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March 24, 2024

第4回お話とメディスンカードの感想と第5回のお知らせ

参加者さんの感想をお知らせします。

A さん

先日も素敵な会をありがとうございました。

2回目の参加でしたが、歩くWikipediaである先生のお話はどれも面白く、宗教の話からミネラル、脳、解剖学的要素までくるくる変わっていくのに最終的には世界の本質に着地したときには鳥肌ものでした。

ちょうど私も今ミトコンドリアについて調べていたのでそのあたりのシンクロにも感動でした。

メディスンカードは、今回はヘビでしたが、しっかり前回から繋がっていたことに驚き、継続参加を誓った瞬間でした。

お後のお茶会にも参加できたのでより有意義な時間となり、素晴らしい土曜日の午後となりました(仕事サボって良かった笑)

常日頃から先人の叡智に頭がさがる思いで仕事をしていますが、お話会に参加するとよりその思いが強くなり励みにもなります。

私は英語が全然できないので小島先生が和訳してくれて要点を教えてくれるのは本当にありがたいです、今後ともよろしくお願いします。

また楽しみにしております。

Bさん

前回に引き続き参加させていたものです。

ちょうどこちらの講習会の日の午前中は

有機野菜の畑の学校初日でした。

そして午後にこちらにお邪魔させていただいたのですが

メディスンカードを引くと、亀の図柄で、マザーアース「大地と繋がると自信がもてるようになるというメッセージを頂いたのでとても嬉しくなってしまいました。

本当に楽しくて有意義な時間を有難うございました。

Cさん

色んなヒントを頂けたと思います。

印象に残っているお話は、ミネラルと身体の関係などで、健康を保つには、野菜や果物、海藻などミネラルを沢山含む食品を意識的に摂ることが大切だなとその理由が理解できました。
頭痛にはマグネシウムを取ればよいなど具体的に教えて頂き、とても良かったです。

ワクチンの話も興味深かったです。

メディスンカードはまさにそうだなという印象のカードでした。

興味深い話が沢山でしたが、トータル的なテーマが見えなかったので、何か伝えたいテーマが定まっているとわかりやすいなと感じました。

この度は、貴重なお話をありがとうございました!


第5回お話とメディスンカードの会をお知らせします。

日 時 : 2024年4月6日(土)10:30〜12:30
受付:   10時15分

場 所 :かながわ県民センター 602号室
     〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2丁目24
JR・私鉄「横浜駅」西口・北西口を出て、徒歩およそ5分

地図
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5681/access.html

話者:フィトアロマ研究所 小島 秀元 語り部 アロマコージ ヒデマロ

お問い合わせ・申し込みは下記のフィトアロマ研究所ウエッブ よりお願いします。
https://phytoaroma.ocnk.net/

今後の予定
5月11日(土)、6月15日(土)

いつもありがとうございます。

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March 09, 2024

COVID-19ワクチンメッセンジャーRNAの経胎盤感染:ワクチン接種後の胎盤、母体、および臍帯血分析による証拠

COVID-19ワクチンメッセンジャーRNAの経胎盤感染:ワクチン接種後の胎盤、母体、および臍帯血分析による証拠

Transplacental transmission of the COVID-19 vaccine messenger RNA: evidence from placental, maternal, and cord blood analyses postvaccination

https://www.ajog.org/article/S0002-9378(24)00063-2/pdf?fbclid=IwAR2rU8x1wsSfPVR7ZDrKezh71w_4LzLtxDnB-mEMsW4PQVA1ajuZGq4G3uA

Transplacental transmission 経胎盤感染 (胎盤を介して病原体が胎児に感染)
Placental 胎盤(子宮内にあって、胎児と臍帯(さいたい)?によってつながり、母体との物質交換を仲介する海綿状・盤状の器官。胎児の娩出(べんしゅつ)?のあと脱落する。)

cord blood 臍帯血(お母さんと赤ちゃんを結ぶへその緒を「さい帯」と言い、そのさい帯と胎盤の中に含まれる血液を「さい帯血」と言います。)

CONCLUSION: Our findings suggest that the vaccine mRNA is not localized to the injection site and can spread systemically to the placenta and umbilical cord blood. The detection of the spike protein in the placental tissue indicates the bioactivity of the vaccine mRNA that reach the placenta. Notably, the vaccine mRNA was largely fragmented in the umbilical cord blood and, to a lesser extent, in the placenta. These 2 cases demonstrate the ability of the COVID-19 vaccine mRNA to penetrate the fetal-placental barrier and to reach the intrauterine environment

