December 13, 2017

ヒト骨髄性白血病における異所性に発現した嗅覚受容体2AT4の機能的特性解析

海外の記事を読んでいると嗅覚受容体が鼻だけではなくて、血液、心臓および肺の細胞、大腸がん細胞および表皮ケラチノサイトにも嗅覚受容体があることを知りました。香りの化学成分がこの嗅覚受容体に作用して薬理効果を発現することの文献が増えています。

Functional characterization of the ectopically expressed olfactory receptor 2AT4 in human myelogenous leukemia.

ヒト骨髄性白血病における異所性に発現した嗅覚受容体2AT4の機能的特性解析

Functional characterization 機能的特性解析
myelogenous leukemia 骨髄性白血病

PUBMEDより

Cell Death Discov. 2016 Jan 25;2:15070. doi: 10.1038/cddiscovery.2015.70. eCollection 2016.

Manteniotis S1, Wojcik S1, Brauhoff P1, Möllmann M2, Petersen L3, Göthert JR2, Schmiegel W3, Dührsen U2, Gisselmann G1, Hatt H1.

Author information
1
Department of Cell Physiology, Ruhr-University Bochum , Bochum, Germany.

ドイツ、ルール大学ボーフム、細胞生理学部
2
Department of Hematology, University Hospital Essen , Essen, Germany.

ドイツ・エッセン大学病院、血液科
3
Department of Hematology, University Hospital Knappschaftskrankenhaus Bochum , Bochum, Germany.

ドイツ、ボーフム大学病院、血液科

Abstract

要旨

The olfactory receptor (OR) family was found to be expressed mainly in the nasal epithelium. In the last two decades members of the OR family were detected to be functional expressed in different parts of the human body such as in liver, prostate or intestine cancer cells.

嗅覚受容体(OR)ファミリーは、主として鼻粘膜上皮において発現されることが判明された。過去20年間に、ORファミリーのメンバーは、肝臓、前立腺または腸の癌細胞のような人体の異なる部位で機能的に発現することが検出された。

nasal epithelium 鼻粘膜上皮
Here, we detected the expression of several ORs in the human chronic myelogenous leukemia (CML) cell line K562 and in white blood cells of clinically diagnosed acute myeloid leukemia (AML) patients by RT-PCR and next-generation sequencing. With calcium-imaging, we characterized in greater detail the cell biological role of one OR (OR2AT4) in leukemia.

ここで、私たちは、ヒト慢性骨髄性白血病(CML)細胞株K562および逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)および次世代シーケンス(NGS)によって急性骨髄性白血病(AML)であると臨床的に診断された患者の白血球に幾つかの嗅覚受容体(OR)の発現を検出した。カルシウムイメージングでは、私たちは、白血病における1つの嗅覚受容体(OR2AT4)の細胞生物学的役割をより詳細に特徴付けた。

RT-PCR(Reverse Transcription Polymerase Chain Reaction, RT-PCR)
逆転写ポリメラーゼ連鎖反応
next-generation sequencing  次世代シーケンス技術(NGS)
calcium-imaging カルシウムイメージング(蛍光色素を用いて細胞質カルシウム濃度を定量化する技術)

In both cell systems, the OR2AT4 agonist Sandalore-evoked strong Ca(2+) influx via the adenylate cyclase-cAMP-mediated pathway. The OR2AT4 antagonist Phenirat prevented the Sandalore-induced intracellular Ca(2+) increase. Western blot and flow cytometric experiments revealed that stimulation of OR2AT4 reduced the proliferation by decreasing p38-MAPK phosphorylation and induced apoptosis via phosphorylation of p44/42-MAPK.

両方の細胞系において、OR2AT4アゴニスト(作動薬)サンダロールは、アデニル酸シクラーゼ・サイクリックAMP介在経路を介して強いカルシウムCa(2+)流入を誘発した。OR2AT4アンタゴニスト(拮抗薬)Phenirat芳香剤はサンダロール誘発の細胞内カルシウムCa(2+)流入増加を防いだ。ウエスタンブロット法および流量血球計算実験は、嗅覚受容体(OR2AT4)の刺激がp38分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼリン酸化を減少させることによって増殖を減少させ、p44/42-分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼリン酸化を介してアポトーシス(細胞死)を誘発することを明らかにした。

Western blot:ウエスタンブロット法
flow cytometric 流量血球計算
p38-MAPK p38分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ

Furthermore, Sandalore increased the number of hemoglobin-containing cells in culture.We described for the first time an OR-mediated pathway in CML and AML that can regulate proliferation, apoptosis and differentiation after activation. This mechanism offers novel therapeutic options for the treatment of AML.

さらに、サンダロールは培養物中のヘモグロビン含有細胞の数を増加させた。私たちは、活性化後に増殖、アポトーシスおよび分化を調節することができる慢性骨髄性白血病(CML)および急性骨髄性白血病(AML)における嗅覚受容体(OR)媒介経路を初めて説明した。このメカニズムは、急性骨髄性白血病(AML)の治療のための新規治療選択肢を提供する。

hemoglobin-containing cells ヘモクロビン含有細胞

用語
逆転写ポリメラーゼ連鎖反応
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%86%E8%BB%A2%E5%86%99%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BC%E9%80%A3%E9%8E%96%E5%8F%8D%E5%BF%9C

逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(ぎゃくてんしゃポリメラーゼれんさはんのう、Reverse Transcription Polymerase Chain Reaction, RT-PCR)とは、RNA を鋳型に逆転写を行い、生成された cDNA に対して PCR を行う方法である。
PCR法では鋳型となる DNA にプライマーを付着させ、DNAポリメラーゼによって目的のプライマー配列にはさまれる DNA を特異的に検出する。PCR法は DNA の検出に用いることは可能であるが、RNA の検出をすることができない。そこで、RNA を逆転写によって cDNA に変換し、その cDNA に対して PCR法を行う。

次世代シーケンサーとは

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/word/15/327920/040400013/?ST=health

2000年半ばに米国で登場した、遺伝子の塩基配列を高速に読み出せる装置を「次世代シーケンサー(Next Generation Sequencer:NGS)」と呼ぶ。塩基配列を並列に読み出せるDNA断片数が、従来のDNAシーケンサーに比べて桁違いに多い。このため、ゲノム(遺伝情報)を圧倒的に低いコストと短い時間で解析することを可能にする。DNAシーケンサー最大手の米Illumina社が開発を牽引してきた。

サイクリックAMP
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AFAMP

サイクリックAMPは環状ヌクレオチドの一種で、細胞外リガンドに応じた細胞の多種多様な生理的応答を媒介する代表的な細胞内情報伝達物質(セカンドメッセンジャー)の一つである(図1)。細胞質においてアデニル酸シクラーゼ(adenylyl cyclase; AC)の働きによりアデノシン三リン酸(adenosine triphosphate; ATP)から合成され、環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼ(cyclic nucleotide phosphodiesterase; PDE)の働きにより速やかに分解されてアデノシン5'-リン酸(5'-AMP)となる。サイクリックAMPは、分化、生存、極性形成、突起伸長、軸索ガイダンス、軸索再生、シナプス伝達、シナプス可塑性、ホルモン分泌など多種多彩な過程に関与する。

Pheniratを調べていたら下記の文献に出会いました。
2017-518324号 創傷治癒を促進するための薬剤 - astamuse
https://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4TSJH_jaJP685JP686&ei=lP0oWp6lC8HA0gTii5OYCA&q=Phenirat%E3%80%80%E8%96%AC&oq=Phenirat%E3%80%80%E8%96%AC&gs_l=psy-ab.3...6163.9702.0.10887.8.8.0.0.0.0.464.1301.0j5j4-1.6.0....0...1c.1j4.64.psy-ab..2.1.175...0i30k1.0.6uq63cT3Y70

下記はGoogle検索で一番下に出ていました。

2017/07/06 - 芳香剤は受容体を活性するのみならず、ORの拮抗薬としての働きも有する。カルシウムイメージング技術を使用し、サンダロール(登録商標)との同時適用において、オキシフェニロン(登録商標)及びPheniratの芳香剤は、サンダロール(登録商標)誘発されたカルシウムシグナルを顕著に低下させる拮抗薬として特定された(割合は1:1、1mMである)。同時適用において、サンダロール(登録商標)誘発されたカルシウムシグナルに影響を与えないジメトール芳香剤は、コントロールのために使用された。

ウエスタンブロット法
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E6%B3%95-438597

タンパク質の検出法で,電気泳動後,特異抗体や特異的リガンドを用いて,目的とする特定のタンパク質を検出する方法.

