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September 13, 2019

セスキテルペンのエレメン脳関門通過し脳腫瘍に有効(ラット実験)

お客様からブログの下記の記事を読んで文献がないかと問い合わせがありました。ブログを掲載したときに調べましたが見つけることができなかったです。今回、改めて調べてみたら下記の記事をみつけました。

1994年の6月、the Medical University of Berlin, Germany, and Vienna, Austriaが、セスキテルペンが血液脳関門を超えることができると発表した。


An investigation of the ability of elemene to pass through the blood-brain barrier and its effect on brain carcinomas.

血液脳関門を通過するエレメンの能力と脳癌腫に対するその作用の調査。

blood-brain barrier 血液脳関門
elemene エレメン・セスキテルペン

PUBMEDより

J Pharm Pharmacol. 2009 Dec;61(12):1653-6. doi: 10.1211/jpp/61.12.0010.

carcinomas 癌腫
Wu XS1, Xie T, Lin J, Fan HZ, Huang-Fu HJ, Ni LF, Yan HF.
Author information
1
Center for Biomedicine and Health, Hangzhou Normal University, Hangzhou, China. xswu1@hotmail.com

biomedicine 生物医学
Hangzhou Normal University 杭州師範大学

Abstract

要旨

OBJECTIVES:

目的
Elemene is a chemical extracted from plants. It has demonstrated anti-tumour capability. Although widely studied, there has been little reported regarding its tissue distribution. Our aim was to rectify this.

エレメンは植物から抽出された化学物質です。それは抗腫瘍能力を実証しています。広く研究されていますが、その組織分布に関してはほとんど報告されていません。私たちの目的はこれを修正することでした。

METHODS:

方法
The tissue distribution of elemene was studied after intragastric or intravenous administration in rats. The effectiveness of elemene in treating brain tumours was studied using the G-422 tumour cell model in mice.

エレメンの組織分布は、ラットにおける胃内投与または静脈内投与後に研究された。脳腫瘍治療におけるエレメンの効果は、マウスのG-422 腫よう細胞モデルを用いて研究された。

intragastric administration胃内投与
intravenous administration静脈内投与
G-422 tumour cell mode:G-422 腫よう細胞モデル

KEY FINDINGS:

主な調査結果:

Elemene had a higher concentration in the lungs, spleen and livers than other tissues of normal rats after intragastric and intravenous administration, while the concentration in the gastrointestinal tract was greater after intragastric administration. Elemene molecules were also detected in the rats' brain tissue. Elemene had a therapeutic effect on mice inoculated with G-422 cells both intracranially and subcutaneously. The best life-extending rate and the best tumour-inhibiting rate of elemene were 64.43% and 34.46%, respectively, when 80 mg/kg elemene was used for treatment.

エレメンは、胃内投与または静脈内投与後、正常ラットの他の組織よりも肺、脾臓および肝臓に高濃度を有していて、一方、消化管の濃度は胃内投与後に高かった。エレメン分子は、ラットの脳組織でも検出された。エレメンは、頭蓋内および皮下の両方でG-422 腫よう細胞を接種されたマウスに治療効果有していた。治療のために80 mg/kgのエレメンが使用されたときに、エレメンの最高の延命率および腫瘍抑制率は、それぞれ64.43%と34.46%でした。

gastrointestinal tract 消化管
intracranial 頭蓋内
subcutaneously 皮下に
life-extending rate 延命率
tumour-inhibitin 腫瘍抑制

CONCLUSIONS:

結論:

The results from the tissue distribution study showed that elemene can pass through the blood-brain barrier. The therapeutic experiments showed that elemene is effective in treating cerebral malignancy.

組織分布研究の結果は、エレメンが血液脳関門を通過できることを示した。実験治療は、エレメンが悪性脳腫瘍の治療に有効であることを示した。

cerebral malignancy 悪性脳腫瘍

用語
エレメン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%A1%E3%83%B3

エレメン(Elemene)は、様々な植物に含まれる構造的に関連した天然化合物のグループである。それぞれ構造異性体であるα-、β-、γ-、δ-型が存在し、セスキテルペンに分類される。一部の植物では花の香りに寄与しており[1][2][3]、昆虫にとってのフェロモンとして用いられている[4]。

血液脳関門
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E6%B6%B2%E8%84%B3%E9%96%A2%E9%96%80

血液脳関門(けつえきのうかんもん、英語: blood-brain barrier, BBB)とは、血液と脳(そして脊髄を含む中枢神経系)の組織液との間の物質交換を制限する機構である。これは実質的に「血液と脳脊髄液との間の物質交換を制限する機構」=血液脳髄液関門 (blood-CSF barrier, BCSFB) でもあることになる。ただし、血液脳関門は脳室周囲器官(松果体、脳下垂体、最後野など)には存在しない[1]。これは、これらの組織が分泌するホルモンなどの物質を全身に運ぶ必要があるためである。

癌腫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E6%B6%B2%E8%84%B3%E9%96%A2%E9%96%80

癌腫(がんしゅ、Carcinoma)とは、上皮細胞由来の悪性腫瘍で、いわゆる癌(がん、Cancer)の大半を占める。ちなみに非上皮性組織由来の悪性腫瘍は肉腫(にくしゅ、Sarcoma)と呼ばれ、癌腫とは異なるが、悪性腫瘍には含まれる。
この項では癌腫に関して述べる。疾病としての癌全般に関しては悪性腫瘍の項に詳しい。また、治療法は腫瘍学の項に詳しい

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