結論:我々の知見は、ワクチンmRNAは注射部位に局在せず、胎盤および臍帯血に全身的に転移する可能性があることを示唆している。胎盤組織におけるスパイクタンパク質の検出は、胎盤に到達したワクチンmRNAの生物活性を示す。特筆すべきことに、ワクチンmRNAは臍帯血中ではほとんど断片化されており、胎盤中ではより少ない程度であった。これらの2症例は、COVID-19ワクチンmRNAが胎児-胎盤関門を通過し、子宮内環境に到達する能力を示している。

American Journal of Obstetrics & Gynecology MONTH 2024
米国産婦人科学会(ACOG)

関連文献
*胎盤関門における薬物透過
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dmpk1986/15/4/15_4_403/_pdf/-char/ja#:~:text=%E8%83%8E%E7%9B%A4%E3%81%AF%E6%AF%8D%E4%BD%93%20%E3%81%A8%E8%83%8E%E5%85%90,%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%EF%BC%8E

胎盤関門における薬物透過 宇都ロ 直 樹 Naoki UTOGUCHI 胎盤 は母体 と胎児 を隔ててお り,母体一胎児間の栄養 輸送,ガス交換 ,ホルモン産生な ど様 々な機能 を有 して い る.母体血 と胎 児血 は混 じり合 うことな く,胎盤は母 体一 胎児間の物質透過 の関門 として機能 してお り,これ は胎盤関門 と呼ばれている.この胎盤関門機能 は トロホブラストが担 っていると考えられている.薬物の胎児毒性 や催奇性の点か ら,胎盤関門におけ る 薬物移行の研究は重要 である.

*胎盤はウイルス感染に特化した防御機構を持つことが明らかに 〜胎児の胎内ウイルス感染のメカニズム解明に向けて期待〜
https://www.ncchd.go.jp/press/2023/0419.html

プレスリリースのポイント

本研究では、ヒト胎盤にはウイルス防御に重要な自然免疫系受容体である二本鎖RNA受容体が発現しており、他の自然免疫系受容体の発現は認められないことを初めて見出しました。

また二本鎖RNAにより、胎盤の細胞では抗ウイルス作用を持つサイトカインであるインターフェロン(IFN)が産生され、また細胞死が誘導されることを明らかにしました。
こうしたIFN産生は血球細胞などでも認められますが、細胞死※3は胎盤に特徴的です。

以上の結果は、胎盤がウイルスに特化した防御機構を持っていることを示唆しています。


*哺乳類の胎盤形成にはウイルスが関与しており、その遺伝子は順次置き換わることができる

https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2015/20151005-1.html

発表者
今川 和彦(東京大学大学院農学生命科学研究科 実験動物資源科学・附属牧場 教授)

発表のポイント

◆哺乳類のゲノムには、過去に感染した内在性レトロウイルス遺伝子の断片が多く存在している(全ゲノムの8%)。それらの内在性レトロウイルス遺伝子は哺乳類の胎盤獲得に働いているだけではなく、機能性の高いウイルス遺伝子と順次置き換わることができる。

◆哺乳類は胎盤・栄養膜細胞の細胞融合を促進させるために内在性レトロウイルスの機能を活用していること、さらに、もっと良い機能を持つ内在性レトロウイルスが入り込んだ場合、それを積極的に活用している。進化途上で同じ機能を別の新しいウイルス遺伝子が担うことから機能をバトンタッチするという「Baton pass仮説」を提唱した。

◆胎盤形成を含む妊娠の成立には内在性レトロウイルス遺伝子の機能が必須であるから、胎盤形成と胎盤機能の解析には、いままでの機能遺伝子の評価だけではなく、内在性レトロウイルス遺伝子発現とその機能を評価する必要がある

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March 05, 2024

ミトコンドリアとウイルス感染: 進歩と新たな前線(自然免疫の要ミトコンドリア)