関連ブログ

表皮ケラチノサイトにサンダルウッドの香りに対する嗅覚受容体発見 Science dailyより
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2017/04/post-8448.html

Olfactory receptors in the skin: Sandalwood scent facilitates wound healing, skin regeneration
皮膚の嗅覚受容体:サンダルウッドの香りは創傷治癒、皮膚再生を促進する


血液、心臓および肺の細胞にも鼻と同じ嗅覚受容体がある。
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2017/04/post-8448.html

Do Cells in the Blood, Heart and Lungs Smell the Food We Eat?
血液、心臓および肺の細胞は私たちが食べた食品の匂いを嗅ぎますか?

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December 02, 2017

無髄の触覚求心性神経信号のタッチは島皮質に投影する。

前回もタッチの文献を翻訳しました。今回もそれの続きになります。

秒速3-10 センチの速さでなでる「心地よさ」の評価が最大になると下記の日本語文献で紹介されていた。島皮質は痛みの体験や喜怒哀楽や不快感、恐怖などの基礎的な感情の体験に重要な役割をはたしています。タッチは島皮質に投影するので気分改善役に立つのだと思いました。

Unmyelinated tactile afferents signal touch and project to insular cortex.

無髄の触覚求心性神経信号のタッチは島皮質に投影する。

tactile afferents: 触覚求心性神経
insular cortex 島皮質

Olausson H1, Lamarre Y, Backlund H, Morin C, Wallin BG, Starck G, Ekholm S, Strigo I, Worsley K, Vallbo AB, Bushnell MC.
Author information
1
Department of Clinical Neurophysiology, Sahlgrenska University Hospital, S-413 45 Göteborg, Sweden.

Abstract

要旨

There is dual tactile innervation of the human hairy skin: in addition to fast-conducting myelinated afferent fibers, there is a system of slow-conducting unmyelinated (C) afferents that respond to light touch. In a unique patient lacking large myelinated afferents, we found that activation of C tactile (CT) afferents produced a faint sensation of pleasant touch.

ヒトの有毛皮膚には二重の触覚神経支配があります。高速伝導性有髄求心性線維に加えて、軽いタッチに反応する低速伝導性無髄求心性神経線維があります。多くの有髄求心性神経線維が欠損している特異な患者において、私たちは、C触覚(CT)求心性神経の活性化が軽やかなタッチのほのかな感覚を産生したことを発見した。

Functional magnetic resonance imaging (fMRI) analysis during CT stimulation showed activation of the insular region, but not of somatosensory areas S1 and S2. These findings identify CT as a system for limbic touch that may underlie emotional, hormonal and affiliative responses to caress-like, skin-to-skin contact between individuals.

触覚求心性神経(CT)の刺激中の機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)分析は、領域の活性化を示したが第一および第二の体性感覚野の活性化は示さなかった。これらの研究結果は、触覚求心性神経(CT)を個人間の愛撫のような皮膚と皮膚との接触に対する情動的、ホルモン的および親和的反応の基礎となる辺縁系タッチのシステムとして同定しています。

somatosensory areas 体性感覚野

参考文献

Unmyelinated tactile afferentsを調べていた時に見つけました。

手の動きと結びついた触質感認知の研究

Tactile perception of material surfaces related to hand movements

https://kaigi.org/jsai/webprogram/2017/pdf/712.pdf

この3-10 cm/sec の速さで実験参加者の腕を筆でなぞったときに、実験参加者のなぞりに対する「心地よさ」の評価が最大になることも知られていることから[Löken 2009]、親しい人とのスキンシップと関連する手の動きと考えられる。また、C-tactileafferent という有毛部の機械受容器の応答も同じなぞり速さにおいて最大になることが知られており[Löken 2009] 、C-tactileafferent が手のなぞり動作と心地よさの評価を結びつけていると予想される。


島皮質
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E7%9A%AE%E8%B3%AA

島皮質(とうひしつ、羅: insula、独: Inselrinde、英: insular cortex)は大脳皮質の一領域。脳葉のひとつとして島葉(insular lobe)と呼ばれたり、脳回の一つとして島回(insular gyrus)と呼ばれたりする。

情動における役割 (辺縁系との関係)[編集]

機能的に言えば、島皮質は収束した情報を処理することで、感覚的な体験のための情動に関連した文脈情報を生み出す。より具体的に言えば、島皮質前部は嗅覚、味覚、内臓自律系、及び辺縁系の機能により強く関わり、島皮質後部は聴覚、体性感覚、骨格運動とより強く関わっている。機能的核磁気共鳴画像法 (fMRI) による研究によって、島皮質は痛みの体験や喜怒哀楽や不快感、恐怖などの基礎的な感情の体験に重要な役割を持つことが示された。

脳機能イメージングによって島皮質と、食べ物や薬物に対する渇望などの意識的な欲望との関連が示唆されている。これらの感情に共通することとして、これらが身体の状態を変化させる点と、高い主観的特性と関連付けられる点がある。島皮質は身体状態に関連する情報を、高次認知と情動の処理に統合する役割を持つと位置付けられる。島皮質は視床を介して恒常性に関する求心性の経路から入力を受け、扁桃体や線条体腹側部や、前頭眼窩野などの、他の多くの辺縁系に関連した領域に出力する。

核磁気共鳴画像法 (MRI) による研究において、瞑想する人は右の島皮質後部が有意に厚いことが示されている[3]。

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November 21, 2017

C-触覚求心性神経:親和的触覚相互作用中にオキシトシン放出の皮膚メディエーター?

C-tactile afferents: Cutaneous mediators of oxytocin release during affiliative tactile interactions?

C-触覚求心性神経:親和的触覚相互作用中にオキシトシン放出の皮膚メディエーター?

PUBMEDより

Walker SC1, Trotter PD2, Swaney WT2, Marshall A3, Mcglone FP4.

Author information

1Research Centre for Brain & Behaviour, School of Natural Sciences & Psychology, Liverpool John Moores University, Liverpool L3 3AF, UK.. E

2.Research Centre for Brain & Behaviour, School of Natural Sciences & Psychology, Liverpool John Moores University, Liverpool L3 3AF, UK.

3.Research Centre for Brain & Behaviour, School of Natural Sciences & Psychology, Liverpool John Moores University, Liverpool L3 3AF, UK.; Department of Clinical Neurophysiology, Salford Royal NHS Foundation Trust, Salford M6 8HD, UK.

4.Research Centre for Brain & Behaviour, School of Natural Sciences & Psychology, Liverpool John Moores University, Liverpool L3 3AF, UK.; Institute of Psychology, Health and Society, University of Liverpool, UK.

Abstract

要旨

Low intensity, non-noxious, stimulation of cutaneous somatosensory nerves has been shown to trigger oxytocin release and is associated with increased social motivation, plus reduced physiological and behavioural reactivity to stressors. However, to date, little attention has been paid to the specific nature of the mechanosensory nerves which mediate these effects.

重くなく、有害でない皮膚体性感覚神経の刺激は、オキシトシン放出を引き起こすことが示されていて、社会的動機づけの増加、プラス、ストレッサーに対する生理的および行動的反応性の低下に関連する。しかし、今日まで、これらの作用を媒介する機械刺激神経の特異性にはほとんど注意が払われていなかった。

somatosensory nerves 体性感覚神経
social motivation 社会的動機づけ
behavioral reactivity 行動反応性
mechanosensory 機械刺激
specific nature 特異性

In recent years, the neuroscientific study of human skin nerves (microneurography studies on single peripheral nerve fibres) has led to the identification and characterisation of a class of touch sensitive nerve fibres named C-tactile afferents. Neither itch nor pain receptive, these unmyelinated, low threshold mechanoreceptors, found only in hairy skin, respond optimally to low force/velocity stroking touch.

