼす成分がありますがゲラニオールには抗腫瘍効果がありあす。

ゲラニオールの抗腫瘍効果:癌のがんのホールマーク(特徴)経路の調節(レビュー)

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2018/10/post-0f40.html 

リモネンは体内で吸収されると代謝して、代謝物産物が抗腫瘍効果を示します。

乳がん化学予防におけるモノテルペン

Monoterpenes in breast cancer chemoprevention.

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2006/07/post_38c3.html

リモネン体内代謝産物の抗腫瘍
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2006/09/post_58b5.html

タンパク質のイソプレイン化および細胞増殖を阻害できる抗腫瘍剤d-リモネンの代謝物質の特定

Identification of metabolites of the antitumor agent d-limonene capable of inhibiting protein isoprenylation and cell growth.

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2006/09/post_58b5.html

三上杏平先生のキャリアオイル講座を12月8日(土)アットビジネスセンター池袋駅前 本館 13:00〜17:00で行います。詳しい内容は追ってお知らせします。

キャリアオイルの脂肪酸も体内に吸収され、代謝され、生理活性物質を産生し、それが炎症に関係してきます。

精油やキャリアオイルの成分が体内に吸収され、代謝され、どのようにして作用を及ぼすのかに興味を持っています。今まで投稿した文献の一部を紹介しました。

用語

薬物動態学 | 研究室 | 明治薬科大学
https://www.my-pharm.ac.jp/education/kdb/lab/labo_2.html

薬物動態学
投与された薬はどのように体の中に取り込まれ、どのような運命をたどり、最終的な治療効果や副作用を示すのでしょうか? 当研究室では、薬物の体内での動きに着目し、吸収、分布、代謝および排泄過程における個体差を生じる要因を解明し、適切な薬物治療ならびに効率的な医薬品開発に貢献するための研究を行っています。


お知らせ

Jaa感謝祭「いやしの祭典」
いやしの祭典2018 in 東京に出店
https://www.facebook.com/events/581305188892453/?active_tab=discussion

2018年11月10日土曜日 10:30〜17:00

秋葉原udxギャラリー
東京都 千代田区

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