《鎮痛剤服用(非ステロイド抗炎症剤)→腸壁炎症→リーキーガット症候群→グルテンが血流に侵入→セリアック病などの自己免疫疾患発症》
《鎮痛剤服用(非ステロイド抗炎症剤)→腸壁炎症→リーキーガット症候群→グルテンが血流に侵入→セリアック病などの自己免疫疾患発症》
Painkillers (NSAIDs) → Intestinal Inflammation → Leaky Gut Syndrome → Gluten in the Bloodstream → Autoimmune Diseases Such as Celiac
《リード|Lead》
2009年9月、アウエイク・ネーチャー主催のエックハルト・トール《A New Earth》勉強会のお茶会で、《食べ物が病気を引き起こす》という話を初めて聞きました。
そのときに、《うつ病とグルテンの関係》があることを知り、深い興味を抱いたのが、今回の翻訳・考察を始める最初の動機でした。
《本稿は|About This Article》
本稿では、NSAIDs(非ステロイド抗炎症剤)による《腸壁炎症》《腸透過性の亢進》と、それによって起こる《グルテンの血流侵入》、さらには《セリアック病などの
自己免疫疾患》の発症メカニズムを、過去に私が翻訳した記事や研究報告をもとに整理・解説します。
本文|Body
1. グルテンと健康への関心が芽生えたきっかけ
当時、パソコンで調べてみたところ、「Gluten and Depression(グルテンとうつ病)」という記事に出会いました。
さらに、「DEPRESSION: IS YEAST A MISSING LINK?(うつ病:イースト菌との関連を見逃していませんか?)」という記事も見つけ、食品と精神状態のつながりについ
て調べるきっかけになりました。
もちろん、これはすべての人に当てはまるわけではありません。ですが、身体に合わない食品がある人がいるのも事実です。
「Wheat allergy or wheat intolerance?(小麦アレルギーまたは小麦過敏症?)」という記事では、小麦を食べることで頭痛、腹部の膨満感、下痢、疲労感、皮膚疾患
などが起こるケースがあると紹介されていました。
食品を除去することで症状が改善する場合があることも知り、グルテンや腸の健康について興味が深まっていきました。
記事を翻訳していく過程で、《リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)》や《セリアック病》についても学ぶことができ、以降グルテンに関する情報を追い続けて
きました。
※上記はブログ「食物アレルギーまたは過敏症」より引用
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2009/09/post-28b0.html
2.非ステロイド抗炎症剤( NSAIDs)と腸への影響
鎮痛剤服用(非ステロイド抗炎症剤)→腸壁炎症→リーキーガット症候群→グルテンが血流に侵入→セリアック病などの自己免疫疾患発症
Mail Online Healthの記事「Is ibuprofen making us sick? Research suggests it may cause gut conditions such as coeliac disease」では、NSAIDsが腸の炎症を
引き起こし、腸透過性を高めることでセリアック病の原因となる可能性が指摘されています。
参照:https://www.dailymail.co.uk/health/article-2610158/Is-ibuprofen-making-sick-Research-suggests-cause-coeliac-disease.html3. 非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)と腸のバリア機能
イブプロフェンなどのNSAIDsは腸壁を刺激し、腸内で炎症を引き起こします。その結果、腸のバリア機能が低下し、透過性が高まることでグルテンが血流に侵入します。
この状態は免疫系の異常反応を誘発し、自己免疫疾患を引き起こすリスクを高めます。
特にセリアック病の遺伝的素因を持つ人々は、症状が顕著に現れやすいとされています。
4. 日常的に服用される痛み止め
頭痛が起きたとき、多くの人が自然に鎮痛剤を手に取ります。
こうした薬は日常生活の一部になっており、定期的に服用することで腸への影響を意識する人はほとんどいません。
しかし、イブプロフェンが腸を刺激し、胃潰瘍のリスクを高めることは広く知られており、さらに腸の透過性にも悪影響を与えることが研究で明らかになっています。
5. 研究レビューと新しい知見
過去20年間にわたる非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)に関する研究レビューでは、腸壁の透過性を高める《リーキーガット症候群》との関連が指摘されています(The Dai ly Beast)。
また、米国国立衛生研究所(NIH)の研究では、NSAIDsが腸の炎症を引き起こし、透過性を高めることでこの理論を裏付けています。
腸の透過性が高まることで、毒素や未消化の物質が血流に流れ込み、自己免疫反応を引き起こして栄養吸収を妨げる危険性があると指摘されています。
6. セリアック病とその症状
腸が過剰に透過性を持つ状態では、グルテンも容易に血流へと漏れ出します。
セリアック病は、グルテンへの過敏反応によって引き起こされる自己免疫疾患で、主な症状は以下の通りです。
下痢、膨満感・鼓腸、腹痛、体重減少、慢性的な疲労感
グルテンはパスタ、ケーキ、パン、穀物、ソース類、レトルト食品など、日常的な食品に広く含まれています。
7. 専門家の見解
マサチューセッツ総合病院セリアック研究センター長のDr. Alessio Fasano氏はこう語ります。
「非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)の副作用のひとつは、腸の透過性を変化させることです。腸のバリアが崩れることで、グルテンが腸壁を通過しやすくなり、遺伝的素
因を持つ人ではセリアック病やグルテン不耐症を発症する可能性があります。」
8. 運動後のリスク
特に運動後にNSAIDsを服用する人は注意が必要です。
腸にかかるストレスと薬の作用が重なり、腸表面が損傷して栄養吸収力が低下することが報告されています(Medicine and Science in Sport and Exercise誌)。
9. セルフケアと食事改善
セリアック病の根本的な治療法はありませんが、グルテンフリーダイエットに切り替えることで症状のコントロールが可能です。
また、腸内環境を整え、炎症を抑える食生活(発酵食品やグルタミン、オメガ3脂肪酸などの摂取)も予防とケアに有効です。
《結論|Conclusion》
非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)は腸壁を刺激し、透過性を高めることで《リーキーガット症候群》を引き起こします。
腸のバリアが崩れると、グルテンが血流に侵入し、自己免疫応答を誘発します。
遺伝的素因を持つ人にとっては、セリアック病やグルテン不耐症のリスクがさらに高まります。
症状の改善には、薬剤使用の見直しと《グルテンフリーの食生活》、そして腸を整えるセルフケアが重要です。
いつもありがとうございます。


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