近年、ヒト皮膚神経の神経科学的研究(単一末梢神経線維に関する微小神経電図法研究)により、C-触覚求心性神経と呼ばれる一種の触覚感覚神経線維の同定および特徴付に結びついた。有毛皮膚だけにみられるかゆみも痛みも受容しない、これらの無髄化された低閾値機械受容器は、低圧/速度あるストロークタッチに最適に反応する。

microneurography 微小神経電図法
hairy skin 有毛皮膚
peripheral nerve fibres 末梢神経線維
C-tactile afferents C-触覚求心性神経
Velocity 速度(方向性がある)

Notably, the speed of stroking which C-tactile afferents fire most strongly to is also that which people perceive to be most pleasant. The social touch hypothesis posits that this system of nerves has evolved in mammals to signal the rewarding value of physical contact in nurturing and social interactions.

特に、C-触覚求心性神経が最も強く発火するストロークの速度は、人々が最も心地が良いと感じるものである。ソーシャルタッチ仮説は、この系の神経が、養育および社会的相互作用における身体接触の報酬価値を伝達するために哺乳動物において進化したことを示している。

social touch ソーシャルタッチ

In support of this hypothesis, we review the evidence that cutaneous stimulation directly targeted to optimally activate C-tactile afferents reduces physiological arousal, carries a positive affective value and, under healthy conditions, inhibits responses to painful stimuli.

この仮説を支持するために、我々は、C-触覚求心性神経を最適に活性化することを直接的に標的した皮膚刺激が生理学的覚醒を低下させ、ポジティブな情動価値を持つことになり、健康な条件下で疼痛刺激に対する応答を抑制するという証拠を検討する。

physiological arousal 生理学的覚醒

These effects mirror those, we also review, which have been reported following endogenous release and exogenous administration of oxytocin. Taken together this suggests C-tactile afferent stimulation may mediate oxytocin release during affiliative tactile interactions.

これらの効果は、オキシトシンの内因性放出および外因性投与後に報告されているものを反映している。これをまとめると、C触覚性求心性刺激は、親和的触覚相互作用中にオキシトシン放出を媒介する可能性があることを示唆している。

KEYWORDS: C-fibre; C-tactile afferent; Oxytocin; Pain; Pleasant touch; Social

キーワード:C-繊維、C-触覚求心性神経、オキトシン、疼痛、心地よいタッチ、社会

用語
C-触覚求心性神経はどこの神経系に属するのかを調べていた時に見つけた文献。

『触覚による弁別と情緒:感覚と感情
(McGlone, Wessberg, and Olausson, 2014)』の紹介
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~tosho/file/pdf/kbs/12/1207.pdf

要 約
人間の体性感覚系の複合的様相特性が解明されつつある。その下位様相の触は、識別性入力だけでなく、情動性入力をも脳に提供している。触は社会的コミュニケーションの重要な役割を担っている。多くの理論で「触の力」についての観察や考えが提案されてきた。とりわけ、有毛皮膚に分布する低閾機械的感覚C 繊維が触の情動的特性に対する神経生理学的基礎の役割を担っている。

【情動的触】
微小神経電図検査の実験では、人間の皮膚に非ミエリン鞘のCT 求心性神経が分布しており、それが穏やかに打つような触覚に対して最適に反応する。電子微小複写のデータにより、真皮と表皮の境界域でC 線維終末の高度の樹枝状分枝の存在が明らかにされている (Gaun, 1973)。A β求心性神経と同じくらいの頻度でみつかるが、CT 求心性神経は手の平 ( 無毛部) の皮膚の神経から見つかることは決してない。

【CT 求心性:神経生理学的特徴】
低速・弱い力の撫での動きが、CT 求心性神経にとりわけ効果的な刺激となり(Nordin, 1990)、繰り返しブラシすると発火が減少する、すなわち疲労を示す。しかしCT 反応には非常に不均質である。繰り返し刺激で増大することも見出されている。

social touchの日本語訳を調べていたときに見つけた文献。
Emoballoon: ソーシャルタッチインタラクションのための柔らかな風船型インタフェース
http://www.interaction-ipsj.org/archives/paper2013/data/Interaction2013/oral/data/pdf/13INT013.pdf

関連ブログ

ゆっくり、愛情ある、“情動性”タッチは健全な自己感覚のかぎになるかもしれない
A Slow, Loving, 'Affective' Touch May Be Key to a Healthy Sense of Self. Science daily よりhttp://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2013/11/post-cc77.html

マウス体毛で撫でられると、快感を感知する皮膚ニューロン(C線維神経・無髄)を発見
Genetic identification of C fibres that detect massage-like stroking of hairy skin in vivo.
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2014/06/c-e0f8.html

マッサージは、オキシトシンを増加させ、ヒト副腎皮質刺激ホルモンを減少させる。
Massage increases oxytocin and reduces adrenocorticotropin hormone in humans.
http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2016/07/post-e49c.html

お知らせ
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September 01, 2017

キャリアウーマンの睡眠の質および生活の質に及ぼすアロマセラピーおよび指圧マッサージの有効性の比較:無作為化比較対照試験

Comparisons for Effectiveness of Aromatherapy and Acupressure Massage on Quality of Life in Career Women: A Randomized Controlled Trial.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28504569

キャリアウーマンの生活の質に及ぼすアロマセラピーおよび指圧マッサージの有効性の比較:無作為化比較対照試験

PUBMEDより

J Altern Complement Med. 2017 Jun;23(6):451-460. doi: 10.1089/acm.2016.0403. Epub 2017 May 15.

Kao YH1, Huang YC2, Chung UL3,4, Hsu WN5, Tang YT5, Liao YH5.

Author information

1 Graduate Institute of Health Allied Education, National Taipei University of Nursing and Health Sciences , Taipei City, Taiwan .
国立台北護理健康大学、台北、台湾

2 Department of Health Promotion and Gerontological Care, Taipei College of Maritime Technology , New Taipei City, Taiwan .

3 Graduate Institute of Integration of Traditional Chinese Medicine with Western Nursing, National Taipei University of Nursing and Health Sciences , Taipei City, Taiwan
.
4 Department of Nursing, Hungkuang University , Taichung City, Taiwan .
弘光科技大学

5 Department of Exercise and Health Science, National Taipei University of Nursing and Health Sciences , Taipei City, Taiwan .

Abstract

要旨

OBJECTIVES:

目的

This study was aimed to compare the effectiveness of aromatherapy and acupressure massage intervention strategies on the sleep quality and quality of life (QOL) in career women.

この研究は、キャリアウーマンの睡眠の質および生活の質に及ぼすアロマテラピーおよび指圧マッサージの介入戦略の有効性を比較することを目的とした。

DESIGN:

設計

The randomized controlled trial experimental design was used in the present study. One hundred and thirty-two career women (24-55 years) voluntarily participated in this study and they were randomly assigned to (1) placebo (distilled water), (2) lavender essential oil (Lavandula angustifolia), (3) blended essential oil (1:1:1 ratio of L. angustifolia, Salvia sclarea, and Origanum majorana), and (4) acupressure massage groups for a 4-week treatment. The Pittsburgh Sleep Quality Index and Short Form 36 Health Survey were used to evaluate the intervention effects at pre- and postintervention.

本研究では無作為化比較対照試験デザインが使用された。この研究には132名のキャリアウーマン(24〜55歳)がボランティアで参加し、彼らは、(1) プラセボ(蒸留水), (2) ラベンダー精油  (3) ブレンド精油(ラベンダー、クラリセージ、マジョラム1:1:1の割合)および(4)指圧マッサージ群に無作為に割り付けられた。ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)およびSF-36(自己報告式の健康状態調査票)を用いて、介入前後の介入効果を評価した。

Pittsburgh Sleep Quality Index :ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)
Short Form 36 Health Survey:SF-36(自己報告式の健康状態調査票)

RESULTS:

結果

After a 4-week treatment, all experimental groups (blended essential oil, lavender essential oil, and acupressure massage) showed significant improvements in sleep quality and QOL (p < 0.05).

