宇宙線フラックス(流速)に及ぼす太陽活動極小期の影響、ウイルスの突然変異および新型コロナウイルス感染症COVID-19などパンデミック
Influence of Solar Minimum on Cosmic Ray Flux, Mutations in viruses and Pandemics like COVID-19
https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=3593151
宇宙線フラックス(流速)に及ぼす太陽活動極小期の影響、ウイルスの突然変異および新型コロナウイルス感染症COVID-19などパンデミック
Solar Minimum 太陽活動極小期
Posted: 22 Jun 2020
Abstract
要旨
This interdisciplinary study takes into account the effect of the cosmic ray flux on mutations in viruses that result in virulent forms that lead to the occurrence of pandemics.
この学際的研究は、結果的にパンデミックの発生に結びつく毒性型になったウイルスの突然変異に対する宇宙線フラックス(流速)の影響を考慮に入れます
Solar minimum, the reduction in the activity of the Sun which occurs cyclically every 11 years and deep solar minimum that occurs once in a century or so, results in increased cosmic ray flux to the Earth, which in turn generate mutations in viruses harboured in bats and other nocturnal animals. Almost all the previous pandemics occurred during solar minimum years when the Sun spots were lowest or absent and when the solar activity was at the lowest.
太陽の太陽活動極小期は、11年ごとに周期的に起こる太陽の活動の減少と1世紀に一度発生する極端な太陽活動極小期は、地球への宇宙線フラックス(流速)の増加をもたらし、コウモリや他の夜行性動物に宿っているウイルスに突然変異を生み出す。過去のパンデミックは、ほとんどすべて、太陽黒点が最も少ない、あるいは存在しない、太陽活動が最も低い太陽活動極小期に発生している。
interdisciplinary study 学際的研究
virulent forms 病原型 ?
nocturnal animals 夜行性動物
Sun spot 太陽黒点
This study suggests that the present Covid 19 pandemic is triggered by the mutated viromes in bats from latitudes above 30 degrees N. The increase in cosmic ray flux during the solar minimum of solar cycle 24 has contributed to this. It is improbable that SARS-CoV-2 emerged through laboratory manipulation of a related SARS-CoVlike coronavirus. This study indicates that SARS CoV 2 emerged as a result of biological and astrophysical processes.
この研究は、現在の新型コロナウイルス感染症(Covid 19)パンデミックが北緯30度以北の緯度からのコウモリの突然変異したヴァイローム(ウイルス叢)によって引き起こされることを示唆しています。現在第24太陽周期の太陽活動極小期における宇宙線フラックス(流速)の増加がこれに寄与している。新型コロナウイルスSARS CoV 2.が関連するSARS-CoVようコロナウイルスの実験室操作によって出現した可能性は低い。この研究は、SARSのCoV2が生物学的および天体物理学的プロセスの結果として出現したことを示している。
Viromes:ヴァイローム(ウイルス叢)
Key words: Cosmic Rays, Solar Minimum, Solar cycle, Sun spots, Geomagnetism, Virome, Mutation, Pandemic, Covid 19, SARS CoV 2.
キーワード:宇宙線、太陽活動極小期、太陽周期、太陽黒点、地磁気、ヴァイローム(ウイルス叢)、突然変異, パンデミック, 新型コロナウイルス感染症(covid-19),新型コロナウイルス (SARS CoV 2.)
用語
第25太陽活動周期の開始を確認。極小期は2019年12月だった 2020-09-16
https://sorae.info/astronomy/20200916-the-solar-cycle25-prediction-panel.html
現在の太陽は第24太陽活動周期から次の第25太陽活動周期への移行期にあたるとみられており、活動周期の境目となる「極小期」がいつになるのかが注目されていました。極小期は観測された黒点の数(黒点相対数)をもとに判断されますが、各月の黒点相対数は増減しながら推移していくため、ある月が極小期だったかどうかを判断するには前後6か月間も含めた13か月の移動平均値が最小だったかどうかで判断されます。
発表では、黒点相対数の13か月移動平均値が1.8で底を打った2019年12月が極小期だったとされています。国立天文台太陽観測科学プロジェクトも、三鷹キャンパス(東京都三鷹市)における観測データをもとに算出された黒点相対数の移動平均値が2019年12月に1.52で最小となってからは増加傾向にあるとしており、この月を境に第25太陽活動周期が始まったとみられています。
太陽活動と宇宙線,そして気候変動
https://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/1ry/Kagaku200912.pdf
木々の年輪の中に残された太陽の歴史
黒点にかわる太陽活動の代替指標として広く用いられているのが,樹木年輪に含まれる炭素の同位体・炭素 14 である.炭素 14 は,宇宙線(宇宙
を飛び交う高エネルギーの放射線)と地球大気との相互作用によって作られる放射性の同位体である.太陽の磁場は,太陽と地球の距離のおよそ100 倍の遠方まで広がっており,宇宙線から地球を守る役割を果たしている.ところが,太陽活動が弱くなるとそのバリア機能は低下し,地球に飛来する宇宙線が増える.すると,大気中でたくさんの炭素 14 が作られ,その結果,光合成によって樹木が年輪に取り込む炭素 14 の量も増加する.逆に,太陽活動が活発になると年輪に取り込まれる炭素 14 の量は減少する.したがって,屋久杉などの樹齢の長い木や,地中に埋もれた大昔の木の年輪に含まれる炭素 14 の量を測定してその増減を調べると,過去の太陽活動の推移を知ることができる.
ヒト組織ヴァイローム(ウイルス叢)の網羅的描出―健常人の体内における“隠れた”ウイルス感染の様相―プレスリリース
https://www.amed.go.jp/news/release_20200604.html
東京大学
日本医療研究開発機構
発表者
佐藤 佳(東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター システムウイルス学分野准教授)
発表のポイント
健常人547人の51か所(種類)の組織における遺伝子発現データの大規模バイオインフォマティクス解析により、健常人の体内における“隠れた”ウイルス感染の様相を網羅的に明らかにした。
さまざまなウイルスが健常なヒトの体内において不顕性感染しており、ヒトの免疫状態や健康状態に関与している可能性が示唆された。
本研究成果は、ヒトとさまざまなウイルスの共生関係の一端を明らかにしたものであり、本研究の手法は、汎用性が高く、新型コロナウイルス感染症を含めたさまざまなウイルス研究に応用・展開が可能である。
発表概要
東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター システムウイルス学分野の佐藤准教授らは、大規模な遺伝子発現データの解析により健常なヒト体内に存在するヴァイローム(ウイルス叢、注1)の様相を網羅的に解明しました。
ヴァイローム(ウイルス叢)とは、ヒト体内に存在するウイルスの総体のことであり、病気を発症していない健常人においても、ヘルペスウイルスをはじめとしたさまざまなウイルスが、さまざまな組織に、病状を示すことなく感染していると考えられています。これまでのウイルス学の研究においては、病気を引き起こすウイルスについて、病気を発症した感染患者に対する解析が中心であったため、健常人において、どのようなウイルスが、体内のどこに、どの程度(不顕性)感染しているのかについては未解明でした。
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