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January 28, 2019

ザクロ種子油主要成分プニカ酸の抗糖尿病作用の作用機序

Punicic acid: A potential compound of pomegranate seed oil in Type 2 diabetes mellitus management.

プニカ酸:2型糖尿病管理におけるザクロ種子油の可能性を有する化合物

punicic acid プニカ酸
type 2 diabetes mellitus 2型糖尿病

PUBMEDより

J Cell Physiol. 2019 Mar;234(3):2112-2120. doi: 10.1002/jcp.27556. Epub 2018 Oct 14.

Khajebishak Y1, Payahoo L1,2, Alivand M3, Alipour B4.

Author information

Abstract

要旨

Diabetes is one of the most prevalent diseases in the worldwide. Type 2 diabetes mellitus (T2DM), the most common form of the disease, has become a serious threat to public health and is a growing burden on global economies. Due to the unexpected adverse effects of antidiabetic medicines, the use of nutraceuticals as a complementary therapy has drawn extensive attention by investigators.

糖尿病は世界中で最も蔓延している病気の一つです。病気の最も一般的な形態である2型糖尿病(T2DM)は公衆衛生にとって深刻な脅威となっており、世界経済に対しての負担が増大している。抗糖尿病薬の予期せぬ副作用のために、補完療法としての機能性食品の使用は研究者達によって大きな注目を集めてきた。

antidiabetic medication 抗糖尿病薬
nutraceuticals  機能性食品

In this issue, a novel nutraceutical, Punicic acid (PA)-the main ingredient of pomegranate seed oil (PSO) that has potential therapeutic effects in T2DM-has been investigated. PA is a peroxisome proliferator-activated receptor gamma agonist, and unlike synthetic ligands, such as thiazolidinediones, it has no side effects. PA exerts antidiabetic effects via various mechanisms, such as reducing inflammatory cytokines, modulating glucose homeostasis, and antioxidant properties.

この号では、2型糖尿病(T2DM)において潜在的治療作用を有するザクロ種子油主要成分の新規の機能性食品プニカ酸(PA)は調査された。プニカ酸(PA)はペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(ガンマ)アゴニストであり、チアゾリジンジオンのような合成リガンドとは異なり、プニカ酸(PA)には副作用はありません。プニカ酸(PA)は、炎症性サイトカイン減少、グルコース恒常性の調節、および抗酸化特性などの様々なメカニズムを介して抗糖尿病作用を発揮する

peroxisome proliferator-activated receptor (PPAR
agonist:アゴニスト、作動薬、
synthetic ligands 合成リガンド
thiazolidinediones チアゾリジン・2型糖尿病治療薬
antidiabetic effects 抗糖尿病作用
inflammatory cytokines  炎症性サイトカイン
glucose homeostasis グルコース恒常性

In this review, we discussed the potential therapeutic effects of PSO and PA and represented the related mechanisms involved in the management of T2DM.

このレビューでは、ザクロ種子油(PSO)とプニカ酸(PA)の潜在的な治療作用を議論し、2型糖尿病(T2DM)管理に関与する関連メカニズムを表した。

KEYWORDS:

キーワード

diabetes mellitus (DM); inflammatory cytokines; nutraceuticals; punicic acid (PA); thiazolidinediones (TZDs)

糖尿病(DM)、炎症性サイトカイン、機能性食品、プニカ酸(PA)、チアゾリジン(TZDs)

用語

ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体の多様な生体制御作用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/41/11/41_11_746/_pdf

核内受容体の一つであるペルオキシソーム増殖剤応答性受容体 (peroxisome proliferator-activated receptors;PPARs) は, 発見当初リガンドが不明な, いわゆるオーファン受容体であった. しかし, PPARsが高脂血症改善剤やインスリン抵抗性改善剤の作用機序の中心的役割を果たし,長鎖脂肪酸とその誘導体などもリガンドとして, 糖・脂質代謝を制御する機能分子となることが判明して以来, 広範な研究の進展を見せている. そして現在では, PPARsは生活習慣病発症を研究する, 食品・栄養学, 内分泌・代謝, さらには血管機能や炎症などの循環器系や発がんの研究領域にも関わる, 多機能で主導的な役割を有する重要な受容体として位置づけられるようになってきた. 本稿では, PPARsの構造と生理機能, リガンドと薬理機能, さらにヒトゲノム解析と疾患などについて解説する.

リガンド
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%89

リガンド(ligand; ライガンド)とは、特定の受容体(receptor; レセプター)に特異的に結合する物質のことである。

リガンドが対象物質と結合する部位は決まっており、選択的または特異的に高い親和性を発揮する。例えば、酵素タンパク質とその基質、ホルモンや神経伝達物質などのシグナル物質とその受容体などが顕著な例である。リガンドの代わりにはたらく薬物がアゴニスト、リガンドのはたらきを弱める薬物はアンタゴニストである。

チアゾリジン薬の作用機序
https://kanri.nkdesk.com/drags/teikou.php

PPARγ(核内受容体型転写因子で脂肪、肝臓、血管壁などに存在して、脂肪細胞分化、脂肪酸の取り込みなどの役割を果たす。)に結合することにより、大型脂肪細胞(TNF-αを分泌)の分化誘導を促進して、インスリン感受性の高い小型脂肪細胞(アディポネクチンとPPARαを分泌)を増やす。

お知らせ

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http://phytoaroma.ocnk.net/product/521

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