4週間のトリートメント後、全ての実験群(ブレンド精油、ラベンダー精油および指圧マッサージ)は睡眠の質および生活の質において有意な改善(p < 0.05).を示した。

Significantly greater improvement in QOL was observed in the participants with blended essential oil treatment compared with those with lavender essential oil (p < 0.05), and a significantly greater improvement in sleep quality was observed in the acupressure massage and blended essential oil groups compared with the lavender essential oil group (p < 0.05).

生活の質における有意な最高の改善(p < 0.05)は、ラベンダー精油の実験群に比べてブレンド精油の参加者で観察されて、睡眠の質における有意な最高の改善(p < 0.05)は、ラベンダー精油の実験群に比べて指圧マッサージおよびブレンド精油群において観察された。

CONCLUSIONS:

結論

The blended essential oil exhibited greater dual benefits on improving both QOL and sleep quality compared with the interventions of lavender essential oil and acupressure massage in career women. These results suggest that aromatherapy and acupressure massage improve the sleep and QOL and may serve as the optimal means for career women to improve their sleep and QOL.

ラベンダー精油および指圧マッサージの介入に比べて、キャリアウーマンのいて、ブレンド精油は生活の質および睡眠の質の両方を改善することに関して2重の大きな利点を示した。これらの結果は、アロマセラピーおよび指圧マッサージは睡眠および生活の質を改善し、キャリアウーマンにとって睡眠および生活の質を改善をするための最適な手段として役立つことを示唆しています。

KEYWORDS:

キーワード、

acupressure; aromatherapy; mental health; sleep disorders

指圧、アロマセラピー、メンタルヘルス、睡眠障害

用語
国立台北護理健康大学
http://www.wikiwand.com/ja/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%8F%B0%E5%8C%97%E8%AD%B7%E7%90%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E5%A4%A7%E5%AD%A6#/.E7.B5.84.E7.B9.94

国立台北護理健康大学(平仮名:こくりつたいぺいごりけんこうだいがく、英語: National Taipei University of Nursing and Health Science, NTUNHS)は台湾台北市に位置する医療保健専門大学。略称は北護である。

SF-36 | iHope International株式会社より
https://www.sf-36.jp/qol/sf36.html

SF-36®(MOS 36-Item Short-Form Health Survey)
SF-36®は、健康関連QOL(HRQOL: Health Related Quality of Life)を測定するための、科学的で信頼性・妥当性を持つ尺度です。 SF-36は、米国で作成され、概念構築の段階から計量心理学的な評価に至るまで十分な検討を経て、現在、170カ国語以上に翻訳されて国際的に広く使用されています。 現在、オリジナルのSF-36(日本語版はversion1.2)を改良したSF-36v2®が標準版として使われています。 SF-36は、ある疾患に限定した内容ではなく、健康についての万人に共通した概念のもとに構成されています。様々な疾患の患者さんや、病気にかかっていない健康な方のQOLを測定できます。疾病の異なる患者さんの間でQOLを比較したり、患者さんの健康状態を一般の人と比較したりすることも可能です。
SF-36v2にはスタンダード版(振り返り期間が過去1ヶ月)とアキュート版(振り返り期間が過去1週間)があります。

お知らせ
*リアノン・ルイス女史来日セミナー:がんケアにおけるアロマサイコロジー:アロマセラピー介入によるケアおよびやすらぎの向上2017年10月21日(土)〜10月22日(日)(2日間)募集のおしらせ

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2017/04/2017102110192-b.html

精油が入荷しました。

パロサント(聖なる樹)3ml・精油
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August 26, 2017

睡眠障害に役立つアロマスティック使用:がん患者経験調査

Rhiannon Lewisリアノン・ルイス先生は、Botanica2018(植物療法と臨床アロマセラピーの祭典) 8月31日―9月03日2018年、サセックス大学、英国、ブライトン、の主催者です。

リアノン・ルイス先生は、10年以上毎年、がんの研究と治療に専念した世界初の病院・ロイヤル・マーズデンNHS財団トラストでThe Use of Essential Oils in a Cancer Care Environment(がんケア環境における精油の使用)の講座を行っています。

下記の文献は、ロイヤル・マーズデンNHS財団トラスト・療法部が研究されたものです。

The use of aromasticks to help with sleep problems: A patient experience survey.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26850806

睡眠障害に役立つアロマスティック使用:患者経験調査

sleep problems:睡眠障害

PUBMEDより

Dyer J1, Cleary L2, McNeill S2, Ragsdale-Lowe M2, Osland C3.

Author information

1Therapies Department, The Royal Marsden NHS Foundation Trust, London, SW3 6JJ, UK.

療法部、ロイヤル・マーズデンNHS財団トラスト

2Therapies Department, The Royal Marsden NHS Foundation Trust, Sutton, Surrey, SM2 5PT, UK.

3Therapies Department, The Royal Marsden NHS Foundation Trust, London, SW3 6JJ, UK.

Abstract

要旨

To document the use of aromasticks to facilitate sleep in a cancer centre in the UK. Sleep disturbance is a common problem amongst patients diagnosed with cancer.

英国のがんセンターで睡眠促進するためにアロマティックの使用を文書で証明する。睡眠障害はがん患者間の共通の問題であります。

Essential oils may be inhaled by means of an aromastick (a personal inhaler device containing essential oils) as a means of improving sleep.

睡眠改善の手段として、精油はアロマティック(精油を含む個人用吸入器)によって吸入することができます。

A prospective audit of aromasticks given to help facilitate sleep. Sixty-five aromasticks were given out over a 13 week period. 94% of patients reported that they did use their aromastick to help them sleep and 92% reported that they would continue to do so.

睡眠を促進するために役立つアロマスティックの見込みによる評価が行われた。13週間にわたって、65回のアロマスティックが与えられた。患者の94%が、彼らの睡眠を助けるためにアロマティックを使用したと報告し、92%がそれを継続すると報告した。

prospective audit 見込みによる評価

An improvement of at least one point on a Likert scale measuring sleep quality was shown by 64% of patients following the use of an aromastick.

リッカート尺度睡眠の質測定で少なくとも1つの点の改善はアロマスティック使用後の患者64%によって示された

Bergamot (Citrus bergamia) and sandalwood (Santalum austrocaladonicum); and frankincense (Boswellia carterii), mandarin (Citrus reticulata) and lavender (Lavandula angustifolia) were the essential oils used in the two blends chosen by patients.

ベルガモット(Citrus bergamia)およびサンダルウッド(Santalum austrocaladonicum)、フランキンセンス(Boswellia carterii)、マンダリン(Citrus reticulata)、ラベンダー(Lavandula angustifolia)は、患者が選択した2種類のブレンドに使用された。

KEYWORDS: Aromastick; Cancer; Essential oils; Sleep

キーワード:アロマスティック、がん、精油、睡眠

用語

The Royal Marsden NHS Foundation Trust
ザ・ロイヤル・マーズデンNHS財団トラスト

https://www.royalmarsden.nhs.uk/about-royal-marsden/who-we-are/our-history

Our history

歴史

The Royal Marsden was the first hospital in the world dedicated to the study and treatment of cancer. It was founded as the Free Cancer Hospital in 1851 by Dr William Marsden.

ロイヤル・マーズデンは、がんの研究と治療に専念した世界初の病院でした。 ウィリアム・マーズデン博士によって1851年無料がん病院として設立されました。

関連ブログ

英国がんセンターでのアロマスティック使用:後ろ向き研究

The use of aromasticks at a cancer centre: A retrospective audit.

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2015/01/post-658f.html

お知らせ
*リアノン・ルイス女史来日セミナー:がんケアにおけるアロマサイコロジー:アロマセラピー介入によるケアおよびやすらぎの向上2017年10月21日(土)〜10月22日(日)(2日間)募集のおしらせ

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2017/04/2017102110192-b.html

精油のおしらせ

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July 18, 2017

抗菌剤の使用は抗菌耐性や抗生物質耐性を生む!