コロナウイルス感染予防においてワクチン接種が提唱されているが宿主であるヒトの免力アップに関しての報道は少ない。コロナウイルスはコウモリと共生していたのがヒトに感染したと言われています。ヒトゲノムには過去に感染したレトロウイルスに由来する内在性レトロウイルス(HERV)が9%存在していると読んだことがあります。これがウイルスに感染したときに働くと言われています。今回の記事でウイルス感染防御の要ははミトコンドリアが元気であるかによって決まってくるみたいです。現代はウイルスや菌を目の敵にして薬剤で攻撃することしか考えていないです。ウイルスや菌も殺されたくないので変化していきます。抗生物質が効かなくなっています。宿主である人が感染しても発症しない体を作るためのワクチン研究にお金を沢山投入するのでなくウイルスに負けない人作りにお金を投入しよう。

Mitochondria and Viral Infection: Advances and Emerging Battlefronts

ミトコンドリアとウイルス感染: 進歩と新たな前線

https://journals.asm.org/doi/10.1128/mbio.02096-21

ABSTRACT

要旨

Mitochondria are dynamic organelles vital for energy production with now appreciated roles in immune defense. During microbial infection, mitochondria serve as signaling hubs to induce immune responses to counteract invading pathogens like viruses. Mitochondrial functions are central to a variety of antiviral responses including apoptosis and type I interferon signaling (IFN-I). While apoptosis and IFN-I mediated by mitochondrial antiviral signaling (MAVS) are well-established defenses, new dimensions of mitochondrial biology are emerging as battlefronts during viral infection.

ミトコンドリアはエネルギー生産に不可欠なダイナミックな細胞小器官であり、現在では免疫防御における役割も高く評価されている。微生物感染の際、ミトコンドリアはウイルスのような侵入病原体に対抗するための免疫応答を誘導するシグナル伝達ハブとして機能する。ミトコンドリアの機能は、アポトーシス(プログラム細胞死)やI型インターフェロンシグナル(IFN-I)を含む様々な抗ウイルス応答の中心的役割を担っている。ミトコンドリア抗ウイルスシグナル(MAVS)を介したアポトーシスとIFN-Iは確立された防御であるが、ミトコンドリア生物学の新たな次元がウイルス感染時の前線として発現しつつある。

organelles 細胞小器官
細胞小器官(さいぼうしょうきかん、英: organelle)とは、細胞の内部で特に分化した形態や機能を持つ構造の総称である。ウイキペディアより

type I interferon I型インターフェロン
ウイルスやバクテリアの感染により細胞が一過的に産生するサイトカイン.IFN-α,β,ωが含まれる.抗ウイルス作用,細胞増殖抑制作用をはじめとする多面的な生物作用をもたらす.実験医学増刊 Vol.28 No.12より

mitochondrial antiviral signaling (MAVS):ミトコンドリア抗ウイルスシグナルを調べていたときにMAVSは下記の別称であった。

IPS-1
IPS-1(アイピーエスワン)とはミトコンドリア外膜上の膜蛋白質であり、細胞質内でウイルス由来のRNAを認識するRIG-IやMDA5分子からシグナルを受け取り、抗ウイルス作用を示すI型インターフェロンの産生を促す、ヒトの自然免疫系で働く分子。別称として、MAVS(マブス), Cardif(カーディフ),Visa(ビザ)がある。ウイキペディアより

Increasingly, it has become apparent that mitochondria serve as reservoirs for distinct cues that trigger immune responses and that alterations in mitochondrial morphology may also tip infection outcomes. Furthermore, new data are foreshadowing pivotal roles for classic, homeostatic facets of this organelle as host-virus interfaces, namely, the tricarboxylic acid (TCA) cycle and electron transport chain (ETC) complexes like respiratory supercomplexes. Underscoring the importance of “housekeeping” mitochondrial activities in viral infection is the growing list of viral-encoded inhibitors including mimics derived from cellular genes that antagonize these functions.

ますます、ミトコンドリアが免疫反応を引き起こす明確な手がかりの貯蔵庫として機能し、ミトコンドリアの形態が変化することで感染の結果も左右される可能性があることが明らかになりつつある。さらに、新しいデータは、宿主とウイルスのインターフェイス(接点)
として、この細胞小器官の古典的で恒常的な側面、すなわち、トリカルボン酸(TCA)回路や、呼吸超複雑体のような電子輸送鎖(ETC)複合体が極めて重要な役割を果たすことを予感させている。ウイルス感染における "ハウスキーピング "ミトコンドリア活性の重要性を強調しているのは、これらの機能に拮抗する細胞遺伝子由来の模倣体を含む、ウイルスにコードされた阻害剤のリストの増加である。

distinct cues ;明確な手がかり

トリカルボン酸(TCA)回路
ミトコンドリア内の代謝経路。ATP生成過程。生物体内で、有機物が燃焼して二酸化炭素と水になる代謝回路。

respiratory supercomplexes 呼吸超複合体

electron transport chain (ETC) 電子伝達系

housekeeping genes ハウスキーピング遺伝子
In molecular biology, housekeeping genes are typically constitutive genes that are required for the maintenance of basic cellular function, and are expressed in all cells of an organism under normal and patho-physiological conditions.[1][2][3][4] Wikipedia