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Antibiotic resistance linked to common household disinfectant triclosan

https://www.sciencedaily.com/releases/2017/07/170703085348.htm

一般家庭用消毒剤トリクロサンに関連する抗生物質耐性 Science dailyより

Antibiotic resistance:抗生物質耐性
disinfectant 消毒剤
triclosan トリクロサン(抗菌剤)

Scientists from the University of Birmingham and Norwich Research Park have discovered a link between a major mechanism of antibiotic resistance and resistance to the disinfectant triclosan which is commonly found in domestic products.

バーミンガム大学およびノリッジ・リサーチ・パ ークは、抗生物質耐性の主要なメカニズムと、家庭用品に一般的に見られる消毒剤トリクロサンに対する耐性との関連性を発見した

Researchers made the unexpected finding that bacteria that mutated to become resistant to quinolone antibiotics also became more resistant to triclosan.

研究者らは、キノロン抗生物質に耐性になるように突然変異した細菌もトリクロサンに対してより耐性になったという予期しない発見をした。

quinolone antibiotics キノロン系抗生物質

The scientists showed that the quinolone-resistance mutation altered the way the bacteria package their DNA inside a cell and that these mutants had also turned on various self-defence mechanisms -- together these gave triclosan resistance.

科学者らは、キノロン耐性突然変異が、細菌が細胞内でDNAをパッケージングする方法を変え、これらの突然変異体が様々な自己防衛機構をも発動させたことを示し、共に、これらはトリクロサン耐性を与えた。

Quinolone antibiotics are an important and powerful group of human medicines, and this new discovery raises concerns that the use of triclosan can give antimicrobial resistance.

キノロン系抗生物質は、重要かつ強力なヒト医薬品群であり、この新しい発見は、トリクロサンの使用が抗菌剤耐性を与えることになる懸念を提起しています。

antimicrobial resistance 抗菌剤耐性

The research, carried out at the Institute of Microbiology and Infection at the University of Birmingham in collaboration with The Quadram Institute and John Innes Centre based at Norwich Research Park, was published today in the Journal of Antimicrobial Chemotherapy.

ノリッジ・リサーチ・パ ークにあるクオドラント研究所および、ジョン・イネス・センターと共同で、バーミンガム大学の微生物学研究所で行われた研究は、今日、抗菌化学療法ジャーナルに掲載されました。

Corresponding author Dr Mark Webber, from the Quadram Institute and Honorary Senior Lecturer at the University of Birmingham, said: "We think that bacteria are tricked into thinking they are always under attack and are then primed to deal with other threats including triclosan.

クオドラント研究所とバーミンガム大学名誉上級講師での責任著者、Dr Mark Webberは、「細菌は常に攻撃を受けているとだまされて、次に、トリクロサンなどの他の脅威に対処する準備が整っていると考えています。」と述べた。

"The worry is that this might happen in reverse and triclosan exposure might encourage growth of antibiotic resistant strains.

「これは逆に起こることかもしれない、トリクロサン暴露が抗生物質耐性株の増殖を促進するかもしれないという心配がある。

antibiotic resistant strains 抗生物質耐性株

"We found this can happen in E. coli. As we run out of effective drugs, understanding how antibiotic resistance can happen and under what conditions is crucial to stopping selection of more resistant bacteria."

「これは大腸菌で起こることがわかった。効果的な薬剤がなくなり、どのように抗生物質耐性が起こり、どのような条件で起こるのかを理解することは、より耐性の高い細菌の選択を止める上で不可欠である」

Co-author Professor Laura Piddock, of the Institute of Microbiology and Infection at the University of Birmingham, said: "The link between quinolone and triclosan resistance is important as triclosan has become ubiquitous in the environment and even human tissues in the last 20 years."

バーミンガム大学の微生物および感染症研究所の共著者であるLaura Piddock教授は、「キノロンとトリクロサン耐性との関係は、トリクロサンが過去20年間に環境やヒトの組織にも至る所に存在しているので重要です。 "

"Given the prevalence of triclosan and other antimicrobials in the environment, a greater understanding of the impact they can have on bacteria and how
exposure to these antimicrobials may impact the selection and spread of clinically relevant antibiotic resistance is needed."

「環境中にトリクロサンやその他の抗菌剤が広く行き渡っていることを考えると、細菌に対する影響をより深く理解し、これらの抗菌剤への暴露が臨床的に関連する抗生物質耐性の選択と普及にどのように影響を与えるかが必要です。

Professor Tony Maxwell, from the John Innes Centre, said: "This work shows the power of combining the expertise from the different teams working in Norwich and Birmingham to achieve a better understanding of the mechanisms of antimicrobial resistance, which is a serious and increasing problem in the UK and elsewhere."

ジョン・イネスセンターのトニー・マックスウェル教授は、「この研究は、英国と他の地域において深刻で増大する問題になっている抗菌剤耐性のメカニズムをよりよく理解するために、この研究はノーリッチとバーミンガムで働く様々なチームの専門知識を組み合わせのパワーを示しています。

In the last decade there has been an explosion in the marketing of products aimed at the home market labelled as 'antimicrobial'.

過去10年間で、「抗菌剤」と表示された家庭用品販売を目的とした製品のマーケティングが爆発的に増加しました。

antimicrobial 抗菌剤

There is also largely a lack of evidence for additional benefits of these products over traditional cleaning and hygiene products (e.g. bleach, soap and water).

また、これらの製品が伝統的な洗浄剤および衛生用品(例えば、漂白剤、石鹸および水)に比べて追加的恩恵を得る証拠がほとんどない。

There has, however, been concern raised that the active antimicrobial ingredients for some of these products are accumulating in the environment where they are altering ecosystems and potentially promoting selection of antibiotic resistant bacteria.

しかし、これらの幾つかの活性抗菌成分は環境に蓄積してきていて、それらは生態系を変えて、抗生物質耐性菌の選択を促進しているという懸念がある。

antibiotic resistant bacteria 抗生物質耐性菌。

Triclosan, in particular, has been the cause for some concern which has led to a ban across the EU and now USA in its use in hygiene products (hand, skin and body washes).

Many other antimicrobial agents are, however, still used in these products.

特に、トリクロサンはいくつかの懸念の原因となっていて、EUと現在米国の衛生製品(手、皮膚、体の洗洗浄)での使用が禁止されている。しかし、多くの他の抗菌剤は、これらの製品において依然として使用されている。

用語

トリクロサン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B5%E3%83%B3

トリクロサン(英語: Triclosan)は、医薬部外品の薬用石鹸、うがい薬、食器用洗剤、練り歯磨き、脱臭剤、手の消毒剤、及び化粧品など、様々な場面で使用されている、一般的な家庭用の抗菌剤である。

トリクロサンは高濃度では、複数の細胞質と細胞膜を標的に殺生物剤(英語版)として作用する。低濃度では、エノイル酵素に結合し、脂肪酸合成(英語版)を阻害することにより、静菌的に作用する。脂肪酸は、細胞膜を構築したり再生するために必要である。ヒトはENR酵素(エノイル[アシル輸送タンパク質]レダクターゼ (NADH))を持っていないため影響を受けないとされる。

キノロン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%83%B3

キノロン(Quinolone)とは、キノリン骨格の1ヶ所をカルボニル基で置き換えた構造を持つ化合物の総称である。ただし医療分野で単に「キノロン」と言った場合には、4-キノロン骨格を持った合成抗菌薬の系列の一つを指す場合がほとんどである。キノロン系抗菌剤ともいわれる。

考えたこと

7月1日に帝京大学真菌研究センター主催 講演会・健康の質を高めるアロマテラピー、抗菌アロマテラピーの現状に注目して・を聞きました。抗菌耐性に興味を持っていたら下記の記事を見つけ、やっと翻訳が出来ました。抗菌剤を使えば使うほど、菌は強くなり、もっと強い抗菌剤が必要になり、結果的に抗菌剤使用は無意味になってしまう。また、記事によると抗菌剤使用が抗生物質耐性を生むので、日ごろから抗菌剤で手洗いしていると、風邪をひいたときに医師が出す抗生物資が効かなくなるかもしれない。それには抗菌精油を使用した石鹸などを使用したらよいのかと思いました。


お知らせ

語り部アロマコージお茶会 ATパラゴンカフェ横須賀長沢7月22日(土)のお知らせ

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2017/06/at722-70ee.html

アウェイク・ネイチャー: クリスタル・リーディングとバルドゥについてのお話会 (東京と鎌倉)のお知らせ

http://aromahonjin.way-nifty.com/blog/2017/07/post-9435.html

*リアノン・ルイス女史来日セミナー:がんケアにおけるアロマサイコロジー:アロマセラピー介入によるケアおよびやすらぎの向上2017年10月21日(土)〜10月22日(日)(2日間)募集のおしらせ

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June 29, 2017

糖尿病患者の神経因性疼痛および生活の質のためのアロマセラピーマッサージ

Aromatherapy Massage for Neuropathic Pain and Quality of Life in Diabetic Patients.

糖尿病患者の神経因性疼痛および生活の質のためのアロマセラピーマッサージ

Neuropathic Pain 神経因性疼痛

PUBMEDより

J Nurs Scholarsh. 2017 Jun 12. doi: 10.1111/jnu.12300. [Epub ahead of print]

Gok Metin Z1, Arikan Donmez A1, Izgu N1, Ozdemir L2, Arslan IE3.

Author information

1Research Assistant, Hacettepe University Faculty of Nursing, Internal Medicine Nursing Department, Ankara, Turkey.

2Associate Professor, Hacettepe University Faculty of Nursing, Internal Medicine Nursing Department, Ankara, Turkey.

3Medical Doctor, Gazi University Faculty of Medicine, Endocrinology Department, Ankara, Turkey.

Abstract

要旨

PURPOSE: This study aimed to examine the effects of aromatherapy massage on neuropathic pain severity and quality of life (QoL) in patients suffering from painful diabetic neuropathy.

目的:この研究は、痛みを伴う糖尿病性神経障害に苦しんでいる患者における神経因性疼痛および生活の質(QoL)へのアロマセラピーマッサージ効果を調べることを目的とした。

diabetic neuropathy.:糖尿病性神経障害

DESIGN AND METHODS: This open-label randomized controlled clinical study was conducted in a university hospital endocrine outpatient clinic in Turkey. The study sample consisted of 46 patients, randomly allocated to an intervention group (n = 21) and a control group (n = 25). The intervention group received aromatherapy massage three times per week for a period of 4 weeks. The control group received only routine care. Data were collected from patients using the Douleur Neuropathique questionnaire, the visual analog scale, and the Neuropathic Pain Impact on Quality of Life questionnaire.

デザインおよび方法:このオープンラベル無作為化比較臨床試験はトルコの大学病院の内分泌外来診療所で行われました。試験サンプルは46人の患者からなっていて、無作為に介入群(n = 21)および対照群(n = 25)に割り付けられた。介入群は、週に3回、4週間アロマセラピーマッサージを受けた。対照群は日常ケアだけを受けた。神経因の痛みのアンケート、視覚的アナログ尺度および神経因性疼痛の生活の質に及ぼす影響アンケートを用いて、患者からデータを収集した。

randomized controlled clinical study 無作為化比較臨床試験
endocrine 内分泌
Douleur:痛み
Douleur:痛み フランス語
Neuropathique:神経因 フランス語
the visual analog scale 視覚的アナログ尺度

FINDINGS: Neuropathic pain scores significantly decreased in the intervention group compared with the control group in the fourth week of the study. Similarly, QoL scores significantly improved in the intervention group in the fourth week of the study.

結果:神経因性疼痛スコアは、研究の第4週で対照群と比較して、介入群において有意に減少した。 同様に、生活の質(QoL)スコアは、研究の第4週で介入群において有意に改善した。

CONCLUSIONS: Aromatherapy massage is a simple and effective nonpharmacological nursing intervention that can be used to manage neuropathic pain and improve QoL in patients with painful neuropathy.

結論:アロマセラピーマッサージは、有痛性神経障害患者において、神経因性疼痛を管理し、生活の質(QoL)を改善するために使用することができ、シンプルで効果的な非薬理学的看護介入である。

painful neuropathy 有痛性神経障害
non pharmacological nursing intervention 非薬理学的看護介入

CLINICAL RELEVANCE: Aromatherapy massage is a well-tolerated, feasible, and safe nonpharmacological method that can be readily integrated into clinical settings by nursing staff. The essential oils rosemary, geranium, lavender, eucalyptus, and chamomile can be safely used by nurses in the clinical setting, if applicable. However, training and experience of nurses in aromatherapy massage is critical to achieving positive results.

臨床的関連性:アロマテラピーマッサージは、痛みを感じなく、実用的で安全な非薬理学的方法であって、看護スタッフが容易に臨床現場に組み入れることが出来ます。適用可能である場合には、精油のローズマリー、ゼラニウム、ラベンダー、ユーカリ、カモミールは、臨床現場で看護師が安全に使うことができます。しかし、アロマセラピーマッサージにおける看護師のトレーニングおよび経験は肯定的結果を得るたに極めて重要です。

KEYWORDS: Aromatherapy; massage; neuropathic pain; painful diabetic neuropathy; quality of life; randomized trial

キーワード*アロマセラピー、マッサージ、神経因性疼痛、痛みを伴う糖尿病性神経障害、生活の質、無作為化試験

神経因性疼痛
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%9B%A0%E6%80%A7%E7%96%BC%E7%97%9B

神経因性疼痛(しんけいいんせいとうつう、神経障害性疼痛、英:Neuropathic Pain,Neuralgia)は、Silas Weir Mitchell (January 15, 1829–January 4, 1914)により提唱された概念であり、癌や物理的傷害による末梢神経および中枢神経の障害や、機能的障害による慢性疼痛疾患の一種である。これらの痛みは、本来の疼痛意義である組織障害の警告という意味は既に失われており、苦痛としての痛み自体が障害となり患者の生活の質(QOL)の著しい低下が引き起こされる。また、神経因性疼痛に対して心因性疼痛(psychological pain)がある。

お知らせ

*リアノン・ルイス女史来日セミナー:がんケアにおけるアロマサイコロジー:アロマセラピー介入によるケアおよびやすらぎの向上2017年10月21日(土)〜10月22日(日)(2日間)募集のおしらせ

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June 16, 2017

レボドパ製剤(パーキンソン病治療薬)誘発酸化毒性に対するローズオットーや真正ラベンダー精油の保護作用

Protective effect of two essential oils isolated from Rosa damascena Mill. and Lavandula angustifolia Mill, and two classic antioxidants against L-dopa oxidative toxicity induced in healthy mice.

健康なマウスにおけるレボドパ製剤(パーキンソン病治療薬)誘発酸化毒性に対するローズオットーや真正ラベンダーから単離された2つの精油および2つの古典的抗酸化剤の保護作用

L-dopa:レボドパ製剤(パーキンソン病治療薬)

PUBMEDより

Regul Toxicol Pharmacol. 2016 Nov;81:1-7. doi: 10.1016/j.yrtph.2016.06.024. Epub 2016 Jul 2.

Nikolova G1, Karamalakova Y1, Kovacheva N2, Stanev S2, Zheleva A3, Gadjeva V1.
Author information
1
Department of Chemistry and Biochemistry, Medical Faculty, Trakia University, 11 Armeiska Str., 6000 Stara Zagora, Bulgaria.
2
Agricultural Academy, Institute of Roses and Aromatic Plants, Kazanluk, Bulgaria.
3
Department of Chemistry and Biochemistry, Medical Faculty, Trakia University, 11 Armeiska Str., 6000 Stara Zagora, Bulgaria.