分子生物学では、ハウスキーピング遺伝子は通常、基本的な細胞機能の維持に必要な構成遺伝子であり、正常および病態生理学的条件下で生物のすべての細胞で発現します。ウイキペディアより」

For example, virologs for ETC factors and several enzymes from the TCA cycle have been recently identified in DNA virus genomes and serve to pinpoint new vulnerabilities during infection. Here, we highlight recent advances for known antiviral functions associated with mitochondria as well as where the next battlegrounds may be based on viral effectors. Collectively, new methodology and mechanistic insights over the coming years will strengthen our understanding of how an ancient molecular truce continues to defend cells against viruses.

例えば、電子伝達系ETC因子やトリカルボン酸(TCA)回路のいくつかの酵素のウイルス学が最近DNAウイルスゲノムで同定され、感染時の新たな脆弱性を突き止めるのに役立っている。ここでは、ミトコンドリアに関連する既知の抗ウイルス機能に関する最近の進歩に焦点を当てるとともに、ウイルスエフェクターに基づく次の戦いの場がどこにあるかも紹介する。今後数年間の新たな方法論とメカニズムに関する洞察を総合すると、古代の分子的休戦協定がいかにしてウイルスから細胞を守り続けているかについての理解が深まるであろう。

*生化学では、エフェクター分子(英: effector molecule)とは、タンパク質に選択的に結合してその生理活性を制御する小分子である。このように、エフェクター分子は、酵素活性、遺伝子発現、細胞シグナル伝達等を増減させるリガンドとして働く。エフェクター分子はまた、一部のmRNA分子(リボスイッチ)を直接制御することもできる

用語
ミトコンドリア外膜上でのウイルス免疫制御機構

https://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/10/82-02-06.pdf

はじめに

真核細胞内では核をはじめ,ゴルジ体,小胞体,ミトコンドリア,リソソーム,ペルオキシソーム等の様々な細胞小器官(オルガネラ)が独自の機能を有し,それぞれに生体運営に関わっている.なかでもミトコンドリアは,細胞内におけるエネルギー工場とも呼ばれ,その特有の構造及び機能の両面から今日に至るまで研究対象となってきた.ミトコンドリアは,好気性細菌の一種,α-プロテオバクテリアが真核細胞の前身となる細胞に感染し,その後の進化の過程で共生する選択肢をとり,現在では細胞の生存に不可欠のオルガネラとして獲得されたものと考えられている(細胞内共生説).ミトコンドリア内に独自の DNA が存在し,他のオルガネラとは異なる二重膜構造になっていることはその名残とも考えられている.ミトコンドリアの細胞内における主な生理的役割は,アデノシン三リン酸(ATP)の産生である.ところが,ミトコンドリアの役割は細胞内のエネルギー代謝にとどまらず,細胞死(アポトーシス),老化,神経変性疾患,発がん等の様々な現象とも密接に関連していることが知られるようになってきた。さらに近年の研究から,ウイルスに対する細胞内自然免疫応答とも関係していることが次第に明らかになってきた1)本稿では,細胞内における抗ウイルス自然免疫機構,特にミトコンドリア外膜上での負の制御機構に関して概説する.
1ウイルス自然免疫とミトコンドリア

ATP(アデノシン三リン酸)
https://nitta-monitoring.com/sanitary/atp/adenosine-triphosphate/

ATPとは、すべての植物、動物および微生物の細胞内に存在するエネルギー分子です。ATPは、細胞の増殖、筋肉の収縮、植物の光合成、菌類の呼吸および酵母菌の発酵などの代謝過程にエネルギーを供給するためにすべての生物が使用する化合物です。食物、細菌、かび、その他の微生物を含むすべての有機物(生物または生物の痕跡)にはATPが含まれています。

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