Abstract

要旨

Levodopa (L-dopa) is a "gold standard" and most effective symptomatic agent in the Parkinson's disease (PD) treatment. The several treatments have been developed in an attempt to improve PD treatment, but most patients were still levodopa dependent.
レボドパ(L-ドーパ)製剤は、パーキンソン病(PD)治療における「黄金律」で最も有効な対症療法剤である。いくつかの治療法がパーキンソン病(PD)治療を改善するための試みとして開発されてきたが、ほとんどの患者はまだレボドパ製剤に依存していた。

gold standard:黄金律・理想的な基準
symptomatic agent 対症療法剤

The issue of toxicity was raised in vitro studies, and suggests that L-dopa can be toxic to dopaminergic neurons, but it is not yet entirely proven. L-dopa prolonged treatment is associated with motor complications and some limitations. Combining the L-dopa therapy with antioxidants can reduce related sideeffects and provide symptomatic relief.

毒性の問題は試験管で提起され、レボドパ製剤がドーパミン作動性ニューロンに対して有毒でありうると示唆されているが、それはいまだ完全に証明されていない。長期にわたるレボドパ製剤治療が、運動合併症およびある種の運動制限と関連している。

dopaminergic neurons ドーパミン作動性ニューロン
motor complications 運動合併症

The natural antioxidants can be isolated from any plant parts such as seeds, leaves, roots, bark, etc., and their extracts riched in phenols can retard the oxidative degradation of the lipids, proteins and DNA.

天然抗酸化物質は、種子、葉、根、樹皮などの植物の様々な部位から単離することができ、フェノールを含んだそれらの抽出物は脂質、タンパク質およびDNAの酸化劣化を遅らせることができる。

oxidative degradation 酸化劣化

Thus, study suggests that combination of essential oils (Rose oil and Lavender oil), Vitamin C and Trolox with Ldopa can reduce oxidative toxicity, and may play a key role in ROS/RNS disarm.

このように、研究は精油(ローズオイルとラベンダーオイル)、ビタミンCおよびトロルオックスとレボドパ製剤との併用は酸化劣化を減少させることができ、活性酸素種(ROS) / R活性窒素種(RNS)の武装解除において重要な役割を果たすことができると示唆している。

Trolox:トロロックス(細胞浸透性の水溶性ビタミンE誘導体で、抗酸化作用を示す。)
ROS(reactive oxygen species):活性酸素種
RNS(Reactive nitrogen species)活性窒素種


用語
レボドパ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%9C%E3%83%89%E3%83%91

レボドパまたはL-ドパ(正式名称:4-ジヒドロキシフェニルアラニン、英語: L-3,4-dihydroxyphenylalanine)は、動物、植物の体内で生成される化学物質である。

自然界に産生され、ある種の食物や薬草、例えばハッショウマメに含まれ[1]、哺乳類では準必須アミノ酸であるL-チロシン(L-Tyr)から体内や脳内で合成される。チロシンはチロシン水酸化酵素によりレボドパとなる。レボドパはレボドパ脱炭酸酵素によりドーパミンとなる。すなわちレボドパは、総称的にカテコールアミン(カテコラミン)として知られる神経伝達物質である、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの前駆体である。

その本来の生物学的に必須な役割以外に、レボドパは血液脳関門を通過できる性質を活用して、パーキンソン病(PD)とドパミン反応性デストニア(DSD)の臨床療法に用いられる。医薬品としては、国際一般名を用いてレボドパと呼ばれるのが普通である。これを含む商品名としては、シネメット、パーコーパ、アタメット、スタレボ、マドパー、プロローパ等がある。 補助食品(サプリメント)または向精神薬として用いられる。

*小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属施設)
http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/

菩提樹の花

以前、小石川植物園に行き、菩提樹の並木があることを知り,また、香水の町グラースに行ったときに、リアノン先生にプロバンスを案内していただいときに菩提樹の花を見ました。これで、菩提樹は6月頃に咲くことを知りました。それで、小石川植物園の開花情報を検索していたら6月6日開花状況で菩提樹の花の写真を見ました。それで、日曜日に小石川植物園に行って菩提樹の花の写真を撮影しました。

発売中のリンデンブロッサムAbs1ml・精油の写真は小石川植物園で撮影
リンデンブロッサムAbs1ml・精油
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*リアノン・ルイス女史来日セミナー:がんケアにおけるアロマサイコロジー:アロマセラピー介入によるケアおよびやすらぎの向上2017年10月21日(土)〜10月22日(日)(2日間)募集のおしらせ

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ローズオットー(ブルガリア)1ml精油
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June 01, 2017

閉経後女性の更年期症状、ストレスおよびエストロゲンへのネロリ精油の吸入効果

Effects of Inhalation of Essential Oil of Citrus aurantium L. var. amara on Menopausal Symptoms, Stress, and Estrogen in Postmenopausal Women: A Randomized Controlled Trial.

閉経後女性の更年期症状、ストレスおよびエストロゲンへのネロリ精油の吸入効果:無作為化比較対照試験

Postmenopausal Women 閉経後女性
A Randomized Controlled Trial 無作為化比較対照試験

PUBMEDより

Author information

1
Department of Basic Nursing Science, School of Nursing, Korea University, 145 Anam-ro, Seongbuk-gu, Seoul 136-701, Republic of Korea.

Abstract

要旨

This study aimed to investigate the effects of inhalation of the essential oil of Citrus aurantium L. var. amara (neroli oil) on menopausal symptoms, stress, and estrogen in postmenopausal women. Sixty-three healthy postmenopausal women were randomized to inhale 0.1% or 0.5% neroli oil or almond oil (control) for 5 minutes twice daily for 5 days.

この研究は、閉経後女性の更年期症状、ストレスおよびエストロゲンへのネロリ精油の吸入効果を調査することを目的とした。
健康な閉経後女性63名を無作為に割り当てて、0.1%または0.5%のネロリ精油またはアーモンド油(対照群)を毎日2回5日間吸入させた。

Menopause-related symptoms, as determined by the Menopause-Specific Quality of Life Questionnaire (MENQOL); sexual desire visual analog scale (VAS); serum cortisol and estrogen concentrations, blood pressure, pulse, and stress VAS, were measured before and after inhalation.

閉経期特異的生活の質の質問票(MENQOL)によって決められた閉経に関連した症状;性欲視覚的アナログ尺度(VAS)、、血清コルチゾールおよびエストロゲン濃度、血圧、脈拍およびストレス視覚的アナログ尺度(VAS)を吸入前後で測定した。

Menopause-Specific Quality of Life Questionnaire (MENQOL):閉経期特異的生活の質の質問票(MENQOL)
visual analog scale (VAS) 視覚的アナログ尺度(VAS)

Compared with the control group, the two neroli oil groups showed significant improvements in the physical domain score of the MENQOL and in sexual desire. Systolic blood pressure was significantly lower in the group inhaling 0.5% neroli oil than in the control group.Compared with the control group, the two neroli oil groups showed significantly lower diastolic blood pressure and tended to improve pulse rate and serum cortisol and estrogen concentrations.

対照群と比較して、2つのネロリ精油群は閉経期特異的生活の質の質問票(MENQOL)の身体的要素(ドメイン)スコアおよび性欲において有意な改善を示した。収縮期血圧は、対照群より0.5%ネロリ精油を吸入した群で有意に低かった。対照群と比較して、2つのネロリ精油群は有意に低拡張期血圧を示し、脈拍数および血清コルチゾールおよびエストロゲン濃度を改善する傾向があった。

systolic blood pressure収縮期血圧(最高血圧)
lower diastolic blood pressure 低拡張期血圧(最低血圧)

These findings indicate that inhalation of neroli oil helps relieve menopausal symptoms, increase sexual desire, and reduce blood pressure in postmenopausal women. Neroli oil may have potential as an effective intervention to reduce stress and improve the endocrine system.
これらの研究結果は、ネロリ精油の吸入は閉経後の女性の更年期症状を緩和し、性欲をたかめて、血圧降下に役立つことを示している。ネロリ精油は、ストレスを軽減し、内分泌系を改善するための効果的介入としての可能性を秘めているかもしれない。

お知らせ
リアノン・ルイス女史来日セミナー:がんケアにおけるアロマサイコロジー:アロマセラピー介入によるケアおよびやすらぎの向上2017年10月21日(土)〜10月22日(日)(2日間)募集のおしらせ

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2017年に蒸留されたネロリオイルがチュニジアから入荷しました。

ネロリOG1ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/315

ネロリOG3ml・精油
http://phytoaroma.ocnk.net/product/40

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May 17, 2017

生物系および内在性の光の場からの自発的極微弱発光

Spontaneous ultraweak photon emission from biological systems and the endogenous light field.

生物系および内在性の光の場からの自発的極微弱発光

ultraweak photon emission 極微弱発光

PUBMEDより

Forsch Komplementarmed Klass Naturheilkd. 2005 Apr;12(2):84-9.

Schwabl H1, Klima H.

Author information

1Padma AG, Schwerzenbach, Switzerland.

Abstract

要旨

Still one of the most astonishing biological electromagnetic phenomena is the ultraweak photon emission (UPE) from living systems. Organisms and tissues spontaneously emit measurable intensities of light, i.e. photons in the visible part of the electromagnetic spectrum (380-780 nm), in the range from 1 to 1,000 photons x s-1 x cm-2, depending on their condition and vitality. It is important not to confuse UPE from living systems with other biogenic light emitting processes such as bioluminescence or chemiluminescence.

さらに、最も驚くべき生物学的電磁現象の1つは生命体からの極微弱発光(UPE)である。生物および組織は自発的に光の測定可能な強度、すなわち電磁スペクトル(380-780nm)の可視部分の光子、条件および活力に応じて1から1,000光子×s-1×cm-2の範囲で光を放出する。生物発光または化学発光法などの他の生物学的発光プロセスと極微弱発光(UPE)を混同しないことが重要です。

electromagnetic phenomena 電磁現象
electromagnetic spectrum 電磁スペクトル
bioluminescence 生物発光
chemiluminescence 化学発光法

This article examines with basic considerations from physics on the quantum nature of photons the empirical phenomenon of UPE. This leads to the description of the non-thermal origin of this radiation. This is in good correspondence with the modern understanding of life phenomena as dissipative processes far from thermodynamic equilibrium. UPE also supports the understanding of life sustaining processes as basically driven by electromagnetic fields.

この記事では、極微弱発光UPEの経験的現象である光子の量子的性質に関する物理学の基本的な考察を検討します。これは、この放射の非熱的起源の記述につながる。これは、熱力学的平衡からはるかに離れた散逸過程としての生命現象の現代的な理解とよく一致している。また、極微弱発光UPEは電磁場によって基本的に駆動される生命維持過程の理解を支持する。

empirical phenomenon 経験的現象
quantum nature 量子性
non-thermal origin 非熱的起源
dissipative processes 散逸過程
thermodynamic equilibrium 熱力学的平衡
life sustaining 生命維持
The basic features of UPE, like intensity and spectral distribution, are known in principle for many experimental situations. The UPE of human leukocytes contributes to an endogenous light field of about 1011 photons x s-1 which can be influenced by certain factors. Further research is needed to reveal the statistical properties of UPE and in consequence to answer questions about the underlying mechanics of the biological system.

強度とスペクトル分布のようなUPEの基本的な特徴は原則として多くの実験的状況で知られている。ヒト白血球の極微弱発光UPEは特定の要因によって影響されることになる約1011光子×s-1の内因性光の場に寄与する。さらに、UPEの統計的性質を明らかにするため、そして、生物システムの根本的なメカニズムについての問題を答えるためにさらなる研究が必要である。

spectral distributionスペクトル分布,分光組成
statistical properties 統計的性質

In principle, statistical properties of UPE allow to reconstruct phase-space dynamics of the light emitting structures. Many open questions remain until a proper understanding of the electromagnetic interaction of the human organism can be achieved: which structures act as receptors and emitters for electromagnetic radiation? How is electromagnetic information received and processed within cells?

原理的には、UPEの統計的特性は発光構造の位相空間ダイナミクスを再構成することを可能にする。人体の電磁相互作用の適切な理解が達成されるまで、多くの未解決な問題が残されています。どの構造が電磁放射の受容体および放射体として機能するか? 電磁情報はどのように細胞内で受信され、処理されるか?

phase-space 位相空間
electromagnetic interaction 電磁相互作用

用語

電磁スペクトル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB

電磁スペクトル(でんじすぺくとる、英語: Electromagnetic spectrum)とは、存在し得る、すべての電磁波の周波数(または波長)帯域のことである。

電磁スペクトルの周波数は、超低周波(長波長側)からガンマ線(短波長側)にわたって広がっており、その規模は数千 km の長さから原子の幅をも下回る長さまで無限にわたっている。

生物発光
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%89%A9%E7%99%BA%E5%85%89

生物発光(せいぶつはっこう)とは、生物が光を生成し放射する現象である。化学的エネルギーを光エネルギーに変換する化学反応の結果として発生する。ケミルミネセンスのうち生物によるものを指す。英語ではバイオルミネセンス(Bioluminescence)と言い、ギリシア語のbios(生物)とラテン語のlumen(光)との合成語である。生物発光はほとんどの場合、アデノシン三リン酸(ATP)が関係する。この化学反応は、細胞内・細胞外のどちらでも起こりうる。

化学発光
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E7%99%BA%E5%85%89

化学発光(かがくはっこう)または、ケミルミネセンス(Chemiluminescence)とは、化学反応によって励起された分子が基底状態に戻る際、エネルギーを光として放出する現象である。この中で分子単独が励起状態を形成するものを直接発光と呼び、系内に存在する蛍光物質等へエネルギー移動し、蛍光物質の発光が観測されるものを間接化学発光と呼ぶ。

粒子と波動の二重性
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%92%E5%AD%90%E3%81%A8%E6%B3%A2%E5%8B%95%E3%81%AE%E4%BA%8C%E9%87%8D%E6%80%A7

粒子と波動の二重性(りゅうしとはどうのにじゅうせい、Wave–particle duality)とは、量子論・量子力学における「量子」が、古典的な見方からすると、粒子的な性質と波動的な性質の両方を持つという性質のことである。光のような物理現象が示す、このような性質への着目は、クリスティアーン・ホイヘンスとアイザック・ニュートンにより光の「本質」についての対立した理論(光の粒子説と光の波動説)が提出された1600年代に遡る。

散逸
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%A3%E9%80%B8

散逸(さんいつ)とは、物理学においては運動などによるエネルギーが、抵抗力によって熱エネルギーに不可逆的に変化する過程をいい、熱力学においては自由エネルギーの減少に相当する。

例としては、運動エネルギーが摩擦、粘性や乱流によって、また電流エネルギーが電気抵抗によって熱に変化するなどがある。

熱力学的平衡
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E5%8A%9B%E5%AD%A6%E7%9A%84%E5%B9%B3%E8%A1%A1

熱力学的平衡(ねつりきがくてきへいこう、英語: thermodynamic equilibrium)は、熱力学的系が熱的、力学的、化学的に平衡であることをいう。このような状態では、物質やエネルギー(熱)の正味の流れや相転移(氷から水への変化など)も含めて、熱力学的(巨視的)状態量は変化しない。

位相空間
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8D%E7%9B%B8%E7%A9%BA%E9%96%93_(%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6)

物理学における位相空間(いそうくうかん、英: phase space)とは、力学系の位置と運動量を座標(直交軸)とする空間のことである。

電磁相互作用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81%E7%9B%B8%E4%BA%92%E4%BD%9C%E7%94%A8

電磁相互作用(でんじそうごさよう)は、電場あるいは磁場から電荷が力を受ける相互作用のことをいい、基本相互作用の一つである。電磁気学によって記述される。

概要[編集]
電磁相互作用で発生する力は電磁気力(でんじきりょく)といい電荷にはプラスとマイナスがあり、同じもの同士で斥力、異なるもの同士で引力が働く。ゲージ場理論より、相互作用を媒介する粒子が存在し、電磁相互作用の場合は光子が媒介する。電磁相互作用を媒介する光子を仮想光子と呼ぶ事もある。

関連文献
生体極微弱発光現象の量子光学的分析法の研究

http://www.ishida-kinenzaidan.or.jp/research/pdf/h14_kobayashi.pdf

お知らせ

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